聖女ですが、うっかり魔王の弟子になりました!



セントルーシュ国のとても美しい皇女は3歳にしてその多大なる力を開花させ聖女となったが、15歳のアカデミーの入学式で偽物だと判定される。


「これは…聖力ではない…!?」



「そんな…ではこの力は一体…?」




彼女の強大な力は一体!?





「確かに皇女さまは偽物です。わ、私が聖力を使う、聖なる乙女です…っ!」





淑やかで大人しい親友が名乗り出て聖力を披露すると…






「反応したぞ!これぞ聖なる乙女の色だ!!!皇女様といえど、偽物を名乗るだなんて!」





家族や婚約者、友人までもを奪われ、せめてもの慈悲だと命は助かったが…






「皇女を…、魔境の森へ。追放の刑とする。」





魔界と人間界の狭間、魔境の森の奥深くの小さな塔へ追放された彼女は…





「おや?人がいるのかい?珍しいね。」



「にん…げん?」


突然森に現れた白い肌に血のような深い赤髪、金色の瞳の青年。





「んー、それは聖力ではなく神力。とても面白そうだねキミ。」






次々と送られてくる親友である新聖女の刺客。


好戦的な目の前の美しい青年、



「どのみち頼りはボクだけだろ?それなら一緒にこ……




「私を貴方の弟子にしてください。」



「え?」

「えっ?」



身分を隠した魔王と、追放された元聖女である皇女…




ちょっと変わった魔王の歪な愛×鈍感な皇女、ちょっと変わった恋とざまぁは成就するのか…?
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