102 / 371
19話(6)#『うん』しか言わない如月のお世話?!あっちの方もお世話します?!
しおりを挟むよし、頭を洗ってあげよう!! 服を脱ぎ、下着姿になり、如月と一緒に浴室へ入る。
如月を浴室の床に座らせ、手のひらにシャンプーを付けた。指先で優しく地肌を洗っていく。なんていうか、俺と違って、髪の毛が長くて、洗いづらい。これ、トリートメントいるの?
「如月、トリートメント付けてるの?」
「うん」
適当に言ってない? まぁいいけどさ。
シャンプーを流し終わり、トリートメントをたっぷり付ける。しっかりつけとこ。このまま放置して、先、身体洗っちゃおう!!
あわあわ、ごしごし。ふぅ。後ろは終わり。前も洗って良いですか、如月さんっ! どきどき。
「前も洗うよ~~」
はぁ、えっちぃ。下も触りたい。どきどき。
「下も洗っちゃうからね?」
「自分であらうー」
……そっかぁ。
「流します!!」
頭から泡を全て流していく。おけおけ。トリートメントも落ちた。如月の顔を見る。寝そうだなぁ。
「湯船入れる?」
「うん」
如月を湯船の中へ入れると、浴槽の淵に頭を乗せ、うとうとし始めた。如月の頬を軽く叩く。
「寝るなよ、危ないから」
「うん」
うん、しか言わないし。なんか動かないし。
もう寝かせた方が良いのかも。如月を湯船から取り出し、バスタオルで水滴を拭く。抱き上げて、ベッドまで運ぶ。中々重労働。目半開きになってる。もう寝る寸前。
「如月、歯磨きしよ? ね?」
「うん」
「あーーして、あーー」
磨いてあげよう。アメニティの歯ブラシを手に取り、口内を磨く。歯並び綺麗。できた。如月の体を起こす。
「ゆすご? 洗面所いこ」
「うん」
あぁ、もう! 赤ちゃんか!! 如月を抱きかかえ、洗面台まで連れて行く。
お世話大変なんだけど!! こんだけお世話したんだから、俺にも何かしてよ!! 口をゆすぎ終わった如月を再び抱き上げる。
「…………」
ベッドに寝かせ、顔を見る。にこぉ。かわいい!! もぉもぉ! 限界!!
「キスしちゃうよ?」
「うん……んっ」
如月の両手に自分の手を重ね、覆い被さった。顔を近づけ、唇を触れ合わせる。もう、可愛すぎ。口唇を啄むように、何度も唇を押し付けた。
『うん』が聴きたくて、質問を投げかける。
「パジャマ、ボタン外していい?」
「うん」
あぁっ…可愛いっ。きゅん。如月のパジャマに手をかけ、ボタンをひとつずつ外していく。
「触るよ」
「あっ……」
パジャマの隙間から手を入れ、胸の突起に優しく触れると、如月の肩がビクッと上がった。いつもより敏感な気がする。親指の腹で突起を擦る。
「あっ……ぁっあっ……んっ…はぁ…ん…ぁっ…」
やばい、いつもより声出てるし、頬、赤くなってる。今日、目とろとろだし。めちゃくちゃ可愛い。爆死しそう。
我慢できないんで、次行きますね、如月さん! パジャマのズボンに手を入れ、内腿を触り、脚を広げた。
「んっ……」
これだけでも反応するなんてっ。下着の隙間から指先を這わせ、窄みを撫でた。また、如月の肩がびくりと震える。可愛い。
「指、挿れるよ?」
「うん、いいよ」
如月を見つめる。如月は変わらず、微笑んでいる。
疑問。如月って開拓されてるの? 知っておかないと、俺がいつか挿れる時(?)困るんだけど!! 元カレ(?)居たよね。如月は受けと攻めどっちだったのかな。
「……ぁあっ…あっ…あっ…だめっ…あっ」
肉壁に沿って、指先を動かす。いつもより喘いでくれる~~。かわい~~。
如月に挿れたいけど、『うん』しか言わない人に挿れるのは気が引ける!! 如月が俺に挿れる分にはいいのか? それはアリでしょ!! でも誰が俺を慣らすの!! 自分?!
「あっ…はぁっ…んっ…ああっ…ぁっあっ…挿れたい…んぁっ」
挿れたがってるし。ちょっと涙目になってる。はぁ、その潤んだ瞳、きゅんです。
「じゃあ、慣らして?」
「うん?」
顔傾けられても。ダメじゃん。自分でやるしかない的な?
「はぁ~~まぁいいけどぉ……起きたらこのこと絶対忘れてよ? 如月」
ベッドから降り、如月のスーツケースから潤滑剤を取り出し、指先につける。
「ちょーー恥ずかしいんだけど……」
ベッドに仰向けに寝転がり、指先で窄みに触れる。はぁ、勇気いる。ぐちゅ。あぁ、挿れちゃったぁ。
「……少し待っててね……はぁ……あっ…はっ……ん~~っ…はぁ…如月? なんで起き上がるの? はぁ……もう…大丈夫……かなぁ? はっあっ」
なんで正面に座るの? 如月。やばい。肩がビクビクする。顔が熱い。自分でやっているのに、めっちゃ感じちゃう。
「……めっちゃえっちです、睦月さん」
「え? ゴ、ゴム、どうぞ……」
頬を赤く染め、欲情の熱い眼差しを如月が向けてくる。なんだろう……。ドキドキしながら、ゴムを如月に手渡す。はぁ、恥ずかしくて死にそう。頼むから明日には忘れて。
「挿れる~~」
まだ酔ってるな、うん。大丈夫。きっと忘れる。酔っ払っている如月に配慮して、脚を開くと、グイッと急に幹が押し込まれた。
「あっ……っんん゛!」
ちょっと強引じゃない?! 大丈夫なの? 動けるの? 俺の心配なんて、心配にも及ばず、激しく突かれた。
「ぁっあっ…やあっ…んっ……はぁっ…きもちっ…やっ…はぁっ…ちょっ…~~っんんっ…ぁ…んん…ふ…はぁ…んんっ…んっ…ふっ……ん」
動きながら、いきなりキスしないでっ。舌激しいっ。絡み取られるように舌が巻き付いてくる。ほんとに酔ってるの?
「…はぁ……むつきさん…はっ…わたし…… でちゃいそうです……はぁ」
「ーーはぁっ…はっ…出していいよ…はぁ……はぁ…ん」
背中がきつく抱きしめられ、隙間がなくなるぐらい身体が触れ合う。如月の背中に腕を回すと、それが引き金になったみたいに、如月が激しく腰を振った。
目がきちんと開かない。涙が。肩がすごく震える。もぉ。如月、そんな強く抱きしめてやられたらーー。
「…はぁ…ちょっ…ぁっあっあ゛っ…待っあぁっ…きさらぎはやっ…んあっっ…はあっあっ…奥っきもちっ…んっ…おれっさきっイッちゃあっぁあっっ」
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
はぁ~~っ。満たされ。
やっぱり好きな人とのえっちがいちばん。
如月動かないんだけど。
顔を見てみる。
寝ておる。
甘えたさんの如月可愛かったぁ。普段もあれくらい、素直になればいいんだって。いつも強情なんだから。
如月の顔をじーーっと見つめる。気持ち良さそう。乱れてるけど、このままでいっか。
お風呂入ろうっと。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる