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一章 目覚めと出会い編
第8話 学園長の提案
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「……失礼します」
「あら、私が呼んだんだからそんなにかしこまらなくってもいいぞ?」
俺は今、学園長室に招かれていた。
美人な滝上学園長と密室(学園長室)で2人っきり……
これは何かが起こる予感……!
「早速本題なんだけど……交流大会の学園対抗戦に出てくれないか?」
「え?」
え? イケナイ関係とか……そっち系じゃなくて?? いや、分かってたけどさ……
「その……本来学生が好きな部を選べる筈なんだが……ほら、うちっていっつも最下位だろ? 勝者には政府から維持費が多く配られるのは知ってるか? 他の校舎がうちより大きかったり、綺麗だったりするのはそれが原因だ。うちは他校に落とされたけど開花していない才能ある子達を受け入れている訳だけど、それでもやっぱり施設は綺麗にしてあげたいのよね。訓練器具もひとつ違うだけでかなり変わるし……」
あっといっけね、呆然としてる間に学園長めちゃくちゃ喋っておられるわ。
聞いてなかったのバレてないよな??
とりあえず要点だけ聞いとくか。
「ははぁ、それで?」
「だから1番点数が高くて盛り上がる“学園対抗戦”に出て欲しい! 大将じゃなくてもいいから、頼む!」
毎年毎年ひっくい基準で生徒を採用してる学園長の事だから、慈善事業感覚でやってるのかと思っていたが……意外と本気で生徒のことを考えてるんだな。
確かに本格的に訓練するなら、それこそ他校のような訓練器具や場所、それを建てるための“維持費”が要るだろう。
が。
俺にとってそんなことはどうでもいい。だからここは──
「当たり前ですよ! というか、大将以外は受け付けませんから!!!」
四大学園交流大会だぞ!?
俺の夢を叶えるためには、有名になる必要がある。
俺にとって、これ以上ない絶好のチャンスなのだ。
更に今なら、大将の座も勝ち取れる……!
「俺の時代だ……!」
今から交流大会が待ちどうしくて堪らないぜ!
「あー、えっと、宝晶。“学園対抗戦”に大将として出てくれるってことでいいかな?」
「あったり前ですよ!! 是非! お願いします!!」
なんとしてでも、ここで大将を勝ち取らねば……!
今なれなきゃいつなれるというのだろうか。
「…分かった。でも、“学園対抗戦”の、それも大将出るってことは、この学校を背負うってこと……だ。……宝晶は大将になる『覚悟』があるか?」
……正直、学校のこととかどうでもいい。
でも、ここで変に機嫌を損ねて大将になれないといった事だけは塞がねばならない!!
それに、搾りカスみたいな俺を唯一引き受けてくれた学校でもあるしな。
恩返ししたい気持ちもある。
「勿論です。俺が今年、“神童”含む全員をなぎ倒して……この学校を、第一学園にします!!!」
探索者学校は、その順位で番号が決められている。
今年“神童”率いる第一学園は完勝確実と言われており、四学園唯一の国立校でもある。
だが、俺は負ける気などそうそうない!
「ハハ……そう、だな! 私達が、第一の座を奪い取ってやろうか!!」
学園長は、軽く笑って返した。
恐らく、冗談なり励ましなりと受け取ったのだろう。
それも当然だろう、ただでさえ毎年ボコられているのに、他の学園はともかく、今年の第一学園には史上最年少“超級探索者”である“神童”がいるのだから。
一介の一年生がその第一学園を倒すなど夢物語がすぎる。
だが、俺は夢で終わらせるつもりはなかった。
「俺は、一介の一年生じゃないからな」
俺は人気アイドル、飛彩優香とのメッセージを開いて、思わず笑みをこぼした。
『ちよ君、今週日曜の昼空いてるかな?』
学生ソロアイドル、飛彩優香。以前、割と本気でアイドルを辞めようと言っていた同級生で、俺の勘違いとはいえ、逃走の手助けをしてしまったのだ。
その時に、面倒だからさっさと逃げようと思って、咄嗟にいつでも愚痴聞くからって言ってしまったのが原因で連絡先を交換した。
『優香仕事は? サボる?』
『日曜はないわよ!! 私が毎日毎日サボるわけないでしょ!! てか昨日のテレビ出てたでしょーが!』
この1週間はずっと連絡を取り合っていて、今では「優香」「ちよ君」と言うくらいには仲良くなった。まあL○NEでだけど。
まさか俺がアイドルと出会うなんてな……しかも連絡先を交換できるとは。
テレビでも超級探索者になった人が突然様々な縁に恵まれたって話を聞いたけど……強くなったら縁に恵まれる法則とかあんのか?
『俺テレビ探索者関連しか見ないからさ。ごめん』
『なんでよ! 共犯者でしょ!!』
『いや、勘違いだったんだって! あと、それ優香を見る理由に繋がらなくね?』
……ポンコツアイドルなのが残念だが。
アイドルって言ってもまだ成り立てで、売れ出したところだからかもな。やめる宣言聞いた時は早すぎかって思ったわ。
『まあ、日曜は空いてるけど。来月の学園交流祭に向けて特訓したいかな』
とりあえず、それとなく断っておく。
連絡先交換できたことに大喜びのくせにデートは蹴るのかって? だってそりゃ、多少マシになったとはいえ、只のキモ男だった俺からすれば女子との連絡先交換が夢の一つだったから交換しただけで。
デートなんてハナから諦めとったわ。自分がデートしてるところが想像できないって言うのもあったけど。いかん、泣けてきた。
夢の一つだったから連絡先交換しただけで。デートなんて夢にも設定してなかった。
「それに……」
これはデートというよりなんか愚痴でもあるから、それを聞いてほしいってことだろうな。そのために連絡先交換したんだから。
だから、交換したといえば交換したというだけで、交換を目的とした交換、とでもいえばいいのだろうか。ややこしすぎだろ。
『1日くらい付き合ってくれてもいいでしょ! まだ3週間あるんだし!』
いやまさか食い下がるとは思ってもなかった!!
仮にもアイドルなんだからそんな意地汚いような真似はしないと思ってたわ!プライドないのか!?
あぁ、そうだこいつ残念アイドルだったな。
学生だししょうがないのか? まだ学生なのに売れてるのがおかしいんだよな、本来。
正直面倒だが、約束して連絡先交換した以上そう食い下がられたら断れない。
『分かったよ。行くから』
『ほんと!? じゃあ12時に大舎駅前の噴水集合ね!』
『はいよ』
日曜日、約束してしまった……。
門でクソ野郎に女の口説き方とかなんだとかを強制的に教えられたが、こいつに通用するところが想像できん。大人用だし。
てかまず成功するビジョンが見えねぇわ。イケメンだからできるに決まってんだろうが。
そう考えるとマジで意味ないこと教えられたな……やりたくもないし。
いや、女子にキョドらなくなっただけで大成長だよな、うん。
(ちょっと待てなんで口説くことなんか考えてるんだ……バカだろ……)
「しかし優香とデートかえ……流石にジャージで行くわけにはいかんよな……」
俺のボロアパートには、ジャージが二着、それ以外に服がない。
一人暮らしで、生活ぎりぎりの底辺生活送ってたからな。服買う余裕なんてなかったんだわ。
過去の話のように言ってるが、今もボロアパートで金欠なのは変わらない。
「まずは服買うためにも、金稼がなきゃな……」
俺はまず、金を稼ぐ方法について考えることとした。
「あら、私が呼んだんだからそんなにかしこまらなくってもいいぞ?」
俺は今、学園長室に招かれていた。
美人な滝上学園長と密室(学園長室)で2人っきり……
これは何かが起こる予感……!
「早速本題なんだけど……交流大会の学園対抗戦に出てくれないか?」
「え?」
え? イケナイ関係とか……そっち系じゃなくて?? いや、分かってたけどさ……
「その……本来学生が好きな部を選べる筈なんだが……ほら、うちっていっつも最下位だろ? 勝者には政府から維持費が多く配られるのは知ってるか? 他の校舎がうちより大きかったり、綺麗だったりするのはそれが原因だ。うちは他校に落とされたけど開花していない才能ある子達を受け入れている訳だけど、それでもやっぱり施設は綺麗にしてあげたいのよね。訓練器具もひとつ違うだけでかなり変わるし……」
あっといっけね、呆然としてる間に学園長めちゃくちゃ喋っておられるわ。
聞いてなかったのバレてないよな??
とりあえず要点だけ聞いとくか。
「ははぁ、それで?」
「だから1番点数が高くて盛り上がる“学園対抗戦”に出て欲しい! 大将じゃなくてもいいから、頼む!」
毎年毎年ひっくい基準で生徒を採用してる学園長の事だから、慈善事業感覚でやってるのかと思っていたが……意外と本気で生徒のことを考えてるんだな。
確かに本格的に訓練するなら、それこそ他校のような訓練器具や場所、それを建てるための“維持費”が要るだろう。
が。
俺にとってそんなことはどうでもいい。だからここは──
「当たり前ですよ! というか、大将以外は受け付けませんから!!!」
四大学園交流大会だぞ!?
俺の夢を叶えるためには、有名になる必要がある。
俺にとって、これ以上ない絶好のチャンスなのだ。
更に今なら、大将の座も勝ち取れる……!
「俺の時代だ……!」
今から交流大会が待ちどうしくて堪らないぜ!
「あー、えっと、宝晶。“学園対抗戦”に大将として出てくれるってことでいいかな?」
「あったり前ですよ!! 是非! お願いします!!」
なんとしてでも、ここで大将を勝ち取らねば……!
今なれなきゃいつなれるというのだろうか。
「…分かった。でも、“学園対抗戦”の、それも大将出るってことは、この学校を背負うってこと……だ。……宝晶は大将になる『覚悟』があるか?」
……正直、学校のこととかどうでもいい。
でも、ここで変に機嫌を損ねて大将になれないといった事だけは塞がねばならない!!
それに、搾りカスみたいな俺を唯一引き受けてくれた学校でもあるしな。
恩返ししたい気持ちもある。
「勿論です。俺が今年、“神童”含む全員をなぎ倒して……この学校を、第一学園にします!!!」
探索者学校は、その順位で番号が決められている。
今年“神童”率いる第一学園は完勝確実と言われており、四学園唯一の国立校でもある。
だが、俺は負ける気などそうそうない!
「ハハ……そう、だな! 私達が、第一の座を奪い取ってやろうか!!」
学園長は、軽く笑って返した。
恐らく、冗談なり励ましなりと受け取ったのだろう。
それも当然だろう、ただでさえ毎年ボコられているのに、他の学園はともかく、今年の第一学園には史上最年少“超級探索者”である“神童”がいるのだから。
一介の一年生がその第一学園を倒すなど夢物語がすぎる。
だが、俺は夢で終わらせるつもりはなかった。
「俺は、一介の一年生じゃないからな」
俺は人気アイドル、飛彩優香とのメッセージを開いて、思わず笑みをこぼした。
『ちよ君、今週日曜の昼空いてるかな?』
学生ソロアイドル、飛彩優香。以前、割と本気でアイドルを辞めようと言っていた同級生で、俺の勘違いとはいえ、逃走の手助けをしてしまったのだ。
その時に、面倒だからさっさと逃げようと思って、咄嗟にいつでも愚痴聞くからって言ってしまったのが原因で連絡先を交換した。
『優香仕事は? サボる?』
『日曜はないわよ!! 私が毎日毎日サボるわけないでしょ!! てか昨日のテレビ出てたでしょーが!』
この1週間はずっと連絡を取り合っていて、今では「優香」「ちよ君」と言うくらいには仲良くなった。まあL○NEでだけど。
まさか俺がアイドルと出会うなんてな……しかも連絡先を交換できるとは。
テレビでも超級探索者になった人が突然様々な縁に恵まれたって話を聞いたけど……強くなったら縁に恵まれる法則とかあんのか?
『俺テレビ探索者関連しか見ないからさ。ごめん』
『なんでよ! 共犯者でしょ!!』
『いや、勘違いだったんだって! あと、それ優香を見る理由に繋がらなくね?』
……ポンコツアイドルなのが残念だが。
アイドルって言ってもまだ成り立てで、売れ出したところだからかもな。やめる宣言聞いた時は早すぎかって思ったわ。
『まあ、日曜は空いてるけど。来月の学園交流祭に向けて特訓したいかな』
とりあえず、それとなく断っておく。
連絡先交換できたことに大喜びのくせにデートは蹴るのかって? だってそりゃ、多少マシになったとはいえ、只のキモ男だった俺からすれば女子との連絡先交換が夢の一つだったから交換しただけで。
デートなんてハナから諦めとったわ。自分がデートしてるところが想像できないって言うのもあったけど。いかん、泣けてきた。
夢の一つだったから連絡先交換しただけで。デートなんて夢にも設定してなかった。
「それに……」
これはデートというよりなんか愚痴でもあるから、それを聞いてほしいってことだろうな。そのために連絡先交換したんだから。
だから、交換したといえば交換したというだけで、交換を目的とした交換、とでもいえばいいのだろうか。ややこしすぎだろ。
『1日くらい付き合ってくれてもいいでしょ! まだ3週間あるんだし!』
いやまさか食い下がるとは思ってもなかった!!
仮にもアイドルなんだからそんな意地汚いような真似はしないと思ってたわ!プライドないのか!?
あぁ、そうだこいつ残念アイドルだったな。
学生だししょうがないのか? まだ学生なのに売れてるのがおかしいんだよな、本来。
正直面倒だが、約束して連絡先交換した以上そう食い下がられたら断れない。
『分かったよ。行くから』
『ほんと!? じゃあ12時に大舎駅前の噴水集合ね!』
『はいよ』
日曜日、約束してしまった……。
門でクソ野郎に女の口説き方とかなんだとかを強制的に教えられたが、こいつに通用するところが想像できん。大人用だし。
てかまず成功するビジョンが見えねぇわ。イケメンだからできるに決まってんだろうが。
そう考えるとマジで意味ないこと教えられたな……やりたくもないし。
いや、女子にキョドらなくなっただけで大成長だよな、うん。
(ちょっと待てなんで口説くことなんか考えてるんだ……バカだろ……)
「しかし優香とデートかえ……流石にジャージで行くわけにはいかんよな……」
俺のボロアパートには、ジャージが二着、それ以外に服がない。
一人暮らしで、生活ぎりぎりの底辺生活送ってたからな。服買う余裕なんてなかったんだわ。
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