偏愛-henai-

槊灼大地

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偏愛Ⅳ≪竜side≫

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「んっ、んんっ!ぐ、んっ、んっ、んんっ、っ!!」



さらに萩谷と関が両隣から俺の乳首をしゃぶる。



「まじ竜ちゃんの乳首って甘い気すんだよな。母乳出てね?」


「お前それ病気…ん?いや、確かにそうかも」



関は乳首を歯で甘噛みしながら舌の先端で乳頭を弄り、萩谷はわざと音を立てて揉みながらジュルジュルと吸いながら舌で舐め回す。



―…イクッ



「どちらが母乳を先に出せるか」と二人に同じように乳首を吸われ、俺はローターの快感で精液が出る感覚は無いがもう絶頂を迎えていた。



「んっ、んんっ!ぐ、んっ、んっ、んんっ」



「ははっ…二人とも病院いけや。やべ、出る―…はーい竜、先輩のザーメンこぼさず飲めよ」



信頼していた先輩の精液にむせ返りそうになりながら、過去の調教のせいで全て飲み干している自分がいた。



「はい、飲めたご褒美にローター振動最大♡」


「イ゛ッでるっ―…がら゛ぁ゛!、やめ、で、ぇぇぇ」


「イッてないよ。コンドームにザーメン出てないもん…って御崎まーたイラマかよ」



ローターを被せているコンドームの先端を少しつまみ、精液が溜まっていないことを確認した関が乳首を吸いながらローターの振動を最大にしたり、弱に下げたりを繰り返す。



「んっ、んんっ!ぐ、んっ、んっ、ん!」



―…イクッ
 


また喉奥まで肉棒を挿入されているのと、ローターの振動で再び俺はドライイキをした。



「竜ちゃん、ビクビクする演技はいいからさ。もっと気持ちよくなろーね♡」




そう言って萩谷は手に自分の手にローションを垂らし、乳首をしゃぶりながら俺のナカに指を挿入した。



「前立腺好きだもんね。うわ俺らの精液まみれでナカがぐっちゅぐちゅ。前立腺…ココ、かなー?」



二人に乳首をチュパチュパと吸われながら、前立腺を指でぐにぐにと刺激される度に俺の秘部から精液が溢れ、俺の体はすでにおかしくなっていた。



「―…っ!!んーっ、んんーっ!ぐ、んっ、んっ、んんっ」



「喉ボコアップ。はぁーやべぇまた口でイキそ。ちょっと抜くわ。粘液とろとろの口アップ」

  

俺の口から粘液でドロドロになったモノを引き抜き、反対側に回り俺の秘部にそのドロドロになったモノを押し当てた。



「ほぐしといたぜ御崎。ほら竜ちゃん、あんなに出したのにまた硬くなった俺のチンポで乳首ヌルヌル往復してあげるね」



「あ、じゃあ俺も。母乳でないなら俺の魔法のちんぽステッキで母乳出るおっぱいにしようかな。はーい、母乳でるで~る」



萩谷が肉棒と亀頭を使い乳頭を往復させ、関がぺちぺちと上から乳首を叩き、亀頭でグリグリとステッキを動かし呪文を唱える魔女のような動作をする。



「や゛、…だあ゛、あ゛っ、あ゛、乳首…や゛、ぁっ、イ゛、く゛…イ゛ク゛ッ!い゛、…は、ぁ…」




イキそうになると、乳頭を往復させている肉棒の動きをゆっくりにしたり止めたりして、俺の反応を見て楽しんでいる関と萩谷。



「挿入♪」



俺が必死に絶頂に達するのに耐えている中、御崎さんの硬いモノが俺を支配してからはもうほとんど記憶が無かった。



「はーい、中だしドアップ撮影っと。まじで名器すぎてムカつく」


「えっろ。竜ちゃんコンドームどろっどろじゃん。何回出した?リアルに合計20回ぐらいはイッてね?」



「あー、腹減った。ラーメン食いてぇ。バイブで放置してラーメン食ってこようぜ」




そして紙袋からバイブを取り出し、精液だらけのナカに挿入されてから振動を最大にされ、バイブ固定ベルトを装着して3人は部屋から出ていった。




「ぁっ!や゛ぁ!ん゛、あ゛、い゛、く゛―…も、む゛り゛ぃ、はあ、ん゛ん゛っあ゛、イ゛グ、―…ィ、グゥ―…ッ!!」



どのぐらいの時間放置されただろうか、イキすぎて動けず目を開けることすらできないほど体力の無い俺が最後に聞いた言葉…




「うーわ、まだイッてんだ…すご」


「あ、充電切れてるわ」


「どっちの話?カメラ?竜ちゃん?」


「ははっ。どっちもか」



あぁ、やっと地獄が終わった。






「…ありがとう…ございました…父さん…」














































「―…う、…りゅ―…、りゅーう、竜!」




気を失ってしまったのだろうか、体を叩かれて目を覚ますと、冷めたい目をした御崎さんがいた。



あぁそうだ俺、さっきまで犯されて…




「起きた?全身ぐっちゃぐちゃなのにエロいなぁ。その体でハルカを繋ぎ止めてんの?」




先程まで起きたことを整理する間もなく、御崎さんは続けて言う。



「ハルカが大切?お前みたいな子供がハルカを満足させられるわけねぇだろ」



ハルカさんのこと?



「御崎さん…」


「俺は昔からこんなにハルカを好きなのに、なんでハルカはお前が好きなんだよ…どんな媚び売ったんだよ?なぁ、竜」




御崎さんが、ハルカさんのことを好き?



頭が混乱しそうだ。



「お前は緋禄しか見てなかったからハルカとの同棲も我慢して見守ってたけどな、お前がハルカを好きだというなら話は別だ」



御崎さんの目付きが変わった。



御崎さんはハルカさんのことが好きで、だから俺が憎いんだと気付くのに時間はかからなかった。



「ハルカは誰のモノにもさせない。だからこのビデオをハルカに送る。そしたらハルカはお前に近づかないだろ?」



きっとハルカさんが俺を好きだったら、ビデオを見たら俺に近づかなくなるんだと思う。



ハルカさんは優しいから。



だからきっと傷つく。



『俺のせいで竜が犯された』って優しいから傷つく。




もう、やめて―…




「御崎さん、大丈夫だよ。俺はもうハルカさんに嫌われてるから。だからビデオ見せても意味ない」



俺はもう、ハルカさんを傷つけたくないよ。



だからもう俺はハルカさんに近づかない。



俺がいると、皆が傷つくんだ。



ハルカさんも、御崎さんも。




「本当に、ハルカに近づかないんだな?」



「…うん。もう嫌われてるし。俺も好きじゃないです。ハルカさんが大切なのはお世話になったから。それ以下でも、それ以上でもない。ここも出ていきます」



「そうか」



そう言うと御崎さんは嬉しそうにビデオを停止した。



「忘れんなよ、今の言葉」




そして御崎さんは、萩谷と関を連れてマンションから出ていった。




ごめんねハルカさん。


今までありがとう。




俺は、もうハルカさんを傷つけたくないから。



だから、もうこのマンションには来れないよ。




―…ごめんなさい

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