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57 道の先きで★☆◇◆

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 2017.09.10【追加修正】
ツナデは《風魔法》を元から持っていたので進化で追加を《光魔法》にしました。

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   雨が止んだのは日暮れ直後で、結局そのまま野営することになった。
   ルーナはテントの入り口から外に向かって《サンダー》や《ウインド》を放てるようになった。
   魔法が使えるようになってはしゃぎ過ぎたのか、夜は早々に眠りについたが。

   俺と違って最初から《雷》魔法が使えた。という事は、人によって取得条件が違うのだろう。ナビゲーター曰く【適性】が関係するんだそうだ。


「う~ん、爽やかな朝だ」

   テントの外で伸びをする。雨は大地を潤し緑が青々としてマイナスイオンがたっぷりって感じだ。

「花粉症でなくってよかったよ。てか病気だったら《キュアー》で治るのか?」

   なんてどうでもいいことを考えながら桶に水を出して顔を洗っているとルーナ達も起きてきた。

「おはよう、水入れておくから顔洗ってな」

「ん、おはよ、フブキ」

『『おはよう』』

「朝御飯済んだら出発しよう」









   道は所々ぬかるみを残すが歩くには問題なかった。

「フブキ、フブキ。ホーンラビット、狩ってきてもいい?」

   平原にちらほら現れるホーンラビット。特に捕まえる必要はないんだが、覚えた魔法を使いたいんだろう。

「いいよ、行っておいで、ジライヤ、サポート頼むな」

『わかった』

『いってらっしゃい、気~つけてなぁ』

   ツナデはジライヤから俺に飛び移りおんぶ状態で手を振っている。

   眺めていると少し離れた場所から「《サンダーッ》」っと聞こえてきた。
 暫くするとホーンラビットの後ろ足を掴んで高く掲げながら飛び上がるルーナ。『とったどー!!』というセリフがぴったりな仕草だな。
   戻ってきたルーナからホーンラビットを受け取り道を進む。その後も2度ほど繰り返したので距離はさほど進まなかった。

   程なく街道の分かれ道に差し掛かる。右はそのまま西に向かって伸びている。グエン方面だが王都に行くならこちらだ。
 左は南西に向かう道で森の外縁をブルスに続く。左の道は登りになっており、坂道をブルスに向かって歩き続けると森側と高低差ができて結構な高さなので落ちると危ないな、なんて考えていた。


 マップ上の進行方向にいくつかの交点が現れる。赤色、橙色、黄色、灰色。
 黄色の点滅がいくつかあったが一つはいい色になった。

 《アクティブマップ》はレベル3になったのでサーチの範囲は2キロメートルだ。

 黄色と橙色の点がいくつかスピードを上げ離れて行きマップ範囲から外れた。残りの黄色がまた一つ点滅しやがて灰色になる。

「まさか、荷馬車とか襲われているのか。ちょっと急ぐぞ」

 俺はルーナを抱え走り出す。

 見通しの悪いカーブを過ぎるとそこには横転した馬車があった。

「ルーナとツナデは待機、ジライヤ、行くぞ」

『『わかった』』
「フブキ、ルーナも」
『あかん、今はおとなしゅうしとき』

「ツナデ、頼むな」

 走りながら赤点を確認する。3っつはグレーファングで一つは初見だ。

=種   族・フォレストアナコンダ
   M   R・D
   固有名・─
   年   齢・3歳
   レベル・16
   状   態・警戒
   蛇系モンスター。その巨躯を巻きつけ獲物を絞め殺し丸呑みにする。大きいものは体長10メートルを超す。STR(筋力)が高く物理攻撃に特化したタイプでMNDが低く魔法攻撃には弱い。スキル《巻きつき》からの《絞め殺し》に注意。肉は食用として需要がある=


 なかなかレベルが高くでかい個体だ。てか食えるんだ。
 見ているとグレーファングがジリジリ後退している。

『マスター、荷馬車を襲ったのはグレーファングの群れですが、それをフォレストアナコンダが横取りをしようとしているようです』

 荷馬車を引いていた馬は首を噛みちぎられているのでグレーファングの仕業だろう。だがフォレストアナコンダの塒にグレーファングが一匹捉えられている。灰色なのですでに死んでいるようだ。

「人間はいないな、さっき遠ざかって行ったのが逃げた荷馬車の持ち主か」

 モンスター同士のイザコザに首をつっこむつもりはないが、このままだと俺たちが進めないな。

「ジライヤ。ツナデとルーナを連れてきてくれ」

『わかった』

 ジライヤの姿が揺らぐと影に沈んだ。遁甲で移動したようだ。

「ガウ」

『マスター!』

 ナビゲーターが警告を発した。
 グレーファングがフォレストアナコンダに向かわず、後退したと思ったら逆方向に走り出した。

 すなわち、俺のいる方向に。

「やば」

 慌ててククリを抜き放つ。
 3匹のグレーファングが俺に気付いたがそのまま突っ込んできた。

「俺の方が与し易いってかよ」

「ガウッ」

 先頭のグレーファングが吠えた。威圧感が俺を襲うが拘束には至らない。

「効かねえよ」

 《咆哮》を放つため足を止めたグレーファングに《縮地》でつっこみ、すれ違いざまに首めがけククリを振り下ろす。魔力を通すのは忘れない。
 ズザッと土を巻き上げ止まりつつ振り返るとグレーファングの首が落ちるところだった。

『スキル《長剣術》のレベルが上がりました。
 ジライヤのレベルが上がりました。
 ツナデのレベルが上がりました』

 残りの2匹は俺をすり抜けて止まらず、前方にツナデとルーナを見つけたのかそのまま走ってゆく。

「しまっ…」

 黒い揺らぎと共に、2匹のグレーファングの目の前にハイブラックウルフサイズのジライヤが2匹現れる。
 グレーファングが標的を近くのジライヤに変更し飛びかかった。喉笛めがけて噛み付いた途端に2匹のジライヤは霞のように消え去る。
《影分身》に飛びついたグレーファングは態勢を崩しゴロゴロと転がって行く。
 だが転がった先にはツナデとルーナが。すぐに立ち上がり今度はツナデ達に飛びかかるグレーファング。

「《サンダーボール》」

「ギャンッ」

 真横から放たれた魔法は右のグレーファングに命中、そのまままたも転がって、しかし今度はビクビクと痙攣し立ち上がらなかった。
 動かぬグレーファングの喉をルーナはナイフで綺麗に切り裂いた。

 ツナデ達を突き破り木の槍が何本も飛び出し向かってきたグレーファングを串刺しにする。

「ギャオォオン」

 グレーファングの陰からにゅっと飛び出した前足が一閃し頭を吹き飛ばし、串刺しにされた身体は力をなくし四肢をだらりとたれ下げた。

『ツナデのレベルが上がりました。
 ルーナのレベルが上がりました。
 ……
 ツナデのレベルが上がりました」

「《陰分身》も《蜃気楼》も使えるスキルだな」

 そう、グレーファングが襲いかかったツナデとルーナは《蜃気楼》だった。
 ルーナは《忍び足》と《気配隠蔽》でグレーファングの横をすり抜けていた。俺はマップにルーナの青点が表示されていたから、前に見えていたのがツナデとルーナじゃないってわかったけど。
 ツナデは《蜃気楼》よりさらに後方に居り、そこから《木魔法》のツリーランスを放ったのだ。
 そしてトドメは《遁甲》から《爪の一撃》を放ったジライヤという訳だ。


 さて、グレーファングを倒して安心してる場合じゃないんだな。後ろにはまだフォレストアナコンダがいるんだよ。












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最初グレーファングよりランク上のモンスターにしたらフブキ達のレベル上がりすぎて計算しやり直しです。


名前   フブキ・アマサカ
年齢   17歳
種族   異世界人
レベル   16→18
職業   テイマー、冒険者、救命者

HP:15730120/15730120(13107200+26214400+1000+480)
MP:  6716488/15729960(13107200+26214400+600+720)

STR(筋力)    2664(1630+326+460+248)
DEF(防御力) 2868(1800+360+460+248)
VIT(生命力)   3016(1800+360+540+316)
DEX(器用さ)   2448(1460+292+360+336)
AGI(敏捷性)   2104(1130+226+460+288)
MND(精神力)   2892(1800+360+360+372)
INT(知力)      1768(1050+210+260+248)
LUK(幸運)        958(610+122+120+108)

【加護スキル】
《アイテムボックス(時間停止機能追加)LV2》《パラメーター加算LV2》

【称号スキル】
《言語理解LV4》《取得経験値補正LV2》《使用MP減少LV2》《スキル習得難易度低下LVMAX》《取得経験値シェアLVMAX》《従魔パラメーター加算LV2》《回復魔法補正LV1》《治療魔法補正LV1》《蘇生魔法補正LV1》《眷属招集LVMAX》

【テイマースキル】
《従魔契約LV3》《意思疎通LV3》

【補助スキル】
《アクティブマップLV2→3》《鑑定LV7→8》《気配感知LV1》《気配隠蔽LV2》《追跡者の眼LV1》《縮地LV1》

【武器スキル】
《槍術LV3》《棒術LV1》《格闘術LV2》《短剣術LV1》《双剣術LV1》《長剣術LV1→2》《盾術[New]LV1》

【技工スキル】
《細工LV2》《家事LV2》《解体LV2》《錬金術LV3→4》

【魔法スキル】
《回復魔法LV3》《治療魔法LV1》《蘇生魔法LV0》《風魔法LV7》《火魔法LV6》《水魔法LV7》《地魔法LV7》《氷魔法LV6》《雷魔法LV4》《光魔法LV3》《闇魔法LV3》《木魔法LV3》《魔法構築LV4》《魔力操作LV4→5》《魔力感知LV1→2》

【耐性スキル】
《麻痺耐性LV1》《物理耐性LV1》

【ユニークスキル】
《ナビゲーターLV2》《コピーLV3→4》《ギフトLV1》《メディカルポッドLV1》

【加護】
異世界神の加護 

【称号】
異世界より召喚されし者
落とされた者
ジライヤの主
ツナデの主
生命の天秤を揺らす者
眷属を従える者

◇◆◇◆

名前   ジライヤ
年齢   0歳
種族   ダークシャドウウルフ
レベル   6→11
職業   フブキの従魔

HP:5500/5500(5000+500)
MP:3020/3300(3000+300)

STR(筋力)    2530(2300+230)
DEF(防御力) 2530(2300+230)
VIT(生命力)   2970(2700+270)
DEX(器用さ)   1980(1800+180)
AGI(敏捷性)   2530(2300+230)
MND(精神力)   1980(1800+180)
INT(知力)      1430(1300+130)
LUK(幸運)        5509(600+60)

【称号スキル】
《言語理解LV2》《意思疎通LV2》《パラメーター加算LV1》《取得経験値補正LV1》《取得経験値シェアLVMAX》

【補助スキル】
《咆哮LV5→6》《瞬脚LV5》《突進LV3→4》《空中回避LV3→4》《遁甲LV2→3》《影分身LV1→2》《スニークLV1→3》《気配隠蔽LV2→3》

【戦闘スキル】
《爪の一撃LV5》《噛みつきLV6》

【魔法スキル】
《風魔法LV5》《地魔法LV3》《闇魔法LV1→3》

【ユニークスキル】
《メタモルフォーゼLV1》

【称号】
異世界より召喚されし者フブキの従魔

◇◆◇◆

名前   ツナデ
年齢   0歳
種族   ロングテイルマンキーの特異体
レベル   2→5
職業   フブキの従魔

HP:2640/2640(2400+240)
MP:3210/3960(3600+360)

STR(筋力)   1364(1240+124)
DEF(防御力)1364(1240+124)
VIT(生命力)  1738(1580+158)
DEX(器用さ)  1848(1680+168)
AGI(敏捷性)  1584(1440+144)
MND(精神力)  2066(1860+186)
INT(知力)     1364(1240+124)
LUK(幸運)       594(540+54)

【称号スキル】
《言語理解LV2》《意思疎通LV2》《パラメーター加算LV1》《取得経験値補正LV1》《取得経験値シェアLVMAX》

【補助スキル】
《木登りLV5》《跳躍LV5》《巻きつきLV4》《浮遊LV1》《分体(小)LV1》《蜃気楼LV1→2》

【戦闘スキル】
《引っ掻きLV3》《噛みつきLV3》《投擲LV4》

【魔法スキル】
《木魔法LV6》《水魔法LV3》《地魔法LV3》《風魔法LV3》

【ユニークスキル】
《空間跳躍LV1》

【称号】
異世界より召喚されし者フブキの従魔

◇◆◇◆

名前   ルーナ
年齢   0歳
種族   豹獣族
レベル   8→9
職業   フブキの眷属、狩人ハンター

HP:9697/9697(8816+881)
MP:1622/2834(2577+257)

STR(筋力)    792(720+72)
DEF(防御力) 792(720+72)
VIT(生命力)   638(580+58)
DEX(器用さ)   968(880+88)
AGI(敏捷性)   638(580+58)
MND(精神力)   594(540+54)
INT(知力)      418(380+38)
LUK(幸運)      242(220+22)

【称号スキル】
《言語理解LV1》《意思疎通LV1》《パラメーター加算LV1》《取得経験値補正LV1》《取得経験値シェアLVMAX》

【ハンタースキル】
《罠感知LV0》《罠設置LV0》《罠解除LV0》《命中率上昇LV0→1》《忍び足LV0→1》

【補助スキル】
《気配感知LV1→2》《気配隠蔽LV1→2》《筋力強化LV0》《俊脚LV0→1》

【武器スキル】
《短剣術LV1》《双剣術LV1→3》《弓術LV1》《投擲術LV1→2》

【技工スキル】
《家事LV1》《解体LV1→2》

【魔法スキル】
《魔力感知LV0→1》《魔力操作[New]LV1》《雷魔法[New]LV1→2》《風魔法[New]LV1》《闇魔法[New]LV1》

【称号】
異世界より召喚されし者フブキの眷属


ルーナはフブキの眷属になったことでステータスの上昇率が上がってます。
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