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シェアハウス
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チックタック…チックタック…
壁に飾られた赤い時計音に、大きなダイニングにはカウンター付きの広いキッチンがありすぐそばに大きな木製テーブルと木製椅子が4つ並べられていた。
その隣の中心には大きな液晶テレビが置かれそれを囲むように丸く置かれた黒く長いソファに蓮、豹、星那の三人が座っていた。
「…なるほどな、住んでいたアパートが火事にあい行くあてもなく事情により借金もあって…それに本当は高校生だと…そう言う事か?」
「はい…」
蓮さんにこれまでの経緯を話した。
だが、性別と借金の事情と家族の件は伏せてだが…
「すみません、秘密にしてて…」
「まぁ、それなりの事情があるんだろうし借金の事もあるのなら学生の身でわざわざ嘘ついてホストで稼ぐ理由も理にかなう。そうするしかなかったんだろ?」
「はい…だけど、騙していたのは事実です。本当にすみませんでした!これ以上ご迷惑がかからないようホスト辞めますので…」
「辞めて他に宛はあるのか?」
「…」
「はぁ…ならうちに居ればいいだろ?」
「え、でも俺は…」
「学生でも何でもお前が3年間ホストとしてバレもせず働いていた事は事実だろ?それならもう申し分ねぇじゃねーか。お前はうちのナンバースリーであり、これからもう少し嘘をつき続けるだけ…他に何が問題なんだ?」
「蓮さん…本当にこのまま働いててもいいんですか?」
「俺がいつお前をクビにすると言った?俺の許可なく辞めれると思うなよ」
そう言うと大きな手が髪を撫でた。
「ありがとうございます…!」
「豹、お前も何か事情があるんだろ?」
「俺も星那と同じです」
「は?」
「事情により借金があり家は先程追い出され行き場なくついでに同じ境遇である星那を連れ一緒にここに来た次第です」
コノヒトハ、ナニヲイッテイルンダ?
絶対嘘だと分かるような作り話に唖然としていると隣では蓮さんはまんまとその嘘を信じ納得していた。
「お前も大変だったな…よし、分かった!お前ら二人ともうちに住め!それに、これまで通りホストとして働いてくれて構わない」
「ふ、”二人”!?」
「仕方ないだろ、豹もお前と同じ境遇なんだ。一緒に住むのは当たり前だろ」
キッ
すかさず豹の方を向くとさも計算通りと言った風にニヤリと口元をあげていた。
こ、こいつ~~~!
「んじゃ、とりあえずせなは制服や衣類や教材に生活品全て燃えて消えたんだよな?」
「はい」
「まずはそこからか…豹!お前は生活品や教材全部はあるのか?」
「俺はただ追い出されただけなのでまとめて入れていたコインロッカーから後で持ってきます」
「そうか、よかった。じゃ、せなの分何とかしてやらないとな」
「へ?」
「今から買い出し行くぞ!制服もな!」
制服!?やばい!
「せ、制服は自分で買います!衣類も生活品も出来れば自分で…」
「まぁ、衣類や生活品は自分の好みがあるからな…分かった、金だけやるから自分で買ってこれるか?」
「大丈夫です!蓮さん本当に…ありがとうございます!」
「じゃあ、飯の用意はしておくからお前ら行ってこい!早めに帰って来るんだぞ?」
「”はい”」
こうして始まった奇妙なシェアハウスは星那にとって危険と隣り合わせに過ぎなかった…
壁に飾られた赤い時計音に、大きなダイニングにはカウンター付きの広いキッチンがありすぐそばに大きな木製テーブルと木製椅子が4つ並べられていた。
その隣の中心には大きな液晶テレビが置かれそれを囲むように丸く置かれた黒く長いソファに蓮、豹、星那の三人が座っていた。
「…なるほどな、住んでいたアパートが火事にあい行くあてもなく事情により借金もあって…それに本当は高校生だと…そう言う事か?」
「はい…」
蓮さんにこれまでの経緯を話した。
だが、性別と借金の事情と家族の件は伏せてだが…
「すみません、秘密にしてて…」
「まぁ、それなりの事情があるんだろうし借金の事もあるのなら学生の身でわざわざ嘘ついてホストで稼ぐ理由も理にかなう。そうするしかなかったんだろ?」
「はい…だけど、騙していたのは事実です。本当にすみませんでした!これ以上ご迷惑がかからないようホスト辞めますので…」
「辞めて他に宛はあるのか?」
「…」
「はぁ…ならうちに居ればいいだろ?」
「え、でも俺は…」
「学生でも何でもお前が3年間ホストとしてバレもせず働いていた事は事実だろ?それならもう申し分ねぇじゃねーか。お前はうちのナンバースリーであり、これからもう少し嘘をつき続けるだけ…他に何が問題なんだ?」
「蓮さん…本当にこのまま働いててもいいんですか?」
「俺がいつお前をクビにすると言った?俺の許可なく辞めれると思うなよ」
そう言うと大きな手が髪を撫でた。
「ありがとうございます…!」
「豹、お前も何か事情があるんだろ?」
「俺も星那と同じです」
「は?」
「事情により借金があり家は先程追い出され行き場なくついでに同じ境遇である星那を連れ一緒にここに来た次第です」
コノヒトハ、ナニヲイッテイルンダ?
絶対嘘だと分かるような作り話に唖然としていると隣では蓮さんはまんまとその嘘を信じ納得していた。
「お前も大変だったな…よし、分かった!お前ら二人ともうちに住め!それに、これまで通りホストとして働いてくれて構わない」
「ふ、”二人”!?」
「仕方ないだろ、豹もお前と同じ境遇なんだ。一緒に住むのは当たり前だろ」
キッ
すかさず豹の方を向くとさも計算通りと言った風にニヤリと口元をあげていた。
こ、こいつ~~~!
「んじゃ、とりあえずせなは制服や衣類や教材に生活品全て燃えて消えたんだよな?」
「はい」
「まずはそこからか…豹!お前は生活品や教材全部はあるのか?」
「俺はただ追い出されただけなのでまとめて入れていたコインロッカーから後で持ってきます」
「そうか、よかった。じゃ、せなの分何とかしてやらないとな」
「へ?」
「今から買い出し行くぞ!制服もな!」
制服!?やばい!
「せ、制服は自分で買います!衣類も生活品も出来れば自分で…」
「まぁ、衣類や生活品は自分の好みがあるからな…分かった、金だけやるから自分で買ってこれるか?」
「大丈夫です!蓮さん本当に…ありがとうございます!」
「じゃあ、飯の用意はしておくからお前ら行ってこい!早めに帰って来るんだぞ?」
「”はい”」
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