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★黒永視点
最初に中庭で緒里に会った時は警戒した。
あの悠里の双子の兄だ。突然転校してきたようだが、もしかしたら悠里の指示で俺に接近してきたのかもしれない。
しかし警戒しつつも、悠里とは全く違う雰囲気を纏う彼に少し興味を持った。
ベンチに並んで座り、俺は本を読んで、緒里は暇そうにぼーっとして……
居心地は悪くなかった。
人と一緒にいることはあまり好きではないが、少し図々しく、そして自然体な緒里とはなぜだか波長が合うようだった。
2度目に中庭で会った時は、彼がなぜ俺に接近してきたのか分かった。
それに直接言われてはいないが、話が俺の父親に伝わってしまうことを恐れているのだろう。この学園ではそういったことを懸念するのはごく普通のことだ。そのために俺に媚びてくる人もいる。
まあ、俺があの親とも呼べない父親に話すことなんてありえないが……
あの時緒里は真剣に謝っていた。しかし申し訳なさそうに謝ることなんて誰でもできる。
なんとでも言える言葉という物なんて信用してはならない。これまで「信じる」という行為のせいで散々な目に遭ってきたのだから。
だから緒里には結果で示してもらう事にした。
期末祭で俺を指名し、ペア学習中は俺の平穏を守ること。悠里との事をなかったことにするかどうかは、この条件の結果次第だ。
本来なら悠里に関わりのある人物をそばには置きたくなかった。ましてやその兄だ。
だからペア学習の相手を務めてもらうことにしたのは、ただ単に波長が合うという理由からだった。
そして期末祭の日。
掲示板事件が起きかけた。
この時、緒里と悠里の関係がかなり拗れていることを知った。
悠里とばったり会った時には、間接的に緒里から離れるように言われた。緒里が偽りの性格で過ごしているということも聞いた。
ただ、やはり言葉だけでは信用出来なかった。俺は結果だけ信じる。だから緒里のこの先を自分の目で見届けようと思った。
実際に掲示板を見た時は驚いた。
確かにパッと見緒里に見える。
だが雰囲気はまるで違った。常に何かを企んでいるような視線の悠里に対し、裏表の感じられない緒里。そこが波長の合う理由の1つなのかもしれない。
写真に映る悠里は目を背けてしまいたくなるような事ばかりしていた。
もしこの計画が成功していたら……
4012室にいた男たちに囲まれる緒里なんて想像もしたくなかった。
この時からなんとなく緒里に対して庇護欲が湧いてきていた。
なぜだかは分からない。ペア学習の相手だから?それとも波長が合うから?どれも明確な理由にはならない。まだ数回しか会ったことのない男に対してなんでこんな感情を抱くのだろうかと不思議でたまらなかった。
面会での話を聞くために部屋に呼んだら、緒里はソファーで眠ってしまった。そんな彼をベッドに運んだのも我ながらなぜだか分からなかった。
他人といるのが苦手な俺が、他人と同じベッドで眠るなんて有り得ない。しかし緒里が隣で寝息を立てて眠ったり、寝ぼけて変なことを言ったりするのが心地よかったし、もっと見たかった。
そして緒里から偽恋人作戦をやると聞いた時は、少し平穏が損なわれるけど協力しようと思っていた。そう、当然俺が恋人役を頼まれると思っていたのだ。
だから緒里が別の人に頼むと言った時はモヤっとした。
なぜ俺に頼まないのか。確かに平穏は欲しいが、それくらいなら協力するのに。
「この事に先輩を巻き込むつもりはありませんから。俺の最優先事項は、先輩の平穏を守ることなので」
緒里はそんなことを言っていた。
遠慮されているのか。
緒里から気を使われていることがなんだか気に食わなかった。
緒里の偽恋人役が春夏冬に決まった時は複雑な気持ちだった。
S組の後輩で、知っている相手だ。悠里よりも計算高い性格だから、人選としては大正解だ。ただ、自分だけ安全圏にいるのが嫌だった。
緒里は渦中にいるのに、俺は荒波のない平穏な外の世界で傍観していなくてはならないのか。
それから緒里の交友関係が広がっていくことにも素直に喜べなかった。
緒里は俺とは違って明るい性格だ。
本来なら多くの友人に囲まれて高校生活を送るはずだった。悠里のせいで周りが遠ざかっていくのは仕方がないとして、ペア学習という理由で俺の元に縛っておくのも良くない。
でも本来俺と過ごすはずだった時間を春夏冬に取られた気がして、正直イライラとした。
心が落ち着くはずの中庭に行っても、隣に緒里がいないことが無性に寂しく感じた。
そして緒里が悠里と同じ部屋にいると分かったた時は気が気じゃなかった。それと同時に後悔した。寮長から悠里の同室の生徒が部屋を変えたと聞いておかしいと思っていたのだ。
だから緒里から離れるべきじゃなかった。一緒に春夏冬に会いに行くか、2人の話が終わったあとに部屋まで送っていればよかった。
緒里が苦しそうに涙を流しているのを見た時は、胸が痛かった。
その時の不安げに揺れる瞳を一生忘れないだろう。
悠里に触れさせたくない。緒里から悠里を遠ざけたい。
そんな一心で、悠里を停学にしたかったが、緒里はそれを望んでいない。しかも、これからも悠里と向き合っていくつもりだ。
もどかしい。
緒里に優しくしたい。緒里に頼って欲しい。緒里をずっとそばに縛り付けていたい。
今まで感じたことのない感情が俺の中を渦巻いていた。
この感情はなんなのだろうか。
時計の針の音が静かに響く薄暗い部屋で、俺は隣で丸まってすやすやと眠る緒里の髪を撫でる。
緒里が眠っている姿を見るのはこれで2回目だが、丸まっているのは初めてだ。
快適な室温のはずだ。寒くはない。
ならば不安なのだろうか。
緒里の背中に腕を回して抱き寄せる。
すると緒里もモゾモゾと動いて俺にピタリと体を密着させてきた。
穏やかに寝息を立てる緒里の背中を軽くトントンとしながら、俺はこらえきれずにあくびをする。
今回はとりあえず緒里を救出できたが、悠里にはまだ警戒する必要がある。
明日からはしつこいくらいに緒里のそばを離れないようにしよう。
「先輩ずっといますね」と言って若干困りつつも嬉しそうにする緒里の顔が容易に想像出来る。
「ふっ、可愛いな」
緒里のまるっとした頭に顔を寄せ、そのまま目を瞑る。
……人を信じるのは怖い。
この学園に来て以来、いつも人に接する時は数歩引いてきた。
そしてこれからもそうだと思ってた。
でも緒里に出会って変わった。自分の心をさらけ出して、捧げてみたくなってしまった。
また失敗するかもしれない。失敗しないために努力してきたのに。
でもこのまま俺が引いてしまったら、緒里は俺の前からいなくなってしまうのだろうか?
そんなのは嫌だ。
この感情がなんなのかはまだ分からない。
波長の合う人への執着?いや、そんな人が別で現れたところで、俺は緒里じゃなきゃ嫌だ。
分からない。分からないけど……
すぐそこに答えが転がっている気がする。俺が緒里の手を引きさえすれば、すぐに見つけられる気がする。
緒里。
いつの間にか君がとても大事になってたよ。
だからどうか、俺が君の手を引いた時には拒まないでくれ。
最初に中庭で緒里に会った時は警戒した。
あの悠里の双子の兄だ。突然転校してきたようだが、もしかしたら悠里の指示で俺に接近してきたのかもしれない。
しかし警戒しつつも、悠里とは全く違う雰囲気を纏う彼に少し興味を持った。
ベンチに並んで座り、俺は本を読んで、緒里は暇そうにぼーっとして……
居心地は悪くなかった。
人と一緒にいることはあまり好きではないが、少し図々しく、そして自然体な緒里とはなぜだか波長が合うようだった。
2度目に中庭で会った時は、彼がなぜ俺に接近してきたのか分かった。
それに直接言われてはいないが、話が俺の父親に伝わってしまうことを恐れているのだろう。この学園ではそういったことを懸念するのはごく普通のことだ。そのために俺に媚びてくる人もいる。
まあ、俺があの親とも呼べない父親に話すことなんてありえないが……
あの時緒里は真剣に謝っていた。しかし申し訳なさそうに謝ることなんて誰でもできる。
なんとでも言える言葉という物なんて信用してはならない。これまで「信じる」という行為のせいで散々な目に遭ってきたのだから。
だから緒里には結果で示してもらう事にした。
期末祭で俺を指名し、ペア学習中は俺の平穏を守ること。悠里との事をなかったことにするかどうかは、この条件の結果次第だ。
本来なら悠里に関わりのある人物をそばには置きたくなかった。ましてやその兄だ。
だからペア学習の相手を務めてもらうことにしたのは、ただ単に波長が合うという理由からだった。
そして期末祭の日。
掲示板事件が起きかけた。
この時、緒里と悠里の関係がかなり拗れていることを知った。
悠里とばったり会った時には、間接的に緒里から離れるように言われた。緒里が偽りの性格で過ごしているということも聞いた。
ただ、やはり言葉だけでは信用出来なかった。俺は結果だけ信じる。だから緒里のこの先を自分の目で見届けようと思った。
実際に掲示板を見た時は驚いた。
確かにパッと見緒里に見える。
だが雰囲気はまるで違った。常に何かを企んでいるような視線の悠里に対し、裏表の感じられない緒里。そこが波長の合う理由の1つなのかもしれない。
写真に映る悠里は目を背けてしまいたくなるような事ばかりしていた。
もしこの計画が成功していたら……
4012室にいた男たちに囲まれる緒里なんて想像もしたくなかった。
この時からなんとなく緒里に対して庇護欲が湧いてきていた。
なぜだかは分からない。ペア学習の相手だから?それとも波長が合うから?どれも明確な理由にはならない。まだ数回しか会ったことのない男に対してなんでこんな感情を抱くのだろうかと不思議でたまらなかった。
面会での話を聞くために部屋に呼んだら、緒里はソファーで眠ってしまった。そんな彼をベッドに運んだのも我ながらなぜだか分からなかった。
他人といるのが苦手な俺が、他人と同じベッドで眠るなんて有り得ない。しかし緒里が隣で寝息を立てて眠ったり、寝ぼけて変なことを言ったりするのが心地よかったし、もっと見たかった。
そして緒里から偽恋人作戦をやると聞いた時は、少し平穏が損なわれるけど協力しようと思っていた。そう、当然俺が恋人役を頼まれると思っていたのだ。
だから緒里が別の人に頼むと言った時はモヤっとした。
なぜ俺に頼まないのか。確かに平穏は欲しいが、それくらいなら協力するのに。
「この事に先輩を巻き込むつもりはありませんから。俺の最優先事項は、先輩の平穏を守ることなので」
緒里はそんなことを言っていた。
遠慮されているのか。
緒里から気を使われていることがなんだか気に食わなかった。
緒里の偽恋人役が春夏冬に決まった時は複雑な気持ちだった。
S組の後輩で、知っている相手だ。悠里よりも計算高い性格だから、人選としては大正解だ。ただ、自分だけ安全圏にいるのが嫌だった。
緒里は渦中にいるのに、俺は荒波のない平穏な外の世界で傍観していなくてはならないのか。
それから緒里の交友関係が広がっていくことにも素直に喜べなかった。
緒里は俺とは違って明るい性格だ。
本来なら多くの友人に囲まれて高校生活を送るはずだった。悠里のせいで周りが遠ざかっていくのは仕方がないとして、ペア学習という理由で俺の元に縛っておくのも良くない。
でも本来俺と過ごすはずだった時間を春夏冬に取られた気がして、正直イライラとした。
心が落ち着くはずの中庭に行っても、隣に緒里がいないことが無性に寂しく感じた。
そして緒里が悠里と同じ部屋にいると分かったた時は気が気じゃなかった。それと同時に後悔した。寮長から悠里の同室の生徒が部屋を変えたと聞いておかしいと思っていたのだ。
だから緒里から離れるべきじゃなかった。一緒に春夏冬に会いに行くか、2人の話が終わったあとに部屋まで送っていればよかった。
緒里が苦しそうに涙を流しているのを見た時は、胸が痛かった。
その時の不安げに揺れる瞳を一生忘れないだろう。
悠里に触れさせたくない。緒里から悠里を遠ざけたい。
そんな一心で、悠里を停学にしたかったが、緒里はそれを望んでいない。しかも、これからも悠里と向き合っていくつもりだ。
もどかしい。
緒里に優しくしたい。緒里に頼って欲しい。緒里をずっとそばに縛り付けていたい。
今まで感じたことのない感情が俺の中を渦巻いていた。
この感情はなんなのだろうか。
時計の針の音が静かに響く薄暗い部屋で、俺は隣で丸まってすやすやと眠る緒里の髪を撫でる。
緒里が眠っている姿を見るのはこれで2回目だが、丸まっているのは初めてだ。
快適な室温のはずだ。寒くはない。
ならば不安なのだろうか。
緒里の背中に腕を回して抱き寄せる。
すると緒里もモゾモゾと動いて俺にピタリと体を密着させてきた。
穏やかに寝息を立てる緒里の背中を軽くトントンとしながら、俺はこらえきれずにあくびをする。
今回はとりあえず緒里を救出できたが、悠里にはまだ警戒する必要がある。
明日からはしつこいくらいに緒里のそばを離れないようにしよう。
「先輩ずっといますね」と言って若干困りつつも嬉しそうにする緒里の顔が容易に想像出来る。
「ふっ、可愛いな」
緒里のまるっとした頭に顔を寄せ、そのまま目を瞑る。
……人を信じるのは怖い。
この学園に来て以来、いつも人に接する時は数歩引いてきた。
そしてこれからもそうだと思ってた。
でも緒里に出会って変わった。自分の心をさらけ出して、捧げてみたくなってしまった。
また失敗するかもしれない。失敗しないために努力してきたのに。
でもこのまま俺が引いてしまったら、緒里は俺の前からいなくなってしまうのだろうか?
そんなのは嫌だ。
この感情がなんなのかはまだ分からない。
波長の合う人への執着?いや、そんな人が別で現れたところで、俺は緒里じゃなきゃ嫌だ。
分からない。分からないけど……
すぐそこに答えが転がっている気がする。俺が緒里の手を引きさえすれば、すぐに見つけられる気がする。
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