静かな夜に揺れる心:触れてはいけない想いと孤独の温度

しらかわからし

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第1話:義理の距離

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麻衣子は42歳。
一回り年上の夫の後妻としてこの家に入ってから、もう何年も経つ。
けれど、夫との関係は冷え切っていた。
会話は必要最低限、触れ合いはなく、夫は単身赴任先で別の女性と関係を持っていることも、麻衣子は知っていた。

それでも、麻衣子は日々の家事をこなし、静かに暮らしていた。
主婦でも、継母でも、後妻でも――女としての自分は、どこか置き去りにされたままだった。

そんなある日、義理の娘の美月が妊娠を機に入院し、彼女の夫である和聖30歳が夕食を共にするために麻衣子の家(実家)を訪れるようになった。
義理の娘婿とはいえ、麻衣子とは血縁関係はない。
それでも、彼が訪れる夜は、麻衣子の暮らしに少しだけ灯がともった。
食卓に並ぶ料理に、ビールやワイン。
和聖は礼儀正しく、気遣いもできる青年だった。

ある夜、食後にソファでワインを傾けながら、二人は静かに言葉を交わした。

「お継母さん、いつもありがとうございます。助かっています」
「いえ、こちらこそ。誰かと食べる食事は、やっぱり嬉しいものね」

麻衣子は、ふと自分の胸の奥にある孤独に気づいた。それは、誰かに見てほしいという思い。誰かに、女として向き合ってほしいという願いだった。

「和聖さん、美月さんがいない間、大変でしょう?」
「ええ……でも、お継母さんがいてくださるので、心強いです」

その言葉に、麻衣子は胸が少しだけ熱くなるのを感じた。
彼の視線は、どこか真っ直ぐで、優しかった。

「……お継母さんは、寂しくないですか?」

その問いに、麻衣子は答えられなかった。
寂しさを口にすることは、弱さを認めることのようで、それでも、彼の言葉は、麻衣子の心の奥に静かに触れていた。
沈黙の中、和聖はそっと麻衣子を抱き寄せ唇を重ねた。

「和聖さん、やめて!」

麻衣子は咄嗟に叫んだ。

そうは言われても血縁の無い男女が一つ屋根の下にいたのだ。流れるように和聖が麻衣子の肩を掴み力強く唇を重ねた。それを風呂払い麻衣子が言った。

「ダメッ! ダメよ! 和聖さん!」

その言葉とは裏腹に麻衣子は夢中で彼の太い首に腕を回し、舌を吸い始めた。彼の手が麻衣子のブラウスの下から忍び込み、ブラの上から柔房を揉みしだいた。

彼女は身体中に電流が走り頭の中が真っ白になっていた。

キスをしながら触ってもらいたく、自からブラのホックを外し、重力に耐えかねて垂れてはいたがHカップの乳房がブラをはじき返すように開放した。昔から男性の視線を一手に集めていた自慢のバストだ。

麻衣子は和聖が以前からチラチラと盗み見をしていた事は知っていた。彼の大きな手のひらで乳房全体を揉みしだき、そして既に勃起していた敏感な尖がりを捏ね回していた。麻衣子は頭がボーッとなっていた。

そして手を伸ばして彼の威厳を触った。スラックスの前を大きく持ち上げてカ、その形が布地に浮き出ているのが分かっていた。

(大きい! 主人のモノとは段違いの大きさだわ!)

自身でブラウスのボタンを一気に全て外した。すかさず彼は麻衣子のバストを手のひらで覆い被せ揉みしだきながら唇で愛撫し吸い上げた。 

つづく
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