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8 第八話
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俺はとりあえずギルドへと向かった。こういった時はだいたいギルドに行けばなんとかなる。
まあ行った所で今までの俺たちは何もできずに見ていることしか出来なかったが。
「アルバートか。この街に来てすぐで悪いが緊急事態なんだ。力を貸してくれ」
「それはもちろん構いませんよ。と言うより専属冒険者の俺に拒否権は無いでしょうし」
「そりゃあ力を貸してくれたら嬉しいが、勝ち目のない相手に向かって死にに行けと言う気は無いぞ?」
帰って来たギルドマスターの答えは、俺が思っていたものよりも慈愛に満ちていた。
「それよりも、まずは奴の情報を渡しておこう。名をケツァラプターと言ってな。頑強な石で構築された体は並みの金属ではまず通らない」
ケツァラプター……聞いたことの無い魔物だ。
いや、むしろビッグボアやアイアンアントのように俺の知っている魔物ばかりだった方がおかしいのか。
ここが仮に俺の知る世界では無いのだとしたら、まだまだ未知の魔物がいてもおかしくは無い。
そんな事前情報の一切無い奴らに俺は勝てるのだろうか……。
「だが奴も無敵では無い。水属性の攻撃を当てることで奴の装甲を弱体化出来るんだ。その間に皆で叩く」
「わかりました……」
先の事を心配しても仕方が無い。
今はこの街に迫っているケツァラプターとか言うヤツを倒すことに専念しよう。
街から出ると、そこには「迎え撃ってやろうじゃないか」と言う雰囲気の冒険者が大勢いた。
安心して良いのかはわからないが、戦うのが俺だけじゃないと言うのは気が楽だ。
「来たぞ……!」
一人の冒険者が叫ぶ。
その瞬間、辺りが暗くなる。ヤツだ。さっき俺が見たあの巨大な影。
「ケツァアアアァァァッッ!!」
耳の奥をつんざく様な鳴き声。体の奥底から恐怖を呼び覚まされる。
しかし、不思議と体は動いた。今までの俺だったら今ので失神していてもおかしくは無いだろうに。
確かギルドマスターは水が弱点だと言っていた。それなら俺にも使える初級魔法がある。
「ウォーターアロー!」
短剣の先から水の矢を放つ。魔力消費も少ないんだ。大量に浴びせてやる。
俺の魔法を受けたケツァラプターは地上に落ちて来た。
「よし、今だやっちまうぞ!!」
「ウォォォー!!」
ヤツは地上で隙だらけのまま藻掻いている。
これだけの冒険者にタコ殴りにされれば流石に……。
「クアアァァァッ!!」
「ぐああっぁ!?」
ヤツが一際強く鳴いたと同時に、辺りに冒険者たちが吹き飛んだ。
あれだけの攻撃を受けてなおヤツはこれだけの力を隠していたと言うのか……?
「慌てるな! もう一度陣形を作り直せ!」
ヤツの攻撃によってバラバラに散った冒険者たちに、メアリーはそう言って鼓舞していた。
そうだ。まだ負けた訳じゃあない。
「俺がもう一度隙を作る!」
「頼んだぞアルバート!」
ヤツに水魔法が効果的なのはさっきの一撃で分かっている。
ならもっと食らわせてやれば良いだけの話だ。
「クエエエェェッ!」
「ッ!? メアリーさん危ない!!」
「ぐっ……!?」
咄嗟の事だった。再び宙へと舞ったケツァラプターはメアリー目掛けて攻撃を仕掛けたのだ。
それを俺は庇っていた。あんなヤツの全力の一撃なんて受けたらひとたまりも無いってのに。
「アルバート……! しっかりしろ……!」
「……うん? 痛みが……無い?」
確かに俺はヤツに大きく吹き飛ばされ地面に強く叩きつけられた。
しかし、一切の痛みと言うか苦痛が無い。目立った外傷も無い。
「無事の様だな……良かった」
「は、はい……どういう訳か」
「な、何だこれは……!?」
突然、冒険者のものと思われる叫び声が飛び込んできた。
「しまった、まだヤツが生きている……!」
「……いや、死んでるよコイツは」
起き上がり声の元へと駆け寄ると、そこには頭がこう……ぐしゃっと潰れたような状態のケツァラプターがいた。
中身が飛び出ているし出血も多い。彼の言う通り間違いなく絶命しているだろう。
「さっきコイツにぶつかったのアンタだったよな……なんともねえのかい?」
「俺は……大丈夫だ。でもどうしてこうなっているのかは俺にもその……わからない」
まるで硬い何かにぶつかったかのような……衝撃によって潰れたって感じだ。
……もしかして俺か?
俺にぶつかってこうなった……のか?
「おいおい、ケツァラプターの攻撃と言やぁ防御力が20あっても満足に耐えられねえって話だ。そんな攻撃力を持つ奴にぶつかって無傷とは大したもんじゃねえか」
「防御力20だって!?」
外的要因によるダメージを防ぐ力である防御力……それが20しかないと言うのはありえない。
小さい子供だって50はあるんだぞ?
この俺だって200はあるんだ。
「おいおい急にどうしたんだ?」
「防御力が20しか無いって……本当なのか?」
「……アンタが何を言いたいのかはわからねえが『20しか』ってのは間違いだな。『20も』だ。高ランクの戦士であっても素の防御力は10あれば良い方だからよぉ」
「10……たったの……」
防御力10なんて、超弱っているスライムにさえ勝てないと言っても良い。
この世界ではそんな防御力で魔物と戦っているのか……?
……この世界について、まだまだ確かめないといけないことが多そうだ。
まあ行った所で今までの俺たちは何もできずに見ていることしか出来なかったが。
「アルバートか。この街に来てすぐで悪いが緊急事態なんだ。力を貸してくれ」
「それはもちろん構いませんよ。と言うより専属冒険者の俺に拒否権は無いでしょうし」
「そりゃあ力を貸してくれたら嬉しいが、勝ち目のない相手に向かって死にに行けと言う気は無いぞ?」
帰って来たギルドマスターの答えは、俺が思っていたものよりも慈愛に満ちていた。
「それよりも、まずは奴の情報を渡しておこう。名をケツァラプターと言ってな。頑強な石で構築された体は並みの金属ではまず通らない」
ケツァラプター……聞いたことの無い魔物だ。
いや、むしろビッグボアやアイアンアントのように俺の知っている魔物ばかりだった方がおかしいのか。
ここが仮に俺の知る世界では無いのだとしたら、まだまだ未知の魔物がいてもおかしくは無い。
そんな事前情報の一切無い奴らに俺は勝てるのだろうか……。
「だが奴も無敵では無い。水属性の攻撃を当てることで奴の装甲を弱体化出来るんだ。その間に皆で叩く」
「わかりました……」
先の事を心配しても仕方が無い。
今はこの街に迫っているケツァラプターとか言うヤツを倒すことに専念しよう。
街から出ると、そこには「迎え撃ってやろうじゃないか」と言う雰囲気の冒険者が大勢いた。
安心して良いのかはわからないが、戦うのが俺だけじゃないと言うのは気が楽だ。
「来たぞ……!」
一人の冒険者が叫ぶ。
その瞬間、辺りが暗くなる。ヤツだ。さっき俺が見たあの巨大な影。
「ケツァアアアァァァッッ!!」
耳の奥をつんざく様な鳴き声。体の奥底から恐怖を呼び覚まされる。
しかし、不思議と体は動いた。今までの俺だったら今ので失神していてもおかしくは無いだろうに。
確かギルドマスターは水が弱点だと言っていた。それなら俺にも使える初級魔法がある。
「ウォーターアロー!」
短剣の先から水の矢を放つ。魔力消費も少ないんだ。大量に浴びせてやる。
俺の魔法を受けたケツァラプターは地上に落ちて来た。
「よし、今だやっちまうぞ!!」
「ウォォォー!!」
ヤツは地上で隙だらけのまま藻掻いている。
これだけの冒険者にタコ殴りにされれば流石に……。
「クアアァァァッ!!」
「ぐああっぁ!?」
ヤツが一際強く鳴いたと同時に、辺りに冒険者たちが吹き飛んだ。
あれだけの攻撃を受けてなおヤツはこれだけの力を隠していたと言うのか……?
「慌てるな! もう一度陣形を作り直せ!」
ヤツの攻撃によってバラバラに散った冒険者たちに、メアリーはそう言って鼓舞していた。
そうだ。まだ負けた訳じゃあない。
「俺がもう一度隙を作る!」
「頼んだぞアルバート!」
ヤツに水魔法が効果的なのはさっきの一撃で分かっている。
ならもっと食らわせてやれば良いだけの話だ。
「クエエエェェッ!」
「ッ!? メアリーさん危ない!!」
「ぐっ……!?」
咄嗟の事だった。再び宙へと舞ったケツァラプターはメアリー目掛けて攻撃を仕掛けたのだ。
それを俺は庇っていた。あんなヤツの全力の一撃なんて受けたらひとたまりも無いってのに。
「アルバート……! しっかりしろ……!」
「……うん? 痛みが……無い?」
確かに俺はヤツに大きく吹き飛ばされ地面に強く叩きつけられた。
しかし、一切の痛みと言うか苦痛が無い。目立った外傷も無い。
「無事の様だな……良かった」
「は、はい……どういう訳か」
「な、何だこれは……!?」
突然、冒険者のものと思われる叫び声が飛び込んできた。
「しまった、まだヤツが生きている……!」
「……いや、死んでるよコイツは」
起き上がり声の元へと駆け寄ると、そこには頭がこう……ぐしゃっと潰れたような状態のケツァラプターがいた。
中身が飛び出ているし出血も多い。彼の言う通り間違いなく絶命しているだろう。
「さっきコイツにぶつかったのアンタだったよな……なんともねえのかい?」
「俺は……大丈夫だ。でもどうしてこうなっているのかは俺にもその……わからない」
まるで硬い何かにぶつかったかのような……衝撃によって潰れたって感じだ。
……もしかして俺か?
俺にぶつかってこうなった……のか?
「おいおい、ケツァラプターの攻撃と言やぁ防御力が20あっても満足に耐えられねえって話だ。そんな攻撃力を持つ奴にぶつかって無傷とは大したもんじゃねえか」
「防御力20だって!?」
外的要因によるダメージを防ぐ力である防御力……それが20しかないと言うのはありえない。
小さい子供だって50はあるんだぞ?
この俺だって200はあるんだ。
「おいおい急にどうしたんだ?」
「防御力が20しか無いって……本当なのか?」
「……アンタが何を言いたいのかはわからねえが『20しか』ってのは間違いだな。『20も』だ。高ランクの戦士であっても素の防御力は10あれば良い方だからよぉ」
「10……たったの……」
防御力10なんて、超弱っているスライムにさえ勝てないと言っても良い。
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……この世界について、まだまだ確かめないといけないことが多そうだ。
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