如月さん、拾いましたっ!

霜月@如月さん改稿中&バース準備中

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47話(4)#快感に震えながら吐精感に耐える我慢なんてそんなの無駄です?!

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「んっ……あっやっ……ぁっ……あっ…」


 唾液で光る胸の先端を指先でかりかりと擦る。睦月が軽く目を瞑り、ビクッと身体を震わせた。可愛いなぁ、もう。


「可愛いよ、可愛い」
「何もぉっ…あっ…んっ…可愛い可愛いっぁあっ…んはぁっ…て…」
「んーー? それはだって、可愛いから」


 親指と人差し指で胸の尖りを摘む。あてがわせている睦月の下腹に膨らみを感じる。もっと膨らませたくて、胸の尖りに口付けし、甘噛む。


「あっ……きさらぎっ…んっ…はぁっ…あっ…えと……んっ…」
「なぁに?」


 上手く話せないように、指先で胸の先端を摘み、擦りあげる。


「やっあっ…んっ…はあっ…反対もっ…あっぁっ…」
「反対もなに?」
「…もぉっ! んっあっ…噛んでぇっあっ…やっ……」
「噛んで欲しいなんて睦月さんはえっちだなぁ」


 頬を赤らめ、私の指先に合わせてビクビクと肩を震わせている。胸だけでこんなに感じちゃって、下を触ったらどうなっちゃうんだろうね。


 あ、でもその前に甘噛みしないと。


 反対側の胸の尖りに口付けし、甘噛みする。そのまま軽く先端を立たせるように引き上げた。


「ぁあっ…はあっ……んっ…あっ…はぁっ」
「下は今どんな感じなのかな?」
「あっ…やめっ…ぁあっ」


 ズボンの中に手を入れ、下着の上から幹を撫でる。下着の上からでもほんのり湿っぽさを感じる。これは、結構ねちゃねちゃかもしれないね。


 でもまだ中に手は入れてあげない。おねだりしてもらわないと。


「このままでいいの?」
「やっ…だめっ…あっ…あっ…んっ…はぁっ」
「だめだけじゃ分からないよ?」


 下着の上から煽るように幹を撫で続ける。


「んっ…あっ…はぁっ…あっ…直でっ…んっ…触ってぇっ…んっ…」
「ちゃんと言えたね……ん」


 睦月の頬を両手で添え、優しく唇を重ねる。これは、ちゃんとおねだり出来たご褒美のキス。睦月が薄く口唇を開け、私を誘惑する。ふふ、そんなあからさまな手に、私が乗ると思ってるの?


 薄く開いた口唇に舌を差し込み、絡め合う。口唇から吐息の熱を感じた。


「んっ…んん…はぁ…んっ…ふ……はぁっ…んんっん…んっ」


 呼吸を合わせながら何度も啄む。もう愛しくて、愛しくて仕方がない。頬に触れている片手を頭に移動させ、もっと口唇が触れ合うよう、私へ睦月の頭を押し付ける。


「っんん…っ…ふ……はぁ…ん…んんっ…はぁっ」


 唾液が混じり合った口唇は、口付けを離すといやらしく糸が引いた。とろんとした瞳で私を見つめる睦月に感情が昂る。


『早く触って?』とでも強請ねだるように私の服を引っ張る睦月に惹かれ、下着の中へ手を入れた。ふふ。あたたかくて、蜜でねちゃねちゃする。


「下着の中はぐちゅぐちゅだね」
「~~~~っっ」


 私の言葉に睦月の顔が真っ赤に染まる。可愛い。蜜が溢れている先端を指先で優しく拭い、手のひらに馴染ませる。さぁ、準備は出来たよ。


 蜜で濡れた手のひらで幹を包み込み、擦る。擦り上げるたびにねちゃにちゃといやらしい水音が、静かなリビングに鳴り響く。


「ぁあっ…やっ…ぁっあっ…んっ…ああっだめっ」
「聴こえる? こんなに濡れてるよ」


 ねちゃにちゃ。


「やめっ…んっ…あっ…んっぁっはぁっ…きさらあっおれっあっ…やっんっ…」
「ふふ、出ちゃう? やめてあげないけどね」


 睦月さんが私の服をぎゅっと握りしめ、快感に震えながら吐精感を耐えている。そんなの我慢しても無駄だよ。燃えるように熱い幹を容赦なく責めたてる。
 

「あっだめぇっ…んっ出ちゃあっ…んっあっやっだめっだめっ…ぁあっ」
「見て? どろどろ」


 手のひらに広がる白濁を睦月に見せると、恥ずかしそうに顔が逸らされた。恥じらう顔に下腹が熱くなる。はぁ。もっと恥じらい、鳴き、乱れる姿が見たい。


 睦月のズボンに手をかけ、下着と一緒に下げていく。


「やっ待っ……」
「なんで隠すの?」


 サッとTシャツの裾で下腹が隠された。睦月の手を剥がそうとするが、離してくれない。そんなことしていたらえっち出来ないよ。


「だっだめっ……」
「ほら、手離して脚広げてごらん」
「や、やだぁ……恥ずかしい……」


 もう一度睦月の手に触れる。今度は素直にTシャツの裾から手が離れた。ゆっくり脚が割り開かれ、愛しい窄まりと目が合う。


 恥ずかしいと言いながらやってくれる睦月さんが好き。


 Tシャツの裾をぺろんと捲る。吐き出したばっかりのはずの幹は、ふにゃけることなく立っていた。


「ちょっとぉ!!!」
「隠されると見たくなるじゃないですか」
「なに言ってんの!! もぉっ!! 見ないで!!!」


 またTシャツの裾で隠された。まぁいいけど。もう見たし。用意しておいたゴムを指先にはめ、潤滑剤をかけていく。


「そろそろ、もっと蕩けちゃおうか」
「えっ?」


 二本の指先で押し開きながら、窄みに飲み込ませる。私の指先をきゅっと甘く締め付けた。


 くちゅ。


「んあっ…あっ…んっ…ぁあっ…あっあっはぁっ」
「私の服を握るんじゃなくて私と手繋ご?」
「んっ…えっ…あっ…うんっ…やっあっ…」


 空いていた片手と睦月の手が重なり、指先を絡め合う。窄みに飲み込ませている指先を動かすと、睦月の指先が私の手を力強く締め付けた。
 

 熱く湿った内部に力を加え、奥へ奥へと指先を沈み込ませていく。奥へ指を進めるたびに睦月の目尻がとろんと垂れ下がる。


 半開きで垂れる大きな瞳の貴方が可愛くて、目元に口付けする。ちゅ。


 貴方以外は考えられない。


「あっやっ…んっはぁっ…あっんっ…ぁっあっあっ……んっ…きらさぎっ…あっ…」
「おねだりして?」


 簡単には言わせてあげないけど。1番感じるところをギリギリ触れないラインを指先で撫で、戯れる。


「んっ…はぁっ…やっあっ…んっあっぁっ…おくっあっ」
「ちゃんとおねだりしないと、先に進めないよ?」


 感じるところの手前でも、睦月の身体は敏感に反応し、小刻みに震える。可愛い。


 くちゅくちゅ。


「ぁっあっんっはぁっ…奥っ…あっんっ…やっ…きさらぎっ…もっと奥っぁあっ」


 言葉でのおねだりと一緒に、私の指先を淫らに締め付け、先を強請ねだってくる。こんなに締め付けても指先は逃げないよ。感じる部分を突いた。


「ぁああっ…やっあっんっ…はぁっあっ…あっあっんっ…だめぇっあっ」
「だめなの? それはもっとって意味かな?」


 溶けそうなほど熱い指先で、水音を立てながら激しく突く。


 くちゅふちゅ。


「んはあっあっ…あっあっ…んっやっ…ぁあっんっ…もぉだめっ…きさらっやあっ」


 瞳にいっぱいに浮かぶ涙と、甘い鳴き声に紛れ、私の名前を呼ぶ姿に情欲が巻き起こる。はぁ、もう限界だ。


 赤く染まった頬に軽く口付けする。


 ちゅ。


「……ほっぺじゃなくて口にして」
「もう~~仕方ないなぁ……ん」


 唾液で濡れた口唇を重ね合わせ、指先をゆっくり引き抜く。窄みから潤滑剤がとろりと溢れ出て、睦月の腿を伝った。

 



 

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