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番外編
第十二話 初夜(2)★
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「夜の闇に、そなたの銀髪がよく映える。まるで月夜の女神だな」
ジェイド様が私の髪を一房手に取り、そっと口付けを落とした。
私は、どうしたら良いのか分からず、ただ身を固くしてじっといていることしかできない。
すると、そのまま寝台へと押し倒された。
のしかかってくるジェイド様の体温が、薄い夜着越しに伝わってきて、妙に艶めかしい。
しゅる、と衣擦れの音がして、ジェイド様は羽織っていたローブを脱ぎ捨てた。
初めて見るジェイド様の裸身に私は顔を赤らめた。
端正な顔立ちに見合う、均整の取れた、でも見事に鍛え上げられた体は、見惚れるほどに美しい。
「ん………っ」
もう一度、唇が奪われる。
やや強引な口付は、まるで私の呼吸を全て奪い去るかのように、腔内をジェイド様の舌がゆっくりと侵入してきて、歯列をなぞり、私の舌へと絡める。
「あ………ふっ………」
「………口付けだけで、感じたか?」
熱に浮かされたようなジェイド様が、色香を含んみ婀娜めいた声でそう告げてきた。
「そんなの………わからな………っ」
ジェイド様が離れたと思ったら、今度は耳朶に口付けが落とされた。
熱い吐息が耳にかかり、一瞬怖気に襲われたような、擽ったいような妙な気分になった。
「やあっ………!」
そのまま、耳殻を甘噛され、舌を這わせられると、全身に切ないような、訳のわからない疼きが全身を走り抜ける。
更に耳朶を唇で喰まれると、その疼きは大きくなり、体の中で妙な熱を孕んだ。
と。
ジェイド様の大きな手が、私の胸に触れた。
「んっ…………」
ゆっくりと、優しく揉みしだかれると、そこから未知の心地よさが広がり、同時にチクリとしたような刺激も感じた。
「夜着の上からでも分かるくらいに、勃ち上がってきたな」
指摘されて、私はかあっと頬が熱くなるのを感じた。
不意に、ジェイド様の手が夜着にかかる。
「隠していないで、全て私の前に曝け出せ」
「あっ………」
胸の下のリボンが解かれると、心許ない夜着はあっという間に開けてしまい、ジェイド様の前に素肌が晒される。
「ほう………想像以上だな」
ジェイド様はそう言って目を細めた。
男性の前に肌を晒したのは、生まれて初めて。恥ずかしさと、何かを期待しているような昂りが私を襲った。
ジェイド様が私の髪を一房手に取り、そっと口付けを落とした。
私は、どうしたら良いのか分からず、ただ身を固くしてじっといていることしかできない。
すると、そのまま寝台へと押し倒された。
のしかかってくるジェイド様の体温が、薄い夜着越しに伝わってきて、妙に艶めかしい。
しゅる、と衣擦れの音がして、ジェイド様は羽織っていたローブを脱ぎ捨てた。
初めて見るジェイド様の裸身に私は顔を赤らめた。
端正な顔立ちに見合う、均整の取れた、でも見事に鍛え上げられた体は、見惚れるほどに美しい。
「ん………っ」
もう一度、唇が奪われる。
やや強引な口付は、まるで私の呼吸を全て奪い去るかのように、腔内をジェイド様の舌がゆっくりと侵入してきて、歯列をなぞり、私の舌へと絡める。
「あ………ふっ………」
「………口付けだけで、感じたか?」
熱に浮かされたようなジェイド様が、色香を含んみ婀娜めいた声でそう告げてきた。
「そんなの………わからな………っ」
ジェイド様が離れたと思ったら、今度は耳朶に口付けが落とされた。
熱い吐息が耳にかかり、一瞬怖気に襲われたような、擽ったいような妙な気分になった。
「やあっ………!」
そのまま、耳殻を甘噛され、舌を這わせられると、全身に切ないような、訳のわからない疼きが全身を走り抜ける。
更に耳朶を唇で喰まれると、その疼きは大きくなり、体の中で妙な熱を孕んだ。
と。
ジェイド様の大きな手が、私の胸に触れた。
「んっ…………」
ゆっくりと、優しく揉みしだかれると、そこから未知の心地よさが広がり、同時にチクリとしたような刺激も感じた。
「夜着の上からでも分かるくらいに、勃ち上がってきたな」
指摘されて、私はかあっと頬が熱くなるのを感じた。
不意に、ジェイド様の手が夜着にかかる。
「隠していないで、全て私の前に曝け出せ」
「あっ………」
胸の下のリボンが解かれると、心許ない夜着はあっという間に開けてしまい、ジェイド様の前に素肌が晒される。
「ほう………想像以上だな」
ジェイド様はそう言って目を細めた。
男性の前に肌を晒したのは、生まれて初めて。恥ずかしさと、何かを期待しているような昂りが私を襲った。
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