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幕開け 1
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世界各国に突如として出現した電脳界と、Cyber《サイバー》-Creature《クリーチャー》と名付けられた『もう一つの世界』におけるモンスターに対抗すべく、それぞれの国と地域では迅速に対抗機関を立ち上げた。
日本では、有志によって組織され、政府によってお墨付きを得た「CC討伐協会」。通称『SoCCA(ソーカ)』という少しいかがわしい名前の機関が設立され、東京を本拠として、同じく三大都市の大阪、名古屋、そして地方都市、札幌、新潟、仙台、岡山、熊本の8カ所に、CC(サイバークリーチャー)討伐拠点なる施設が作られた。ゲーム世界のモンスターを討伐するならばゲーム世界の住人を。と言う名目で、全国各地の名のあるプレイヤーが討伐者(バスター)として集められ、同時に、後進への育成も行われた。
岡山市に設立された対CC戦線第七拠点。
年若きゲーマーの一人として、僕も地元にある討伐拠点への参加を願い、そして、正式に入隊した。それが、一年と少し前のことになる。
慣れない環境に悩まされながらも、どうにかして僕は大戦力(ランカー)という所まで上り詰めた。
◆ ◆ ◆
仮想の世界が現実になる。それを、人々は『電脳化』という。
それは、とても素晴らしいことではなかろうか?
と、きっと今から百年前の人は思うだろう。でも、実際問題、そんな便利な代物ではない。宇宙が作り出した不可解で不条理なあたり前なこの世界が、1と0の整合されたある種の人工物に変えられていく様は、少し以上に気持ちが悪い。
これはただ単に僕が持つ感情であるために一般的ではないにしても、『電脳化』が不規則に起こり、同時にそのほとんどが人間に仇をなす存在として生まれ変わる現象であることを考えれば、正直この不快で不可解な現象が、僕たち人間に利便性をもたらすはずはなかった。
「伊月《いつき》、何ぼやっとしてるの。次の授業遅れるよ」
休み時間に入ってから体中の力を抜いて机に突っ伏して気持ちよくなっていた僕に、呆れと怒気が半々くらいで混在した声がかけられた。
そういえば、次は移動教室だ。のっそりとかおをあげて辺りを見回すと、教室には誰もいなくなっていた。
そのかわり少女が一人、後ろに立っている。外ハネの燃えるような赤髪と、深紅の瞳。日本人離れした、というか、人間離れしたその容姿も、電脳世界に侵食されつつある世界では珍しくない。
「わかったよ。ありがと」
そういって、僕は電子ノートを手に取って椅子から立ち上がった。立ち上がった僕の目線は、それでもこの少女の目線にぎりぎり届かない。別に、僕が小さいわけじゃない。この赤髪がちょっと大きいだけだ。
「どうしたのよ。チビ」
「チビじゃないし。魔王がちょっと大きいだけだ――グハッ!!」
悪夢のような回し蹴りが僕の腹にクリーンヒット。突如として現れた暴力になすすべもなく、僕はさっきまで座っていた椅子に倒れ込む。
「い、いきなりひどすぎない!?」
「私の名前は、廻間《はざま》凰花《おうか》。いい加減、その呼び方やめてくれる?」
廻間凰花《はざま おうか》。名字の下一文字目と、名前の上二文字をとると、「まおう」となる。つまり、魔王。もっとも、本人はこの渾名《あだな》を大層嫌っている。こんな風に。いくら腐れ縁の幼なじみだっていってもなぁ。ここまできつく当たらなくても良いのに。
「何涙目で見上げてんのよ。女の子じゃないんだからこのくらい我慢してよ。ほら、行くわよ」
「照れ隠しだからって、そんな暴力を振るわなくたって良いと思うんだけどなぁ……」
と呟くと、案の定彼女は、思ったことがすぐ口にでるのはあんたの悪い癖ね。と、冷めた目で言うと、彼女は僕の襟首を掴んで。
「おっ、ちょっとまっ!!」
ムキムキ男子顔負けのパワーで僕を引き摺り始めた。
「あるくから、ちゃんと歩くからまって!!」
凰花が僕を話してくれたのは、教室に出てからで、床に固定された机に何度も体のあちこちをぶつけられた。電子カードで教室の鍵を閉めると、彼女は痛いところをさすっている僕にこう言った。
「あんたのせいで授業遅れたら、昼ご飯おごりね。それと、今度クエストに付き合ってもらうから」
「前者は可として、後者は断る」
「何でよ」
眉間に皺を寄せる凰花に、僕は少しためらいながら口を開く。
「だって、どうせまたあれなんでしょ? 伝説級武器《レジェンダリーウェポン》でも取りに行く気なんでしょ? 嫌だよ、上位飛龍種に肉弾戦挑みに行くようなクエストなんてやってらんないし」
「でも、この間は上手くいったでしょ?」
「あれはたまたまだって、何度も言ってるでしょ? 運良くカウンターが当たったからイイ物の、もし外れていたら僕は最悪全財産の一割を失う所だったんだからね!!」
ムググ……と、凰花が声にならない呻き声を上げたところで、僕は本題に入った。きらりと目を光らせて、凰花を見据える。
「な、何よ……」
凰花が戸惑う中、僕は満を持して口を開く。
「お嬢さん。今日の下着は桃色? いいねえファンシーで――グパァ!!」
しかし、最後まで言い切らないうちに二度目の蹴りが、僕の体を横凪に蹴り飛ばして向かい側の壁に激突させた。言語化不可能な悲鳴が、全身から噴き出す。
「マジ、死ね!! 変態!!」
「……重い、一撃だったよ……また太った?」
言語化不可能な光が、彼女の瞳から漏れ始め……反射的に、僕の膝と額が床に吸い込まれていく。
魔王様に対する、最大級のお詫びを、今ここで……。
数秒の沈黙の後、小さな溜息と共に僕の前に何かが差し出された。見るとそれは凰花の電子ノートで、そこには土下座する僕の姿が鮮明に写っている。
「何枚目かなぁこの写真。そろそろ写真集でも出せるんじゃない?」
「だ、誰が買うかよ俺の『土下座写真集』なんて」
「えー、意外に売れるかもよ。何なら私が作ってあげてもいいけど?」
「遠慮するわ。それより、ソロソロ本格的に時間やばくね?」
「あ、もうこんな時間!?」
タッタッタと、廊下を走る音と罵声が、今日も校舎に響くのであった。
日本では、有志によって組織され、政府によってお墨付きを得た「CC討伐協会」。通称『SoCCA(ソーカ)』という少しいかがわしい名前の機関が設立され、東京を本拠として、同じく三大都市の大阪、名古屋、そして地方都市、札幌、新潟、仙台、岡山、熊本の8カ所に、CC(サイバークリーチャー)討伐拠点なる施設が作られた。ゲーム世界のモンスターを討伐するならばゲーム世界の住人を。と言う名目で、全国各地の名のあるプレイヤーが討伐者(バスター)として集められ、同時に、後進への育成も行われた。
岡山市に設立された対CC戦線第七拠点。
年若きゲーマーの一人として、僕も地元にある討伐拠点への参加を願い、そして、正式に入隊した。それが、一年と少し前のことになる。
慣れない環境に悩まされながらも、どうにかして僕は大戦力(ランカー)という所まで上り詰めた。
◆ ◆ ◆
仮想の世界が現実になる。それを、人々は『電脳化』という。
それは、とても素晴らしいことではなかろうか?
と、きっと今から百年前の人は思うだろう。でも、実際問題、そんな便利な代物ではない。宇宙が作り出した不可解で不条理なあたり前なこの世界が、1と0の整合されたある種の人工物に変えられていく様は、少し以上に気持ちが悪い。
これはただ単に僕が持つ感情であるために一般的ではないにしても、『電脳化』が不規則に起こり、同時にそのほとんどが人間に仇をなす存在として生まれ変わる現象であることを考えれば、正直この不快で不可解な現象が、僕たち人間に利便性をもたらすはずはなかった。
「伊月《いつき》、何ぼやっとしてるの。次の授業遅れるよ」
休み時間に入ってから体中の力を抜いて机に突っ伏して気持ちよくなっていた僕に、呆れと怒気が半々くらいで混在した声がかけられた。
そういえば、次は移動教室だ。のっそりとかおをあげて辺りを見回すと、教室には誰もいなくなっていた。
そのかわり少女が一人、後ろに立っている。外ハネの燃えるような赤髪と、深紅の瞳。日本人離れした、というか、人間離れしたその容姿も、電脳世界に侵食されつつある世界では珍しくない。
「わかったよ。ありがと」
そういって、僕は電子ノートを手に取って椅子から立ち上がった。立ち上がった僕の目線は、それでもこの少女の目線にぎりぎり届かない。別に、僕が小さいわけじゃない。この赤髪がちょっと大きいだけだ。
「どうしたのよ。チビ」
「チビじゃないし。魔王がちょっと大きいだけだ――グハッ!!」
悪夢のような回し蹴りが僕の腹にクリーンヒット。突如として現れた暴力になすすべもなく、僕はさっきまで座っていた椅子に倒れ込む。
「い、いきなりひどすぎない!?」
「私の名前は、廻間《はざま》凰花《おうか》。いい加減、その呼び方やめてくれる?」
廻間凰花《はざま おうか》。名字の下一文字目と、名前の上二文字をとると、「まおう」となる。つまり、魔王。もっとも、本人はこの渾名《あだな》を大層嫌っている。こんな風に。いくら腐れ縁の幼なじみだっていってもなぁ。ここまできつく当たらなくても良いのに。
「何涙目で見上げてんのよ。女の子じゃないんだからこのくらい我慢してよ。ほら、行くわよ」
「照れ隠しだからって、そんな暴力を振るわなくたって良いと思うんだけどなぁ……」
と呟くと、案の定彼女は、思ったことがすぐ口にでるのはあんたの悪い癖ね。と、冷めた目で言うと、彼女は僕の襟首を掴んで。
「おっ、ちょっとまっ!!」
ムキムキ男子顔負けのパワーで僕を引き摺り始めた。
「あるくから、ちゃんと歩くからまって!!」
凰花が僕を話してくれたのは、教室に出てからで、床に固定された机に何度も体のあちこちをぶつけられた。電子カードで教室の鍵を閉めると、彼女は痛いところをさすっている僕にこう言った。
「あんたのせいで授業遅れたら、昼ご飯おごりね。それと、今度クエストに付き合ってもらうから」
「前者は可として、後者は断る」
「何でよ」
眉間に皺を寄せる凰花に、僕は少しためらいながら口を開く。
「だって、どうせまたあれなんでしょ? 伝説級武器《レジェンダリーウェポン》でも取りに行く気なんでしょ? 嫌だよ、上位飛龍種に肉弾戦挑みに行くようなクエストなんてやってらんないし」
「でも、この間は上手くいったでしょ?」
「あれはたまたまだって、何度も言ってるでしょ? 運良くカウンターが当たったからイイ物の、もし外れていたら僕は最悪全財産の一割を失う所だったんだからね!!」
ムググ……と、凰花が声にならない呻き声を上げたところで、僕は本題に入った。きらりと目を光らせて、凰花を見据える。
「な、何よ……」
凰花が戸惑う中、僕は満を持して口を開く。
「お嬢さん。今日の下着は桃色? いいねえファンシーで――グパァ!!」
しかし、最後まで言い切らないうちに二度目の蹴りが、僕の体を横凪に蹴り飛ばして向かい側の壁に激突させた。言語化不可能な悲鳴が、全身から噴き出す。
「マジ、死ね!! 変態!!」
「……重い、一撃だったよ……また太った?」
言語化不可能な光が、彼女の瞳から漏れ始め……反射的に、僕の膝と額が床に吸い込まれていく。
魔王様に対する、最大級のお詫びを、今ここで……。
数秒の沈黙の後、小さな溜息と共に僕の前に何かが差し出された。見るとそれは凰花の電子ノートで、そこには土下座する僕の姿が鮮明に写っている。
「何枚目かなぁこの写真。そろそろ写真集でも出せるんじゃない?」
「だ、誰が買うかよ俺の『土下座写真集』なんて」
「えー、意外に売れるかもよ。何なら私が作ってあげてもいいけど?」
「遠慮するわ。それより、ソロソロ本格的に時間やばくね?」
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