37 / 70
ドラゴンソウル
第37話 第四ステ……海竜 シードラゴン戦
しおりを挟む
『いきなりシードラゴンの一匹が出てきおったか!』
すぐ後ろまでやって来た、浮き岩からアイスドラゴンの驚く声が聞こえる。
『まあね。このステージの雑魚は前座だよ。三匹のボスとの連戦がこのステージの醍醐味なんだ』
『醍醐味!! 戦闘狂だのう』
「遊の生き甲斐みたいなものでもありますからね。救世が生き甲斐なんです」
『そう聞くとこれほど頼もしい守りの竜も無い……』
水中から出現したのは、長く首を伸ばした水色の竜だ。
黄色のトゲが生えており、高らかに咆哮をあげながら守りの竜を睨む。
「後退します!」
『本当に自分、協力しなくていいの? えっ、したらむしろ守りの竜がやる気を無くす? 難儀な性格だなあ』
浮き岩が戦闘区域から離脱していく。
さて、守りの竜のステージ攻略だ。
まず一体目の海竜は、ゆらゆらと左右に揺れながら小刻みに炎のブレスを降らせてくる。
炎の雨のようだ。
ここは合間を抜けられるほどの隙間がない。
ブレスが止むまで端まで移動して回避し、止んだら戻ってきて攻撃。
『ここは本来ならこのルーチンで安定なんだが、時短するなら……』
守りの竜は海竜ギリギリまで近づき、炎のブレスが吐き出される口の周りを飛翔する。
そう、ブレスは扇状に吐き出される……ということは、吐かれた瞬間は範囲が狭いのだ。
『はい、ここで連射。ターン制での攻撃でタイムテーブル組まれてる中ボスだから、これをやると半分以下の時間で……』
『ウグワーッ!!』
海竜その一が叫びながら、水中に没していく。
次にまた雑魚がビュンビュン飛んできた。
フライングキラーを撃ち落とし、テッポウウオを撃破していると……。
海竜その二が出現だ。
今度は水色のヘビに似た体に、赤い角を生やしている。
攻撃はやはり炎のブレス。
ただし、今度のブレスは反射する。
画面内をフライングキラーが飛び回っており、これに反射して守りの竜を狙ってくるのだ。
ここもまた、反射ブレスを回避するターンと、攻撃するターンで分かれているのだが。
『実は相手の口の直前まで行くと、ここに安地(安全地帯)がある』
そう。
反射前提で斜めに放たれるブレスは、すぐ目の前が死角になるのである。
守りの竜は悠然とその二の眼の前に浮かびながら、ブレスを連射した。
今度はさっきの竜よりも早い時間で『ウグワーッ』と沈んでいく。
遠くから竜の巫女の、「やった! やりました! 残り一匹! 圧倒的ではないですか遊!」なんて声が聞こえる。
『ぬかよろこびなんだよなあ』
守りの竜はこの場に至って、何も存在しない海上に浮かぶ。
『画面ならこの辺りが中央部のはず……来た!』
すると、先程まで守りの竜がいた位置に、倒したはずの黄色いトゲの海竜が頭を出した。
『もがーっ!!』
「えーっ!? 倒されたはずでは!? ずるい!!」
『セシリアの感想が賑やかだなあ……』
ブレスの雨を降らせる中、今度は右端から赤い角の海竜が出現した。
フライングキラーを召喚し、ブレスの反射が始まる。
「そ、そんなーっ! 倒したはずの海竜が二匹も!」
『それだけじゃないんだなあ。来るぞ、三兄弟の長男』
前方の海が泡立ったかと思うと、そこから新たな海竜が出現した。
銀色の角とトゲが生えている。
「さ、三匹目まで~!! ズルすぎますここのドラゴンは!」
『ずるくないんだよー。さて行くぞ!』
海竜その三のブレスは、ビーム状の細いブレスが画面を寸断する。
一定時間ごとに、別方向にこのブレスを吐くのだ。
三匹同時攻撃を受けていては、画面が弾で埋め尽くされる。
弾避けゲームではないのに、この弾の数は尋常ではない。
『常に第四ステージは難関だよなあ』
しかもこのゲームにはボムが無い。
『あっても使わないけど』
まず、フライングキラーを片っ端から落とす。
すると反射しなくなるから……。
『これでその二は無視してよし。次に邪魔なのはその一だから、これに密着して……そうするとレーザーブレスが当たらなくなるから』
連射で、その一の体力を削り切ると……。
ついに海竜がその真の姿を現す。
バラバラに存在していた三体が一箇所に集まり……。
まとめて浮上した。
それは、三つの首を持つ巨大なドラゴンである。
「そ、そんな! 実は一体のドラゴンだったの!? ……それにしては首が自由にあちこちから出てたような……」
『ゲームだからと納得してたんだけど、そう言えばどういう原理なんだろうな……』
守りの竜はぶつぶつ言いながら、三種類のブレスを交互に吐いてくる最終形態に突進した。
攻撃パターンを順番に変えてくるのだが、だからこそやりやすい。
その一のパターンの時点で密着、今回はその三……守りの竜が長男と呼ぶ銀角銀トゲにしか当たり判定がない。
つまり、残り二つは攻撃しても無駄なのだ。
その三から体力を分け与えられて復活してしまう。
『海ステージのボス戦は、常に密着。度胸がある方が勝てるね。さらに長男には氷のブレスが特効!』
乱れ飛ぶブレスなどものともしない。
そもそも、ブレスが形を成す前の段階で守りの竜は戦場の最前線まで到達している。
海竜の目と鼻の先で、氷のブレスが叩き込まれた。
巨体ゆえに、海竜の動きは鈍い。
守りの竜から距離を取る前に……。
『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』
ついに海竜の体力の限界が来た。
結晶化しながら、沈んでいく。
そこから、ネビュラゴールドの因子が飛び出した。
『……一応やっとくか!』
何度も撃破して、どこが弱点なのかを理解している守りの竜。
当たり判定のある1ドットほどの辺りに、的確にブレスの連射を浴びせかけた。
『ウグワーッ!!』
因子が断末魔をあげながら消滅する。
海竜の結晶と、魔龍の結晶らしきものが守りの竜の肉体に吸い込まれていった。
『あっ、参ったなこれ。ここからの成長ツリーは首を増やさないと無理みたいだ。ついに……首を増やすか……!』
守りの竜、決断の時である。
すぐ後ろまでやって来た、浮き岩からアイスドラゴンの驚く声が聞こえる。
『まあね。このステージの雑魚は前座だよ。三匹のボスとの連戦がこのステージの醍醐味なんだ』
『醍醐味!! 戦闘狂だのう』
「遊の生き甲斐みたいなものでもありますからね。救世が生き甲斐なんです」
『そう聞くとこれほど頼もしい守りの竜も無い……』
水中から出現したのは、長く首を伸ばした水色の竜だ。
黄色のトゲが生えており、高らかに咆哮をあげながら守りの竜を睨む。
「後退します!」
『本当に自分、協力しなくていいの? えっ、したらむしろ守りの竜がやる気を無くす? 難儀な性格だなあ』
浮き岩が戦闘区域から離脱していく。
さて、守りの竜のステージ攻略だ。
まず一体目の海竜は、ゆらゆらと左右に揺れながら小刻みに炎のブレスを降らせてくる。
炎の雨のようだ。
ここは合間を抜けられるほどの隙間がない。
ブレスが止むまで端まで移動して回避し、止んだら戻ってきて攻撃。
『ここは本来ならこのルーチンで安定なんだが、時短するなら……』
守りの竜は海竜ギリギリまで近づき、炎のブレスが吐き出される口の周りを飛翔する。
そう、ブレスは扇状に吐き出される……ということは、吐かれた瞬間は範囲が狭いのだ。
『はい、ここで連射。ターン制での攻撃でタイムテーブル組まれてる中ボスだから、これをやると半分以下の時間で……』
『ウグワーッ!!』
海竜その一が叫びながら、水中に没していく。
次にまた雑魚がビュンビュン飛んできた。
フライングキラーを撃ち落とし、テッポウウオを撃破していると……。
海竜その二が出現だ。
今度は水色のヘビに似た体に、赤い角を生やしている。
攻撃はやはり炎のブレス。
ただし、今度のブレスは反射する。
画面内をフライングキラーが飛び回っており、これに反射して守りの竜を狙ってくるのだ。
ここもまた、反射ブレスを回避するターンと、攻撃するターンで分かれているのだが。
『実は相手の口の直前まで行くと、ここに安地(安全地帯)がある』
そう。
反射前提で斜めに放たれるブレスは、すぐ目の前が死角になるのである。
守りの竜は悠然とその二の眼の前に浮かびながら、ブレスを連射した。
今度はさっきの竜よりも早い時間で『ウグワーッ』と沈んでいく。
遠くから竜の巫女の、「やった! やりました! 残り一匹! 圧倒的ではないですか遊!」なんて声が聞こえる。
『ぬかよろこびなんだよなあ』
守りの竜はこの場に至って、何も存在しない海上に浮かぶ。
『画面ならこの辺りが中央部のはず……来た!』
すると、先程まで守りの竜がいた位置に、倒したはずの黄色いトゲの海竜が頭を出した。
『もがーっ!!』
「えーっ!? 倒されたはずでは!? ずるい!!」
『セシリアの感想が賑やかだなあ……』
ブレスの雨を降らせる中、今度は右端から赤い角の海竜が出現した。
フライングキラーを召喚し、ブレスの反射が始まる。
「そ、そんなーっ! 倒したはずの海竜が二匹も!」
『それだけじゃないんだなあ。来るぞ、三兄弟の長男』
前方の海が泡立ったかと思うと、そこから新たな海竜が出現した。
銀色の角とトゲが生えている。
「さ、三匹目まで~!! ズルすぎますここのドラゴンは!」
『ずるくないんだよー。さて行くぞ!』
海竜その三のブレスは、ビーム状の細いブレスが画面を寸断する。
一定時間ごとに、別方向にこのブレスを吐くのだ。
三匹同時攻撃を受けていては、画面が弾で埋め尽くされる。
弾避けゲームではないのに、この弾の数は尋常ではない。
『常に第四ステージは難関だよなあ』
しかもこのゲームにはボムが無い。
『あっても使わないけど』
まず、フライングキラーを片っ端から落とす。
すると反射しなくなるから……。
『これでその二は無視してよし。次に邪魔なのはその一だから、これに密着して……そうするとレーザーブレスが当たらなくなるから』
連射で、その一の体力を削り切ると……。
ついに海竜がその真の姿を現す。
バラバラに存在していた三体が一箇所に集まり……。
まとめて浮上した。
それは、三つの首を持つ巨大なドラゴンである。
「そ、そんな! 実は一体のドラゴンだったの!? ……それにしては首が自由にあちこちから出てたような……」
『ゲームだからと納得してたんだけど、そう言えばどういう原理なんだろうな……』
守りの竜はぶつぶつ言いながら、三種類のブレスを交互に吐いてくる最終形態に突進した。
攻撃パターンを順番に変えてくるのだが、だからこそやりやすい。
その一のパターンの時点で密着、今回はその三……守りの竜が長男と呼ぶ銀角銀トゲにしか当たり判定がない。
つまり、残り二つは攻撃しても無駄なのだ。
その三から体力を分け与えられて復活してしまう。
『海ステージのボス戦は、常に密着。度胸がある方が勝てるね。さらに長男には氷のブレスが特効!』
乱れ飛ぶブレスなどものともしない。
そもそも、ブレスが形を成す前の段階で守りの竜は戦場の最前線まで到達している。
海竜の目と鼻の先で、氷のブレスが叩き込まれた。
巨体ゆえに、海竜の動きは鈍い。
守りの竜から距離を取る前に……。
『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』『ウグワーッ!!』
ついに海竜の体力の限界が来た。
結晶化しながら、沈んでいく。
そこから、ネビュラゴールドの因子が飛び出した。
『……一応やっとくか!』
何度も撃破して、どこが弱点なのかを理解している守りの竜。
当たり判定のある1ドットほどの辺りに、的確にブレスの連射を浴びせかけた。
『ウグワーッ!!』
因子が断末魔をあげながら消滅する。
海竜の結晶と、魔龍の結晶らしきものが守りの竜の肉体に吸い込まれていった。
『あっ、参ったなこれ。ここからの成長ツリーは首を増やさないと無理みたいだ。ついに……首を増やすか……!』
守りの竜、決断の時である。
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がる
ゆる弥
ファンタジー
転生した体はなんと骨だった。
モンスターに転生してしまった俺は、たまたま助けたテイマーにテイムされる。
実は前世が剣聖の俺。
剣を持てば最強だ。
最弱テイマーにテイムされた最強のスケルトンとの成り上がり物語。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる