156 / 371
24話(5)#縁側の影でバレないようにらぶえっち?!如月は嘘つきです?!
しおりを挟む「さ、流石にバレるんじゃない……?」
「いちゃいちゃしたいって言ったのは睦月さんですよ」
外にみんなが居ると思うと急に恥ずかしくなってくる。如月に手首が掴まれ、押し倒されたまま、唇が重なった。
「っん……んっ…ん…」
こんなところで、攻められている感に、感情が昂揚する。舌先で口唇が舐められた。開けろってこと? 小さく口唇を開くと、隙間から如月の舌先が入ってきた。
「んっ……っん……んふ……んんっ!……っん…はぁっ…」
口内で感じる、如月の体温。舌と舌を密着させるようにゆっくり絡め合う。手首が離され胸元に手が這う。そういえば服、脱いだんだった。舌が口内から帰っていく。
「ふふ。服着てないから触り放題だね。あんまり大きな声出しちゃダメだよ。バレちゃうから」
「分かってーーぁあっ…」
突起が指先で弾かれ、肩がびくりと上がる。誰かが来て、今のを自分を見られたら……と思うと恥ずかしくて頬が染まる。
「そんな声出したら誰か来ちゃうよ」
「あっ……っん……ぁっ…だ、だめ…ん…はぁ…ぁあっ」
声が漏れないように口元を手で押さえた。指先で何度も何度も擦られ、気持ち良さで手がズレてきちんと口が押さえきれない。
「声、抑えれてないよ? 卯月さんが来ちゃうかも」
「えっ? あっ…だめっ……っん…ぁっ…んっ…だめっあぁっ」
突起を立たせるようにつまんでくる。軽く口唇で甘噛みされた。気持ちいい。口唇の隙間から生暖かい舌の感覚がする。
円を描くように胸の突起が舐められ、官能的な痛みと気持ち良さが走る。下腹が膨れ上がるのを感じた。
「お兄ちゃんどこ~~?」
「あっ…ぁあぁ……っ」
「探してるね」
如月が妖しい笑みを浮かべ、俺のズボンの中へ手を入れた。
「待って!! そんなの今やったらバレちゃうっ……」
もぞもぞとズボンの中で手が動き、下着のゴムに指先が引っかかると、その奥へ、手が滑り込んできた。
「っんぁっ……あっ…んっ……やめっんっ…ぁあっ…ぁっ」
手のひらが幹を通り、後ろへ忍ぶ。如月の長い指先が窄みを撫でた。腰がびくんと跳ねる。ゆっくりと、指先が窄みに沈み込んできた。
「せっかくお肉焼いたのに、お兄ちゃん居ないんだけど」
今は持ってこなくていい! 今すぐ戻れ!! そう言いたいのに、いやらしい声しか出すことが出来ない。
それだけじゃない。気持ち良さで瞼が開けづらい。バレないように声を我慢しているのに、如月の指先は止まらない。
「……んっ…ぁっ…はぁ…ん…はぁ……ぁ…んはぁ…」
「縁側かな?」
卯月の足音がする。
「ほら、近づいてきたよ。今声出したらどうなるかな?」
指先が俺の1番よく感じるところを押し上げた。指先が巧みに何度も前立腺を押す。気持ち良さで脳が蕩けてくる。
「ちょっ…きさらぎっ…はぁ…んっ…あっ…っん…やっ…ああっ…やめっあっ…」
「お兄ちゃん?」
「ーーえっ?」
卯月が覗いた瞬間、指がスッと抜かれた。見られた?! どっち?! 緊張と恥ずかしさで鼓動が速くなる。顔が熱い。
「あ、卯月さん。睦月さん、暑くてバテちゃったみたいで、休んでます」
如月はクスッと笑い、うちわで仰向けになっている俺を扇いだ。ぱたぱた。
「そっか!! 顔、真っ赤だもんね? お肉ここ、置いておくね」
卯月が紙皿を縁側に置き、庭へ戻っていくのが見える。
これは……バレてない?! なんというスリル……。見られたかもと思うと本当に恥ずかしくて堪らない。赤くなった顔を両手で隠した。
「じゃあ、続きしよっか」
「え? す、するの?」
如月が再び、俺に覆い被さる。次はバレるかもしれない!! でも、そのドキドキ感に感情の熱が高まる。
「しないの?」
「ん~~……する……」
「ふふ。睦月さんのえっち。あ、四つん這いになって」
「へ?」
如月が俺を裏返そうと、脇腹を触ってくる。まぁいいけど。言われるがまま、四つん這いになる。この体勢、恥ずっ……。見られたらどうするの!!!
「いいね、ちゃんと後ろから抱きしめてあげるから大丈夫だよ」
「何が?!?!」
ぎゅ。
「さ、はじめよっかぁ」
「っんぁあっ……ちょっ…ぁっ…っん…っ…ん…あぁっ…」
指がまた入っっ……。声はなるべく出さないように我慢する。背中から如月の体温を感じる。背中が熱い。また如月の指先が俺の気持ちいいところを突いてくる。
「あっだめっ…んっ…はぁ…ああっ…っん…はぁ…ん…ぁっあっ…やめっ…あっ…だめぇっあぁっ」
駄目と言っても前立腺ばかりを責めてくる指先。四つん這いになっている手と腿が快感で微かに震える。
「誰か来るかもしれないのにこんなに感じちゃって…えっちだねぇ~~」
そんなこと言わないで。恥ずかしい。顔が赤く染まる。
「あ、誰かこっち見てるかも」
「えっ…やだぁあっ…んっ…あっ…はぁ…ぁあっ」
身体がビクビクする。瞼が気持ち良さで落ちてくる。快感で涙が出る。もぉっ…後ろだけでイキそ……。
「こんなところで何してるの?」
「ーーえ?」
突然の背後から義母の声。光の速さで指が抜かれた。一瞬で、背中の如月のぬくもりが消える。如月は振り向き、笑顔を作って答えた。
「睦月さんが指輪落としちゃって! この辺に転がっていったと思うんですよね!! ねっ、睦月さん?!」
突然振られても!! ほんと如月って、嘘つき!!
「え? う、うん。ど、どこかな~~~~」
目尻の下がった瞳や、涙が溢れて蕩けた顔はとても見せられない。四つん這いのまま探しているフリをする。
「そう。今からスイカ切るから、お庭きてね」
「「はぁ~~い」」
義母の背中を如月と見送った。焦ったぁ。ドキドキドキ。鼓動が速くなる。
「……危なかったね~~四つん這いで良かった。誤魔化せたご褒美あげる」
幹に手が添えられ、ゆっくりと擦られた。
「~~~~っ前触ったらでちゃう~~っ」
擦られたかと思うと、手はまた後ろに移動して、再度、窄みに指先が沈み込む。そして、肉壁を辿り、前立腺を突かれた。
「ぁああっ…もうむりだってばぁ~~っ…あっ…やめっんっ…あぁっんっ」
「あれ? イクの? イッてるところ、誰かに見られちゃうかも」
如月のクスクス笑う声が聞こえる。羞恥心を感じ、目をギュッと瞑る。目を瞑っても気持ち良さで目尻から涙が流れ続ける。
もう、恥ずかしくて頭爆発しそう。
絶頂へ誘うように、自分の中にある指先は激しさを増していく。
「ぁあっ…あっやっ…ああっだめっ…きもちよくて…おれっ…あぁっ…こんな…はぁ…とこでイッ…っんっ…ぁっあっ…あぁあっ!!」
全身はガタガタと震え、身震いするほどの快楽と倦怠感が押し寄せた。
あぁ、しかも出ちゃった。恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい。羞恥で顔だけじゃなく、耳まで赤くなる。
「あれ~~? ドライオーガズムだけのつもりだったのに。出ちゃったね、睦月さん」
ねちゃ。先端についた白濁を拭き取るように、幹を触ってくる。やめて。立っちゃう。
「ふふ。また硬くなってる。出ちゃったばっかりなのに? あっ…また大きく…可愛い」
「……………やめて」
恥ずかしくてこれ以上何も言い返せない。ごろんと、横になり、片手で顔を隠す。
「ほら、みてみて? こんなに出ちゃったよ」
少し振り返り、如月を見ると、べとべとした手のひらを見せて微笑んでいた。目が合うと、如月は舌を出し、手のひらに付いた白濁をぺろりと舐めた。
「ちゃんと、舐、め、た、よ、ふふ」
「……恥ずかしくてしにそう……」
でも、如月が俺から出たものを舐めてるって思うとちょっと嬉しい。
こんなことして気持ち良くなったり、如月が手のひら舐めてる姿にすごくドキドキしたりして……。
俺って……どんだけえっちなの……!!
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる