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危険な台風
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「うっそぉお!!」
電気が止まった...
もうダメだ!おしまいだ。
台風が接近してるので早めに帰宅するようにっと言われてたけど、まさか電車まで止まらんだろうっと調子にのって残業をしていた。
だってこのままだと週末出勤になりそうだったので。
2時間前に電車が止まったとネットで見て、だったらもう腹をくくって徹夜しようと思ったら今電気が...
スマホの明かりのみで、スマホの電池切れたらもうどうしよう。
素直に早く帰ればよかったと、反省した。
電池は60%、そんなに長くはもたないだろう。
とりあえず、トイレとか行くとき以外は電気を消すか。
「誰かいるんですか?」
っと遠くから声が聞こえる?
「え?人?」
って思うってそっちに行くと
「あれ?小畑さん?」
私、小畑美鈴。25歳、IT系のヘルプサポートを担当している。
「野口さん?」
情報部の野口海里さんだった。
3期上の先輩で、面倒見のいい優しい先輩で、同期の間では草食系キャラといつも言ってた。
「こんな台風で帰らなかったんですか?」
「ああ、すいません。まさかここまでになるとは...」
「台風をなめてましたね」
「はい。これからは気を付けます」
ほんと何度も反省しています。
「それでどうするんですか?」
「え?」
「この真っ暗で、朝までここにいます?」
外は暴風だ。外に出るなんてとても...
少し考えて
「小畑さん、もしよかったら、一緒にホテルいきますか?」
「えええ?」
「ああ、いや、俺は遅くまで仕事したかったので、近くのFホテルに前日から予約してたんです。他の方も予測して早めに予約してたようでジュニアスイートしか予約できなかったので多分部屋が2つあるはずなんで」
「そ、そうなんですか?」
「どうします?」
どうしよう?でもここにいるのもな。
空調もきいてないし、正直ジメジメして暑い。
野口さん草食系だしな。危険ってこともなさそうか。
「あのー、もしよければご一緒にしてもいいですか?」
「わかりました!いきましょう」
Fホテルは歩いて5分もかからないところにあるが、少しだけ風が収まった時に外に出たが、それでも倍の10分以上はかかった。
「すごい!これがジュニアスイート?広すぎ!」
大きなリビングがあって、その先に寝室の部屋がある。
リビングには机、ソファなどがあって20畳くらいの大きさに感じた。
「先にシャワーでも浴びてきます?」
「あっ」
確かに大汗かいてたけど
「ああ、野口さんお先にどうぞ」
「いや、小畑さんいいですよ」
と、笑顔で言われたので遠慮なく先に失礼させてもらった。
いやあ、助かった。下着の替えは元々徹夜も以前あったので、替えもロッカーにあったし、まぁ昨日と同じ服にはなるけどそこまで贅沢言えないし
やっぱ、野口さんってうさぎさんみたいに優しくって助かったわ。
シャワーを浴びてバスローブに着替えた。
「あっ、お先しました。ありがとうございます」
っと言ったら
「じゃ俺も浴びてきます」
っと言って、すぐ浴室に入っていった。
それにしても広い部屋だな。高いんじゃない?ここ?
寝室の部屋をみると、ベットが2つある。
まさか2人で並んで寝るわけにもいかないので、私はここのソファで寝るか。
野口さんが浴室から出てきて
「野口さん、私ここで今晩は寝ます。本当に色々たすかりました。」
と言って、ソファに座って言う
「いや、女性にソファでなんてダメですよ。俺がここで寝ます」
「だ、ダメです!私が野口さんの部屋にお邪魔したのに、女性がとか関係ないですよ!」
しばらくここで寝るをお互い譲らずで、言い合いになった。
「はぁ、頑固ですね。小畑さん」
「野口さんこそ」
草食系の野口さんだからなんかさらっと言うこと聞くと思ってた。
「じゃ、一緒に寝室で寝ますか」
「へ?」
今までと違う笑みが気がした。
「えっと、野口さん?」
「2人で一緒に寝室に寝れば問題ないでしょう?」
「え?いやでも」
まぁ確かに2人で並んでベットに寝ても大丈夫な気がするが
「もしかして、ベット別々に寝れば大丈夫とか思ってません?」
「え?」
野口さんは近寄ってきて
「小畑さん、何か勘違いしてますよ」
「は?」
「俺、草食じゃないよ」
ニヤっとした笑いにゾクっとした。
そして一瞬にしてキスをされ
「まぁもう遅いけどね」
っと低い声で言われた。
「の、野口さん?」
「獲物は檻の中にいるの解ってる?」
「獲物?」
「そう、獲物」
私に指をさして獲物と言った。
「きゃっ!!」
お姫様抱っこされて、寝室に連れていかれる。
「ちょ、ちょっと待ってください」
「もう遅い!」
「だって」
「散々ぎりぎりまで我慢したんだ!頑固な君が悪い」
ベットの上に置かれ、またキスをする。
「俺のものになって」
低い色っぽい声にドキッとして、身体が熱くなる。
「の、野口さん?だって」
「小畑さんに彼氏いないのも確認済み。彼氏ほしいって言ってたのも知ってる。俺でどお?」
どお?って...
「なんなら、草食やめて肉食にでもなるけど」
っと、意味深な笑顔になって
「そ、それって被ってた?」
っと言うと
「勝手に皆が草食系って思ってるだけでしょ?俺は何も言ってない」
と言い、またキスをされた。
「あっ、ちょっと」
「ここまできたんだから観念したほうがいい」
私は、草食って殻をやぶった肉食系に騙され...
完全に心も身体を落ちてしまった。
翌朝
「おはよう」
そう言ってキスをする野口さん。
「お、おはようございます」
「まだ、キス足りなさそうな顔してるね?」
「そ、そんなこと」
「大丈夫、いつでもこれから出来るから」
完璧に彼のペースだ
「今日は金曜日だね。今日の夜も空けといてね。夜はホテルじゃなけど俺の家で続きしよう」
「は、はい」
嬉しそうに笑う野口さんだった。
電気が止まった...
もうダメだ!おしまいだ。
台風が接近してるので早めに帰宅するようにっと言われてたけど、まさか電車まで止まらんだろうっと調子にのって残業をしていた。
だってこのままだと週末出勤になりそうだったので。
2時間前に電車が止まったとネットで見て、だったらもう腹をくくって徹夜しようと思ったら今電気が...
スマホの明かりのみで、スマホの電池切れたらもうどうしよう。
素直に早く帰ればよかったと、反省した。
電池は60%、そんなに長くはもたないだろう。
とりあえず、トイレとか行くとき以外は電気を消すか。
「誰かいるんですか?」
っと遠くから声が聞こえる?
「え?人?」
って思うってそっちに行くと
「あれ?小畑さん?」
私、小畑美鈴。25歳、IT系のヘルプサポートを担当している。
「野口さん?」
情報部の野口海里さんだった。
3期上の先輩で、面倒見のいい優しい先輩で、同期の間では草食系キャラといつも言ってた。
「こんな台風で帰らなかったんですか?」
「ああ、すいません。まさかここまでになるとは...」
「台風をなめてましたね」
「はい。これからは気を付けます」
ほんと何度も反省しています。
「それでどうするんですか?」
「え?」
「この真っ暗で、朝までここにいます?」
外は暴風だ。外に出るなんてとても...
少し考えて
「小畑さん、もしよかったら、一緒にホテルいきますか?」
「えええ?」
「ああ、いや、俺は遅くまで仕事したかったので、近くのFホテルに前日から予約してたんです。他の方も予測して早めに予約してたようでジュニアスイートしか予約できなかったので多分部屋が2つあるはずなんで」
「そ、そうなんですか?」
「どうします?」
どうしよう?でもここにいるのもな。
空調もきいてないし、正直ジメジメして暑い。
野口さん草食系だしな。危険ってこともなさそうか。
「あのー、もしよければご一緒にしてもいいですか?」
「わかりました!いきましょう」
Fホテルは歩いて5分もかからないところにあるが、少しだけ風が収まった時に外に出たが、それでも倍の10分以上はかかった。
「すごい!これがジュニアスイート?広すぎ!」
大きなリビングがあって、その先に寝室の部屋がある。
リビングには机、ソファなどがあって20畳くらいの大きさに感じた。
「先にシャワーでも浴びてきます?」
「あっ」
確かに大汗かいてたけど
「ああ、野口さんお先にどうぞ」
「いや、小畑さんいいですよ」
と、笑顔で言われたので遠慮なく先に失礼させてもらった。
いやあ、助かった。下着の替えは元々徹夜も以前あったので、替えもロッカーにあったし、まぁ昨日と同じ服にはなるけどそこまで贅沢言えないし
やっぱ、野口さんってうさぎさんみたいに優しくって助かったわ。
シャワーを浴びてバスローブに着替えた。
「あっ、お先しました。ありがとうございます」
っと言ったら
「じゃ俺も浴びてきます」
っと言って、すぐ浴室に入っていった。
それにしても広い部屋だな。高いんじゃない?ここ?
寝室の部屋をみると、ベットが2つある。
まさか2人で並んで寝るわけにもいかないので、私はここのソファで寝るか。
野口さんが浴室から出てきて
「野口さん、私ここで今晩は寝ます。本当に色々たすかりました。」
と言って、ソファに座って言う
「いや、女性にソファでなんてダメですよ。俺がここで寝ます」
「だ、ダメです!私が野口さんの部屋にお邪魔したのに、女性がとか関係ないですよ!」
しばらくここで寝るをお互い譲らずで、言い合いになった。
「はぁ、頑固ですね。小畑さん」
「野口さんこそ」
草食系の野口さんだからなんかさらっと言うこと聞くと思ってた。
「じゃ、一緒に寝室で寝ますか」
「へ?」
今までと違う笑みが気がした。
「えっと、野口さん?」
「2人で一緒に寝室に寝れば問題ないでしょう?」
「え?いやでも」
まぁ確かに2人で並んでベットに寝ても大丈夫な気がするが
「もしかして、ベット別々に寝れば大丈夫とか思ってません?」
「え?」
野口さんは近寄ってきて
「小畑さん、何か勘違いしてますよ」
「は?」
「俺、草食じゃないよ」
ニヤっとした笑いにゾクっとした。
そして一瞬にしてキスをされ
「まぁもう遅いけどね」
っと低い声で言われた。
「の、野口さん?」
「獲物は檻の中にいるの解ってる?」
「獲物?」
「そう、獲物」
私に指をさして獲物と言った。
「きゃっ!!」
お姫様抱っこされて、寝室に連れていかれる。
「ちょ、ちょっと待ってください」
「もう遅い!」
「だって」
「散々ぎりぎりまで我慢したんだ!頑固な君が悪い」
ベットの上に置かれ、またキスをする。
「俺のものになって」
低い色っぽい声にドキッとして、身体が熱くなる。
「の、野口さん?だって」
「小畑さんに彼氏いないのも確認済み。彼氏ほしいって言ってたのも知ってる。俺でどお?」
どお?って...
「なんなら、草食やめて肉食にでもなるけど」
っと、意味深な笑顔になって
「そ、それって被ってた?」
っと言うと
「勝手に皆が草食系って思ってるだけでしょ?俺は何も言ってない」
と言い、またキスをされた。
「あっ、ちょっと」
「ここまできたんだから観念したほうがいい」
私は、草食って殻をやぶった肉食系に騙され...
完全に心も身体を落ちてしまった。
翌朝
「おはよう」
そう言ってキスをする野口さん。
「お、おはようございます」
「まだ、キス足りなさそうな顔してるね?」
「そ、そんなこと」
「大丈夫、いつでもこれから出来るから」
完璧に彼のペースだ
「今日は金曜日だね。今日の夜も空けといてね。夜はホテルじゃなけど俺の家で続きしよう」
「は、はい」
嬉しそうに笑う野口さんだった。
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