37 / 69
第三章『俺が豊穣の災厄を倒すまで』
37 防具を新調しよう
しおりを挟む
ギルドを出た俺たちはとある防具店を訪れていた。
受付嬢にオススメを聞いたところ、ここを紹介されたのだ。
「ん、これは違和感の無い装備新調イベント。まさにお手本のようなシナリオ進行。これは皆も真似した方が良い」
「さてと、リリィはどんな装備が欲しいんだ?」
「私はノアが選んでくれたものなら何でも構わない」
リリィはまっすぐにそう言ってくる。
そうか何でもか。
いや何でもって言われてもな……本当に何でも良いのか?
例えばあのマネキンが装備しているビキニアーマーとかでも?
「おう兄ちゃん、何か欲しいもんでもあんのかい」
俺が露出過多なビキニアーマーにドギマギしていると、店の奥からドワーフの少女が出てきた。
身なりからして、恐らくは彼女がこの防具店の店主だろう。
「新しい装備品が欲しいんです」
「だと思ったぜぃ。そのおんぼろじゃ危険ったらありゃしねえ。よし、戦闘スタイルを言ってみ。良い感じに繕ってやらぁ」
「えっとそれじゃあ、俺が剣をメインにした近接戦闘で、彼女が魔法メインの遠距離戦闘を行うつもりです」
「なんだ嬢ちゃんも冒険者だったのかぃ」
俺の言葉を聞いた店主は目を丸くして驚いている。
確かにリリィの年で冒険者って言うのは中々に珍しいか。
「よし、なら二人分用意してやるから私に任せな。っとそのまえに、予算はどれくらいの予定で?」
「ひとまずは金貨20枚くらいで頼みます」
「き、金貨20枚ってか!? こりゃ驚いたぜぃ。防具にそれだけ出せるとなりゃ、もしや高ランクの冒険者だったりすんのかい?」
「ええ、二人共Bランクなので……なんかこう、Bランクっぽい威厳のある装備をお願いします」
正直なところ、性能よりもそっちの方が重要だった。
と言うのも、今の俺やリリィはそもそも素の耐久力が高いらしい。
これでは防御力と言う点で言えば防具はほぼ誤差のようなものだ。
もちろん性能をおざなりにしていい訳では無いが、何より大事なのはとにかく見た目だ。
舐められない威厳が今の俺たちには必要だった。
「よぉし、ひとまず兄ちゃんの分はこれでどうだぃ?」
「おお、これは中々……」
店主の用意してくれた装備一式のステータスを確認してみたところ、そのどれもが一級品と言って良い代物であることが確認出来た。
それに見た目もカッコいい。
鎧の要所要所に厳つい装飾とかも入っているし、いかにも高ランクの冒険者って感じの勇ましい見た目だ。
流石は金貨20枚で用意してもらっただけはある。
それにしても、まさか防具にこれだけの金をかけるだなんてな。
あの頃じゃ考えられない贅沢だ。
「良いですねこれ。気に入りました」
「そう言ってくれると嬉しいねぇ。ま、細かいサイズの調整はこっちでやるからよ。後で取りに来てくれや。んじゃ、次は嬢ちゃんの方だな」
そう言うと店主は再び店の中を移動し始めた。
それから少しして戻ってきた彼女は……あろうことかあのビキニアーマーを手にしていた。
「こいつはどうだぃ?」
「そ、それは流石に……」
「まあまあ、そう簡単に見た目で判断するもんじゃねえぜ? なにせこいつは防具と着用者の耐久力を上昇させるエンチャントに加え、着用者の魔力を強化するエンチャントもかけられてっからよ。見た目はこんなだが、性能はピカイチってなもんよ」
店主は熱量多めにそう語った。
確かに性能は凄そうだ。
……いや実際凄い。
ステータスを確認してみたところ、確かにこのビキニアーマーは下手な全身甲冑よりも強固で高性能だった。
けど、この装備には致命的な問題がある。
このビキニアーマーはあまりにも露出が多すぎる。
腹も胸元も太ももも、全身のありとあらゆるところが露わになっているんだ。
これをリリィに着せるなんて、俺には……いや、正直言うと凄く見たい。
見たいんだが……それはつまり他の人にも彼女の柔肌が晒されると言うことだ。
それは絶対に許されない。
「ん、これは良さそう」
「待ってくれリリィ。それは、やめておいた方が良い」
「どうして?」
リリィの純真無垢な視線が飛んでくる。
うぐ、そんな顔をされると正直に言いにくい。
「もしかして、これを着た私を他の人に見られたくない?」
「なっ!?」
図星を突かれ、変な声が出てしまった。
「ん、図星。ノアは私が好き過ぎる。独占欲が凄い」
ジトっとした目でそう言いながらリリィが徐々に距離を詰めてくる。
そんな彼女に気圧され、気付けば俺は後退りしていた。
「いやっ、そう言う訳じゃ……なくも、無いが……」
「これはこれはお熱いねぇ。分かるぜその気持ち。好きな奴のあられもない姿、他の奴には見せたくないよなぁ。じゃ、こっちならどうだぃ?」
店主はそう言って後ろに持っていたローブを取り出した。
……やけに用意が良いな。
さては最初からこうなることが分かっていた?
「そのビキニアーマー程じゃねえが、このローブも中々高性能だからよ。決して悪くは無いと思うぜぃ?」
店主のその言葉通り、このローブも中々の性能を誇っていた。
何よりこれなら肌露出もほぼ無い。
ああ、これにしよう。それが良い。
「ん、ノアがこっちの方が良いならそうする。私の体は、ノアだけのものだから」
「ッ!?」
どうやら視線と表情から俺の考えはバレバレだったらしい。
リリィはド直球な事を言いながらピトっとくっついてきた。
嬉しい……と言って良いかは分からないが、とにかくこれで彼女の柔肌が衆目に晒されることは無くなった訳だ。
万事解決、結果オーライってことで良いんだよな。
……と、なんやかんやあったものの、俺たちは無事に新たな装備を手に入れることが出来たのだった。
で、実際に装備してみたところ……
「おぉ、これは凄いな」
防御力は誤差なんて考えていたのが嘘のように、いざ装備してみればこう……なんか安心感が凄かった。
当然だが、今までのボロボロ布切れとはえらい違いだ。
「ん、着心地も良い」
「使ってる素材も結構な高級品みたいだからな。店主曰く、肌触りにもこだわっているらしい」
性能だけでは無く使い勝手や着心地までこだわってこその一流だと、あの店主は言っていた。
実際、こうして俺たちが来ている装備はまさしくそう言った代物だ。
これはかなり良いものを手に入れられたのかもしれないな。
「よし! それじゃあ早速、新しい装備の初陣と行くか!」
「ん、腕が鳴る!」
こうして俺たちは新調した装備と共に、意気揚々とコールゴレム狩りに出発したのだった。
受付嬢にオススメを聞いたところ、ここを紹介されたのだ。
「ん、これは違和感の無い装備新調イベント。まさにお手本のようなシナリオ進行。これは皆も真似した方が良い」
「さてと、リリィはどんな装備が欲しいんだ?」
「私はノアが選んでくれたものなら何でも構わない」
リリィはまっすぐにそう言ってくる。
そうか何でもか。
いや何でもって言われてもな……本当に何でも良いのか?
例えばあのマネキンが装備しているビキニアーマーとかでも?
「おう兄ちゃん、何か欲しいもんでもあんのかい」
俺が露出過多なビキニアーマーにドギマギしていると、店の奥からドワーフの少女が出てきた。
身なりからして、恐らくは彼女がこの防具店の店主だろう。
「新しい装備品が欲しいんです」
「だと思ったぜぃ。そのおんぼろじゃ危険ったらありゃしねえ。よし、戦闘スタイルを言ってみ。良い感じに繕ってやらぁ」
「えっとそれじゃあ、俺が剣をメインにした近接戦闘で、彼女が魔法メインの遠距離戦闘を行うつもりです」
「なんだ嬢ちゃんも冒険者だったのかぃ」
俺の言葉を聞いた店主は目を丸くして驚いている。
確かにリリィの年で冒険者って言うのは中々に珍しいか。
「よし、なら二人分用意してやるから私に任せな。っとそのまえに、予算はどれくらいの予定で?」
「ひとまずは金貨20枚くらいで頼みます」
「き、金貨20枚ってか!? こりゃ驚いたぜぃ。防具にそれだけ出せるとなりゃ、もしや高ランクの冒険者だったりすんのかい?」
「ええ、二人共Bランクなので……なんかこう、Bランクっぽい威厳のある装備をお願いします」
正直なところ、性能よりもそっちの方が重要だった。
と言うのも、今の俺やリリィはそもそも素の耐久力が高いらしい。
これでは防御力と言う点で言えば防具はほぼ誤差のようなものだ。
もちろん性能をおざなりにしていい訳では無いが、何より大事なのはとにかく見た目だ。
舐められない威厳が今の俺たちには必要だった。
「よぉし、ひとまず兄ちゃんの分はこれでどうだぃ?」
「おお、これは中々……」
店主の用意してくれた装備一式のステータスを確認してみたところ、そのどれもが一級品と言って良い代物であることが確認出来た。
それに見た目もカッコいい。
鎧の要所要所に厳つい装飾とかも入っているし、いかにも高ランクの冒険者って感じの勇ましい見た目だ。
流石は金貨20枚で用意してもらっただけはある。
それにしても、まさか防具にこれだけの金をかけるだなんてな。
あの頃じゃ考えられない贅沢だ。
「良いですねこれ。気に入りました」
「そう言ってくれると嬉しいねぇ。ま、細かいサイズの調整はこっちでやるからよ。後で取りに来てくれや。んじゃ、次は嬢ちゃんの方だな」
そう言うと店主は再び店の中を移動し始めた。
それから少しして戻ってきた彼女は……あろうことかあのビキニアーマーを手にしていた。
「こいつはどうだぃ?」
「そ、それは流石に……」
「まあまあ、そう簡単に見た目で判断するもんじゃねえぜ? なにせこいつは防具と着用者の耐久力を上昇させるエンチャントに加え、着用者の魔力を強化するエンチャントもかけられてっからよ。見た目はこんなだが、性能はピカイチってなもんよ」
店主は熱量多めにそう語った。
確かに性能は凄そうだ。
……いや実際凄い。
ステータスを確認してみたところ、確かにこのビキニアーマーは下手な全身甲冑よりも強固で高性能だった。
けど、この装備には致命的な問題がある。
このビキニアーマーはあまりにも露出が多すぎる。
腹も胸元も太ももも、全身のありとあらゆるところが露わになっているんだ。
これをリリィに着せるなんて、俺には……いや、正直言うと凄く見たい。
見たいんだが……それはつまり他の人にも彼女の柔肌が晒されると言うことだ。
それは絶対に許されない。
「ん、これは良さそう」
「待ってくれリリィ。それは、やめておいた方が良い」
「どうして?」
リリィの純真無垢な視線が飛んでくる。
うぐ、そんな顔をされると正直に言いにくい。
「もしかして、これを着た私を他の人に見られたくない?」
「なっ!?」
図星を突かれ、変な声が出てしまった。
「ん、図星。ノアは私が好き過ぎる。独占欲が凄い」
ジトっとした目でそう言いながらリリィが徐々に距離を詰めてくる。
そんな彼女に気圧され、気付けば俺は後退りしていた。
「いやっ、そう言う訳じゃ……なくも、無いが……」
「これはこれはお熱いねぇ。分かるぜその気持ち。好きな奴のあられもない姿、他の奴には見せたくないよなぁ。じゃ、こっちならどうだぃ?」
店主はそう言って後ろに持っていたローブを取り出した。
……やけに用意が良いな。
さては最初からこうなることが分かっていた?
「そのビキニアーマー程じゃねえが、このローブも中々高性能だからよ。決して悪くは無いと思うぜぃ?」
店主のその言葉通り、このローブも中々の性能を誇っていた。
何よりこれなら肌露出もほぼ無い。
ああ、これにしよう。それが良い。
「ん、ノアがこっちの方が良いならそうする。私の体は、ノアだけのものだから」
「ッ!?」
どうやら視線と表情から俺の考えはバレバレだったらしい。
リリィはド直球な事を言いながらピトっとくっついてきた。
嬉しい……と言って良いかは分からないが、とにかくこれで彼女の柔肌が衆目に晒されることは無くなった訳だ。
万事解決、結果オーライってことで良いんだよな。
……と、なんやかんやあったものの、俺たちは無事に新たな装備を手に入れることが出来たのだった。
で、実際に装備してみたところ……
「おぉ、これは凄いな」
防御力は誤差なんて考えていたのが嘘のように、いざ装備してみればこう……なんか安心感が凄かった。
当然だが、今までのボロボロ布切れとはえらい違いだ。
「ん、着心地も良い」
「使ってる素材も結構な高級品みたいだからな。店主曰く、肌触りにもこだわっているらしい」
性能だけでは無く使い勝手や着心地までこだわってこその一流だと、あの店主は言っていた。
実際、こうして俺たちが来ている装備はまさしくそう言った代物だ。
これはかなり良いものを手に入れられたのかもしれないな。
「よし! それじゃあ早速、新しい装備の初陣と行くか!」
「ん、腕が鳴る!」
こうして俺たちは新調した装備と共に、意気揚々とコールゴレム狩りに出発したのだった。
48
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる