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番外編
第十五話 初夜(5)★
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しとどに濡れたその部分に、灼熱の塊が押し付けられた。
反射的に体が、緊張したせいか硬直する。
そんな私に、ジェイド様は僅かに微笑むと、宥めるように額に優しいキスを落とした。
「辛いのは一時と聞いた。………すまんが耐えてくれ」
その言葉の直後、熱の塊が胎内に入り込んでくるのを感じる。
「………っつぅ………!」
ゆっくりとジェイド様が押し入ってくると、その部分に重い、そして鈍い痛みが走る。
「………力を抜け。そなたが辛くなるだけだ」
情欲に掠れた、艶めかしいジェイド様の声が、耳元で囁く。
その声にほっとした瞬間、胎内に埋め込まれたジェイド様の雄身が一気に私を貫いた。
「ひああっ!」
はしたないと分かっていても、抑えきれなかった声が漏れてしまった。
「く………っ、これでそなたは正真正銘、私のものだ」
ジェイド様が苦しげに、でも嬉しそうに呟いた。
そう。この痛みは、私がジェイド様の妃に………エルカリオンの王太子妃になった証だ。
苦しくて痛いのに、胸の奥が満たされる。
私はぎゅっと、ジェイド様のむき出しになった広い背にしがみついた。
「そんなに、煽るな。私もそんなに余裕はないのだ」
「余裕……?」
言われている意味がわからず、私は浅い呼吸を繰り返しながらジェイド様の言葉をおうむ返しにした。
「そなたの中が、私を締め付けてきて………気を抜くとすぐに果ててしまいそうになるのだ」
そう言われて、私はたちまち羞恥で体が熱くなるのを感じる。
同時に、無意識のうちにジェイド様と繋がっている部分がヒクリ、と震えたのを感じた。
「………っ、おい………そんなに締めるな」
少し笑みを浮かべたジェイド様は、じっと何かを耐えているようだ。
「まだ痛むか?」
そう言われれば、先程の鈍い痛みは引いて、その代わりにじんじんとした妙な疼きが生まれてきていた。
「もう、大丈夫ですわ………」
「では、動くぞ」
そう宣言したジェイド様が腰を引く。
ずるり、と中に挿入っていたものが半分くらい引き出され、今度は物足りなさを覚えて腰が揺れる。
「あ、ジェイドさまぁ………」
自分のものとは思えないくらい甘い声が口から漏れた。
ゆるゆると、ジェイド様の雄身が抜き差しを始めると、甘い疼きが広がり全身を駆け巡り始めた。
私は自分の体が、自分のものではないような感覚に翻弄された。
反射的に体が、緊張したせいか硬直する。
そんな私に、ジェイド様は僅かに微笑むと、宥めるように額に優しいキスを落とした。
「辛いのは一時と聞いた。………すまんが耐えてくれ」
その言葉の直後、熱の塊が胎内に入り込んでくるのを感じる。
「………っつぅ………!」
ゆっくりとジェイド様が押し入ってくると、その部分に重い、そして鈍い痛みが走る。
「………力を抜け。そなたが辛くなるだけだ」
情欲に掠れた、艶めかしいジェイド様の声が、耳元で囁く。
その声にほっとした瞬間、胎内に埋め込まれたジェイド様の雄身が一気に私を貫いた。
「ひああっ!」
はしたないと分かっていても、抑えきれなかった声が漏れてしまった。
「く………っ、これでそなたは正真正銘、私のものだ」
ジェイド様が苦しげに、でも嬉しそうに呟いた。
そう。この痛みは、私がジェイド様の妃に………エルカリオンの王太子妃になった証だ。
苦しくて痛いのに、胸の奥が満たされる。
私はぎゅっと、ジェイド様のむき出しになった広い背にしがみついた。
「そんなに、煽るな。私もそんなに余裕はないのだ」
「余裕……?」
言われている意味がわからず、私は浅い呼吸を繰り返しながらジェイド様の言葉をおうむ返しにした。
「そなたの中が、私を締め付けてきて………気を抜くとすぐに果ててしまいそうになるのだ」
そう言われて、私はたちまち羞恥で体が熱くなるのを感じる。
同時に、無意識のうちにジェイド様と繋がっている部分がヒクリ、と震えたのを感じた。
「………っ、おい………そんなに締めるな」
少し笑みを浮かべたジェイド様は、じっと何かを耐えているようだ。
「まだ痛むか?」
そう言われれば、先程の鈍い痛みは引いて、その代わりにじんじんとした妙な疼きが生まれてきていた。
「もう、大丈夫ですわ………」
「では、動くぞ」
そう宣言したジェイド様が腰を引く。
ずるり、と中に挿入っていたものが半分くらい引き出され、今度は物足りなさを覚えて腰が揺れる。
「あ、ジェイドさまぁ………」
自分のものとは思えないくらい甘い声が口から漏れた。
ゆるゆると、ジェイド様の雄身が抜き差しを始めると、甘い疼きが広がり全身を駆け巡り始めた。
私は自分の体が、自分のものではないような感覚に翻弄された。
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