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第二章 ニケ、冒険者になる
閑話 教えて! ゴンサクさん! ~この世界の農業と畜産業について~
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なぁにぃ~!? ニコ、お前、そんな常識も知らねえだか!?
なになに? 記憶喪失ぅ?
ああ、そう言えばそんなこと言ってだな?
ある朝、ダンジョンの中で倒れてて、運良く冒険者に助けられたけど、それ以前の記憶がねえってか?
そうか~、おめえも大変なんだな?
そしたらオラがいっちょ、この世界の農業と畜産業の仕組みについて教えてやるだ!
【この世界の農業と畜産業】
おめえも今日いっしょに来たから分かるだが、この世界の農業はオラたち農家が狩人や冒険者と協力して、魔野菜を取りに行ってるだ。
魔野菜はオラたちが管理している街の外の農地で繁殖してるだが、たまに野生の魔野菜っつーのも存在するだ。
畜産業は昔はあっだみてえだが今は無くなって、狩人ギルドや冒険者が中心になって狩猟用の魔獣を狩りにいくことで成り立ってるだ。
狩猟用魔獣は街の周辺でも獲れる比較的弱くて、自分たちで繁殖できる魔獣のことだな。
どういう訳か上級以上の魔物は繁殖では増えねえだ。
上級モンスターはダンジョンが生み出し、ダンジョン核を守らせてるとがって言うな。
700年くらい前までは普通に畑や牧場さこさえて、そこで野菜やら家畜やらを育てて生計を立ててたらしいだが、ナンタラいう偉大な王様が神に叛逆したとかで神様が怒っちまって、魔物たちが凶暴になったもんで、オラたちも教会の神官様がこさえた結界の内側じゃなきゃ暮らせなくなっちまっただ。
まぁそれでもそのおかげで、魔物たちの体内にある魔晶石がたくさん手に入るようになって今の便利な暮らしがあるだで、そのナンタラいう王様も悪いところばっかしって訳でもねえだがな……
まぁとにかく、今でもオラたちが農家と言われるのは、その頃の名残だ。
【魔物以外の食材って無いの?】
あることにはあるだ。
魔晶石が身体にできるとしてもあんまりこんまい草みたいな植物には魔晶石は出来ねえだ。
たまに中にちぃっちゃな魔晶石もどきが出来てることもあるだが、その程度だと人間を襲ってくるほど凶暴にもならねえだ。
魔野菜とかもそうだが、魔性植物っちゅうのは空気中の魔素を取り込み、栄養にするのがオラたち人間や幻獣、あと魔獣とかに比べても得意だ。
魔合成とかって言われてるらしいけんど、要は身体に取り入れた魔素を太陽の光と合成して栄養に変えて体内に蓄えてるだ。
その蓄えている魔素が溜まってくると魔晶石になるだが、こんまい草だとこんまい魔晶石しかできねえだで魔物化しねえ。
オラたちはそんなのをたんに「草」と呼んでるだ。
まぁ中には貴重な薬の原料になる薬草っちゅうのもあるにはあるだがな。
教会の神官様がこさえてくれる結界も広さに限度があるだで、オラたちも街の中に畑やら田んぼやら牧場なんかをこさえることはできねえだが、今でも家庭ではちょっとした庭先やベランダのプランターだとかでそういった無害な野菜を育ててるやつらはいるだな。
でもそんな野菜食べても魔素が少ねえから栄養もすくねえし、大してうまくもねえだぞ?
魔獣たちもそうだ。
あいつらはだいたい成獣になると体内に魔晶石ができっから凶暴になるだが、生まれたての赤ん坊の頃はまだ魔晶石ができてねえだでそんなに凶暴でもねえだ。
狩人の中にはそういった子どもの魔獣を捕まえてきて街でペットとして売ってるやつらもいるだ。
神官様がこさえる結界の中は外に比べて魔素も少なくなるだで、子どもの内につれてきた魔獣は凶暴にもならねえだ。
聖神教会には『聖別』っちゅう秘法があって、魔物化する前に『聖別』された魔獣は人間を襲うことが無く、人間たちのパートナーになるだ。
今日、オラたちが収穫した魔野菜を荷車に載せて帰ったべ?
あの荷車を引いていた牛型魔獣も教会で『聖別』してもらって農業用に使っている魔獣になるだ。
狩人なんかも狩猟用に狼型魔獣を飼いならしていたりするし、冒険者や騎士様なんかは騎乗用の魔獣を所有してたりするだ。
だども魔獣たちは幻獣と違って魂が無いだで、『聖別』を施してもらっても残念ながら『言語理解』の魔法で会話することは出来ねえだ。
それはちょっと悲しい気もするだが、言葉が通じなくても気持ちは通じ合ってるんじゃないか?って感じることもあるだ。
愛着って言うんだべかな?
魂が無いとは分かっとるんだが、それでもめんこいもんはめんこいだ。
『鑑定』で『ステータス』を見ても、魔獣には固有名が出てこないだが、ついつい名前をつけて可愛がっちまうだべな……
【薬草について】
なぁにぃ~、薬草についても教えて欲しいだか?
ニケは何でも知りたがりだな?
でも向上心があるのは良いことだで、いっちょオラが教えてやるだ。
薬草っちゅうのはまぁ「草」は「草」だ。
さっきも説明したように体内にはこんまい魔晶石もどきしかできねえだで、魔物化はしねえ。
だどもこいつらは体内で魔素を結晶化させる代わりに身体の外に魔素を帯び始めるだ。
これは冒険者がダンジョンにアイテムを落としちまった後、長年放置されたアイテムが魔素を帯びて『迷宮遺物』に進化するのに似てるだ。
おそらく魔物化できねえ代わりに別の形で進化しちまったんだな。
こういう薬草はたいてい人間も魔物も寄り付かねえような断崖絶壁だとか、危険な場所に生えてることが多いだ。
そうでねがったら薬草化する前に魔物に食われてまうだでな?
あと魔素を帯びることで『魅了』とがっていう魔法を使えるようになっているやつもいて、そういうやつの場合、自分で自分の身体を守れねえ代わりに周囲の魔物に自分を守らせてるだ。
初級の冒険者どもは「どうせ『草』だろ? 薬草採取なんて簡単だ!」とがってよく勘違いしてるだが、薬草採取はてえへんなクエストだで最低でも鉄等級、ものによっては銀等級相当にクエストが出されてることもあるだ。
薬草は魔物化してねえだで、殺しても体内魔素を放出しねえだ。
だから採取した後も豊富な魔素を持ったままだで魔法薬なんかの原料になるだ。
こういうところも魔物というよりアイテムにちけえ感じがするだな。
まぁオラたちの世界の農業や畜産業についてはこんなもんだな。
また分からねえことがあればなんでも聞くだど?
なになに? 記憶喪失ぅ?
ああ、そう言えばそんなこと言ってだな?
ある朝、ダンジョンの中で倒れてて、運良く冒険者に助けられたけど、それ以前の記憶がねえってか?
そうか~、おめえも大変なんだな?
そしたらオラがいっちょ、この世界の農業と畜産業の仕組みについて教えてやるだ!
【この世界の農業と畜産業】
おめえも今日いっしょに来たから分かるだが、この世界の農業はオラたち農家が狩人や冒険者と協力して、魔野菜を取りに行ってるだ。
魔野菜はオラたちが管理している街の外の農地で繁殖してるだが、たまに野生の魔野菜っつーのも存在するだ。
畜産業は昔はあっだみてえだが今は無くなって、狩人ギルドや冒険者が中心になって狩猟用の魔獣を狩りにいくことで成り立ってるだ。
狩猟用魔獣は街の周辺でも獲れる比較的弱くて、自分たちで繁殖できる魔獣のことだな。
どういう訳か上級以上の魔物は繁殖では増えねえだ。
上級モンスターはダンジョンが生み出し、ダンジョン核を守らせてるとがって言うな。
700年くらい前までは普通に畑や牧場さこさえて、そこで野菜やら家畜やらを育てて生計を立ててたらしいだが、ナンタラいう偉大な王様が神に叛逆したとかで神様が怒っちまって、魔物たちが凶暴になったもんで、オラたちも教会の神官様がこさえた結界の内側じゃなきゃ暮らせなくなっちまっただ。
まぁそれでもそのおかげで、魔物たちの体内にある魔晶石がたくさん手に入るようになって今の便利な暮らしがあるだで、そのナンタラいう王様も悪いところばっかしって訳でもねえだがな……
まぁとにかく、今でもオラたちが農家と言われるのは、その頃の名残だ。
【魔物以外の食材って無いの?】
あることにはあるだ。
魔晶石が身体にできるとしてもあんまりこんまい草みたいな植物には魔晶石は出来ねえだ。
たまに中にちぃっちゃな魔晶石もどきが出来てることもあるだが、その程度だと人間を襲ってくるほど凶暴にもならねえだ。
魔野菜とかもそうだが、魔性植物っちゅうのは空気中の魔素を取り込み、栄養にするのがオラたち人間や幻獣、あと魔獣とかに比べても得意だ。
魔合成とかって言われてるらしいけんど、要は身体に取り入れた魔素を太陽の光と合成して栄養に変えて体内に蓄えてるだ。
その蓄えている魔素が溜まってくると魔晶石になるだが、こんまい草だとこんまい魔晶石しかできねえだで魔物化しねえ。
オラたちはそんなのをたんに「草」と呼んでるだ。
まぁ中には貴重な薬の原料になる薬草っちゅうのもあるにはあるだがな。
教会の神官様がこさえてくれる結界も広さに限度があるだで、オラたちも街の中に畑やら田んぼやら牧場なんかをこさえることはできねえだが、今でも家庭ではちょっとした庭先やベランダのプランターだとかでそういった無害な野菜を育ててるやつらはいるだな。
でもそんな野菜食べても魔素が少ねえから栄養もすくねえし、大してうまくもねえだぞ?
魔獣たちもそうだ。
あいつらはだいたい成獣になると体内に魔晶石ができっから凶暴になるだが、生まれたての赤ん坊の頃はまだ魔晶石ができてねえだでそんなに凶暴でもねえだ。
狩人の中にはそういった子どもの魔獣を捕まえてきて街でペットとして売ってるやつらもいるだ。
神官様がこさえる結界の中は外に比べて魔素も少なくなるだで、子どもの内につれてきた魔獣は凶暴にもならねえだ。
聖神教会には『聖別』っちゅう秘法があって、魔物化する前に『聖別』された魔獣は人間を襲うことが無く、人間たちのパートナーになるだ。
今日、オラたちが収穫した魔野菜を荷車に載せて帰ったべ?
あの荷車を引いていた牛型魔獣も教会で『聖別』してもらって農業用に使っている魔獣になるだ。
狩人なんかも狩猟用に狼型魔獣を飼いならしていたりするし、冒険者や騎士様なんかは騎乗用の魔獣を所有してたりするだ。
だども魔獣たちは幻獣と違って魂が無いだで、『聖別』を施してもらっても残念ながら『言語理解』の魔法で会話することは出来ねえだ。
それはちょっと悲しい気もするだが、言葉が通じなくても気持ちは通じ合ってるんじゃないか?って感じることもあるだ。
愛着って言うんだべかな?
魂が無いとは分かっとるんだが、それでもめんこいもんはめんこいだ。
『鑑定』で『ステータス』を見ても、魔獣には固有名が出てこないだが、ついつい名前をつけて可愛がっちまうだべな……
【薬草について】
なぁにぃ~、薬草についても教えて欲しいだか?
ニケは何でも知りたがりだな?
でも向上心があるのは良いことだで、いっちょオラが教えてやるだ。
薬草っちゅうのはまぁ「草」は「草」だ。
さっきも説明したように体内にはこんまい魔晶石もどきしかできねえだで、魔物化はしねえ。
だどもこいつらは体内で魔素を結晶化させる代わりに身体の外に魔素を帯び始めるだ。
これは冒険者がダンジョンにアイテムを落としちまった後、長年放置されたアイテムが魔素を帯びて『迷宮遺物』に進化するのに似てるだ。
おそらく魔物化できねえ代わりに別の形で進化しちまったんだな。
こういう薬草はたいてい人間も魔物も寄り付かねえような断崖絶壁だとか、危険な場所に生えてることが多いだ。
そうでねがったら薬草化する前に魔物に食われてまうだでな?
あと魔素を帯びることで『魅了』とがっていう魔法を使えるようになっているやつもいて、そういうやつの場合、自分で自分の身体を守れねえ代わりに周囲の魔物に自分を守らせてるだ。
初級の冒険者どもは「どうせ『草』だろ? 薬草採取なんて簡単だ!」とがってよく勘違いしてるだが、薬草採取はてえへんなクエストだで最低でも鉄等級、ものによっては銀等級相当にクエストが出されてることもあるだ。
薬草は魔物化してねえだで、殺しても体内魔素を放出しねえだ。
だから採取した後も豊富な魔素を持ったままだで魔法薬なんかの原料になるだ。
こういうところも魔物というよりアイテムにちけえ感じがするだな。
まぁオラたちの世界の農業や畜産業についてはこんなもんだな。
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