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第二部 198年 北平平定 VS公孫瓚
第64話 攻略、易京城砦① 公孫越の最後
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心が汗ばむ。
目の前にそびえ立つ易京城砦の壮大さもあるだろう。
それよりも、袁家次期当主という肩書が付きそうなのが、心理的な負荷をかけてくる。実質的な河北の支配者にして、三公を輩出した名門の一族。その双肩には多くの民の命がかかっているのだ。
ゲームだと袁紹なんぞ、顔良、文醜を引き抜き、沮授と田豊を捕まえるのがルーチンになってる感があった。
歴史から外れた中華において、彼らと言葉を交わし、心を通わせている。
誰も失いたくない。
恩義や友好、そして親愛の情が深くなっている。
舵取りは難儀するだろうが、彼らと共に官渡の荒波を越えて見せよう。
そのためには、公孫瓚……貴公には滅亡してもらわなくてはならないんだ。
やってることは鬼畜の極みだ。令和ジャパンに住んでいる人から見れば、なんたる野蛮人かと罵られるに違いない。
でもそんなの関係ねー!
俺がやらなきゃ、やべーことになるんだよ、こんちくしょう。
「顕奕様、何をぶつぶつおっしゃられてるのですか?」
「む、陸兄弟か。なに、これから始まる大一番に、武者震いをしていたところよ」
「左様でございますか。流石は殿、袁家の誇りは河北で一番の輝きでございますね」
陸遜、陸瑁には一つの策を授けてある。
まだ若年とはいえ、共に知勇兼備の士だ。完全武装をしてもらい、時が来るのを待ってもらっているところだ。
「殿、第一波、出陣準備完了いたしましたぞ!」
「うむ。高覧将軍に伝達、破城槌をもって『平凡に攻めよ』と」
「ははっ!」
押し寄せる袁家の大軍団を前に、威風を放って迎え撃つ大城塞。
そこにポロっと破城槌が出てきたらどうするかね、公孫瓚殿。さぞ美味しそうに見えるに違いないよなぁ。
白い狼煙が上がり、先手を受け持つ高覧が攻撃を開始したようだ。
鬨の声が中軍にいる俺の元まで届いてくる。
さて、上手く引っかかってくれるかな。
◇
――公孫越
「兄上、なぜに攻撃をせぬのですか! 敵は完全に公孫の旗を舐めておりまする。これ見よがしに破城槌などを持ち出し、悠々と城門を破壊する気ですぞ!」
「静まれ、越。前面に展開しているだけでも、我らの倍以上の兵力だ。こちらから打って出ず、敵の接近と同時に落石で破壊すればことは足りるだろう」
何を消極的な。
公孫越は我が身内ながらも、最後の一線を越えられない兄、公孫瓚に侮蔑の目を向けた。
この北平の大地を踏みしめてよいのは、公孫の軍のみ。例え帝といえどもみだりに踏み入れることは出来ぬ。
化外の地と蔑まれてきた北方の大地は、この公孫が力を蓄えるための揺り籠であったと理解させてくれよう。
厳しい北の試練を乗り越え、弓馬を鍛えてきた公孫に敗北はあってはならない。
公孫越は兄の元を辞すると、密かに腹心を呼び寄せ、出撃の準備に取り掛かった。
「寄せ手の破城槌を静観するなど武門の名折れ。我ら白馬義従の弓にて、針鼠にしてくれようぞ」
「おお、それでは……!」
「うむ。君命に背いても、大功を立てれば放免される習わしがある。ここで手柄をあげれば次期当主の座は俺のものよ」
兄・公孫瓚の息子である公孫続が敗走し、這う這うの体で易京へと戻ってきた。
順当にいけば公孫越の当主継承はありえないことだ。だが、今ならば……。
野心は露わにする時を待つべきである。それが公孫越の持論である。
「袁煕……か。惰弱にして暗愚な将が相手なのは不満に尽きるが、楽に勝てれば幸いか。一気呵成に戦の流れを引き寄せてくれよう!」
精鋭の白馬義従二千騎を揃え、公孫越は命令を無視して城門を開いた。
◇
――高覧
「易京城砦、開門! 敵白馬陣に、公孫の旗有り!」
物見の兵による報告に、高覧はつい顔を珍妙にしかめてしまう。
「……城砦に籠っていれば寿命は延びたものを。まさか本当に攻城兵器に食いついて来たのか」
「恐らく敵軍の暴走でしょう。前面からは袁家。後背地には蛮族では、心休まることがございますまい。戦況を我が物にしようとの肚積もりかと」
ふむ、と頤に手を当て、高覧は考える。
如何に敵が愚かな選択を執ったとはいえ、それが計略ではない保証がない。
「これは誘引の計ではないのかな、陳琳殿。ここは一つ探ってみるのもよい案かと」
「左様ですな。それでは我が手勢にて大きく罵声を飛ばしてみましょう。敵の正面には既に馬防柵を準備しておりますので、ぬかりはありません」
「ではお願いする。突っ込んでくれば良し。そうでなければ、敵の真の狙いを看破し、文醜・魏延両将軍に引き渡すこともできよう」
訓練された迅速な動きにより、袁煕によって発明された移動式馬防柵が組み立てられる。
本来は鉄条網を作りたかったそうだが、技術力及ばず、木製の柵で我慢することになった代物だ。
やがて陣の先頭より口汚い野次が飛び始める。
「腑抜けの公孫め! 馬がいなければ貴様らなぞ地べたを這う害虫と同じよ!」
「今日も今日とて弓の稽古か。槍を合わせられぬ臆病者なぞ、戦場には不要よ!」
「ええと……『ウマとヤってろ、インポ野郎。ケツ穴ガバガバになるまで乗られてやがれ』」
最後の一文は、袁煕の言から着想を得た、陳琳オリジナルの罵声である。
近代においては強烈な挑戦状になるワードだが、それはこの中華においても同じ効果をもたらしたらしい。
「敵軍、速度を上げて前列へ吶喊中! このままは防柵がもちませぬ」
「……本当にただの突撃だったのか。なんという猪武者よ……よし、予定通り赤の狼煙をあげよ。左右両翼にいる伏兵に合図を出せ!」
「はっ!」
汚泥を混ぜ捏ねたような泥沼の前線は、伏兵の攻撃によりあっという間に鎮火していく。
もともと一撃離脱を旨とする白馬陣において、接近戦はご法度の所業だ。
しかし挑発にまんまと乗ってしまった公孫越は、ただひたすらに罵声を飛ばす陳琳の首を欲してしまったのである。
土煙が舞い、昇り、そして地に落ちる。
血と臓物、そして馬の死骸で埋まった大地は、際限なく命を吸い上げていた。
「勝負あったな。包囲を狭め、敵将を捕縛せよ!」
勝負所での勘は張郃に匹敵するほどの勇者である。
高覧の采配は堅実かつ無難だ。しかし型にはまった場合には抜け出すことは容易ではない。
白馬に跨った一群が、包囲を突破して易京へと走っていく。
敵将を詰め切れなかった無念さは感じるが、緒戦の勝利をものにした高揚は、士気に直結するものである。
「逃すな、追えっ! そのまま易京城内へと雪崩れこむのだ!」
「応ッ!」
残敵を殲滅した高覧は、攻城兵器を放棄し、真っすぐに前進する。捨てがまりを討ち、立ちふさがる残兵を掃討しながら先を目指す。
易京の正面に立った高覧は、そこで敵将の絶望の声を聴いた。
◇
――公孫瓚
「兄上、城門を開けてくだされ! 兵士の命をお見捨てになられるのか!」
血痰を吐きながらも、公孫越は城砦に立つ公孫瓚に向かって叫び続ける。命令違反は重罪なれど、付き従った兵たちに罪はない。
多くの部下を抱える君主であるからこそ、苦境に立たされた者を見捨てるはずがないだろう、と。
「兄上ー--っ! どうか、どうか!」
虚しく木霊する声は、やがて馬蹄の音にかき消される。
公孫瓚が弟の姿を見たのは、城門前に殺到する敵兵の波に攫われたときが最後だった。恐らくは討たれたのだろう。公孫瓚は、君命を無視した者を助けることなく、そのまま戦死させることを選択したのだった。
「殿……よろしかったのでしょうか」
「捨ておけ。小勢を助けるために城砦そのものを空には出来ぬ。多くの犠牲を払う方が、かえって利敵行為となりうるのだ」
「し、しかし……」
「くどい! 越は自らの栄達を夢見て死んだ。将として責任を取ったのであるから、それで良しとせよ」
押し黙る部下を尻目に、公孫瓚は敵を睥睨する。
来るものなら来てみよ。
この易京の壁は、蓬莱の剣山よりも高く険しいものよと思いながら。
「実の弟ですらお見捨てになられるとは……殿は何をお考えなのか」
「うかうかと出撃出来ぬではないか。いつ城門が締められるとも限らぬ」
「然り。今日の越様は、明日の我らぞ」
部下の不和は、野火の様に広がっていく。
静かに、深く。そして不可逆性をもって。
知らぬは公孫の主のみ。
易京を守る兵士の心に、大きなヒビが入った。
目の前にそびえ立つ易京城砦の壮大さもあるだろう。
それよりも、袁家次期当主という肩書が付きそうなのが、心理的な負荷をかけてくる。実質的な河北の支配者にして、三公を輩出した名門の一族。その双肩には多くの民の命がかかっているのだ。
ゲームだと袁紹なんぞ、顔良、文醜を引き抜き、沮授と田豊を捕まえるのがルーチンになってる感があった。
歴史から外れた中華において、彼らと言葉を交わし、心を通わせている。
誰も失いたくない。
恩義や友好、そして親愛の情が深くなっている。
舵取りは難儀するだろうが、彼らと共に官渡の荒波を越えて見せよう。
そのためには、公孫瓚……貴公には滅亡してもらわなくてはならないんだ。
やってることは鬼畜の極みだ。令和ジャパンに住んでいる人から見れば、なんたる野蛮人かと罵られるに違いない。
でもそんなの関係ねー!
俺がやらなきゃ、やべーことになるんだよ、こんちくしょう。
「顕奕様、何をぶつぶつおっしゃられてるのですか?」
「む、陸兄弟か。なに、これから始まる大一番に、武者震いをしていたところよ」
「左様でございますか。流石は殿、袁家の誇りは河北で一番の輝きでございますね」
陸遜、陸瑁には一つの策を授けてある。
まだ若年とはいえ、共に知勇兼備の士だ。完全武装をしてもらい、時が来るのを待ってもらっているところだ。
「殿、第一波、出陣準備完了いたしましたぞ!」
「うむ。高覧将軍に伝達、破城槌をもって『平凡に攻めよ』と」
「ははっ!」
押し寄せる袁家の大軍団を前に、威風を放って迎え撃つ大城塞。
そこにポロっと破城槌が出てきたらどうするかね、公孫瓚殿。さぞ美味しそうに見えるに違いないよなぁ。
白い狼煙が上がり、先手を受け持つ高覧が攻撃を開始したようだ。
鬨の声が中軍にいる俺の元まで届いてくる。
さて、上手く引っかかってくれるかな。
◇
――公孫越
「兄上、なぜに攻撃をせぬのですか! 敵は完全に公孫の旗を舐めておりまする。これ見よがしに破城槌などを持ち出し、悠々と城門を破壊する気ですぞ!」
「静まれ、越。前面に展開しているだけでも、我らの倍以上の兵力だ。こちらから打って出ず、敵の接近と同時に落石で破壊すればことは足りるだろう」
何を消極的な。
公孫越は我が身内ながらも、最後の一線を越えられない兄、公孫瓚に侮蔑の目を向けた。
この北平の大地を踏みしめてよいのは、公孫の軍のみ。例え帝といえどもみだりに踏み入れることは出来ぬ。
化外の地と蔑まれてきた北方の大地は、この公孫が力を蓄えるための揺り籠であったと理解させてくれよう。
厳しい北の試練を乗り越え、弓馬を鍛えてきた公孫に敗北はあってはならない。
公孫越は兄の元を辞すると、密かに腹心を呼び寄せ、出撃の準備に取り掛かった。
「寄せ手の破城槌を静観するなど武門の名折れ。我ら白馬義従の弓にて、針鼠にしてくれようぞ」
「おお、それでは……!」
「うむ。君命に背いても、大功を立てれば放免される習わしがある。ここで手柄をあげれば次期当主の座は俺のものよ」
兄・公孫瓚の息子である公孫続が敗走し、這う這うの体で易京へと戻ってきた。
順当にいけば公孫越の当主継承はありえないことだ。だが、今ならば……。
野心は露わにする時を待つべきである。それが公孫越の持論である。
「袁煕……か。惰弱にして暗愚な将が相手なのは不満に尽きるが、楽に勝てれば幸いか。一気呵成に戦の流れを引き寄せてくれよう!」
精鋭の白馬義従二千騎を揃え、公孫越は命令を無視して城門を開いた。
◇
――高覧
「易京城砦、開門! 敵白馬陣に、公孫の旗有り!」
物見の兵による報告に、高覧はつい顔を珍妙にしかめてしまう。
「……城砦に籠っていれば寿命は延びたものを。まさか本当に攻城兵器に食いついて来たのか」
「恐らく敵軍の暴走でしょう。前面からは袁家。後背地には蛮族では、心休まることがございますまい。戦況を我が物にしようとの肚積もりかと」
ふむ、と頤に手を当て、高覧は考える。
如何に敵が愚かな選択を執ったとはいえ、それが計略ではない保証がない。
「これは誘引の計ではないのかな、陳琳殿。ここは一つ探ってみるのもよい案かと」
「左様ですな。それでは我が手勢にて大きく罵声を飛ばしてみましょう。敵の正面には既に馬防柵を準備しておりますので、ぬかりはありません」
「ではお願いする。突っ込んでくれば良し。そうでなければ、敵の真の狙いを看破し、文醜・魏延両将軍に引き渡すこともできよう」
訓練された迅速な動きにより、袁煕によって発明された移動式馬防柵が組み立てられる。
本来は鉄条網を作りたかったそうだが、技術力及ばず、木製の柵で我慢することになった代物だ。
やがて陣の先頭より口汚い野次が飛び始める。
「腑抜けの公孫め! 馬がいなければ貴様らなぞ地べたを這う害虫と同じよ!」
「今日も今日とて弓の稽古か。槍を合わせられぬ臆病者なぞ、戦場には不要よ!」
「ええと……『ウマとヤってろ、インポ野郎。ケツ穴ガバガバになるまで乗られてやがれ』」
最後の一文は、袁煕の言から着想を得た、陳琳オリジナルの罵声である。
近代においては強烈な挑戦状になるワードだが、それはこの中華においても同じ効果をもたらしたらしい。
「敵軍、速度を上げて前列へ吶喊中! このままは防柵がもちませぬ」
「……本当にただの突撃だったのか。なんという猪武者よ……よし、予定通り赤の狼煙をあげよ。左右両翼にいる伏兵に合図を出せ!」
「はっ!」
汚泥を混ぜ捏ねたような泥沼の前線は、伏兵の攻撃によりあっという間に鎮火していく。
もともと一撃離脱を旨とする白馬陣において、接近戦はご法度の所業だ。
しかし挑発にまんまと乗ってしまった公孫越は、ただひたすらに罵声を飛ばす陳琳の首を欲してしまったのである。
土煙が舞い、昇り、そして地に落ちる。
血と臓物、そして馬の死骸で埋まった大地は、際限なく命を吸い上げていた。
「勝負あったな。包囲を狭め、敵将を捕縛せよ!」
勝負所での勘は張郃に匹敵するほどの勇者である。
高覧の采配は堅実かつ無難だ。しかし型にはまった場合には抜け出すことは容易ではない。
白馬に跨った一群が、包囲を突破して易京へと走っていく。
敵将を詰め切れなかった無念さは感じるが、緒戦の勝利をものにした高揚は、士気に直結するものである。
「逃すな、追えっ! そのまま易京城内へと雪崩れこむのだ!」
「応ッ!」
残敵を殲滅した高覧は、攻城兵器を放棄し、真っすぐに前進する。捨てがまりを討ち、立ちふさがる残兵を掃討しながら先を目指す。
易京の正面に立った高覧は、そこで敵将の絶望の声を聴いた。
◇
――公孫瓚
「兄上、城門を開けてくだされ! 兵士の命をお見捨てになられるのか!」
血痰を吐きながらも、公孫越は城砦に立つ公孫瓚に向かって叫び続ける。命令違反は重罪なれど、付き従った兵たちに罪はない。
多くの部下を抱える君主であるからこそ、苦境に立たされた者を見捨てるはずがないだろう、と。
「兄上ー--っ! どうか、どうか!」
虚しく木霊する声は、やがて馬蹄の音にかき消される。
公孫瓚が弟の姿を見たのは、城門前に殺到する敵兵の波に攫われたときが最後だった。恐らくは討たれたのだろう。公孫瓚は、君命を無視した者を助けることなく、そのまま戦死させることを選択したのだった。
「殿……よろしかったのでしょうか」
「捨ておけ。小勢を助けるために城砦そのものを空には出来ぬ。多くの犠牲を払う方が、かえって利敵行為となりうるのだ」
「し、しかし……」
「くどい! 越は自らの栄達を夢見て死んだ。将として責任を取ったのであるから、それで良しとせよ」
押し黙る部下を尻目に、公孫瓚は敵を睥睨する。
来るものなら来てみよ。
この易京の壁は、蓬莱の剣山よりも高く険しいものよと思いながら。
「実の弟ですらお見捨てになられるとは……殿は何をお考えなのか」
「うかうかと出撃出来ぬではないか。いつ城門が締められるとも限らぬ」
「然り。今日の越様は、明日の我らぞ」
部下の不和は、野火の様に広がっていく。
静かに、深く。そして不可逆性をもって。
知らぬは公孫の主のみ。
易京を守る兵士の心に、大きなヒビが入った。
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