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観念
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しばらくすると、空からは純白の雪が降り始めた。寒さを感じるはずの場所で、二人は切なげな暖かさを噛み締めていた。
点灯式が終わり、次々と人々が帰っていく時には、朔也は片付けに取り掛かっていた。
「私も手伝うよ。」
「だめだ。お前は帰れ。」
「でも…」
「遅くなるから。な?」
「…分かった。」
小夜は朔也の背中を見て、名残惜しさを感じながら帰る支度をした。
「じゃあ、帰るね。」
「ああ。…今日はありがとうな。」
「うん。」
朔也の目尻には擦った痕が赤くなってついていた。小夜は大広場を出る時に、もう一度振り返って、一人で作業をしている朔也を見た。その時の胸の締め付けは、母を亡くした人を切なく想うものではなく、先程までの温もりが消えていく切なさからによるものだった。
小夜はいつも通り帰り道を歩いていた。道には朔也と出会う前に見たイルミネーションがあの時よりも存在感を放ち、街を照らしていた。小夜の体は毒が回っているかのように、手先は力が入らず、足取りは覚束無かった。
(紬ちゃんが言ってた通りだ…。これが恋なんだね…)
小夜は素直に喜べなかった。たとえ結ばれたとしても、小夜と朔也には年齢の壁がある。朔也を好きになってしまった今、結ばれることは難しいと分かっていて、終わる恋だと分かっていて、この気持ちを大切に育てる意味があるのかと悩んでいた。
(朔也くんは私のこと妹としか思ってないのかな…それとも…)
小夜が歩いていると、道の脇に見覚えのある車があった。その運転席には怒った顔の佐藤の姿があった。小夜は先ほどの感覚が冷風に吹き飛ばされたように無くなり、背筋を凍らせた。そそくさと車の方に行き、後部座席に座った。
「お嬢。」
「はい!」
「なんでこんなとこにいるんですか?」
佐藤は普段よりも尖らせた目で小夜を睨んだ。笑って落ち着こうとしているのか、ひくつきながら口角が上がっている。その顔に小夜の背筋は伸び、苦笑いを見せた。
「ちょっと、友達と話しすぎちゃって…」
「へー、この前言ってた宮月の子達ですか?」
「そう!」
「あれ?でも、今日は店の方のクリスマスパーティーにいた気がするなぁ。」
「うっ…」
佐藤は数々の店の経営管理人をやっていたので、宮月のスケジュールは把握済みであった。鎌をかけられ、まんまと反応してしまった小夜は、もう嘘は通じないと観念した。
「遥子さんのとこじゃなくて、最近ずっとあの男に会ってたんですね?今朝、遥子さんのとこに行ってくるって言ったっきり帰って来ないから、確認しに行きましたよ。」
「遥子さんに会いに行ったの!?」
「はい。」
「なんて言ってた?」
「ここ最近小夜ちゃんと長話した記憶はないって言ってました。」
「まあ、そうなるよね…。」
「で、あの男はなんなんですか?」
小夜は学校での騒動があってからの出来事、朔也の店でバイトを始めたことを佐藤に全部話した。佐藤は話を進める度に溜息の大きさを大きくしていき、話が終わる頃にはぐったりとしていた。
「…総裁にバレたら、俺殺される……。」
「本当、ごめんなさい。」
「しかし、あの店の息子はあんなに大きくなってたんだな…」
「あれ?佐藤、朔也くんに会ったことあったっけ?」
「会ったことはないですけど、お嬢を宇津井屋に迎えにいった時に見たことがあります。」
佐藤は深呼吸をした後に、運転席を降り、外から小夜側のドアを開けた。佐藤は小夜の左膝を強引に引っ張り、ギブスと包帯を巻き始めた。
「お嬢は友達と遊んでいる間に大怪我をしたから、遅れた。いいですね?今回ばかりは自分で総裁たちに説明をしてください。」
「はい…。」
「それと、」
「何?」
「宇津井とは何もないんですね?」
その言葉に小夜はびくりとし、佐藤から目を離した。
「何もないよ?」
「何もない奴と抱き合うんですか?」
「み、見てたの!!?」
「大広場まで行ったら見えちゃったんですよ…。」
小夜は少し顔を赤らめながら小声で答えた。
「…私は朔也くんのこと好きだよ。」
「はあ、」
佐藤は大きく溜息をつくと、運転席に戻って、車を動かした。
「お嬢、もしかしたら遊ばれてるだけかもしれないですよ。ああいう顔が綺麗な奴はその気がなくても女をその気にさせて捨てるタイプが多いですからね。」
「朔也くんはそんな人じゃないわよ!!」
「一語一句間違わずにそう言った後に泣かされた女たちを幾人か俺は見てきました。」
「うっ…」
小夜はまだ恋愛に関しては赤子ほどの経験もない。女を持て余していた時期のある佐藤に言われてしまっては、何もいうことができなかった。
「でも、真面目な話、宇津井がお嬢のことを好いていて、付き合うことになっても宇津井の命が危うくなるだけですよ。総裁たちはお嬢を堅気の人間にさせたくないという気持ちが強いですから、絶対に許しません。」
「言われなくても、分かってるわよ…」
「それに…」
「ん?」
「…なんでもないです。」
佐藤は朔也と付き合ってほしくない理由があったが、躊躇った。この場で言えるほど簡単な話ではないからだ。小夜は躊躇っている佐藤の様子を見て深掘りすることをやめた。その後は二人は何も話さずに屋敷へと向かった。
もう少しで屋敷に着くというところで、佐藤は急に口を開いた。
「お嬢。」
「何?」
「遥子さんのとこに行ったら、商店街の人たちに囲まれてすごい目で見られましたよ。」
「え?」
「『小夜ちゃんの家のことは聞いた。お前らの仕事は嫌いだし、関わりたくないが、小夜ちゃんが良い子なのは私らはよく分かってる。お前らのせいで小夜ちゃんが傷つくことがあったら、私らが全力で守る。』って啖呵切って言われました。」
佐藤は嬉しそうに話していた。
「お嬢、バレてしまったのは、もう、どうにもなりませんが、お嬢の頑張りは無駄ではなかったですよ。よく頑張りましたね。」
「…うん。」
小夜は佐藤の『よく頑張った』という言葉を胸の中に仕舞い、今までの自分に聞かせていた。そして一粒だけ嬉し涙を流し、微笑んだ。
ーーーーーーーー
ちなみに、クリスマスパーティーは若手の一人が、用意されていた食事を豪快にぶちまけ、開催時間が一時間遅れたので、小夜と佐藤は遅刻扱いにならなかった。それでも、予定時間にいなかったことを総裁に酷く怒られた。しかし、佐藤の用意した虚偽の説明でなんとか納得させることができたのだった。
点灯式が終わり、次々と人々が帰っていく時には、朔也は片付けに取り掛かっていた。
「私も手伝うよ。」
「だめだ。お前は帰れ。」
「でも…」
「遅くなるから。な?」
「…分かった。」
小夜は朔也の背中を見て、名残惜しさを感じながら帰る支度をした。
「じゃあ、帰るね。」
「ああ。…今日はありがとうな。」
「うん。」
朔也の目尻には擦った痕が赤くなってついていた。小夜は大広場を出る時に、もう一度振り返って、一人で作業をしている朔也を見た。その時の胸の締め付けは、母を亡くした人を切なく想うものではなく、先程までの温もりが消えていく切なさからによるものだった。
小夜はいつも通り帰り道を歩いていた。道には朔也と出会う前に見たイルミネーションがあの時よりも存在感を放ち、街を照らしていた。小夜の体は毒が回っているかのように、手先は力が入らず、足取りは覚束無かった。
(紬ちゃんが言ってた通りだ…。これが恋なんだね…)
小夜は素直に喜べなかった。たとえ結ばれたとしても、小夜と朔也には年齢の壁がある。朔也を好きになってしまった今、結ばれることは難しいと分かっていて、終わる恋だと分かっていて、この気持ちを大切に育てる意味があるのかと悩んでいた。
(朔也くんは私のこと妹としか思ってないのかな…それとも…)
小夜が歩いていると、道の脇に見覚えのある車があった。その運転席には怒った顔の佐藤の姿があった。小夜は先ほどの感覚が冷風に吹き飛ばされたように無くなり、背筋を凍らせた。そそくさと車の方に行き、後部座席に座った。
「お嬢。」
「はい!」
「なんでこんなとこにいるんですか?」
佐藤は普段よりも尖らせた目で小夜を睨んだ。笑って落ち着こうとしているのか、ひくつきながら口角が上がっている。その顔に小夜の背筋は伸び、苦笑いを見せた。
「ちょっと、友達と話しすぎちゃって…」
「へー、この前言ってた宮月の子達ですか?」
「そう!」
「あれ?でも、今日は店の方のクリスマスパーティーにいた気がするなぁ。」
「うっ…」
佐藤は数々の店の経営管理人をやっていたので、宮月のスケジュールは把握済みであった。鎌をかけられ、まんまと反応してしまった小夜は、もう嘘は通じないと観念した。
「遥子さんのとこじゃなくて、最近ずっとあの男に会ってたんですね?今朝、遥子さんのとこに行ってくるって言ったっきり帰って来ないから、確認しに行きましたよ。」
「遥子さんに会いに行ったの!?」
「はい。」
「なんて言ってた?」
「ここ最近小夜ちゃんと長話した記憶はないって言ってました。」
「まあ、そうなるよね…。」
「で、あの男はなんなんですか?」
小夜は学校での騒動があってからの出来事、朔也の店でバイトを始めたことを佐藤に全部話した。佐藤は話を進める度に溜息の大きさを大きくしていき、話が終わる頃にはぐったりとしていた。
「…総裁にバレたら、俺殺される……。」
「本当、ごめんなさい。」
「しかし、あの店の息子はあんなに大きくなってたんだな…」
「あれ?佐藤、朔也くんに会ったことあったっけ?」
「会ったことはないですけど、お嬢を宇津井屋に迎えにいった時に見たことがあります。」
佐藤は深呼吸をした後に、運転席を降り、外から小夜側のドアを開けた。佐藤は小夜の左膝を強引に引っ張り、ギブスと包帯を巻き始めた。
「お嬢は友達と遊んでいる間に大怪我をしたから、遅れた。いいですね?今回ばかりは自分で総裁たちに説明をしてください。」
「はい…。」
「それと、」
「何?」
「宇津井とは何もないんですね?」
その言葉に小夜はびくりとし、佐藤から目を離した。
「何もないよ?」
「何もない奴と抱き合うんですか?」
「み、見てたの!!?」
「大広場まで行ったら見えちゃったんですよ…。」
小夜は少し顔を赤らめながら小声で答えた。
「…私は朔也くんのこと好きだよ。」
「はあ、」
佐藤は大きく溜息をつくと、運転席に戻って、車を動かした。
「お嬢、もしかしたら遊ばれてるだけかもしれないですよ。ああいう顔が綺麗な奴はその気がなくても女をその気にさせて捨てるタイプが多いですからね。」
「朔也くんはそんな人じゃないわよ!!」
「一語一句間違わずにそう言った後に泣かされた女たちを幾人か俺は見てきました。」
「うっ…」
小夜はまだ恋愛に関しては赤子ほどの経験もない。女を持て余していた時期のある佐藤に言われてしまっては、何もいうことができなかった。
「でも、真面目な話、宇津井がお嬢のことを好いていて、付き合うことになっても宇津井の命が危うくなるだけですよ。総裁たちはお嬢を堅気の人間にさせたくないという気持ちが強いですから、絶対に許しません。」
「言われなくても、分かってるわよ…」
「それに…」
「ん?」
「…なんでもないです。」
佐藤は朔也と付き合ってほしくない理由があったが、躊躇った。この場で言えるほど簡単な話ではないからだ。小夜は躊躇っている佐藤の様子を見て深掘りすることをやめた。その後は二人は何も話さずに屋敷へと向かった。
もう少しで屋敷に着くというところで、佐藤は急に口を開いた。
「お嬢。」
「何?」
「遥子さんのとこに行ったら、商店街の人たちに囲まれてすごい目で見られましたよ。」
「え?」
「『小夜ちゃんの家のことは聞いた。お前らの仕事は嫌いだし、関わりたくないが、小夜ちゃんが良い子なのは私らはよく分かってる。お前らのせいで小夜ちゃんが傷つくことがあったら、私らが全力で守る。』って啖呵切って言われました。」
佐藤は嬉しそうに話していた。
「お嬢、バレてしまったのは、もう、どうにもなりませんが、お嬢の頑張りは無駄ではなかったですよ。よく頑張りましたね。」
「…うん。」
小夜は佐藤の『よく頑張った』という言葉を胸の中に仕舞い、今までの自分に聞かせていた。そして一粒だけ嬉し涙を流し、微笑んだ。
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ちなみに、クリスマスパーティーは若手の一人が、用意されていた食事を豪快にぶちまけ、開催時間が一時間遅れたので、小夜と佐藤は遅刻扱いにならなかった。それでも、予定時間にいなかったことを総裁に酷く怒られた。しかし、佐藤の用意した虚偽の説明でなんとか納得させることができたのだった。
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