渉くんの育性日記

秋元智也

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第二十五話 失ったもの

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そうだ、前は俺のこときらきらした目で見ていたのに、今はそれがないのだ。
違和感はそれだ!と思った。
今の渉は怯えたような目でこちらを見てくるのだ。
俺が言えばなんでもやるし、自分から股を開いて解し始める。
でも、俺と目が合うとすぐに伏せてしまうし、俺が中に入れれば目を瞑って
泣き出すのだ。
声もなく、涙を零されてはこっちは流石に萎える。
前はいじめたくなる事もあったが、この反応は予想外だった。

俺のが出し入れされる間も声ひとつ漏らさない。
息が荒くなるが、それでも静かに泣き続ける。

「渉、そんなに嫌か?泣きたくなるほど嫌ならわざわざ誘ってくるな!」
「…っ……」

俺は涙を拭うと、渉の中から抜き去った。
俺に縋りつこうとする渉を振り払うと、ベッドから転げ落ちて床に蹲った。

「何か言いたいことがあるならはっきり言え!」
「…」

口をパクパクさせるが声が出てこない。
ひたすら涙が溢れ出す。

「まさか…声が出ないのか?」

頷く渉に俺はどうしたらいいか思いつきもしなかった。
いつからなのか?一体何をされたのか?
それとも俺のせいなのか?分からないが考えてももう、遅いのだろう。
次の日からはあまり無理をさせないようにと思うのだが、どうしても無理
な話だった。
食事が終わると服を脱いで俺の前にくる渉を見て、平然となど出来ようは
ずもない。

「なんで泣くんだ?嫌なのか?」

首を横に振るから嫌では無さそうなのに、俺とのセックス中はずっと泣き
続けるのだ。いっその事と思い中に突っ込みながらスパンキングを心みる。

ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ!

軽い音とお尻が真っ赤になって行く。
その度にきゅうきゅうと締め付けられて俺の方がすぐにイってしまう。
最近は少し成長した渉のちんちんを弄ってやるようになった。
射精管理である。
俺が帰るまでずっと根元にリングをはめて出ないようにしている。
セックス中ももちろんそのままだ。なので最近は潮を何度も吹く。

「お!そろそろ出るか?」
「…っ…!!」
「おぉ、また潮ふいたな~、気持ちいいのか?もう一回潮出したら外して
 やるからな~、玉の中にたっぷり溜まってるだろ?」

渉の玉を揉みながらぎゅっと握ると俺にしがみつきながら身悶える。
明日からは近くの中学に通わせるつもりでいる。
こんなエロい体で不安になる。
学校にはあらかじめ身体が弱いので体育の授業は無理させないようにと
言っておいた。

そして朝、俺からのプレゼントを着用させればいいだろう。
貞操帯…しっかりした革製の貞操帯で、お尻の位置にはアナルプラグが
嵌め込まれており、前はおしっこできるようにまあるい穴が空いている。
これをはめている間は便は出せないし常にお尻に違和感がつきまとう。

毎日俺とやりまくってる渉なら、そこまでではないだろう。
いっさい外には出さなかったから、心配ではある。
同級生と上手くやれるだろうか?
いや、仲がよくなり過ぎるのはよくない!うん。

学生服はキッチンの横にかけられている。
渉の為に買った下着はどれも際どいもので、お尻を丸出しにしているもの
ばかりだった。
キスマークは控えめにして、際どい場所は避けた。
太ももの内側には無数につけておいたので、渉には分からせてやるつもり
だ。

「朝だぞ!今日から学校通うんだから、ちゃんとできるな?」
「…」

頷くと服を着ようとしたので、すぐに止めた。

「着る前にこれをつけてから行こうな?」
「…!?」

俺を見上げる視線に俺は笑顔で付けるように促した。
自分でつけると後ろに回って素早く鍵をかける。
これで、もう外すのは俺が帰ってきてからしかできない。

不安そうな目線に頭を撫でると、制服を着せてやる。
学ランがとても似合っている。
渉にはセーラー服のが似合いそうに思えてきた。

「今度セーラー服も着てみるか?似合いそうだな~そのまま脱がずにするか?」

渉は真っ赤になりながら食事を終えると出ていってしまった。
数日前に一緒に学校まで歩いてみたので道に迷うことはないだろう。
しかし、声が出ないので聞く事もできないだろう。
担任には話はしておいたのだが、不安は拭えない。

勉強は今、中学レベルは終わらせて、高校用のを学習をさせている。
それで困ることはないだろう。
問題は人間関係だった。
前の学校ではいじめにあって孤立したのを、俺がつけいって性的暴行をして完全
に俺のモノにしたのだ。

学校からも親からも見放されるように仕向けたが、今回はそんな事は望んじゃい
ないのだ。

俺は一年生の担任となり、充実した毎日を過ごした。
もちろん、好みの子もクラスにいてとても可愛い。
俺好みに調教したい。身動きを封じてまだ誰にも開かれていない場所を蹂躙したい。
どうしても、この考えに至ってしまう。

「先生、ここが分からなくて~」
「ん?ここかい?それはね…そうだうちに来るかい?」
「え!先生の家?行ってもいいの?」
「あぁ、いいよ。うちには中学生になる子もいるからどうかな?」
「うん!いく♪」

純粋な年齢だ。まだ幼い肌にあどけない笑顔。
触れたい…。渉はどう思うだろうか?

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