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29 昇級★☆◇

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 俺がワイルドボアの血抜きと解体している間にルーナが依頼のホーンラビットを2匹仕留めてきた。
 ルーナがホーンラビットを狩に行ってる間にワイルドボアをコピーしてアイテムボックスにしまったがな。
 内臓も食べれるそうなのでさっと水魔法で洗い小袋に詰める。この小袋は再利用無理だな。

 解体している間にまたゴブリンなんかのモンスターが寄ってきてもうざいのでルーナと急いで解体する。
 マップの端っこにオークがひっかっかった。まだこっちには気づいてないがルーナはオークは見たくないだろう。

『俺行ってくる』
『ウチモ』

 ツナデがジライヤにまたがり走っていく。しばらくするとオークの反応が消えた。
 オークも瞬殺かな。
 
「ワイルドボアはどうやって運びます?」

 そう、門を通る時にこんなでかい獲物を目につかずに持ち込むのはので木の枝とロープで簡易の担架というか橇?を作りジライヤと俺で引っ張っていく。

 俺とジライヤのステータスでは200キロ越えのワイルドボアでもスイスイ引きながら走れるが、途中木の根の段差で簡易担架が吹っ飛んだ上衝撃で壊れそうになって速度を落とすことにした。

 夕暮れ前には村に戻ってきたのでワイルドボアを引きながら冒険者ギルドに向かう。
 ちょっと注目を浴びているような気もするが無視。

「フブキさんっ、それってワイルドボアですか!」

 なぜかカビィに驚かれる。

「それ、売ります?」

「ああ、肉を一部残すがあとは皮も全部売るつもりだ」

「じゃあ向こうのカウンターに行ってください、こっちのカウンターじゃそんなの載せられませんから」

「わかった、じゃあルーナ、依頼達成の処理に並んでてくれ、カード渡しておく」

「はい、わかりました」

 ホーンラビットとマリク草はルーナが持っているから、俺はジライヤと奥のカウンターまでワイルボアを運ぶというか引きずる。
 ちょうどいいタイミングで人の列が途切れたようなのでカウンターにワイルドボアを乗せた。
 

「どっせい、と。なあ、ワイルドボアの一番美味い部位ってどこ」

「うーん、好みもあるが俺は真ん中からやや後ろの背中の方かな、そのあたりが好きだな」

 そこにいた職員にきいてみた。ヒレとかサーロインにあたる部分かな、肉の部位なんてあんまり詳しくない。

「じゃあそのあたりだけ持って帰るんであとは売るよ」

「内臓がないぞ、そいつはどうした」

「そこは宿の食堂の親父に調理してもらおうかと思ってる」

「わかった、そんでお前どこの宿に泊まってるんだ?」

 職員は器用に肉を切り分けながら聞いてきた。

「えっと、なんて名前だっけ、ここから通りを5件ほど向こうに行った…」

 大体の方向を指差す。

「ああ『夜の憩い亭』か、あそこの食堂の親父の料理は美味いな、ほれ、これだけでいいか?」

 職員が差し出したでっかい塊肉、20キロくらいかな。

「こいつだとあと100キラトくらい肉が取れそうだな。皮は傷がないな。いい状態なんで5000、肉が6000骨が1000ってとこか、売値は1万2000だな」

「ああそれでいい」

 キラトがどれくらいかわからないが1キラト60って事か。覚えておこう。
   俺は金貨12枚を受け取りルーナのところへ行く。ちょうど順番だったようだ。
   ちなみにカビィの所ではなく、確か登録した時対応してくれた男性職員の列だった。

「はい、マリク草が1籠で800、ホーンラビットが2匹で2000、討伐がワイルドボア一匹200、ゴブリン4匹400、オークが2匹400で合計3800テナです。9級が6依頼、ゴブリンで8級が5依頼失敗なしの連続達成なのでお二人とも8級に昇級アイアンからカッパーになりますね。おめでとうございます」

 あ、9級飛ばして8級になった。7級の依頼受けれるようになっちまった。
 ルーナが「オーク…いつの間に…ブルブル…」とか言ってるよ。
 ふと横を見るとカビィがにっこり笑ってる。仕事しろよ、仕事を。並んでるだろう、お前の前。

 新しいギルドカードを作るために手形に手を置く。そして銅?製のギルドカードをもらった。

「昇級おめでとうございます。ベルーナ出身者だけあって昇級速いですねぇ。これからも頑張ってください」

 金を分ける為にとりあえずテーブルにつく。
   ウェイトレスが来たので果実水を頼む。ルーナも果実水だ。

「フブキさんはエールを飲まないのですか?」

「俺の国じゃ酒は20歳から、俺は17歳だから飲んじゃいけないんだよ。こっちはいくつから飲めるんだ?」

「えっと、特に年齢制限はありません。子供でもお祝いとか祭りの時とかですが飲んでますよ」

 飲酒制限ないのか、でも小さい子供の飲酒は身体に悪いと思うんだが。

「へえ、そうなんだ」

 昔ヨーロッパとかでも水が少ないのか汚いのか知らんが代わりに酒を飲んでたって話聞いたことあるし、土地それぞれなんだろう。

 運ばれてきた果実水を魔法で冷やし、お猪口にツナデの分をおすそ分けし、ジライヤにはさらに水を入れてやる。

「今日は昇級に乾杯」

 カップを掲げ果実水を飲む。
 今日のアガリは1万5800テナ、俺が9480、ルーナが6320となった。
 ギルドカードの裏はこんな感じ。

【達成】10級・0/0/0
     9級・5/1/0
          ○8級・0/5/0
     7級・1/3/0    
【討伐】ー

 7級があと依頼2つで昇級か。仕方ない、ビタンでも受けてやるか。






   宿に戻ってあと2日目延長する事を伝え金を払っておく。食堂によって厨房にいる親父に声をかける。

「お、なんだもう食うか。だったら焼き始めるぜ」

「いや、食事はまだだ。それより今日ワイルドボアを仕留めたんだ。内臓食えるって聞いたんで調理してもらえないかと持って来た」

「今日仕留めたのか、なら新鮮なうちに調理した方がいいな。じっくり煮込んだ方が美味いんだが」

「あと2泊するつもりだから明日の夜でもいい」

「じゃあ煮込み料理作ってやるがこの量だと2人じゃ食べきれんぜ」

「夕食分として使ってくれればいい」

   親父は驚き、次にニカッと笑いながら肩をバンッと叩く。

「おう、太っ腹だな、んじゃ今日と明日の食事はただにしてやる、楽しみにしてな」

   親父は「ガハハ」と笑いながら厨房に引っ込んだ。


   俺は一旦部屋に戻って身体を拭くことにする。ああ、風呂に入りたい。野宿の時は川で風呂をこしらえて入れたのに、宿に泊まると風呂が無いってのが納得できん。
   バケツサイズの桶をかり部屋に戻る。井戸で水を組む必要がないだけマシか。
   魔法で水を出し温める。タオルを絞って身体を拭いて新しい服に着替える。
   汚水は窓から捨てていいかな、下に誰もいないし捨ててやれ。
   シャツにズボン、ランニングシャツとトランクス、靴下を桶の上で持って《クリーン》をかける。
   バシャンと桶に汚水が落ちた。ズボンの色落ちは…なさそうだな。2回目で落ちなかったらもう落ちないと思いたい。






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名前   フブキ・アマサカ
年齢   17歳
種族   異世界人
レベル   12→13
職業   テイマー、冒険者

HP:450771/450771(409600+40960+190+21)
MP:225445/450736(409600+40960+144+32)

STR(筋力)    1427(1180+118+108+21)
DEF(防御力) 1559(1300+130+108+21)
VIT(生命力)   1577(1300+130+126+21)
DEX(器用さ)   1547(1300+130+85+32)
AGI(敏捷性)   1255(1020+102+108+25)
MND(精神力)   1533(1300+130+82+41)
INT(知力)        957(800+80+54+23)
LUK(幸運)        559(460+46+38+15)

【加護スキル】
《アイテムボックス(時間停止機能追加)LV2》《パラメーター加算LV1》

【称号スキル】
《言語理解LV4》《取得経験値補正LV1》《使用MP減少LV2》《スキル習得難易度低下LVMAX》《取得経験値シェアLVMAX》《従魔パラメーター加算LV1》

【テイマースキル】
《従魔契約LV2》《意思疎通LV2》

【補助スキル】
《マップLV5》《オートサーチLV2》《鑑定LV7》《気配感知[New]LV1》《気配隠蔽[New]LV1》

【武器スキル】
《槍術LV3》《棒術LV1》《格闘術LV2》《短剣術LV1》《双剣術LV1》《長剣術LV1》

【技工スキル】
《細工LV2》《家事LV2》《解体LV2》《錬金術LV2》

【魔法スキル】
《回復魔法LV2》《風魔法LV6》《火魔法LV6》《水魔法LV6→7》《地魔法LV6》《氷魔法LV4》《雷魔法LV4》《光魔法LV3》(闇魔法LV3》《木魔法[new]LV1》《魔法構築LV4》《魔力操作LV3》《魔力感知LV1》


【ユニークスキル】
《ナビゲーターLV2》《コピーLV3》

【加護】
異世界神の加護 

【称号】
異世界より召喚されし者
落とされた者
ジライヤの主
ツナデの主


◇◆◇◆


名前   ジライヤ
年齢   0歳
種族   ハイブラックウルフ
レベル   8→9
職業   フブキの従魔

HP:2090/2090(1900+190)
MP:1408/1584(1440+144)

STR(筋力)    1188(1080+108)
DEF(防御力) 1188(1080+108)
VIT(生命力)   1386(1260+126)
DEX(器用さ)     935(850+85)
AGI(敏捷性)   1188(1080+108)
MND(精神力)     902(820+82)
INT(知力)        594(540+54)
LUK(幸運)        418(380+38)

【称号スキル】
《言語理解LV2》《意思疎通LV2》《パラメーター加算LV1》《取得経験値補正LV1》《取得経験値シェアLVMAX》

【補助スキル】
《咆哮LV4》《瞬脚LV5》《突進LV2》《空中回避LV1》

【戦闘スキル】
《爪の一撃LV5》《噛みつきLV6》

【魔法スキル】
《風魔法LV5》《地魔法LV1》


◇◆◇◆


名前   ツナデ
年齢   0歳
種族   フォレストマンキーの特異体
レベル   9→10
職業   フブキの従魔

HP:232/231(210+21)
MP:258/352(320+32)

STR(筋力)    231(210+21)
DEF(防御力) 231(210+21)
VIT(生命力)   231(210+21)
DEX(器用さ)   352(320+32)
AGI(敏捷性)   275(250+25)
MND(精神力)   451(410+41)
INT(知力)      253(230+23)
LUK(幸運)      154(140+14)

【称号スキル】
《言語理解LV1》《意思疎通LV1》《パラメーター加算LV1》《取得経験値補正LV1》《取得経験値シェアLVMAX》

【補助スキル】
《木登りLV3》《跳躍LV2》

【戦闘スキル】
《引っ掻きLV2》《噛みつきLV2》

【魔法スキル】
《木魔法LV2→3》《水魔法LV1》《地魔法LV1》

【称号】
異世界より召喚されし者フブキの従魔

【進化先】
               フォレストマンキー
                  ↓           ↓
 リトルマンキー    フォレスティンパンジー
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