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第九話 制裁
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学校との何度目かの話し合いの中、校長と担任、そして両親。
そしてそれを楽しむようにテレビが入っている。
当事者の渉は部屋に鍵をかけられ出られないように閉じ込めて
きていた。
「だから、言ってるでしょ?学校で何かあったんじゃないかって!
そのせいで精神を病んであんな事を…」
「ですからお母さん、お父さん、学校では健やかに過ごしていまし
たし、ご家庭の問題では?何か過度なストレスを感じていたので
は?」
話は平行線で終わろうとした時、いきなりテレビが付いた。
もちろん盗聴器で聞きながら遠隔操作でつけているのだがそんな事
を知らない人は画面に注目した。
学校の校門近辺の路駐すると、学校でのいじめ映像やレイプ映像を
流してやった。
嫌がる渉くんの服を脱がし、まだ慣れていないアナルに何度もぶち込
んでいる様子が鮮明に写し出されていた。
「誰が…こんな事…」
顔を塞ぐ母親と目が離せなくなって震えている父親。
学校側も言い逃れできないほどの、いじめの現状と証拠だったのだ。
それも、テレビ局が入っている時に流れてしまって、編集される事なく
お昼のニュースで流れていく。
犯人の生徒も、もう外を出れなくなっただろう。
『いやだぁっ!誰か助けて!やめてっ…』
『おとなしくしろって!また殴られたいのか?』
『やだっ…痛い!そんなところ入れないで!やだやだぁ!』
バキッ。ガシャン!
『おとなしくしろって何度言えばわかるんだ?さっさと抑えろ!』
『おう、こいつ泣いでるぞ?泣くほど嬉しいか?』
『ちげーねー』
テレビの中から流されてくる実感のない現実。
痛がる悲鳴、殴られたり蹴られたりと何度も暴行を受けていた。
そしてチャイムが鳴ると、渉は服を持っていかれて全裸で放置され
逃げる事もできない。
その場で泣き続ける事しかできなかった。
啜り泣いている姿がしばらく続くと早送りがかかる。
次に映るのは下校時間にまたいじめの張本人が数人連れてきては渉
をレイプさせていた。
そのあとは酷いものだった。
人間としてとは扱わず、物として扱われる惨めさ。
意識をなくし動かなっても、蹴ったりして起こすとまた強姦した。
数時間してあたりが暗くなると出ていってしまった。
そこでテープは終わると、勝手に巻き戻り始めた。
「これはどういう事だ?」
震える手で母を抱きしめながら父親が聞くと、学校側は何も知らない
としらを切る。
しかし、物的証拠が出てきているので言い逃れもできないし、生放送
で流れてしまっているので、弁解の余地もない。
そこまですると俺はその場を離れた。
そして渉くんの家へと向かった。
インターホンを鳴らすが誰も出てこない。
それもそうだろう、今は学校で揉めているのだから。
授業をしている教室でも今の映像はスマホで見ていた生徒がいたらし
く騒がしい事になっていた。
くどいくらいに鳴らすと少し離れて二階を見上げた。
するとそこから渉くんが覗き込んでくると、俺を見つけ手を振った。
俺は両手を出すと「おいで」と促した。
少し迷っていたが、渉くんは思い切って二階のベランダから飛び降
りたのだった。
最初にあった時より痩せていて、軽くなっていた。
「大丈夫だったかい?君が居なくなってから先生は寂しかったよ?」
「先生…先生!もう、どこにも行かない?」
「俺はもう、あの学校は実習が終わってしまったからね。他の地方に
行く事になってしまってね。どうしても渉くんに会いたかったんだ。
愛してる。」
「僕も…先生の事大好き。…最近ずっと部屋から出してもらえないん
だ…先生お願い僕も連れて行って。こんなところに居たくない!」
「いいのかい?もう、二度と戻れないかもしれないんだよ?」
「うん、先生とならいい。…ずっと一緒にいたい」
「そうか…なら、このまま行こうか?」
「うん!」
久しぶりに見る渉くんの笑顔はとても大人びて見えた。
俺は、香川県に来ている。
そこでマンションを借りると渉くんと一緒に住む事にした。
金髪に染め肩より少し長めの髪で短パンにTシャツ姿がなんとも言え
ず可愛いい。
「おかえり~、お風呂にする?それともご飯がいい?」
「ただいま~、ご飯がいいかな~?」
「いつでも食べれるよ?ほらっ享さん!早く食べさせて?」
短パンを下ろすと中に入れてあった玩具を引き抜くとアナルをヒクつ
かせると俺を誘ってくる。
渉くんは実にいい子に育った。
毎晩帰って来るとすぐに入れれるようにと中を解してくれて待ってい
てくれるのだ。
俺は渉くんを膝の上に座らせるとアナルに突き入れたまま食事を取る。
たまに揺らしてやると喜んでよがり声を上げた。
「今日はさ、渉にお土産があるんだ~、これどうだ?」
「何これ?ピアス?」
「そう、ここにつけるボディピアスだよ?」
俺は渉の胸で可愛く主張している乳首を引っ張るとぎゅっと握った。
「ひゃふっ!…享さんっありがとう。早速つけて!」
「風呂に入って綺麗になってからな?」
「うん!」
これは渉の位置が分かるように発信機が内蔵されたものだった。
前に渡したボディピアスは渉のちんちんの下、玉を引っ張って
そこに付けていた。
記念日の度に一個ずつ増えていく俺からのプレゼント。
今も行方不明として捜査が難攻しているらしいが、俺には関係ない。
偽造した戸籍を役所に出すと俺の養子にした。
名前は渉。長瀬渉となったのだった。
そしてそれを楽しむようにテレビが入っている。
当事者の渉は部屋に鍵をかけられ出られないように閉じ込めて
きていた。
「だから、言ってるでしょ?学校で何かあったんじゃないかって!
そのせいで精神を病んであんな事を…」
「ですからお母さん、お父さん、学校では健やかに過ごしていまし
たし、ご家庭の問題では?何か過度なストレスを感じていたので
は?」
話は平行線で終わろうとした時、いきなりテレビが付いた。
もちろん盗聴器で聞きながら遠隔操作でつけているのだがそんな事
を知らない人は画面に注目した。
学校の校門近辺の路駐すると、学校でのいじめ映像やレイプ映像を
流してやった。
嫌がる渉くんの服を脱がし、まだ慣れていないアナルに何度もぶち込
んでいる様子が鮮明に写し出されていた。
「誰が…こんな事…」
顔を塞ぐ母親と目が離せなくなって震えている父親。
学校側も言い逃れできないほどの、いじめの現状と証拠だったのだ。
それも、テレビ局が入っている時に流れてしまって、編集される事なく
お昼のニュースで流れていく。
犯人の生徒も、もう外を出れなくなっただろう。
『いやだぁっ!誰か助けて!やめてっ…』
『おとなしくしろって!また殴られたいのか?』
『やだっ…痛い!そんなところ入れないで!やだやだぁ!』
バキッ。ガシャン!
『おとなしくしろって何度言えばわかるんだ?さっさと抑えろ!』
『おう、こいつ泣いでるぞ?泣くほど嬉しいか?』
『ちげーねー』
テレビの中から流されてくる実感のない現実。
痛がる悲鳴、殴られたり蹴られたりと何度も暴行を受けていた。
そしてチャイムが鳴ると、渉は服を持っていかれて全裸で放置され
逃げる事もできない。
その場で泣き続ける事しかできなかった。
啜り泣いている姿がしばらく続くと早送りがかかる。
次に映るのは下校時間にまたいじめの張本人が数人連れてきては渉
をレイプさせていた。
そのあとは酷いものだった。
人間としてとは扱わず、物として扱われる惨めさ。
意識をなくし動かなっても、蹴ったりして起こすとまた強姦した。
数時間してあたりが暗くなると出ていってしまった。
そこでテープは終わると、勝手に巻き戻り始めた。
「これはどういう事だ?」
震える手で母を抱きしめながら父親が聞くと、学校側は何も知らない
としらを切る。
しかし、物的証拠が出てきているので言い逃れもできないし、生放送
で流れてしまっているので、弁解の余地もない。
そこまですると俺はその場を離れた。
そして渉くんの家へと向かった。
インターホンを鳴らすが誰も出てこない。
それもそうだろう、今は学校で揉めているのだから。
授業をしている教室でも今の映像はスマホで見ていた生徒がいたらし
く騒がしい事になっていた。
くどいくらいに鳴らすと少し離れて二階を見上げた。
するとそこから渉くんが覗き込んでくると、俺を見つけ手を振った。
俺は両手を出すと「おいで」と促した。
少し迷っていたが、渉くんは思い切って二階のベランダから飛び降
りたのだった。
最初にあった時より痩せていて、軽くなっていた。
「大丈夫だったかい?君が居なくなってから先生は寂しかったよ?」
「先生…先生!もう、どこにも行かない?」
「俺はもう、あの学校は実習が終わってしまったからね。他の地方に
行く事になってしまってね。どうしても渉くんに会いたかったんだ。
愛してる。」
「僕も…先生の事大好き。…最近ずっと部屋から出してもらえないん
だ…先生お願い僕も連れて行って。こんなところに居たくない!」
「いいのかい?もう、二度と戻れないかもしれないんだよ?」
「うん、先生とならいい。…ずっと一緒にいたい」
「そうか…なら、このまま行こうか?」
「うん!」
久しぶりに見る渉くんの笑顔はとても大人びて見えた。
俺は、香川県に来ている。
そこでマンションを借りると渉くんと一緒に住む事にした。
金髪に染め肩より少し長めの髪で短パンにTシャツ姿がなんとも言え
ず可愛いい。
「おかえり~、お風呂にする?それともご飯がいい?」
「ただいま~、ご飯がいいかな~?」
「いつでも食べれるよ?ほらっ享さん!早く食べさせて?」
短パンを下ろすと中に入れてあった玩具を引き抜くとアナルをヒクつ
かせると俺を誘ってくる。
渉くんは実にいい子に育った。
毎晩帰って来るとすぐに入れれるようにと中を解してくれて待ってい
てくれるのだ。
俺は渉くんを膝の上に座らせるとアナルに突き入れたまま食事を取る。
たまに揺らしてやると喜んでよがり声を上げた。
「今日はさ、渉にお土産があるんだ~、これどうだ?」
「何これ?ピアス?」
「そう、ここにつけるボディピアスだよ?」
俺は渉の胸で可愛く主張している乳首を引っ張るとぎゅっと握った。
「ひゃふっ!…享さんっありがとう。早速つけて!」
「風呂に入って綺麗になってからな?」
「うん!」
これは渉の位置が分かるように発信機が内蔵されたものだった。
前に渡したボディピアスは渉のちんちんの下、玉を引っ張って
そこに付けていた。
記念日の度に一個ずつ増えていく俺からのプレゼント。
今も行方不明として捜査が難攻しているらしいが、俺には関係ない。
偽造した戸籍を役所に出すと俺の養子にした。
名前は渉。長瀬渉となったのだった。
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