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12.大人なキス
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今、私は絵梨香に胸を触られている。
凄く恥ずかしくて心臓がドクドクしている。
二日前の私ならこんな事言っていないし、やられたら嫌がっていた。
それなのに、今は嬉しい。
なぜか分からないけど凄く嬉しいし安心する。
「凄く・・やわらかい・・」
「そう・・?」
「うん・・触ってて気持ちいい・・」
「そうなんだ、んんっ・・」
胸の突起物に絵梨香の指が不意に触れた、なぜなのか分からないがとても気持ち良いと思ってしまった。
絵梨香は私の声に驚いたのか私の胸から手を離した。
「あっ・・!ごめん・・私暴走しないって約束したのに・・」
「今のは、仕方無いよ。だから気にしてない。」
「そうなんだ・・」と絵梨香は安堵の息を吐く。
絵梨香は朝帰ったはずなのに、何故また病室に来たのか。
私は絵梨香に理由を聞く。
「絵梨香、何かあったの・・?」
「え、いや・・・」
「連絡も無しに来たから何かあったのかなって。」
「いや・・はーちゃんが見たくなっちゃって・・」
「ふーん、つまり私にベタ惚れって事・・?」
私がジト目で言うと絵梨香は「ち、違う!」と否定した。
「私がはーちゃんを惚れさせるの!だから惚れてなんかいないの!」
何か日本語がおかしい気もしたが、本人曰く惚れてはいないらしい。
「じゃあ、どんな風に惚れさせてくれるの?」
惚れさせるのだから、相当な事をしてくれないと。
私は確かに絵梨香に惚れている、しかし今以上に絵梨香に惚れさせてくれると言う。
「そ、それは・・」
「私を惚れさせる・・?どんな事するのかな~?」
私が煽り口調でそう言うと、絵梨香は「ぐぅ・・」と弱音を吐き「今は考え中!」と怒られてしまった。
絵梨香は胸の位置に腕を組み、拗ねてしまった。
「絵梨香・・?」
「・・・なに。」
「拗ねてる・・?」
「拗ねてないし。」
言葉では何とでも言えるが、態度を見る限り明らかに拗ねている。
こうなると絵梨香は少し面倒くさい。
けど、今はチャンスに変わる。
前にライトノベルで見た大人なキスをするチャンス。
ハッキリした名前は知らないけど、ライトノベルでは「大人のキス」そう書いてあった。
普通の唇と唇を重ねるキスとは違く、唇と唇を重ねている時に相手の口の中に自分の舌を入れる。
そして、相手の舌を絡めるらしい。
あくまで、ライトノベルの情報だから気持ちいかどうかは分からない。
けれど、私は好奇心を納められなかった。
それに、私が予想外の事をすれば絵梨香が私に惚れるかも。
「絵梨香?」
「・・・なに」
「こっちむいて?」
「・・・やだ」
「なんで?」
「またいじわるするでしょ。」
「絵梨香もしたじゃん。」
「うぐっ・・したけど・・」
「じゃあこっちむいて?」
絵梨香は渋々顔を私の方に向けた。
「はい、向いたけど。何する気なの・・?」
絵梨香は私が何かするのではないかと疑っているようだ。
「それはね・・」
私は絵梨香がこちらを向いたのと同時に絵梨香の頬を両手で抑えた。
「むぐっ、はーはんはにするの・・?」
絵梨香は頬を抑えられてるため上手く喋れない。
そんなことは気にせず、私は絵梨香に顔を近づける。
「はーはん、はおは・・」
そして絵梨香の唇に私の唇を重ねた。
凄く恥ずかしくて心臓がドクドクしている。
二日前の私ならこんな事言っていないし、やられたら嫌がっていた。
それなのに、今は嬉しい。
なぜか分からないけど凄く嬉しいし安心する。
「凄く・・やわらかい・・」
「そう・・?」
「うん・・触ってて気持ちいい・・」
「そうなんだ、んんっ・・」
胸の突起物に絵梨香の指が不意に触れた、なぜなのか分からないがとても気持ち良いと思ってしまった。
絵梨香は私の声に驚いたのか私の胸から手を離した。
「あっ・・!ごめん・・私暴走しないって約束したのに・・」
「今のは、仕方無いよ。だから気にしてない。」
「そうなんだ・・」と絵梨香は安堵の息を吐く。
絵梨香は朝帰ったはずなのに、何故また病室に来たのか。
私は絵梨香に理由を聞く。
「絵梨香、何かあったの・・?」
「え、いや・・・」
「連絡も無しに来たから何かあったのかなって。」
「いや・・はーちゃんが見たくなっちゃって・・」
「ふーん、つまり私にベタ惚れって事・・?」
私がジト目で言うと絵梨香は「ち、違う!」と否定した。
「私がはーちゃんを惚れさせるの!だから惚れてなんかいないの!」
何か日本語がおかしい気もしたが、本人曰く惚れてはいないらしい。
「じゃあ、どんな風に惚れさせてくれるの?」
惚れさせるのだから、相当な事をしてくれないと。
私は確かに絵梨香に惚れている、しかし今以上に絵梨香に惚れさせてくれると言う。
「そ、それは・・」
「私を惚れさせる・・?どんな事するのかな~?」
私が煽り口調でそう言うと、絵梨香は「ぐぅ・・」と弱音を吐き「今は考え中!」と怒られてしまった。
絵梨香は胸の位置に腕を組み、拗ねてしまった。
「絵梨香・・?」
「・・・なに。」
「拗ねてる・・?」
「拗ねてないし。」
言葉では何とでも言えるが、態度を見る限り明らかに拗ねている。
こうなると絵梨香は少し面倒くさい。
けど、今はチャンスに変わる。
前にライトノベルで見た大人なキスをするチャンス。
ハッキリした名前は知らないけど、ライトノベルでは「大人のキス」そう書いてあった。
普通の唇と唇を重ねるキスとは違く、唇と唇を重ねている時に相手の口の中に自分の舌を入れる。
そして、相手の舌を絡めるらしい。
あくまで、ライトノベルの情報だから気持ちいかどうかは分からない。
けれど、私は好奇心を納められなかった。
それに、私が予想外の事をすれば絵梨香が私に惚れるかも。
「絵梨香?」
「・・・なに」
「こっちむいて?」
「・・・やだ」
「なんで?」
「またいじわるするでしょ。」
「絵梨香もしたじゃん。」
「うぐっ・・したけど・・」
「じゃあこっちむいて?」
絵梨香は渋々顔を私の方に向けた。
「はい、向いたけど。何する気なの・・?」
絵梨香は私が何かするのではないかと疑っているようだ。
「それはね・・」
私は絵梨香がこちらを向いたのと同時に絵梨香の頬を両手で抑えた。
「むぐっ、はーはんはにするの・・?」
絵梨香は頬を抑えられてるため上手く喋れない。
そんなことは気にせず、私は絵梨香に顔を近づける。
「はーはん、はおは・・」
そして絵梨香の唇に私の唇を重ねた。
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