異能警察サイコパス課~あの日、あの場所で起きた始まりの事件簿~

《サイコパス課の総責任者、麻衣子の若き日の事件簿。そして、サイコパス課が出来たばかりのころのお話》

これは、サイコパス課が出来たばかりの時の事件簿。――第0課と呼ばれる人間たちの、十年前のお話だ。

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花京院 陽彩は日本屈指の大財閥、花京院財閥の長女であり、お嬢様。そのこともあり、幼い頃に身代金目当てで誘拐されたことがあった。

その際、陽彩を救出してくれた刑事に憧れ、陽彩は異能警察になることを決める。

異能警察学校を首席で卒業した陽彩は、ようやく目的の異能警察に入ることが出来たのだが……回されたのは、《書類課》と呼ばれる書類業務ばかりの課。

自分はこんなことをしたくては入ったわけじゃない。そう思いながら燻っていた陽彩だったが、ある時とある男性刑事、花野 星夜に出逢う。そして、彼は陽彩に言った。

――俺と一緒に、来い。

そして、陽彩は星夜が主任となる新設の部署、通称《サイコパス課》の唯一の女性刑事として、凶悪事件に挑むことになるのだが……。

そこは、個性豊かなメンバーがそろった、くせ者揃いの課だった。

――こんな人たちと仕事なんて……。

そう思っていた陽彩だったが、事件を解決するたびに生まれる信頼関係と、彼らの過去を知った時、その考えを改める。

そして……陽彩は、気が付いた。

――たった一人の彼に、惹かれているということに。

これは異能警察サイコパス課の始まりの物語。

彼女の、若き日のお話だ。
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