18 / 28
18
しおりを挟むそうして、それによって彩香が得る快感はいっそう大きくなって、彩香を堕落させる。気持ちがよくて、なにも考えられなくなる。ただ喘ぐことしか、出来なくなる。
「彩香ちゃんのここ、どんどんぬるぬるになってくねぇ。こんなの見たら、おじさんももう我慢できないや」
そう言ったローランドは陰部から指を抜くと、自らの昂りを取り出した。彩香の視線は、自然とその熱の塊に引き寄せられる。
怒張の先端が、秘部にぴたりとあてがわれた。その熱さと脈動が触れた箇所から生々しく伝わって、彩香の期待を煽る。体を芯から切なくさせる。
「あ……」
「つらかったら、言うんだよ」
直後、目も眩むような熱さが、彩香の中に侵入してきた。それはゆっくりと、けれども着実に彩香の深いところを目指して進んでくる。
「ぁ、あ……あ……はいってくる……」
「そうだよ。おじさんのが、君の中に入ってるんだ」
「おっきいよぉ……」
「そいつは失礼」
ローランドは軽く謝罪をしたものの、腰の動きを止める気配はなかった。
圧倒的な質量と熱を持ったものが脈を打ちながら彩香の最奥を目指し、ぬるぬると沈む。そうしてそれは奥に到達すると、さらに強く脈を打って膨張した。
大きなものが、彩香の狭い粘膜の中で存在感を主張している。ただそれを意識するだけで、下腹部の深いところがきゅんと切なく震えるようだった。
「……ぜんぶ入ったよ。どんな感じだい?」
「おっきくて……熱くて……どくどくしてます……」
そのやり取りは、まるで大人と子供の会話のようである。彩香は、自分から離れていってしまいそうな意識をなんとか繋ぎ止めて、たどたどしく返事をすることしか出来ない。
「彩香ちゃんの中もおじさんのに絡みついてきてて、すっごくスケベだ」
「ばか……」
「ははは」
笑ったローランドはなんの前触れもなく腰を引くと、次の瞬間に彩香の最奥へ昂りの先端をぶつけた。
突如として襲い掛かってきた強烈な感覚に、彩香は声も出せずに仰け反る。
しかし、そんな彩香に男が手加減をすることはなかった。
ローランドは自身の体全部をぶつけるような激しい律動をして、彩香を追いつめる。
ただでさえ快感によってチカラが入らない彩香に、抵抗など出来るわけがない。それを差し引いても、男の圧倒的なチカラで揺さぶられれば、そもそも抵抗など無に等しかった。
彩香はただ、最奥を昂りに掻き乱されて喘ぐことしか出来ない。
「ぁンッ! やっ、ぁあああっ!」
「あ、こうしたら彩香ちゃんの胸が揺れて、尚更エッチだ」
彼の視線が、律動に揺れる乳房に注がれる。
11
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる