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42話(6)#私のも舐めて?!でも舐める場所の指定は受けてないので全身愛します?!
しおりを挟む「はぁあっんっ…あっあっ…んっはぁっんっああっ」
指先で前立腺を突くと、指先への締め付けが更にきつくなった。奥を突く度に、睦月の身体がビクビクと震える。
くちゅくちゅ。
「あっあっ…んっ…ぁあっやっあっ…んっぁっあっ」
「ふふ。なに? そんな目でみて。もっと欲しいの? 欲しいならちゃんと言わないと」
気持ちいいところを突かないで、焦らし、睦月の気持ちを煽る。物欲しそうな蕩けた瞳で、私を見つめてくる。可愛い。色っぽい表情に身体の中へ熱が巡る。
「んっ…あっやっあっ…んっ奥っはぁんっやあっ」
「奥がなにかなぁ?」
指先で前立腺ぎりぎりのところをなぞると、睦月が甘い息を深く吐いた。奥突いたらイッちゃいそうだね。
「はぁあぁっ…んっあっ…はぁっ奥っ…はぁっ…奥もっと突いてぇっぁあっ」
「よくできました」
睦月の頭を撫で、指先を奥まで押し込む。指を押し込む度に、いやらしい水音が部屋に鳴り響く。
くちゅふちゅくちゅ。
「聴こえる? 睦月さん。こんなにぐちゅぐちゅだよ」
「いやあっ…やめっ……あっ…んっあっああっやっ…音だめぇっんっあっ」
耳を塞ごうとする睦月の手首を掴み、引き剥がす。ちゃんと、耳からも感じてよ。睦月さん。
「あ、奥だったね。今奥まで突くね」
「ふぇっ?」
私の言葉など、よく聞こえていないのかもしれない。まるで、性器のように、指先で激しく突いた。
「やぁああっあっんっ…はぁっあっんっあっああっ~~っ」
激しく突く度に、睦月が小刻みに身震いする。目からはぽろぽろと涙を伝わせながら、両手で私のシャツをぎゅっと握り、快感を耐えている。
前立腺を突く指先は溶けそうなほど熱く、激しい締め付けに遭う。それでも休めることなく、突き続ける。
「はぁっあっあっやぁあっ…んっはぁっきさらぎっもぉっぁあああ~~っっ」
睦月が叫ぶように甘い声を上げ、身体全身を震わせた。目は焦点が合わずに揺れ、腿はピクピクと痙攣している。優しく、睦月の腿を手で撫でた。
「ふふ。イッちゃったかな?」
「はぁ……はぁ……」
「ねぇ睦月さん」
睦月の頬に触れ、クスッと笑みを浮かべる。
「はぁ……はぁ……な…に……」
「舐めて」
「えっ……?」
クス。
半開きの目できょとんとしながら私を見つめる。睦月から降り、床に座った。
「私の、舐めてよ」
私だって睦月さんにシてもらいたい。
*
舐めてよって……やっぱりアレですか?
震え続ける身体をゆっくり起こし、床に座る。全身が怠い。動きたくない。手も、脚も、なんなら唇も震える。こんな状況で、口でやれと?!?!
如月を見つめると「まだぁ?」とでも言いたげに首を傾けて俺を見る。なんかちょっと可愛い。もぉ、仕方ないなぁ。
テーパードパンツのホックを外し、ズボンを下げる。下着に手をかけ、少しずらすと、大きな幹がひくりと揺れ、顔を出した。
俺に下着が濡れてるとかなんとか言ったくせに、人のこと言えないくらい、如月だって濡れている。むっ。
「如月だってすごく濡れてるよ?」
「……………」
俺の言葉に如月の頬が赤く染まった。可愛い。ふーん?
床を這うように、四つん這いになり、如月へ近づく。如月の幹を両手で包み込み、先端から溢れ出る蜜をぺろりと舐めた。
「ぁあっ……」
あまり聴かない如月の可愛らしい鳴き声に背中がゾクっとする。もっと如月の鳴き声が聴きたい。口元を幹に近づけた。
ふちゅくちゅちゃぷ。
「あぁ……んっ……はぁっ…あっ……ぁあ…はぁ…」
結構気持ちいいよね、先端。先端を舌先で愛撫すると、如月が肩をビクビクと震わせた。静かに漏らす甘い鳴き声と小さな震えが可愛らしい。
唾液を含み、先端を包み込むように咥える。口内で円を描くように舌を滑らせた。
くちゅくちゅふちゅ。
「はぁ……あぁっ……んっ…ああ…んっ……はぁ……」
気持ちいいのか、如月の目尻が下がり、閉じそうになっている。口内を通じ、如月の幹がおおきくなっていることが分かる。
硬く張り詰めた幹を喉奥まで咥え込み、仕上げるように、唾液の水音を立てながら扱く。
「睦月さんっ…はぁっ……ストップっ…んっ……あっ…あぁっ…」
「えぇ~~俺、物足りないんだけど」
口内から幹を外すと、溢れ出た蜜が、如月の幹の先端と俺の口元を繋いだ。如月が頬を真っ赤に染め、とろんとした切れ長の瞳で俺を見つめてくる。
「口でする睦月さんってえっち……」
「そう?」
そっと如月の肩を掴み、力を入れる。身体の震えはさっきより収まってきた。如月の甘い表情に自分の中にスイッチが入る。
「ちょっ……睦月さぁん?!」
「まぁまぁ……舐める場所の指定はしてないでしょ」
「へ? 嘘っ待っ」
ドサ。
如月へ覆い被さり、髪に触れる。少し長くて、柔らかい茶色のサラサラした髪。髪先を持ち、口付けする。
ちゅ。
俺のこと姫って言うけど、今は如月が姫だよ。しっかり目を見開き、如月の髪を耳にかける。
「いつものお返しするから」
「えっ? ちょっ……や、結構です……」
如月の頬を軽く押し、横へ向かせる。
「!!!! いや!!! 大丈夫!!! 間に合ってます!!!」
「どこを舐めるかは俺次第~~」にこ。
「な、なにそーーひゃあっ……」
くちゅくちゅぴちゅ。
唾液を含み、舌先で水音を立てながら、耳の中をぐちゃぐちゃに舐める。俺の舌を全身で感じてよ、如月。
「睦月さ……はぁっだめっ…やめっ……ひあっ……」
「次はどこにしようかなぁ~~」
「!!!(まだやるの?!)」
如月のテーパードパンツと、ズレた下着を完全に脱がせる。如月の脚を持ち、蜜の付いた腿に舌を這わせる。
「あっ……んっ……もうっ……はぁっ…んっ……」
指挿れたら怒るかな? もっと、もっと、如月の甘い声が聴きたいし、蕩けた顔が見たい。色欲が湧き上がり、指先に潤滑剤をかけた。
「ちょっ!! えっ何する気?!」
「如月、俺にもえっちで可愛い顔見せて?」
「は? 待っーーんぁっ」
ぐちゅ。
挿れてしまいました。でも俺はあんまり上手ではない!!!(※認めた)肉壁をたどり、前立腺を探す。
「あっちょっやっ……んっ……はぁ…睦月さ…んっ……」
可愛い。切れ長の目が開いてるのか開いてないのか、分からないくらい閉じて垂れ下がり、甘い声で俺の名前を呼ぶ。
ぐちゅくちゅ。
前立腺どこ!!! 如月の様子を見ながら、2本の指で中を探る。探れば探るほど、指先は甘く締め付けてくる。
「んはぁっ……やっ……焦らさないで……睦月さ……んっ…そろそろ…あっ…んっもうっ」
にぎ。
「へ?」
如月に幹が握られた。
「そろそろ挿れたいです」
「あっちょっ……手離してっやっんっはぁっ」
如月の手が俺の幹を擦り上げてくる。気持ちいい。やめて欲しい。でちゃう。気持ちよくて、身体が震える。
「分かったってばぁっでちゃうからやめてっ」
「もう~~すぐ調子に乗るんだから」
如月から降り、カバンの中から新しいゴムを取り出す。身体を起こした如月に近づき、幹にそっと触れた。
「付けてくれるの?」
「うん。これからは俺が付ける」
人に付けるのは中々難しい。まごまごしながら付けていると、頭が指先で撫でられた。優しく撫でる指先に、口元が緩む。
「出来たよ、如月」
「ありがとう」
如月の手が俺の顎に添えられる。リビングで向かい合って座り、見つめ合う。
お互い愛と快楽に溺れ、身体は蜜と唾液まみれ。
それでもまだ、愛し足りなくて、その上の絶頂を得るために、これから身体を重ねようとしている。
「如月……」
「なに……?」
頬に添えられた如月の手に自分の手を重ね、如月を見つめる。
「俺、きっとまた色々間違えちゃうと思う。でも如月のことずっと愛してるよ」
「貴方が私のこと愛してる限り、その間違えごと全て受け止めますよ。睦月さんのこと愛してますから」
お互いの顔が近づく。
愛情を確かめるように、口唇を触れ合わせた。
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