走る勇者の思い出


元駅伝選手の高幡誠が死んだ、という速報がテレビに流れたのは、九月の連休の最後の月曜日だった。

「手え出しなよ」
 僕のてのひらに鍵が落とされる。
「え、これ……」
「な、大丈夫だっただろ?」
 誠くんは本物の勇者みたいに微笑んだ。
 せっかく誠くんが傷まで作って取り返してくれたけど、この時からこの鍵はいらなくなった。だって誠くんが僕の勇者になったから。

死んでしまった片想いの幼なじみの思い出。BL片想いですが女の子も出てきます。

こちらのサイトhttp://sokkyo-shosetsu.com/から、テーマ「走る勇者」を使いました。
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