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18話(3)#アイスを食べる貴方がえっち過ぎてむらむらします?!
しおりを挟む「アイス食べようかな」
如月がソファを立ち上がり、冷凍庫から棒付きアイスを取り出した。タイミング!!! いつ?!?!
「睦月さんも食べますか??」
「ん~~如月がくれるなら要らない」
「えぇ……あげませんよ?」
棒付きアイスを咥え、再び、ソファに座る如月を見つめる。
はぁ。どうしよ。欲求不満過ぎて、もう全てがえっちに見える。その咥え口!! なんで薄目でアイス食べるの? 誘ってるの?
あぁ~~っ! 少しアイスが溶けてるところもえっち!!!
俺のも咥……っ。『…はぁ……睦月さんのも…美味しいです……っん(妄想)』ぁあぁあぁあ!! 見てるだけで、えっち過ぎて頭おかしくなる!! アイスを頂いて気分変えよう!!
ソファに手をつき、横から溶けかけている、如月のアイスにかぶりつく。甘くて美味しい。
もっと欲しい。もう一度かぶりつこうと、口を開けると、如月がアイスを全て食べてしまった。
「あーーっ!!」
「ふふ」
如月が棒だけ、口の中から抜き取り、俺を煽るように指先で『こっちにこい』と手招きする。誘われるまま、如月に近づき、ソファへ押し倒した。
口唇を密着させ、舌を差し込む。舌先を触れ合わせると、アイスの塊が押し付けられた。舌先を絡め合ったまま、自分の口内へアイスを運ぶ。唇の端から溶けたアイスが垂れた。
口の中にひんやりと広がるチョコレートの甘さは、特別な美味しさに思えた。
「如月の口の周りについちゃった」
口の端についたチョコレートをゆっくり、舌先で拭き取ると、如月が恥ずかしそうに頬を染めた。
「あっ、ちょ…舐めなくても……」
「如月、美味しかった」
なんだか、むらむらする。
俺が隙だらけだから、いつもねこになるのかも。隙を与えなければ俺にもたちのチャンスが?!?! そして、最後は如月に挿れたい!!
おけ!!! まずはキスで封鎖しよう!!!
「ちょっ……んんっ……」
顔を傾け、唇を重ねる。何度も何度も繰り返し、如月の口唇を啄む。手で如月のTシャツを捲った。
「~~っんん!!」
キスしてるせいか、俺が触っても何も言わない。口唇を離し、今度は胸元に唇を口付ける。ちゅっちゅ…。同時に親指と人差し指で、胸の突起の周りを優しく撫でた。
「睦月さ……っあ……んっ……」
柔らかい手加減で、時間をかけてじっくり触る。焦らす。そして焦らす。感じてきたね、如月。胸の突起を優しく摘むと、焦らし続けてきたせいか、如月の身体がびくりと震えた。
「……あっ……そんな……あっ…さわら……ないで…っん」
「え? やめて欲しそうには見えないけど?」
半開きの垂れ下がった目で、こちらを見る姿は欲情しているように見える。如月の色っぽい表情に、下腹が熱くなる。
「やめっ…あっ……はぁ…んっ……はぁ……」
胸の突起を指先で弾くと、如月の肩がビクッと上がった。口元で胸部を愛撫しながら、つまんだり、弾いたりして、突起を立たせる。可愛い。下も触ろう。テーパードパンツの中に手を入れた。
「あ……もう……んっ…その辺に…して…あ……」
「如月、こっちみて。俺の目を見て」
頬を真っ赤に染め、眉と目尻を下げ、潤んだ瞳で俺を見つめる如月が可愛くて仕方がない。下着の上から幹を撫でる。
「……あっ見れな……ん……あっ……はぁ…まだ続け…るの……?」
「挿れたいなぁ~~」
もう少し堪能してから後ろを触って、そして挿れよう!! 疎かになっていた胸元の手を動かし、突起を刺激する。下着の中に手を這わせ、幹を手のひらで包み込んだ。ゆっくりと擦り上げる。
「それはだめ……あっ……睦月さ…それ以じょ…は……ん……あ……睦月さん……すとっぷ……あっ……だめ…出…はぁあっ……」
ん?
手の中が生暖かい。まさか……。手を引き抜き、手のひらを確認する。べと。やり過ぎた?!?! ぇええぇええ?!?!
恥ずかしいのか、如月が両手で顔を隠した。
「……今日……もう……できない……」
「いやいやいや、出来るでしょ。いけるいける」
むしろ出来ないと困る!!!
「……しばらくは無理……睦月さんって……下手……ですよね……」
「?!?! 俺が下手?! ぇえっ?! オーガズム、イッたでしょ?!」
如月の身体を起こし、抱きつく。下手とかショックすぎる!!!
「……ふ。アレがオーガズムとは言われたくないですね。睦月さんはまだまだお勉強が足りませんね。自分のこと思い返してみては?」
むに。
親指と人差し指で頬が挟まれ、たこの口になる。む。やめて。
「ちがうの? おれわかんにゃいぃ」
「今度教えてあげるね」
たこの口になっている俺の口唇に、如月が口付けた。ちゅ。如月が俺の胸の突起を人差し指で触れ、指差した。
「知ってる? 睦月さん。男性はココだけでもイケるんですよ」
「いや、イケないでしょ」
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「とりあえず、汚れたので着替えてきます」
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如月の顔、まだほんのり赤かった。気持ち良かったんでしょ、じゃあ良いじゃん!!! あ。良くない!!! 如月にしろ、俺にしろ、まだ挿れてないし!!
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気持ち良いのは好きだけどっ! 如月になら身体中攻められたいけどっ! けどけど~~俺も如月に挿れてみたいぃ~~!!!
まずは下手を脱却せねば!!
頑張れ、俺!! 負けるな、俺!!!
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睦月の戦いは続く。
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