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第3話 うちの子たちがバカ強かった
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ルルが突然器用な食べ方をしたが終始笑いが絶えなかった。いつも閑散としていた朝ごはんがわいわいと賑やかになりトーマも笑顔になっていた。
「トーマはこの後どうするの?」
「うーーん、今日も森に行く予定かな。」
3ヶ月経ったあたりからトーマはちかくの森にいくようになっていた。果物の採集や怪我した際に必要になる薬草の採集を目的としていた。そこでレイちゃんと出会った。
「ピッピッピ~~♪」
「ルルは機嫌良いね。」
ルルが鼻歌混じりに鳴きながら歩く様子をみてトーマは素直にそう思った。レイちゃんはトーマに抱きしめられている。跳ねても移動できるのだがトーマがなんとなく抱いているのだ。
「ピー」
「その薬草がいいの?了解。」
薬草や果物を見つけるとルルが鳴いて欲しいと言う。トーマは決して薬草の知識が深いわけではないので特に何も言わずに採っておく。レイちゃんはトーマからぴょんと離れる。
「レイちゃんのその動き可愛いね!」
今までは縮んで伸びてと虫のような移動方法が一般的だったのが今では跳ねながら移動しているのを見てトーマは興奮していた。
「それにしてもどうしてこうんったのだろうね。」
緑で綺麗じゃなかったレイちゃんは透き通った青色で可愛いフォルムな上言葉も理解するようになり、ルルにいたっては小鳥からハーピーに進化した。特に学者でもないトーマにも流石におかしいと気づく。しかしすぐに原因は見つからない。
「今は森の探索を楽しもうかな。」
一人ぼっちでモンスターにおびえながら散策していただけにこうして仲間と一緒に散策するのが楽しくてしょうがないトーマだった。
「グルル、」
「な、フォレストウルフじゃないか!?この森にもいたのか?」
散策して約1時間、一人と2匹は楽しそうに森の中を歩いていたが突然彼らの目の前にモンスターが現れた。フォレストウルフ、森を住処にするモンスターで初心者狩りと呼ばれるモンスターだ。
「しかも5匹の群れで現れたのか。まずい、くそ!」
トーマは手に持ってる果物をフォレストウルフのほうに転がした。なんとかえさに釣られて逃げてくれないかと。しかしフォレストウルフは転がってきた果物をペシンと振り払う。
「グルル...」
目の前にトーマというさらに美味そうなものがあるからだ。フォレストウルフの口からよだれがだらだらと流れていた。今にも食べそうな雰囲気が流れている。
「レイちゃんとルルだけでも逃げてくれ。俺がひきつける。」
トーマは一歩踏み出して腕を広げてレイちゃんとルルをかばうように仁王立ちした。せっかく生まれてきたばかりで死ぬのはもったいない、そんな思いが彼を突き動かした。
「グルル...ハアーー」
しかしそんなトーマの思いを踏みにじるような視線を向け、よだれは地面に溜まるほど出ていた。
「ガルウ!」
5匹はいっせいにトーマに向かって飛びついた。トーマは覚悟を決め目をぎゅっと閉じた。
プニョン!
「...へ?」
いつまでたってもかまれないことに不信感を抱き目を開けるとそこには信じられない、目を疑うような光景があった。
「レイ...ちゃん?」
青色の体が目の前にいてその向こう側には顔から煙を出してうずくまってるフォレストウルフがいた。スライムといえば溶解液を吐き出す、目の前にレイちゃんがいることを踏まえ、
「レイちゃんが倒したの?」
「プニュン♪」
そうだと触手を一本あげるレイちゃん。
「グルル!」
「な、もう一匹いたの...」
「ピイーー!」
安堵していたがもう一匹のフォレストウルフが茂みの中から現れトーマに噛み付こうとした。トーマは突然のことに腕を構えるがルルが鳴くと飛びついてきたフォレストウルフがピューんと吹っ飛んでいた。
「これは、風?いや風魔法か。ルルがやったのか?」
「ピー♪」
ルルは自分がこのフォレストウルフをしとめたんだといわんばかりに胸を張る。トーマは驚きの連発に体がついていかずその場で座り込んでしまった。
「ははは、いったい何が。」
トーマは頭の中で理解が追いついてなかった。何もしないはずのスライムがはじめから敵に溶解液を出して攻撃したりそもそもスライムが上位のモンスターのフォレストウルフを倒したり、5歳ぐらいのハーピーの女の子が魔法を使ってフォレストウルフを簡単に倒してしまった。
~~~~~~~~~~~
「ふう、やっと落ち着いた。これもって帰らないとな。」
フォレストウルフの襲撃が終わって5分が経ってようやく落ち着きを取り戻したトーマ。目の前にある6匹の倒れたフォレストウルフの処理に困っていた。大きさは普通の犬のサイズだが荷物を持ってきてないトーマからするとかなりの量だ。
「プニプニ」
「ん?どうしたのレイちゃん。」
レイちゃんはぴょんぴょんと倒れているフォレストウルフのほうに跳ねて近づく。なにをするのかとトーマとルルは静かに見守る。
「プーーニーー」
レイちゃんはいきなり体を伸ばすと一気にフォレストウルフを取り込んだ。
「レイちゃん食べたの?」
トーマはレイちゃんは食べてしまったのかと疑うが、レイちゃんは違うよと震えると体から一匹のフォレストウルフをポンと吐き出す。
「え!?レイちゃんって収納できるの?」
「プー二♪」
そうだとぴょんぴょん跳ねてもう一度フォレストウルフを取り込んだ。
「じゃあ、この果物とかも入るの?」
「プニ♪」
触手をのばして果物を掴むとぽんぽんと体の中に取り込んでいった。途中で大変そうだと思ったルルが薬草なども運んできた。
「それじゃあ家に戻ろうか。」
「トーマはこの後どうするの?」
「うーーん、今日も森に行く予定かな。」
3ヶ月経ったあたりからトーマはちかくの森にいくようになっていた。果物の採集や怪我した際に必要になる薬草の採集を目的としていた。そこでレイちゃんと出会った。
「ピッピッピ~~♪」
「ルルは機嫌良いね。」
ルルが鼻歌混じりに鳴きながら歩く様子をみてトーマは素直にそう思った。レイちゃんはトーマに抱きしめられている。跳ねても移動できるのだがトーマがなんとなく抱いているのだ。
「ピー」
「その薬草がいいの?了解。」
薬草や果物を見つけるとルルが鳴いて欲しいと言う。トーマは決して薬草の知識が深いわけではないので特に何も言わずに採っておく。レイちゃんはトーマからぴょんと離れる。
「レイちゃんのその動き可愛いね!」
今までは縮んで伸びてと虫のような移動方法が一般的だったのが今では跳ねながら移動しているのを見てトーマは興奮していた。
「それにしてもどうしてこうんったのだろうね。」
緑で綺麗じゃなかったレイちゃんは透き通った青色で可愛いフォルムな上言葉も理解するようになり、ルルにいたっては小鳥からハーピーに進化した。特に学者でもないトーマにも流石におかしいと気づく。しかしすぐに原因は見つからない。
「今は森の探索を楽しもうかな。」
一人ぼっちでモンスターにおびえながら散策していただけにこうして仲間と一緒に散策するのが楽しくてしょうがないトーマだった。
「グルル、」
「な、フォレストウルフじゃないか!?この森にもいたのか?」
散策して約1時間、一人と2匹は楽しそうに森の中を歩いていたが突然彼らの目の前にモンスターが現れた。フォレストウルフ、森を住処にするモンスターで初心者狩りと呼ばれるモンスターだ。
「しかも5匹の群れで現れたのか。まずい、くそ!」
トーマは手に持ってる果物をフォレストウルフのほうに転がした。なんとかえさに釣られて逃げてくれないかと。しかしフォレストウルフは転がってきた果物をペシンと振り払う。
「グルル...」
目の前にトーマというさらに美味そうなものがあるからだ。フォレストウルフの口からよだれがだらだらと流れていた。今にも食べそうな雰囲気が流れている。
「レイちゃんとルルだけでも逃げてくれ。俺がひきつける。」
トーマは一歩踏み出して腕を広げてレイちゃんとルルをかばうように仁王立ちした。せっかく生まれてきたばかりで死ぬのはもったいない、そんな思いが彼を突き動かした。
「グルル...ハアーー」
しかしそんなトーマの思いを踏みにじるような視線を向け、よだれは地面に溜まるほど出ていた。
「ガルウ!」
5匹はいっせいにトーマに向かって飛びついた。トーマは覚悟を決め目をぎゅっと閉じた。
プニョン!
「...へ?」
いつまでたってもかまれないことに不信感を抱き目を開けるとそこには信じられない、目を疑うような光景があった。
「レイ...ちゃん?」
青色の体が目の前にいてその向こう側には顔から煙を出してうずくまってるフォレストウルフがいた。スライムといえば溶解液を吐き出す、目の前にレイちゃんがいることを踏まえ、
「レイちゃんが倒したの?」
「プニュン♪」
そうだと触手を一本あげるレイちゃん。
「グルル!」
「な、もう一匹いたの...」
「ピイーー!」
安堵していたがもう一匹のフォレストウルフが茂みの中から現れトーマに噛み付こうとした。トーマは突然のことに腕を構えるがルルが鳴くと飛びついてきたフォレストウルフがピューんと吹っ飛んでいた。
「これは、風?いや風魔法か。ルルがやったのか?」
「ピー♪」
ルルは自分がこのフォレストウルフをしとめたんだといわんばかりに胸を張る。トーマは驚きの連発に体がついていかずその場で座り込んでしまった。
「ははは、いったい何が。」
トーマは頭の中で理解が追いついてなかった。何もしないはずのスライムがはじめから敵に溶解液を出して攻撃したりそもそもスライムが上位のモンスターのフォレストウルフを倒したり、5歳ぐらいのハーピーの女の子が魔法を使ってフォレストウルフを簡単に倒してしまった。
~~~~~~~~~~~
「ふう、やっと落ち着いた。これもって帰らないとな。」
フォレストウルフの襲撃が終わって5分が経ってようやく落ち着きを取り戻したトーマ。目の前にある6匹の倒れたフォレストウルフの処理に困っていた。大きさは普通の犬のサイズだが荷物を持ってきてないトーマからするとかなりの量だ。
「プニプニ」
「ん?どうしたのレイちゃん。」
レイちゃんはぴょんぴょんと倒れているフォレストウルフのほうに跳ねて近づく。なにをするのかとトーマとルルは静かに見守る。
「プーーニーー」
レイちゃんはいきなり体を伸ばすと一気にフォレストウルフを取り込んだ。
「レイちゃん食べたの?」
トーマはレイちゃんは食べてしまったのかと疑うが、レイちゃんは違うよと震えると体から一匹のフォレストウルフをポンと吐き出す。
「え!?レイちゃんって収納できるの?」
「プー二♪」
そうだとぴょんぴょん跳ねてもう一度フォレストウルフを取り込んだ。
「じゃあ、この果物とかも入るの?」
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