156 / 337
54・蕎麦に関する冒険
第156話 蕎麦ってこんな見た目だったっけ
しおりを挟む
記憶が……記憶が曖昧だ。
無理もない。
蕎麦と別れてから長い月日が経っているのだ。
そもそも、自生している蕎麦の姿のイメージなんかあろうはずもない。
「蕎麦……こんな見た目だったっけ……?」
真っ白い小さい花がたくさん咲いている。
崖にほど近い当たり、一面にあるのはすべて蕎麦のはずだ。
どうやら咲く時期にグラデーションがあるらしく、既に実をつけてるのがちょこちょこいた。
「よしコゲタ、実をとるぞ。このちっちゃいのな」
「はーい!」
二人でせっせと蕎麦の実を回収する。
葉っぱには虫食いの後があったが、虫の姿がない。
もしかすると、ヴォーパルバニーにでも食べられたのかも知れない。
蕎麦はたっぷりと存在しており、困ることはなかった。
森の奥の職人たちもまた、多少はアーランの美食の恵みを享受しており、わざわざそのままでは味の良くない実など採る必要がなくなったのだろう。
ここは他の動物たちのちょっとしたレストランのようにもなっていた。
で、それでも有り余るくらいの蕎麦の実が生っている。
これはありがたい……。
僕とコゲタで、テントだった布にどっさり蕎麦の実を詰めた。
二人でホクホクしながら持ち帰る。
まずは森の奥の詰め所で、蕎麦を作らせてもらおう。
「なんだなんだナザル! やたらと蕎麦を取ってきたじゃないか! そんなものどうるんだ? 今更俺たちは不味い粥や蕎麦のパンなんか食べるつもりはないぜ」
そう言われて、僕はピンとくる。
この世界で良く食べていた、あのオートミールみたいな不味いやつ!
あれ、もしかして蕎麦だったんじゃないか……!?
ということは、本当に近くに蕎麦はあったのだ。
なんということだ。
料理に全然興味がなかったから、食べ物の中身にも無頓着だった。
あの頃の僕をぶっ叩いてやりたい。
お陰で今、いろいろなものを一から探す必要があるようになっているのだ。
いや、これはこれで楽しいな……。
「ご主人のかおがどんどんかわる!」
「何か物思いにふけってるんだろう。だが、聞いたぞナザル。お前さん、アーランじゃ美食の伝道師とか美食の賢者とか言われ始めてるそうじゃないか」
「なにっ!! そんなこと言われてたのか!!」
初耳だぞ。
「いろいろな美味いものが、お前さんから発信されて、それが美食の聖地と呼ばれる店からアーランに広まってだな」
美食の聖地!?
どこだその店!?
僕はそんなものを認めた覚えはないぞ!?
いやいやいや。
美食が広まり、アーランのあちこちで美味いものが食えるようになるのは素晴らしいことだ。
美食の聖地、おおいに結構じゃないか……。
「まあいいや。ちょっと料理させてくれ」
「もちろんいいぜ。しかしまあ、今更蕎麦を使って何をやろうとしてるんだか……。案外、食べ慣れた蕎麦が全く違うものになったりしてな」
わはは、と笑いながら職人たちは離れていった。
仕事に戻るのだろう。
さて、僕は蕎麦の殻を剥くことにする。
こつこつ一個一個やってもいいのだが……。
この詰め所には、そば殻を剥くための石臼が存在するのだ!
なにせ、ちょっと前までは主食だったからね。
これを拝借して、ゴリゴリとやる。
そして専用の振るいを使って剥けたものとそうでないものを選別し……。
剥けてないものをまた石臼でゴリゴリやる。
これを繰り返したら、あらかた蕎麦の実が剥けた。
次に、大型の専用すり鉢で製粉する。
ガリガリガリガリやっていると、まあまあ粉になってきた。
いやあ、体力を使う……。
「いいによいしてきた」
コゲタが近くまで来て、鼻をふんふんさせている。
「そうかそうか。美味しいお蕎麦を食べさせてあげるからなー」
「おそばおいしい? やったー!」
喜んでくれるコゲタのためにも頑張るぞ!
しばらくゴリゴリやって、これで十分だろという量の粉になった。
さて……。
取り出したりますは、粉。
これを蕎麦と混ぜて、水を入れて練る。
二八そばというやつだ。
僕は素人なので、ほどよくつなぎの粉が入っている方がいい。
練る練る、練り込む。
押し込んで、台にバンバン叩きつける。
そして蕎麦を伸ばし……。
切り分けていく。
うーん、乱切り蕎麦になってきたぞ……!!
だが、これでいいんだ、これで。
食感が違って悪くない味になるに違いない。
湯を沸かして蕎麦を投入した。
「いいによい~」
「コゲタはお蕎麦の匂い好きかー」
「すきー!」
コボルドは犬と同じ雑食なので、人間と同じものが食べられるもんな。
そして僕と一緒にいたことで、彼の好みは和食っぽくなっているのかも知れない。
さて、蕎麦を取り出して食べてみて、いい感じだったので引き上げた。
これを盛り付け、魚醤を蕎麦湯で薄めて仮のつゆとし……。
「完成だ!」
異世界パルメディア初の、かけ蕎麦がここに誕生した!
薬味ネギが無いのが残念だな……。
だがまあいい。
早速食べてみるとしよう。
茹で上がった蕎麦の香りに釣られて、職人たちも集まってきている。
彼らは器の中にある黒いつゆと、そこに沈んだ細長い蕎麦を見て目を丸くしているのだった。
まあ見ているのだ。
僕が実食して美味さを伝えてやるから。
無理もない。
蕎麦と別れてから長い月日が経っているのだ。
そもそも、自生している蕎麦の姿のイメージなんかあろうはずもない。
「蕎麦……こんな見た目だったっけ……?」
真っ白い小さい花がたくさん咲いている。
崖にほど近い当たり、一面にあるのはすべて蕎麦のはずだ。
どうやら咲く時期にグラデーションがあるらしく、既に実をつけてるのがちょこちょこいた。
「よしコゲタ、実をとるぞ。このちっちゃいのな」
「はーい!」
二人でせっせと蕎麦の実を回収する。
葉っぱには虫食いの後があったが、虫の姿がない。
もしかすると、ヴォーパルバニーにでも食べられたのかも知れない。
蕎麦はたっぷりと存在しており、困ることはなかった。
森の奥の職人たちもまた、多少はアーランの美食の恵みを享受しており、わざわざそのままでは味の良くない実など採る必要がなくなったのだろう。
ここは他の動物たちのちょっとしたレストランのようにもなっていた。
で、それでも有り余るくらいの蕎麦の実が生っている。
これはありがたい……。
僕とコゲタで、テントだった布にどっさり蕎麦の実を詰めた。
二人でホクホクしながら持ち帰る。
まずは森の奥の詰め所で、蕎麦を作らせてもらおう。
「なんだなんだナザル! やたらと蕎麦を取ってきたじゃないか! そんなものどうるんだ? 今更俺たちは不味い粥や蕎麦のパンなんか食べるつもりはないぜ」
そう言われて、僕はピンとくる。
この世界で良く食べていた、あのオートミールみたいな不味いやつ!
あれ、もしかして蕎麦だったんじゃないか……!?
ということは、本当に近くに蕎麦はあったのだ。
なんということだ。
料理に全然興味がなかったから、食べ物の中身にも無頓着だった。
あの頃の僕をぶっ叩いてやりたい。
お陰で今、いろいろなものを一から探す必要があるようになっているのだ。
いや、これはこれで楽しいな……。
「ご主人のかおがどんどんかわる!」
「何か物思いにふけってるんだろう。だが、聞いたぞナザル。お前さん、アーランじゃ美食の伝道師とか美食の賢者とか言われ始めてるそうじゃないか」
「なにっ!! そんなこと言われてたのか!!」
初耳だぞ。
「いろいろな美味いものが、お前さんから発信されて、それが美食の聖地と呼ばれる店からアーランに広まってだな」
美食の聖地!?
どこだその店!?
僕はそんなものを認めた覚えはないぞ!?
いやいやいや。
美食が広まり、アーランのあちこちで美味いものが食えるようになるのは素晴らしいことだ。
美食の聖地、おおいに結構じゃないか……。
「まあいいや。ちょっと料理させてくれ」
「もちろんいいぜ。しかしまあ、今更蕎麦を使って何をやろうとしてるんだか……。案外、食べ慣れた蕎麦が全く違うものになったりしてな」
わはは、と笑いながら職人たちは離れていった。
仕事に戻るのだろう。
さて、僕は蕎麦の殻を剥くことにする。
こつこつ一個一個やってもいいのだが……。
この詰め所には、そば殻を剥くための石臼が存在するのだ!
なにせ、ちょっと前までは主食だったからね。
これを拝借して、ゴリゴリとやる。
そして専用の振るいを使って剥けたものとそうでないものを選別し……。
剥けてないものをまた石臼でゴリゴリやる。
これを繰り返したら、あらかた蕎麦の実が剥けた。
次に、大型の専用すり鉢で製粉する。
ガリガリガリガリやっていると、まあまあ粉になってきた。
いやあ、体力を使う……。
「いいによいしてきた」
コゲタが近くまで来て、鼻をふんふんさせている。
「そうかそうか。美味しいお蕎麦を食べさせてあげるからなー」
「おそばおいしい? やったー!」
喜んでくれるコゲタのためにも頑張るぞ!
しばらくゴリゴリやって、これで十分だろという量の粉になった。
さて……。
取り出したりますは、粉。
これを蕎麦と混ぜて、水を入れて練る。
二八そばというやつだ。
僕は素人なので、ほどよくつなぎの粉が入っている方がいい。
練る練る、練り込む。
押し込んで、台にバンバン叩きつける。
そして蕎麦を伸ばし……。
切り分けていく。
うーん、乱切り蕎麦になってきたぞ……!!
だが、これでいいんだ、これで。
食感が違って悪くない味になるに違いない。
湯を沸かして蕎麦を投入した。
「いいによい~」
「コゲタはお蕎麦の匂い好きかー」
「すきー!」
コボルドは犬と同じ雑食なので、人間と同じものが食べられるもんな。
そして僕と一緒にいたことで、彼の好みは和食っぽくなっているのかも知れない。
さて、蕎麦を取り出して食べてみて、いい感じだったので引き上げた。
これを盛り付け、魚醤を蕎麦湯で薄めて仮のつゆとし……。
「完成だ!」
異世界パルメディア初の、かけ蕎麦がここに誕生した!
薬味ネギが無いのが残念だな……。
だがまあいい。
早速食べてみるとしよう。
茹で上がった蕎麦の香りに釣られて、職人たちも集まってきている。
彼らは器の中にある黒いつゆと、そこに沈んだ細長い蕎麦を見て目を丸くしているのだった。
まあ見ているのだ。
僕が実食して美味さを伝えてやるから。
32
あなたにおすすめの小説
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる