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小さい頃から好きだったんです。
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「ただいまー、お客様もいるゾー!」
「わぁい、お父さんお帰りなさ~い!」
若干、先日までの【お祭り気分】が残っている娘たち、しばらくフランたちもココに逗留していくそうなので、いつも通り日野家は賑やかだ。
「父上、お客人とは何処に?」
すっかりサムライになりきってる元【くっころ】娘も最近では長女らしく落ち着きを見せている、良い傾向だ?
「うむ、服部くん、ファムさん、どうぞ入りたまえ。」
「はい、失礼します!」
「あ、あの、お邪魔しま~す。」
「うわぁ~、妖精サンだぁ~‼︎
ホラお兄ちゃん、本物の妖精サンだよ、メイヤも初めて見たの!
いらっしゃい、妖精サン!
ワタシ、メイヤだよ!
で、こっちがメイヤのお兄ちゃんで、こっちがサクラお姉ちゃん!」
…何故かメイヤのテンションが爆上げなのは、最近古いアニメを見たからだ?
どうやらアチラの世界でも妖精とは会ったことは無かったらしい?
それにしても見知らぬ女性を連れて来た父親に、
「…父さん、もう妹は増やさないでくれよ?」
と、早合点した長男のアキト?
「ハハハ、ソレも良いな。
でもそんな楽しい話しでは無いんだ。」
笑ってはいるが、どうやらかなり真面目な話しらしい?
一先ず落ち着いたら、家族みんなを居間に集めて事情を説明し、家族やお互いの自己紹介を始める父。
「…コチラの【ファム】は、元コチラの世界の人間なんだ。」
「それじゃあ、異世界転生!」
「そういう事になる、そして彼女はアチラの世界に強く帰還を望んでいるんだ。
なので、彼女が無事に元の世界に戻れるまで、ウチに寝泊まりしてもらう事になった。
コチラの服部くんはファムのサポート係だ、後の事はサクラくんと相談してくれると助かる。
そんな訳でよろしく頼むよ、皆んな。」
なんだか簡単な説明で、その場を済ました父。
何か事情が有るのだろうと、今までの経験から察したアキト。
「メイヤたちが案内してあげるね、ファムちゃん、ハットリお姉ちゃん!」
早速メイヤが日野家ご自慢の天然温泉から湯を引いている【内風呂】に連れていった?
最近修繕した【五右衛門風呂】だ、ソレがメイヤたちには面白いらしい?
「…噂に聴いてます、なんでも美肌効果があるのですよね?
さぁ何をしているのです、行きますよファム!」
「えっ、ハットリさん、ちょい待ってよ!」
やれやれ、女性陣がほぼ風呂場に消えていったタイミングで、
「父さん、コレどんな事情が有るのか、今なら聞けるかい?」
「…ん、そうだな、メイヤやシェラも行ったことだし、この面子ならいいだろう?」
その場に残っているのは、
鉄人はもちろん、アキト、マイヤ、聖歌、メイデールの五人だった。
実はサクラには前もって連絡してあるそうだ。
「…ファムはかなり高位の回復魔法や治癒魔法が使えてな、人間として生まれ変わっていれば間違いなく【聖女】や【聖人】として敬われていただろう。」
「…ふむふむ、…で?」
「この事は極秘だ、ココにいる間はファムには魔法は使わせない、ソレが彼女の為だ。」
「…その能力を欲するモノに狙われるからですね、父様?」
「うむ、さすがマイヤは賢いな!」
そう言いながらマイヤの頭をヨシヨシ撫でる父、恥ずかしいけど嬉しそうな妹。
ソレを見て優しく微笑んでる身重な母メイデールさんとおっきなホンワカお姉さんの聖歌さん。
確かに最近落ち着いたとは言え、隠し事が出来ないシェラにはこの事は教えないのがいいだろう。メイヤもついうっかり学校の友達に話してしまうかも?
「…で、どのくらいココにいる事になるんだ?」
「…もうすぐ【五つ塚神社】の改装が終わる、ライガたちもすっかりあの神社の神使気取りだし、上手く行けば【転移門】が使えるかもしれない…その為のスタッフには既に動いてもらっているさ。」
この間の収穫祭は町長にうまいこと町おこしに利用されてしまったが、実は俺たちもナイショで利用させてもらっているのだ?
「…琥珀姫の話しだと、このまま【参拝客】が増えれば、霊力が回復するらしいぞ?」
「上手くいけばぁ~、こちらから【転移門】を開く事も可能かも知れないって、姫さまがおっしゃってましたよ~。」
父さんと聖歌さんがドヤ顔で話しておるよ?
町長には日野家がえらい迷惑を被ったと思わせて、実はある目的の為にナイショのミッションが裏で動いているのだ。
「……でも、実のところ、コチラが行きたい世界には行けるかどうかわからないんだろ?
行ってみたらよく似た別の【異世界】って事も?」
どうやら【ファム】のいた世界は父が行ってきた世界ともアマネやイオがいた世界とも違うらしい?
「そこはスペシャルチームが対応中だ、何か策が有る様だぞ?」
「ソレは何よりだ!」
娘たちが入浴中にナイショの会議をしているアキトたち?
一体、ナニを企んでる?
兎に角、【民宿 日野】に二人のお客様が来たのだ。
今晩も賑やかになりそうだ?
…?
「そうだ、父さん!」
「ん、どうしたアキト?」
「オジサンからウチに電話があってさ、そのウチ来るってさ?」
「…オジサンって?」
「父さんの弟だよ、睦月たちの父親で!」
「…あぁ、いたな、たしか?」
「…父さんが帰って来てから、初めてじゃない?
この家に来るの?」
…少しだけ、嫌な予感がしたが言わない事にした。
口にして本当になったら…
…その頃、お風呂場ではなぜか妹たちが【恋バナ】で盛り上がっていたよ?
「えっと、じゃあファムちゃんは【勇者さま】とお付き合いしてるのー?」
「う、うん、…あっちからプロポーズしてきた…のよ。
でも、私小さいでしょ?
けどね、邪神に囚われてる人に特別な能力を使える人がいて……
私、もしかしたら人間に…してもらえるかもって。」
「えっと、それって悪い神様をやっつけたらダブルで幸せゲットだね?」
「…そうなんだけど、…そうでもないんだよね?」
「…?」
「…えっとね、私と勇者は元の世界では……」
サイズ的に厳しいが湯船の淵に捕まって入浴しているファム、それ以上は…
「は、はい終了ー!
ファム、そろそろ湯船から出て、体を洗いましょう!」
服部さんがいいタイミングで話を遮った…が?
「えっと、勇者さんとファムちゃんって、結婚するの?」
…遅かった…
誰かサンのお嫁さんに憧れを持っているメイヤには続きが気になって仕方がないのだ!
まぁ、あながち近しい悩み事を持った同士、何か通するモノが有るのかも知れない?
「わぁい、お父さんお帰りなさ~い!」
若干、先日までの【お祭り気分】が残っている娘たち、しばらくフランたちもココに逗留していくそうなので、いつも通り日野家は賑やかだ。
「父上、お客人とは何処に?」
すっかりサムライになりきってる元【くっころ】娘も最近では長女らしく落ち着きを見せている、良い傾向だ?
「うむ、服部くん、ファムさん、どうぞ入りたまえ。」
「はい、失礼します!」
「あ、あの、お邪魔しま~す。」
「うわぁ~、妖精サンだぁ~‼︎
ホラお兄ちゃん、本物の妖精サンだよ、メイヤも初めて見たの!
いらっしゃい、妖精サン!
ワタシ、メイヤだよ!
で、こっちがメイヤのお兄ちゃんで、こっちがサクラお姉ちゃん!」
…何故かメイヤのテンションが爆上げなのは、最近古いアニメを見たからだ?
どうやらアチラの世界でも妖精とは会ったことは無かったらしい?
それにしても見知らぬ女性を連れて来た父親に、
「…父さん、もう妹は増やさないでくれよ?」
と、早合点した長男のアキト?
「ハハハ、ソレも良いな。
でもそんな楽しい話しでは無いんだ。」
笑ってはいるが、どうやらかなり真面目な話しらしい?
一先ず落ち着いたら、家族みんなを居間に集めて事情を説明し、家族やお互いの自己紹介を始める父。
「…コチラの【ファム】は、元コチラの世界の人間なんだ。」
「それじゃあ、異世界転生!」
「そういう事になる、そして彼女はアチラの世界に強く帰還を望んでいるんだ。
なので、彼女が無事に元の世界に戻れるまで、ウチに寝泊まりしてもらう事になった。
コチラの服部くんはファムのサポート係だ、後の事はサクラくんと相談してくれると助かる。
そんな訳でよろしく頼むよ、皆んな。」
なんだか簡単な説明で、その場を済ました父。
何か事情が有るのだろうと、今までの経験から察したアキト。
「メイヤたちが案内してあげるね、ファムちゃん、ハットリお姉ちゃん!」
早速メイヤが日野家ご自慢の天然温泉から湯を引いている【内風呂】に連れていった?
最近修繕した【五右衛門風呂】だ、ソレがメイヤたちには面白いらしい?
「…噂に聴いてます、なんでも美肌効果があるのですよね?
さぁ何をしているのです、行きますよファム!」
「えっ、ハットリさん、ちょい待ってよ!」
やれやれ、女性陣がほぼ風呂場に消えていったタイミングで、
「父さん、コレどんな事情が有るのか、今なら聞けるかい?」
「…ん、そうだな、メイヤやシェラも行ったことだし、この面子ならいいだろう?」
その場に残っているのは、
鉄人はもちろん、アキト、マイヤ、聖歌、メイデールの五人だった。
実はサクラには前もって連絡してあるそうだ。
「…ファムはかなり高位の回復魔法や治癒魔法が使えてな、人間として生まれ変わっていれば間違いなく【聖女】や【聖人】として敬われていただろう。」
「…ふむふむ、…で?」
「この事は極秘だ、ココにいる間はファムには魔法は使わせない、ソレが彼女の為だ。」
「…その能力を欲するモノに狙われるからですね、父様?」
「うむ、さすがマイヤは賢いな!」
そう言いながらマイヤの頭をヨシヨシ撫でる父、恥ずかしいけど嬉しそうな妹。
ソレを見て優しく微笑んでる身重な母メイデールさんとおっきなホンワカお姉さんの聖歌さん。
確かに最近落ち着いたとは言え、隠し事が出来ないシェラにはこの事は教えないのがいいだろう。メイヤもついうっかり学校の友達に話してしまうかも?
「…で、どのくらいココにいる事になるんだ?」
「…もうすぐ【五つ塚神社】の改装が終わる、ライガたちもすっかりあの神社の神使気取りだし、上手く行けば【転移門】が使えるかもしれない…その為のスタッフには既に動いてもらっているさ。」
この間の収穫祭は町長にうまいこと町おこしに利用されてしまったが、実は俺たちもナイショで利用させてもらっているのだ?
「…琥珀姫の話しだと、このまま【参拝客】が増えれば、霊力が回復するらしいぞ?」
「上手くいけばぁ~、こちらから【転移門】を開く事も可能かも知れないって、姫さまがおっしゃってましたよ~。」
父さんと聖歌さんがドヤ顔で話しておるよ?
町長には日野家がえらい迷惑を被ったと思わせて、実はある目的の為にナイショのミッションが裏で動いているのだ。
「……でも、実のところ、コチラが行きたい世界には行けるかどうかわからないんだろ?
行ってみたらよく似た別の【異世界】って事も?」
どうやら【ファム】のいた世界は父が行ってきた世界ともアマネやイオがいた世界とも違うらしい?
「そこはスペシャルチームが対応中だ、何か策が有る様だぞ?」
「ソレは何よりだ!」
娘たちが入浴中にナイショの会議をしているアキトたち?
一体、ナニを企んでる?
兎に角、【民宿 日野】に二人のお客様が来たのだ。
今晩も賑やかになりそうだ?
…?
「そうだ、父さん!」
「ん、どうしたアキト?」
「オジサンからウチに電話があってさ、そのウチ来るってさ?」
「…オジサンって?」
「父さんの弟だよ、睦月たちの父親で!」
「…あぁ、いたな、たしか?」
「…父さんが帰って来てから、初めてじゃない?
この家に来るの?」
…少しだけ、嫌な予感がしたが言わない事にした。
口にして本当になったら…
…その頃、お風呂場ではなぜか妹たちが【恋バナ】で盛り上がっていたよ?
「えっと、じゃあファムちゃんは【勇者さま】とお付き合いしてるのー?」
「う、うん、…あっちからプロポーズしてきた…のよ。
でも、私小さいでしょ?
けどね、邪神に囚われてる人に特別な能力を使える人がいて……
私、もしかしたら人間に…してもらえるかもって。」
「えっと、それって悪い神様をやっつけたらダブルで幸せゲットだね?」
「…そうなんだけど、…そうでもないんだよね?」
「…?」
「…えっとね、私と勇者は元の世界では……」
サイズ的に厳しいが湯船の淵に捕まって入浴しているファム、それ以上は…
「は、はい終了ー!
ファム、そろそろ湯船から出て、体を洗いましょう!」
服部さんがいいタイミングで話を遮った…が?
「えっと、勇者さんとファムちゃんって、結婚するの?」
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