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41.絶体絶命は終わらない
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ドラゴンの火のブレスが迫ってくる。絶体絶命の状況に、せめてユフィーナだけでも守らなければと思ったのだが……。
「……え?」
いつまで経っても熱さを感じなかった。よく見てみれば、吐き出された炎は透明な壁のようなものに遮られている。
「これは?」
「【姫騎士】の加護よ。私の守りたいって気持ちが、どんな攻撃も受けつけない結界を張る力になって現れたの」
いつの間にかユフィーナの加護は進化していた。仲間の能力を底上げしたり、状態異常を受けつけないだけでも優秀ではあったが、そこに攻撃無効の結界まで張れるとは。
フフンッ、と得意げなユフィーナである。「よくやった」と頭を撫でてやれば、ふにゃりと表情が緩む。まだ戦いの途中ですよ?
ドラゴンは攻撃が効いていないのに気づいたようだ。ブレスではなく、直接体当たりしてきた。少し揺れはしたが、物理攻撃も無効にする結界に攻めあぐねている。
とはいえ、攻め手がないのはこっちも同じだ。物理攻撃の効果が薄い以上、俺とユフィーナではどうしようもない。唯一この場で魔法を使えるスーザンに頼るしかないが、倒すまでに魔力が持つかは微妙である。
「いたいたー。やっと見つけたっすよー。おーい! ジェイル先ぱーい!」
この場にそぐわない、緊張感のない声が後方から聞こえてきた。
「ノルンさん? 今頃来たのですか」
「ちょっ、今は作戦とは違った状況だよっ。ドラゴンを相手にしているんだからあんただけでも逃げな!」
アリッサちゃんとスーザンを無視して、ノルンは真っ直ぐ俺のもとへと駆けてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……。あー、こんなに走ったのは久しぶりっすよ。疲れた~」
「なんで来たんだよ! この状況見えてんのか!? もう勇者どうこう言ってる場合じゃないぞ。いいからさっさと逃げろっ」
ノルンは状況をわかっているのかいないのか、肩で息をしながら不敵に笑った。
「ふっふっふー。あたしが遅れて来たのには意味があるんっすよ。あたしが遅れて来たのには意味があるんっすよ! 大事なことなので二回言ってみたっす」
ドラゴンが結界に体当たりをしているのを目の当たりにしても、ノルンの態度は変わらない。こういう危機感のなさが、こいつを何度も窮地に追いやっているんだなと確信した。
「あたしはついに……秘密兵器を開発したっすよ!」
じゃーん! と、ノルンは綺麗なクリスタルのようなものを見せてくれた。
何やら親しみのある力の塊が、その結晶に内包されているように感じる。
「魔結晶? そんなレアアイテムをどこで見つけてきたんだい?」
「ちっちっちー。ちょーっと違うんすよスーザンさん。言葉で説明するよりも実際に見てもらった方が早いっすね。ユフィーナさん、今からドラゴンに攻撃するっすけど、いいっすか?」
「この結界は敵の攻撃を防ぎながら、仲間の攻撃を通してくれるわ。魔法でもなんでもやっちゃって!」
「お任せあれ!」
ノルンは魔結晶をドラゴンに向かって投げた。放物線を描いてゆっくりと向かっていく。
「例えば、こんな初級魔法でも──ファイアボール」
ノルンは高速で詠唱を完成させて、杖の先から小さな火球を放つ。
火球は真っ直ぐ結晶にぶつかり、砕けた音がしたかと思えばまばゆい光を放ち、激しい炎を生み出した。
「なっ!?」
スーザンの火魔法どころか、ドラゴンのブレスよりも激しい炎が燃え盛る。あまりの変化に、驚かずにはいられない。
「グギャアアアアアアアアアアーーッ!」
炎に焼かれてドラゴンが悶え苦しむ。威力も見た目通り申し分ない。
「と、このように初級火魔法が最上級レベルに早変わり。魔法の威力を何倍どころか何十倍にも増幅させる効果があるんすよ」
「す、すげえな」
「ちなみに、素になったのは先輩の【絶対発情領域】っす」
「すげえな!?」
って、どういうことだってばよ!?
「この間ジェイル先輩の【絶対発情領域】を受けさせてもらったじゃないっすか。それで身体のうずきを解析してみると、加護に干渉する不思議なパワーの源を発見したんすよ!」
「お、おう……?」
「それをあたしの【抽出】の加護で身体から取り出してみると……なんと高濃度の魔結晶になったんすよ! これは大発見っすよ!」
ノルンは大興奮だった。よほどすごいことなのだろう。
「……でもな、ノルン」
「なんすか? 別にたくさん褒めてくれても構わないっすよ?」
ドヤ顔の後輩に、俺は森を指差した。
「周りの被害は考えような。……燃えてんだけど」
スーザンはもちろん、ドラゴンだって木々を燃やしたりはしなかったのに……。ノルンの一発の魔法で、あちらこちらから炎が上がっていた。誰がどう見ても火事である。
「ぎゃああっ! すみませんすみません!」
ノルンは慌てて水魔法で消火活動していた。
でもこれで一件落着か。いくらドラゴンでも、あれだけの極大魔法を食らって無事で済むはずが……。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオーーッ!!」
嘘……だろ?
大地を揺るがすほどの雄叫び。ドラゴンはその目を怒りの炎で燃やしていた。
あれだけの炎にも耐え切ったドラゴン。これ、もう戦って勝つのは無理なんじゃないかな?
「魔結晶を使えノルン! こうなったらドラゴンを倒すのが優先だ!」
「それは……無理っすね」
ノルンは明後日の方向を見ていた。
「……オイ、こっち向け後輩。どういうことだ?」
「いやその、あれは試作品だったと言いますか……。つまり、魔結晶はさっき使った分だけしかなかったんすよね……」
「お前マジで何しに来たの!?」
昨晩立てた作戦を放り出して、やってたことは試作品の開発だったとは……。
せめてきっちり一発で仕留められる魔法を使ってくれていれば良かったのに。よりにもよって初級魔法とか。何? 弱い魔法が強くなるところを見せた方がインパクトがある? うん、だから状況を考えろつってんだろうがっ!
「グオオオオオオオオオオオオオオオオーーッ!!」
ドラゴンは怒りに任せて、さっきよりも激しく結界を攻撃し続ける。ユフィーナがいる限り、俺たちは安全でいられる。
「くっ……ジェイル! 私の結界はいつまで持つかわからないわっ。戦うのか逃げるのか、早く決めて!」
と思っていたら、安全にも制限時間があるらしい。
戦うか、逃げるか。どちらにしても危険がつきまとう。
腕の立つ冒険者でさえ、ドラゴンを見てすぐに逃げ出していたのだ。ベイルの町の冒険者で、ドラゴンを倒せるほどの実力者はいないのだろう。そう考えると、助けは期待できない。
物理攻撃は効果がない。魔法ならダメージがあるようだが、さっきのようなすごい威力のものでも仕留めきれなかった。
切り札だったはずの魔結晶はもうない。攻撃をノルンとスーザンに任せたとして……もし倒せなかったら、どうする?
ラインハルトがドラゴンを洗脳した時はどうやったんだ? 戦力は奴自身と聖女とスーザン、それと洗脳した数百人規模の冒険者だったとか。
勇者には【反射】というスキルがあった。魔術師も大勢いれば、ドラゴンを弱らせるまではできたのかもしれない。
弱ったところで【洗脳】か……。
「よし、決めた!」
俺は手をわきわきしながら、苦渋の決断をした。
「……え?」
いつまで経っても熱さを感じなかった。よく見てみれば、吐き出された炎は透明な壁のようなものに遮られている。
「これは?」
「【姫騎士】の加護よ。私の守りたいって気持ちが、どんな攻撃も受けつけない結界を張る力になって現れたの」
いつの間にかユフィーナの加護は進化していた。仲間の能力を底上げしたり、状態異常を受けつけないだけでも優秀ではあったが、そこに攻撃無効の結界まで張れるとは。
フフンッ、と得意げなユフィーナである。「よくやった」と頭を撫でてやれば、ふにゃりと表情が緩む。まだ戦いの途中ですよ?
ドラゴンは攻撃が効いていないのに気づいたようだ。ブレスではなく、直接体当たりしてきた。少し揺れはしたが、物理攻撃も無効にする結界に攻めあぐねている。
とはいえ、攻め手がないのはこっちも同じだ。物理攻撃の効果が薄い以上、俺とユフィーナではどうしようもない。唯一この場で魔法を使えるスーザンに頼るしかないが、倒すまでに魔力が持つかは微妙である。
「いたいたー。やっと見つけたっすよー。おーい! ジェイル先ぱーい!」
この場にそぐわない、緊張感のない声が後方から聞こえてきた。
「ノルンさん? 今頃来たのですか」
「ちょっ、今は作戦とは違った状況だよっ。ドラゴンを相手にしているんだからあんただけでも逃げな!」
アリッサちゃんとスーザンを無視して、ノルンは真っ直ぐ俺のもとへと駆けてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……。あー、こんなに走ったのは久しぶりっすよ。疲れた~」
「なんで来たんだよ! この状況見えてんのか!? もう勇者どうこう言ってる場合じゃないぞ。いいからさっさと逃げろっ」
ノルンは状況をわかっているのかいないのか、肩で息をしながら不敵に笑った。
「ふっふっふー。あたしが遅れて来たのには意味があるんっすよ。あたしが遅れて来たのには意味があるんっすよ! 大事なことなので二回言ってみたっす」
ドラゴンが結界に体当たりをしているのを目の当たりにしても、ノルンの態度は変わらない。こういう危機感のなさが、こいつを何度も窮地に追いやっているんだなと確信した。
「あたしはついに……秘密兵器を開発したっすよ!」
じゃーん! と、ノルンは綺麗なクリスタルのようなものを見せてくれた。
何やら親しみのある力の塊が、その結晶に内包されているように感じる。
「魔結晶? そんなレアアイテムをどこで見つけてきたんだい?」
「ちっちっちー。ちょーっと違うんすよスーザンさん。言葉で説明するよりも実際に見てもらった方が早いっすね。ユフィーナさん、今からドラゴンに攻撃するっすけど、いいっすか?」
「この結界は敵の攻撃を防ぎながら、仲間の攻撃を通してくれるわ。魔法でもなんでもやっちゃって!」
「お任せあれ!」
ノルンは魔結晶をドラゴンに向かって投げた。放物線を描いてゆっくりと向かっていく。
「例えば、こんな初級魔法でも──ファイアボール」
ノルンは高速で詠唱を完成させて、杖の先から小さな火球を放つ。
火球は真っ直ぐ結晶にぶつかり、砕けた音がしたかと思えばまばゆい光を放ち、激しい炎を生み出した。
「なっ!?」
スーザンの火魔法どころか、ドラゴンのブレスよりも激しい炎が燃え盛る。あまりの変化に、驚かずにはいられない。
「グギャアアアアアアアアアアーーッ!」
炎に焼かれてドラゴンが悶え苦しむ。威力も見た目通り申し分ない。
「と、このように初級火魔法が最上級レベルに早変わり。魔法の威力を何倍どころか何十倍にも増幅させる効果があるんすよ」
「す、すげえな」
「ちなみに、素になったのは先輩の【絶対発情領域】っす」
「すげえな!?」
って、どういうことだってばよ!?
「この間ジェイル先輩の【絶対発情領域】を受けさせてもらったじゃないっすか。それで身体のうずきを解析してみると、加護に干渉する不思議なパワーの源を発見したんすよ!」
「お、おう……?」
「それをあたしの【抽出】の加護で身体から取り出してみると……なんと高濃度の魔結晶になったんすよ! これは大発見っすよ!」
ノルンは大興奮だった。よほどすごいことなのだろう。
「……でもな、ノルン」
「なんすか? 別にたくさん褒めてくれても構わないっすよ?」
ドヤ顔の後輩に、俺は森を指差した。
「周りの被害は考えような。……燃えてんだけど」
スーザンはもちろん、ドラゴンだって木々を燃やしたりはしなかったのに……。ノルンの一発の魔法で、あちらこちらから炎が上がっていた。誰がどう見ても火事である。
「ぎゃああっ! すみませんすみません!」
ノルンは慌てて水魔法で消火活動していた。
でもこれで一件落着か。いくらドラゴンでも、あれだけの極大魔法を食らって無事で済むはずが……。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオーーッ!!」
嘘……だろ?
大地を揺るがすほどの雄叫び。ドラゴンはその目を怒りの炎で燃やしていた。
あれだけの炎にも耐え切ったドラゴン。これ、もう戦って勝つのは無理なんじゃないかな?
「魔結晶を使えノルン! こうなったらドラゴンを倒すのが優先だ!」
「それは……無理っすね」
ノルンは明後日の方向を見ていた。
「……オイ、こっち向け後輩。どういうことだ?」
「いやその、あれは試作品だったと言いますか……。つまり、魔結晶はさっき使った分だけしかなかったんすよね……」
「お前マジで何しに来たの!?」
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せめてきっちり一発で仕留められる魔法を使ってくれていれば良かったのに。よりにもよって初級魔法とか。何? 弱い魔法が強くなるところを見せた方がインパクトがある? うん、だから状況を考えろつってんだろうがっ!
「グオオオオオオオオオオオオオオオオーーッ!!」
ドラゴンは怒りに任せて、さっきよりも激しく結界を攻撃し続ける。ユフィーナがいる限り、俺たちは安全でいられる。
「くっ……ジェイル! 私の結界はいつまで持つかわからないわっ。戦うのか逃げるのか、早く決めて!」
と思っていたら、安全にも制限時間があるらしい。
戦うか、逃げるか。どちらにしても危険がつきまとう。
腕の立つ冒険者でさえ、ドラゴンを見てすぐに逃げ出していたのだ。ベイルの町の冒険者で、ドラゴンを倒せるほどの実力者はいないのだろう。そう考えると、助けは期待できない。
物理攻撃は効果がない。魔法ならダメージがあるようだが、さっきのようなすごい威力のものでも仕留めきれなかった。
切り札だったはずの魔結晶はもうない。攻撃をノルンとスーザンに任せたとして……もし倒せなかったら、どうする?
ラインハルトがドラゴンを洗脳した時はどうやったんだ? 戦力は奴自身と聖女とスーザン、それと洗脳した数百人規模の冒険者だったとか。
勇者には【反射】というスキルがあった。魔術師も大勢いれば、ドラゴンを弱らせるまではできたのかもしれない。
弱ったところで【洗脳】か……。
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