67 / 85
番外編 拍手お礼59
しおりを挟む
女の買い物はどうしてこう時間がかかるのか――。
フロアに置かれたイスに腰掛けた澤村は、傍らに置いたいくつもの袋を一瞥して、ため息をつく。夏のバーゲン真っ最中のデパートは、日曜日ということもあって混み合っていた。
澤村自身はデパートに用はなく、今日は電器店でオーディオ機器をチェックしてみようかなどと考えていたのだ。しかし、午前中から部屋に押しかけてきた妹にせがまれ、こうしてデパートに同行させられた。もちろん、運転手兼荷物持ちとして。
日々、大手クリニック勤務の美容外科医として、それなりに多忙をきわめている身としては、休日ぐらい一人のんびりと過ごしたかったのが、正直なところだ。しかし今日に限ってデートする相手もいなかったため、妹のワガママにつき合ってやろうという気になったのだ。
薄情なもので妹のほうは、一緒に服を選んでやろうかという兄の申し出を一蹴して、一人悠々とショップを見て回っている。おかげで澤村は、すっかり手持ち無沙汰だ。ただイスに腰掛けて荷物番をしているしかないのだから、仕方ない。
澤村以外にも、うんざり顔でイスに腰掛けた男たちはいて、妙な仲間意識を持ってしまいそうになる。
歩き疲れたので、昼食はもう適当でいいなと考えていると、当の妹がまた袋を一つ手にして戻ってくる。その顔には満足げな表情が浮かんでいる――とはなっていなかった。
「バッグも欲しかったけど、これ以上買っちゃうと、夏休みに遊びに行けなくなっちゃうー」
「そりゃ残念だったな。まあ、これだけ買えば十分だろ」
やれやれと思いながら立ち上がった澤村のジャケットの裾を、すかさず妹が掴んでくる。露骨な上目遣いで見つめられ、嫌な予感がした。
「……なんだよ。買い物は済んだんだろ。帰るぞ」
「お兄ちゃん、妹にちょっと出資してやろうっていう気は――」
「おー、バイトをがんばれ」
まだ学生の妹に甘いという自覚がある澤村だが、無条件に甘いわけではない。散財するなと説教をしようとしたところで、妹がパッと目を輝かせる。
「あっ、地下に行こう。お昼買って帰ろうよ。ついでに、甘いものー」
妹の切り替えの早さに半ば感心しながら、澤村は腕を引かれるままエスカレーターで地下の食品売り場へと移動する。こちらもうんざりするほど人が多く、澤村は自分の財布から一万円札を取り出すと、妹に押し付ける。
「これで好きなもの買ってこい。俺は、あっちでコーヒーを飲んでくる。……お釣りは返せよ」
満面の笑みを浮かべた妹が人ごみに紛れて行ってしまうと、澤村は荷物を抱え、地下一階の一角にあるカフェに向かう。
席は空いているだろうかと思いつつ、人を避けて歩いていた澤村の目の前を、スッと過る人影があった。気づいたのは、たまたまだ。Tシャツにジーンズというラフな格好ながら、やけに見目良い青年がいるなと目で追い、茶色の髪が誰かを連想させ、さらに背格好がよく似ていると感じ――。
澤村は、反射的に呼びかけていた。
「長嶺くんっ」
にぎやかな場所にあっても澤村の声は届いたらしく、青年が――長嶺千尋が振り返った。同時に、彼の側を歩いていたワイシャツ姿の男二人もこちらを見る。気圧されるほどの鋭い視線を向けられ、澤村は一瞬怯んだ。
「澤村先生?」
男たちの間から顔を覗かせた長嶺が、見覚えのある屈託ない笑顔を浮かべる。しかし澤村は、屈託がなさすぎて、かえって芝居がかったものを感じ取ってしまう。それでも、こちらも笑顔で応じた。
「久しぶりです。買い物――ですよね、その荷物」
側にやってきた長嶺が、澤村の手元に視線を下ろして言う。
「俺じゃなくて、妹の荷物持ちだけどな」
「そんなこと言って、きれいな彼女さんを連れてるんじゃないですか」
人が行き交う場所で立ち話もできず、自然な流れで一緒にカフェに向かい、コーヒーを買う。
澤村と長嶺が同じテーブルについたところで、長嶺の側にいた男二人も店内に入ってきたのを見て、内心ぎょっとする。もしかして、と思ったが、やはり長嶺の同行者だったらしい。澤村の戸惑いに気づいたのか、長嶺はなんでもないことのように言った。
「ああ、気にしないでください。俺の家の人間なので」
「……もしかして、誘って悪かったかな。何か用があったんなら――」
「用なんて、大したものじゃないですよ。ただ、冷たいデザートを買おうと思って寄っただけなんです。まさか、澤村先生と会えるなんて思いもしませんでした」
話す長嶺の様子を、澤村はまじまじと観察する。澤村が知っている長嶺千尋とは、クリニック近くのカフェでウェイターとして働いていた青年で、恵まれた容姿と人懐こい性格で、客に人気があった。特に、澤村のかつての同僚であった佐伯によく懐いていて――。
ここでハッとした澤村は、テーブルに身を乗り出す。
「確か、佐伯と連絡を取り合って、会ってもいるんだったな。去年、クリスマスの前ぐらいに、一度俺とも会っただろ。ホテルの中のショップで。そのとき、そんなことを言っていた……」
長嶺の両目に強い光が宿る。一見、どこにでもいそうな青年は、この瞬間、得体の知れない凄みを帯びた男になる。愛想よく笑っているのに、目の奥がまったく和んでいない。二十歳そこそこの青年でありながら、まったく別の存在を中身に押し込んでいるような、不気味な違和感を覚える。
同時に澤村は、長嶺と一緒にいた男たちが、少し離れたテーブルにつく様子を視界の隅に捉えた。向こうは、しっかりとこちらを見ていた。格好はありふれたワイシャツ姿ながら、男たちの眼差しに隙はない。そもそも放つ雰囲気が鋭すぎる。
澤村の中で、断片として散らばっていたものが、じわじわと繋がりつつあった。
「――佐伯は、元気にしているか?」
「澤村先生こそ、最近は佐伯先生と連絡取り合ってないんですか」
こちらの出方をうかがっているなと察したが、澤村は正直に答えた。
「メールのやり取りはしている。とはいっても、俺は海外研修に行ったりしてたし、佐伯のほうもなんだか忙しそうで、そう頻繁にというわけじゃない。電話は……、なんか気を使うんだよな。向こうも、言葉を選んで、俺になるべく情報を与えないように気を使っているのがわかって、かわいそうっていうか」
「かわいそう?」
一言呟いた長嶺の声は、冷たかった。澤村は気づかなかったふりをする。
「長嶺くんのほうこそ、佐伯とは連絡を取ってるんだろ」
「ええ、まあ……。元気にしていますよ」
「そうか。だったらいいんだ」
ここで一旦会話が途切れる。澤村は、ストローに口をつける長嶺をこわごわと眺めていた。
客とウェイターとして顔を合わせていたとき、長嶺と会話を交わすのはたやすかった。だが今は、受け答えに細心の注意を払ってしまう。例えば長嶺に、ウェイターを辞めたあとは何をしているのかとは、聞けなかった。
ただ、どうしても確認しておきたいことはある。
「本当に、佐伯は〈大丈夫〉なんだろうな?」
澤村の質問に、長嶺は目を丸くしたあと、ニヤリと笑った。肉食獣めいた、物騒だが魅力的な笑みだった。
「俺、さっき、デザートを買いに来たと言ったでしょう。佐伯先生への差し入れですよ。暑いから、冷たいデザートを喜んでくれるんです、あの人」
「やっぱり、一緒にいる――」
カフェに、妹が入ってくる。軽く店内を見回したあと、澤村に気づいて手を振ってきた。コーヒーを注文する列に加わるのを見てから、長嶺がカップを手に立ち上がる。
「じゃあ、俺は行きますね」
「……ああ」
「遠慮せず、佐伯先生に連絡してあげてください。あっ、俺と会って話したことは、秘密に。余計な心配をかけたくないから」
なんの心配なのかと思ったが、それを聞いて長嶺を足止めしたくはなかった。できることなら、妹と長嶺を引き合わせたくない。妙な災厄を引き寄せてしまいそうだ。
「わかった。いっそのこと、今日、俺と君は会わなかったことにしておこう」
承諾の返事の代わりに長嶺が浮かべたのは、ウェイターをしていた頃に浮かべていた、人懐こい笑顔だった。
フロアに置かれたイスに腰掛けた澤村は、傍らに置いたいくつもの袋を一瞥して、ため息をつく。夏のバーゲン真っ最中のデパートは、日曜日ということもあって混み合っていた。
澤村自身はデパートに用はなく、今日は電器店でオーディオ機器をチェックしてみようかなどと考えていたのだ。しかし、午前中から部屋に押しかけてきた妹にせがまれ、こうしてデパートに同行させられた。もちろん、運転手兼荷物持ちとして。
日々、大手クリニック勤務の美容外科医として、それなりに多忙をきわめている身としては、休日ぐらい一人のんびりと過ごしたかったのが、正直なところだ。しかし今日に限ってデートする相手もいなかったため、妹のワガママにつき合ってやろうという気になったのだ。
薄情なもので妹のほうは、一緒に服を選んでやろうかという兄の申し出を一蹴して、一人悠々とショップを見て回っている。おかげで澤村は、すっかり手持ち無沙汰だ。ただイスに腰掛けて荷物番をしているしかないのだから、仕方ない。
澤村以外にも、うんざり顔でイスに腰掛けた男たちはいて、妙な仲間意識を持ってしまいそうになる。
歩き疲れたので、昼食はもう適当でいいなと考えていると、当の妹がまた袋を一つ手にして戻ってくる。その顔には満足げな表情が浮かんでいる――とはなっていなかった。
「バッグも欲しかったけど、これ以上買っちゃうと、夏休みに遊びに行けなくなっちゃうー」
「そりゃ残念だったな。まあ、これだけ買えば十分だろ」
やれやれと思いながら立ち上がった澤村のジャケットの裾を、すかさず妹が掴んでくる。露骨な上目遣いで見つめられ、嫌な予感がした。
「……なんだよ。買い物は済んだんだろ。帰るぞ」
「お兄ちゃん、妹にちょっと出資してやろうっていう気は――」
「おー、バイトをがんばれ」
まだ学生の妹に甘いという自覚がある澤村だが、無条件に甘いわけではない。散財するなと説教をしようとしたところで、妹がパッと目を輝かせる。
「あっ、地下に行こう。お昼買って帰ろうよ。ついでに、甘いものー」
妹の切り替えの早さに半ば感心しながら、澤村は腕を引かれるままエスカレーターで地下の食品売り場へと移動する。こちらもうんざりするほど人が多く、澤村は自分の財布から一万円札を取り出すと、妹に押し付ける。
「これで好きなもの買ってこい。俺は、あっちでコーヒーを飲んでくる。……お釣りは返せよ」
満面の笑みを浮かべた妹が人ごみに紛れて行ってしまうと、澤村は荷物を抱え、地下一階の一角にあるカフェに向かう。
席は空いているだろうかと思いつつ、人を避けて歩いていた澤村の目の前を、スッと過る人影があった。気づいたのは、たまたまだ。Tシャツにジーンズというラフな格好ながら、やけに見目良い青年がいるなと目で追い、茶色の髪が誰かを連想させ、さらに背格好がよく似ていると感じ――。
澤村は、反射的に呼びかけていた。
「長嶺くんっ」
にぎやかな場所にあっても澤村の声は届いたらしく、青年が――長嶺千尋が振り返った。同時に、彼の側を歩いていたワイシャツ姿の男二人もこちらを見る。気圧されるほどの鋭い視線を向けられ、澤村は一瞬怯んだ。
「澤村先生?」
男たちの間から顔を覗かせた長嶺が、見覚えのある屈託ない笑顔を浮かべる。しかし澤村は、屈託がなさすぎて、かえって芝居がかったものを感じ取ってしまう。それでも、こちらも笑顔で応じた。
「久しぶりです。買い物――ですよね、その荷物」
側にやってきた長嶺が、澤村の手元に視線を下ろして言う。
「俺じゃなくて、妹の荷物持ちだけどな」
「そんなこと言って、きれいな彼女さんを連れてるんじゃないですか」
人が行き交う場所で立ち話もできず、自然な流れで一緒にカフェに向かい、コーヒーを買う。
澤村と長嶺が同じテーブルについたところで、長嶺の側にいた男二人も店内に入ってきたのを見て、内心ぎょっとする。もしかして、と思ったが、やはり長嶺の同行者だったらしい。澤村の戸惑いに気づいたのか、長嶺はなんでもないことのように言った。
「ああ、気にしないでください。俺の家の人間なので」
「……もしかして、誘って悪かったかな。何か用があったんなら――」
「用なんて、大したものじゃないですよ。ただ、冷たいデザートを買おうと思って寄っただけなんです。まさか、澤村先生と会えるなんて思いもしませんでした」
話す長嶺の様子を、澤村はまじまじと観察する。澤村が知っている長嶺千尋とは、クリニック近くのカフェでウェイターとして働いていた青年で、恵まれた容姿と人懐こい性格で、客に人気があった。特に、澤村のかつての同僚であった佐伯によく懐いていて――。
ここでハッとした澤村は、テーブルに身を乗り出す。
「確か、佐伯と連絡を取り合って、会ってもいるんだったな。去年、クリスマスの前ぐらいに、一度俺とも会っただろ。ホテルの中のショップで。そのとき、そんなことを言っていた……」
長嶺の両目に強い光が宿る。一見、どこにでもいそうな青年は、この瞬間、得体の知れない凄みを帯びた男になる。愛想よく笑っているのに、目の奥がまったく和んでいない。二十歳そこそこの青年でありながら、まったく別の存在を中身に押し込んでいるような、不気味な違和感を覚える。
同時に澤村は、長嶺と一緒にいた男たちが、少し離れたテーブルにつく様子を視界の隅に捉えた。向こうは、しっかりとこちらを見ていた。格好はありふれたワイシャツ姿ながら、男たちの眼差しに隙はない。そもそも放つ雰囲気が鋭すぎる。
澤村の中で、断片として散らばっていたものが、じわじわと繋がりつつあった。
「――佐伯は、元気にしているか?」
「澤村先生こそ、最近は佐伯先生と連絡取り合ってないんですか」
こちらの出方をうかがっているなと察したが、澤村は正直に答えた。
「メールのやり取りはしている。とはいっても、俺は海外研修に行ったりしてたし、佐伯のほうもなんだか忙しそうで、そう頻繁にというわけじゃない。電話は……、なんか気を使うんだよな。向こうも、言葉を選んで、俺になるべく情報を与えないように気を使っているのがわかって、かわいそうっていうか」
「かわいそう?」
一言呟いた長嶺の声は、冷たかった。澤村は気づかなかったふりをする。
「長嶺くんのほうこそ、佐伯とは連絡を取ってるんだろ」
「ええ、まあ……。元気にしていますよ」
「そうか。だったらいいんだ」
ここで一旦会話が途切れる。澤村は、ストローに口をつける長嶺をこわごわと眺めていた。
客とウェイターとして顔を合わせていたとき、長嶺と会話を交わすのはたやすかった。だが今は、受け答えに細心の注意を払ってしまう。例えば長嶺に、ウェイターを辞めたあとは何をしているのかとは、聞けなかった。
ただ、どうしても確認しておきたいことはある。
「本当に、佐伯は〈大丈夫〉なんだろうな?」
澤村の質問に、長嶺は目を丸くしたあと、ニヤリと笑った。肉食獣めいた、物騒だが魅力的な笑みだった。
「俺、さっき、デザートを買いに来たと言ったでしょう。佐伯先生への差し入れですよ。暑いから、冷たいデザートを喜んでくれるんです、あの人」
「やっぱり、一緒にいる――」
カフェに、妹が入ってくる。軽く店内を見回したあと、澤村に気づいて手を振ってきた。コーヒーを注文する列に加わるのを見てから、長嶺がカップを手に立ち上がる。
「じゃあ、俺は行きますね」
「……ああ」
「遠慮せず、佐伯先生に連絡してあげてください。あっ、俺と会って話したことは、秘密に。余計な心配をかけたくないから」
なんの心配なのかと思ったが、それを聞いて長嶺を足止めしたくはなかった。できることなら、妹と長嶺を引き合わせたくない。妙な災厄を引き寄せてしまいそうだ。
「わかった。いっそのこと、今日、俺と君は会わなかったことにしておこう」
承諾の返事の代わりに長嶺が浮かべたのは、ウェイターをしていた頃に浮かべていた、人懐こい笑顔だった。
65
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる