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52. まだまだ暑いですね
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アメリカンフードを食べてアクアシティを出た。
外に出ると空は真っ暗になっていた。
周りの建物が光っているせいか星などは全く見えない。
見えるのは丸くなったお月様だけ。
観光客なのか分からないが家族連れや外国人などで人通りは家を出た時よりも多くなっていた。
「人多いね」
「そうだね、とりあえず家の前のスーパーで食材とか買ってこうかな」
「わかった。ぎゅ~」
絵梨香は私の腕に飛びつくと力いっぱい抱きしめた。
絵梨香の胸に腕があたりとても柔らかい、不思議と安心感が出て来てしまう。
しかし、この見た目で私に甘えてくると少し不思議な感じになってしまう。
絵梨香の見た目はクール系女子、所謂ボーイッシュだ。
それに比べて私はただの女子高生、見た目的には私が「絵梨香カッコ良い!すっごく甘えたい。ねぇ、ぎゅ~ってして言い?」みたいな感じで私が絵梨香に甘えるのが普通なはずなのに絵梨香が私に甘えてしまっているせいで周りからの視線が変な風に集まってしまう。
現に今も色んな人から見られているのかもの凄く視線を感じる。
改めて絵梨香の魅力というか人を惹きつける力を実感した。
視線を感じながら歩き、家の前のスーパーに着いた。
まだ八月という事もあり、夜はとても蒸し暑くなっていた。
店内に入るとクーラーが効いているのか外よりは涼しかったがそれでも蒸し暑かった。
「暑いね」
「そうだね、早く帰りたい」
「急いで済ますから我慢して」
スマホで時間を確認すると7時になっていた、店内を見渡すと人はあまり居らず仕事帰りのサラリーマン見たいな人が二人ほど見えるだけだった。
私はショッピングカートは使わず手さげのカゴを取り、最初に精肉コーナーから見始めた。
時間も時間なだけあって数は少なかったがほとんどのお肉に半額シールや4割引きシールが貼ってあった。
とりあえず日持ちしそうなものを手に取りカゴに入れた。
その後、ポン酢が切れていた事を思い出したので調味料コーナーに行ってポン酢もカゴに入れた。
魚とか海鮮も見たかったが時間的に良い物は置いていないと思ったので海鮮コーナーは辞めた。
レジに行きカゴを置いた。
気怠そうな店員さんが商品をレジに打っていく。
「全部で1242円です」
案外かからなかったなと思い財布から2千円をだした。
店員さんは少し嫌そうな顔をしながら2千円を受け取り「こちらお釣りの758円です」と渡して来た。
お釣りが細々するのが嫌なのかと少しイラついたがグッと抑えて「ありがとうございます」と言い商品とお釣りを受け取った。
店を出てマンションに向かう。
と言ってもほんと数歩の所にあるから一瞬でマンションに着くのだが。
マンションに入る。
エントランスはさっきのスーパーとは違い、クーラーの性能が違うのかとても涼しかった。
部屋の番号を打ち、オートロックを解除してエレベーターに乗り込んだ。
「さっきの店員さん、愛想悪かったね」
「まぁ、いいよあれくらい。少しイラついたけど」
「私もー、あそこではーちゃんに舌打ちとかしてたら殴ってたかも」
それはやりすぎじゃなかと思いながら私は苦笑いをした。
4階に着き部屋の前まで来た。
扉を開けて中に入ると小太郎が居た。
「あ、姉貴おかえり。それとえりちゃんも」
「おいっす、小太郎ただいま~」
諸悪の根源とでも言った所だろうか。
こいつが絵梨香を家に住むことを許可しなければと思いながら私は少し機嫌悪そうに「ただいま」と返した。
「姉貴何か、怒ってる?」
「別に」
「そ、そっか……」
少し気まずくなってしまったので話のネタを探す。
そう言えば、この人は望海ちゃんに勉強を教えるだかで家に泊まっていたんだっけ。
話のネタも無いところだし、せっかくなら聞いてみよう。
「そういえばさ、望海ちゃんとどうだったの?」
「ん?あー勉強教えるって件?」
「そう」
「いやーそれがさ、俺が連絡したら「是非!教えてください!」って来たから家に行って勉強教えてあげたのさ」
「うん」
「だけど望海って全く勉強出来なくてさ、もう学校の宿題ですらチンプンカンプンな感じなのさ」
あの子勉強出来なかったんだ。
「それでまぁ、何とか数学の宿題は片付いたし良い時間だから帰ろうとしたら「もっと教えてください!」なんて言われてさ、無理にでも帰ろうと思ったけど望海の親がまた面倒でさ」
「ふむふむ」
「俺が帰ろうとしたら望海の親が帰って来て「まぁ!望海のお友達!?どうぞ遊んでって!」って遊び終わった後なのに遊んでけってうるさくてさ、そのまま第二ウェーブ突入だよね」
「でも、泊まる必要無かったじゃん」
「それは、望海が「全部宿題終わらせたいから泊まって良いから教えて」ってうるさくて……」
「ふーん」
「姉貴、ジト目やめてくれ……頼むから」
「体の関係とか持ったりしてないよね?」
「な、なななんてこと聞くんだよ!これでも俺は今年受験生なんだぞ!そんな事しねぇよ!」
受験生が関係あるかは分からないが小太郎の反応からしてそうゆう事はしていなそうだ。
気まずくなったのかいつの間にか絵梨香は居なくなっていた。
取りあえず買って来た物を冷蔵庫に詰めて、手を洗いに洗面所に向かった。
洗面所の扉を開けるとそこには全裸の絵梨香が居た。
外に出ると空は真っ暗になっていた。
周りの建物が光っているせいか星などは全く見えない。
見えるのは丸くなったお月様だけ。
観光客なのか分からないが家族連れや外国人などで人通りは家を出た時よりも多くなっていた。
「人多いね」
「そうだね、とりあえず家の前のスーパーで食材とか買ってこうかな」
「わかった。ぎゅ~」
絵梨香は私の腕に飛びつくと力いっぱい抱きしめた。
絵梨香の胸に腕があたりとても柔らかい、不思議と安心感が出て来てしまう。
しかし、この見た目で私に甘えてくると少し不思議な感じになってしまう。
絵梨香の見た目はクール系女子、所謂ボーイッシュだ。
それに比べて私はただの女子高生、見た目的には私が「絵梨香カッコ良い!すっごく甘えたい。ねぇ、ぎゅ~ってして言い?」みたいな感じで私が絵梨香に甘えるのが普通なはずなのに絵梨香が私に甘えてしまっているせいで周りからの視線が変な風に集まってしまう。
現に今も色んな人から見られているのかもの凄く視線を感じる。
改めて絵梨香の魅力というか人を惹きつける力を実感した。
視線を感じながら歩き、家の前のスーパーに着いた。
まだ八月という事もあり、夜はとても蒸し暑くなっていた。
店内に入るとクーラーが効いているのか外よりは涼しかったがそれでも蒸し暑かった。
「暑いね」
「そうだね、早く帰りたい」
「急いで済ますから我慢して」
スマホで時間を確認すると7時になっていた、店内を見渡すと人はあまり居らず仕事帰りのサラリーマン見たいな人が二人ほど見えるだけだった。
私はショッピングカートは使わず手さげのカゴを取り、最初に精肉コーナーから見始めた。
時間も時間なだけあって数は少なかったがほとんどのお肉に半額シールや4割引きシールが貼ってあった。
とりあえず日持ちしそうなものを手に取りカゴに入れた。
その後、ポン酢が切れていた事を思い出したので調味料コーナーに行ってポン酢もカゴに入れた。
魚とか海鮮も見たかったが時間的に良い物は置いていないと思ったので海鮮コーナーは辞めた。
レジに行きカゴを置いた。
気怠そうな店員さんが商品をレジに打っていく。
「全部で1242円です」
案外かからなかったなと思い財布から2千円をだした。
店員さんは少し嫌そうな顔をしながら2千円を受け取り「こちらお釣りの758円です」と渡して来た。
お釣りが細々するのが嫌なのかと少しイラついたがグッと抑えて「ありがとうございます」と言い商品とお釣りを受け取った。
店を出てマンションに向かう。
と言ってもほんと数歩の所にあるから一瞬でマンションに着くのだが。
マンションに入る。
エントランスはさっきのスーパーとは違い、クーラーの性能が違うのかとても涼しかった。
部屋の番号を打ち、オートロックを解除してエレベーターに乗り込んだ。
「さっきの店員さん、愛想悪かったね」
「まぁ、いいよあれくらい。少しイラついたけど」
「私もー、あそこではーちゃんに舌打ちとかしてたら殴ってたかも」
それはやりすぎじゃなかと思いながら私は苦笑いをした。
4階に着き部屋の前まで来た。
扉を開けて中に入ると小太郎が居た。
「あ、姉貴おかえり。それとえりちゃんも」
「おいっす、小太郎ただいま~」
諸悪の根源とでも言った所だろうか。
こいつが絵梨香を家に住むことを許可しなければと思いながら私は少し機嫌悪そうに「ただいま」と返した。
「姉貴何か、怒ってる?」
「別に」
「そ、そっか……」
少し気まずくなってしまったので話のネタを探す。
そう言えば、この人は望海ちゃんに勉強を教えるだかで家に泊まっていたんだっけ。
話のネタも無いところだし、せっかくなら聞いてみよう。
「そういえばさ、望海ちゃんとどうだったの?」
「ん?あー勉強教えるって件?」
「そう」
「いやーそれがさ、俺が連絡したら「是非!教えてください!」って来たから家に行って勉強教えてあげたのさ」
「うん」
「だけど望海って全く勉強出来なくてさ、もう学校の宿題ですらチンプンカンプンな感じなのさ」
あの子勉強出来なかったんだ。
「それでまぁ、何とか数学の宿題は片付いたし良い時間だから帰ろうとしたら「もっと教えてください!」なんて言われてさ、無理にでも帰ろうと思ったけど望海の親がまた面倒でさ」
「ふむふむ」
「俺が帰ろうとしたら望海の親が帰って来て「まぁ!望海のお友達!?どうぞ遊んでって!」って遊び終わった後なのに遊んでけってうるさくてさ、そのまま第二ウェーブ突入だよね」
「でも、泊まる必要無かったじゃん」
「それは、望海が「全部宿題終わらせたいから泊まって良いから教えて」ってうるさくて……」
「ふーん」
「姉貴、ジト目やめてくれ……頼むから」
「体の関係とか持ったりしてないよね?」
「な、なななんてこと聞くんだよ!これでも俺は今年受験生なんだぞ!そんな事しねぇよ!」
受験生が関係あるかは分からないが小太郎の反応からしてそうゆう事はしていなそうだ。
気まずくなったのかいつの間にか絵梨香は居なくなっていた。
取りあえず買って来た物を冷蔵庫に詰めて、手を洗いに洗面所に向かった。
洗面所の扉を開けるとそこには全裸の絵梨香が居た。
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