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第五章 王宮にて
第三話
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ハッとアシェルが声をした方を見やると、開かれた扉の前に一人の女性が立っていた。
金の髪を高く結い上げ、大きく開いた胸元と丸く膨らんだ袖に繊細なレースが施された、臙脂色のドレスを身にまとっている。
年は四十代くらいだろうか。ほっそりとした眉の下に澄んだ緑の瞳が輝き、凛とした力強い光を放っていた。
顎を引き、ピンと伸ばした背筋をそのままに、まるで床を滑るような優雅な動作で歩いてくる。
二人の侍女が頭を下げたまま、少し離れた位置からしずしずとその女性に従いついてくる。
「陛下。そのように声を荒げて……。お客様が驚いてらっしゃるでしょう」
(ラオドール様、この方は……?)
(サリファ王妃だ。そこにいる、ロベルト国王の正妃で、隣国グロネシアの第三王女だ。気位が高いことで有名で、機嫌を損ねたら面倒なことになる。膝を着いて、頭を下げていなさい)
ラオドールに言われて、アシェルは慌てて両膝を床に着けた。
位の高い女性とは、目線を合わすことも無礼にあたる、と言われて深く頭を下げる。
「サリファ、なぜお前がここへ……?」
「先ほど、陛下が配下の者に頼まれたものを、わたくしが代わりに持ってまいりました」
涼やかな声でサリファ王妃がロベルト国王へ返し、そのままラオドールとアシェルに目をやる。
「まあ、珍しいこと……! 黒い髪に、白金の髪とは。陛下、一体どういったお客様ですの」
「……いや、なに。王都から遠く離れた辺境の地、ケイレブの街が今困ったことになっていると、わざわざ私に知らせにまいったのだ」
「ほら、陛下がすぐ書状をお溜めになるから――」
大きなため息をつきながら、サリファ王妃が国王へ非難めいた眼差しを向ける。そして膝を着いて項垂れているアシェルとラオドールに気の毒そうに声をかけた。
「ケイレブの街といえば、クラウム山脈の麓にある街ですわね。そのような遠くから、この王宮までわざわざ……大変だったでしょう」
背後に付き従っていた侍女たちへ指図し、サリファ王妃が書状を入れた小箱と、丸められた地図を長机の上へと置かせた。
「その辺りの街や村の情報は、ほとんどここまで入ってきませんわね。この際ですから、大臣たちも呼んで少しご相談なさったら……?」
サリファ王妃の生まれた隣国グロネシアは、ハルトムート王国とは比べ物にならないほど国土が広いらしい。どうやらサリファ王妃の王宮内での発言権はかなり強く、国王へ意見すら出せるようだ。
アシェルはそう推測して、こっそり安堵した。
(良かった………。サリファ様は辺境の街にも好意的だ……)
「そこの二人。そのように下ばかり向いていては満足に話も出来ませんわ。わざわざこうして王宮まで来たのですから、こちらにいらして、直接話を聞かせて」
サリファ王妃に言われてアシェルは一瞬迷い、隣にいるラオドールをちらりと見た。
ラオドールが首を横に振り、アシェルの代わりに断りの言葉を口にする。
「いえ、サリファ殿下。ありがたいお言葉ですが――」
「わたくしが良いと言ったら良いのです。ほら、こちらへいらして」
ラオドールが観念したようにため息を吐き出した。アシェルを見て頷き、サリファ王妃の言う通りに、と促す。
ここでサリファ王妃の機嫌を損ねてしまうのは得策ではないと判断したのだろう。
ゆっくり立ち上がったアシェルは、顔を上げ、長机の前にいるサリファ王妃を見た。
サリファ王妃が扇子を片手に手招きをしている――その顔が、アシェルを見るなりみるみる強張り、真っ青に変わる。
「……ク、クレリア!」
またもや「クレリア」だ。
その方ではありません、僕は別人です、とアシェルが説明しようと口を開いた途端、ドサリと大きな音がしてサリファ王妃が昏倒した。
「サリファ!」
「サリファ王妃様!」
衛兵や侍女たちが慌てふためき、サリファ王妃へと駆け寄る。
アシェルも咄嗟にサリファ王妃の元へと駆け出していた。
「……クレリア……ああ、クレリア。どこ……? どこへいるの……?」
ロベルト国王に体を支えられたサリファ王妃が、うっすらと瞳を開けて、人だかりの中からアシェルの姿を探し出す。
そしてそこに見つけると、ほっと安堵の表情を浮かべた。緑色の瞳から大粒の涙を零し、アシェルの手をそっと握る。
「……あなたに会いたかった。ずっと、会いたかったわ。そして、謝りたかった……」
ごめんなさい、どうかわたくしを許してちょうだい……、と小さな声でサリファ王妃はなぜかアシェルに謝ると、そのまま瞳を閉じて、今度こそ完全に意識を失ってしまった。
謁見の間でサリファ王妃が倒れてしまうという騒動が起きた後、アシェルとラオドールはそのまま王宮内に滞在することになった。
サリファ王妃が体調を取り戻し、二人と改めて話が出来るようになるまで、王宮内へとどまるように言われたのだ。サリファ王妃からの指示だった。
そして、ロベルト国王がアシェルを手元におきたがっている気配もあった。
滞在中、アシェルは何度も国王の執務室へ呼ばれたが、一人で来るように言われても、必ずラオドールがそばに付き添った。
アシェルが呼ばれる名目は「ケイレブの街への援助の相談」だったが、話は一向に進まず、紅茶や珍しい菓子を勧められる。単にアシェルの顔を見たいという国王の様子が丸わかりで、ラオドールはそれに不快感を覚えているようだった。
(アシェル、いざとなったら竜になり、おまえを背に乗せて、ここを出てケイレブに戻る。……いいな?)
二人に与えられた豪華な貴賓室の窓から外を眺め、ラオドールがアシェルの耳元で囁く。
アシェルを見る国王の目つきに、ラオドールは苛立ちを隠せないようだった。
(これ以上ここへ引き留められるのは我慢がならない)
亡き側妃に瓜二つの人間が、突然現れたのだ。
顔を見て懐かしみたい、と思うのは、アシェルには当然のことのように思えたが、ラオドールはそんなアシェルに「甘い」と言う。
(ロベルト国王のクレリア妃への入れ込み方は、王都中で評判になるほどだった。片時もそばから離そうとせず、流行り病にかかるまで、ずっと公務にも付き添わせたという。――サリファ王妃がいるにも関わらず、だ)
(そうなのですか)
(おまえを見るあの目つきは、亡き愛妃を見るものと全く同じだ。気に食わない)
(……ですが、サリファ様が僕と話がしたいとおっしゃっているのは気になります)
意識を失う前に、涙を浮かべてアシェルに謝っていたサリファ王妃の様子が、アシェルは気になっていた。
(主治医の話では、もうそろそろ面会が出来るようになるとのことでした。ラオドール様。もう少しだけ……もう少しだけ、待っていただけませんか)
アシェル自身、自分によく似たクレリアという女性のことが気になり始めていた。
ケイレブの丘の屋敷の前に捨てられていた、自分の出自のヒントのようなものが、もしかしたらサリファ王妃の口から訊けるのではないか。
そんな期待が湧き上がっていた。
(……わかった。だが、サリファ殿下と話が出来たら、すぐにここを出るぞ。もうケイレブの街への援助などどうでもいい。私にとってはおまえが全てで、何よりも大事だ)
厳しい顔をするラオドールに、アシェルは仕方なくこくりと頷いた。
せっかくここまで来たのに、何も収穫なしで帰ることになるのは残念でならないと、もしラオドールに今そう言ってしまったら、すぐにでもアシェルを背に乗せて、ケイレブへ飛んでいってしまいそうな勢いだった。
ラオドールの手をぎゅっと握り、微笑む。
(僕を大切に思ってくださっているのは嬉しいです。……ありがとうございます。でもサリファ様は、王都から遠く離れた小さな街や村のことも気にかけてくださっているようでしたし、きっと、お話が出来るようになったら、街のことも頼めると思います)
じっとラオドールの金の瞳を見てアシェルが哀願すると、ラオドールが小さなため息を吐き出した。
(それに……やはりクレリア様という方がどういった方だったのか、僕も少し知りたいですし……)
――仕方がない、惚れた弱みと言うのはこういうことだな、とラオドールの不貞腐れたような呟きに、アシェルは思わず頬を赤く染めた。
金の髪を高く結い上げ、大きく開いた胸元と丸く膨らんだ袖に繊細なレースが施された、臙脂色のドレスを身にまとっている。
年は四十代くらいだろうか。ほっそりとした眉の下に澄んだ緑の瞳が輝き、凛とした力強い光を放っていた。
顎を引き、ピンと伸ばした背筋をそのままに、まるで床を滑るような優雅な動作で歩いてくる。
二人の侍女が頭を下げたまま、少し離れた位置からしずしずとその女性に従いついてくる。
「陛下。そのように声を荒げて……。お客様が驚いてらっしゃるでしょう」
(ラオドール様、この方は……?)
(サリファ王妃だ。そこにいる、ロベルト国王の正妃で、隣国グロネシアの第三王女だ。気位が高いことで有名で、機嫌を損ねたら面倒なことになる。膝を着いて、頭を下げていなさい)
ラオドールに言われて、アシェルは慌てて両膝を床に着けた。
位の高い女性とは、目線を合わすことも無礼にあたる、と言われて深く頭を下げる。
「サリファ、なぜお前がここへ……?」
「先ほど、陛下が配下の者に頼まれたものを、わたくしが代わりに持ってまいりました」
涼やかな声でサリファ王妃がロベルト国王へ返し、そのままラオドールとアシェルに目をやる。
「まあ、珍しいこと……! 黒い髪に、白金の髪とは。陛下、一体どういったお客様ですの」
「……いや、なに。王都から遠く離れた辺境の地、ケイレブの街が今困ったことになっていると、わざわざ私に知らせにまいったのだ」
「ほら、陛下がすぐ書状をお溜めになるから――」
大きなため息をつきながら、サリファ王妃が国王へ非難めいた眼差しを向ける。そして膝を着いて項垂れているアシェルとラオドールに気の毒そうに声をかけた。
「ケイレブの街といえば、クラウム山脈の麓にある街ですわね。そのような遠くから、この王宮までわざわざ……大変だったでしょう」
背後に付き従っていた侍女たちへ指図し、サリファ王妃が書状を入れた小箱と、丸められた地図を長机の上へと置かせた。
「その辺りの街や村の情報は、ほとんどここまで入ってきませんわね。この際ですから、大臣たちも呼んで少しご相談なさったら……?」
サリファ王妃の生まれた隣国グロネシアは、ハルトムート王国とは比べ物にならないほど国土が広いらしい。どうやらサリファ王妃の王宮内での発言権はかなり強く、国王へ意見すら出せるようだ。
アシェルはそう推測して、こっそり安堵した。
(良かった………。サリファ様は辺境の街にも好意的だ……)
「そこの二人。そのように下ばかり向いていては満足に話も出来ませんわ。わざわざこうして王宮まで来たのですから、こちらにいらして、直接話を聞かせて」
サリファ王妃に言われてアシェルは一瞬迷い、隣にいるラオドールをちらりと見た。
ラオドールが首を横に振り、アシェルの代わりに断りの言葉を口にする。
「いえ、サリファ殿下。ありがたいお言葉ですが――」
「わたくしが良いと言ったら良いのです。ほら、こちらへいらして」
ラオドールが観念したようにため息を吐き出した。アシェルを見て頷き、サリファ王妃の言う通りに、と促す。
ここでサリファ王妃の機嫌を損ねてしまうのは得策ではないと判断したのだろう。
ゆっくり立ち上がったアシェルは、顔を上げ、長机の前にいるサリファ王妃を見た。
サリファ王妃が扇子を片手に手招きをしている――その顔が、アシェルを見るなりみるみる強張り、真っ青に変わる。
「……ク、クレリア!」
またもや「クレリア」だ。
その方ではありません、僕は別人です、とアシェルが説明しようと口を開いた途端、ドサリと大きな音がしてサリファ王妃が昏倒した。
「サリファ!」
「サリファ王妃様!」
衛兵や侍女たちが慌てふためき、サリファ王妃へと駆け寄る。
アシェルも咄嗟にサリファ王妃の元へと駆け出していた。
「……クレリア……ああ、クレリア。どこ……? どこへいるの……?」
ロベルト国王に体を支えられたサリファ王妃が、うっすらと瞳を開けて、人だかりの中からアシェルの姿を探し出す。
そしてそこに見つけると、ほっと安堵の表情を浮かべた。緑色の瞳から大粒の涙を零し、アシェルの手をそっと握る。
「……あなたに会いたかった。ずっと、会いたかったわ。そして、謝りたかった……」
ごめんなさい、どうかわたくしを許してちょうだい……、と小さな声でサリファ王妃はなぜかアシェルに謝ると、そのまま瞳を閉じて、今度こそ完全に意識を失ってしまった。
謁見の間でサリファ王妃が倒れてしまうという騒動が起きた後、アシェルとラオドールはそのまま王宮内に滞在することになった。
サリファ王妃が体調を取り戻し、二人と改めて話が出来るようになるまで、王宮内へとどまるように言われたのだ。サリファ王妃からの指示だった。
そして、ロベルト国王がアシェルを手元におきたがっている気配もあった。
滞在中、アシェルは何度も国王の執務室へ呼ばれたが、一人で来るように言われても、必ずラオドールがそばに付き添った。
アシェルが呼ばれる名目は「ケイレブの街への援助の相談」だったが、話は一向に進まず、紅茶や珍しい菓子を勧められる。単にアシェルの顔を見たいという国王の様子が丸わかりで、ラオドールはそれに不快感を覚えているようだった。
(アシェル、いざとなったら竜になり、おまえを背に乗せて、ここを出てケイレブに戻る。……いいな?)
二人に与えられた豪華な貴賓室の窓から外を眺め、ラオドールがアシェルの耳元で囁く。
アシェルを見る国王の目つきに、ラオドールは苛立ちを隠せないようだった。
(これ以上ここへ引き留められるのは我慢がならない)
亡き側妃に瓜二つの人間が、突然現れたのだ。
顔を見て懐かしみたい、と思うのは、アシェルには当然のことのように思えたが、ラオドールはそんなアシェルに「甘い」と言う。
(ロベルト国王のクレリア妃への入れ込み方は、王都中で評判になるほどだった。片時もそばから離そうとせず、流行り病にかかるまで、ずっと公務にも付き添わせたという。――サリファ王妃がいるにも関わらず、だ)
(そうなのですか)
(おまえを見るあの目つきは、亡き愛妃を見るものと全く同じだ。気に食わない)
(……ですが、サリファ様が僕と話がしたいとおっしゃっているのは気になります)
意識を失う前に、涙を浮かべてアシェルに謝っていたサリファ王妃の様子が、アシェルは気になっていた。
(主治医の話では、もうそろそろ面会が出来るようになるとのことでした。ラオドール様。もう少しだけ……もう少しだけ、待っていただけませんか)
アシェル自身、自分によく似たクレリアという女性のことが気になり始めていた。
ケイレブの丘の屋敷の前に捨てられていた、自分の出自のヒントのようなものが、もしかしたらサリファ王妃の口から訊けるのではないか。
そんな期待が湧き上がっていた。
(……わかった。だが、サリファ殿下と話が出来たら、すぐにここを出るぞ。もうケイレブの街への援助などどうでもいい。私にとってはおまえが全てで、何よりも大事だ)
厳しい顔をするラオドールに、アシェルは仕方なくこくりと頷いた。
せっかくここまで来たのに、何も収穫なしで帰ることになるのは残念でならないと、もしラオドールに今そう言ってしまったら、すぐにでもアシェルを背に乗せて、ケイレブへ飛んでいってしまいそうな勢いだった。
ラオドールの手をぎゅっと握り、微笑む。
(僕を大切に思ってくださっているのは嬉しいです。……ありがとうございます。でもサリファ様は、王都から遠く離れた小さな街や村のことも気にかけてくださっているようでしたし、きっと、お話が出来るようになったら、街のことも頼めると思います)
じっとラオドールの金の瞳を見てアシェルが哀願すると、ラオドールが小さなため息を吐き出した。
(それに……やはりクレリア様という方がどういった方だったのか、僕も少し知りたいですし……)
――仕方がない、惚れた弱みと言うのはこういうことだな、とラオドールの不貞腐れたような呟きに、アシェルは思わず頬を赤く染めた。
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