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人を見た目で判断するな
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俺は街行く人達の視線を痛いくらい感じた。
真っ赤な瞳に見つめられ、鋭いナイフで刺されるよう。
何故か逃げられない雰囲気に支配されると、指を指された。
「お前、あの城に住んでる魔王なのか!」
「違うけど?」
男性に威圧的な言葉を言われた。
けれど俺は速攻で否定する。
別に俺はあの城に住んでいる訳じゃない。一夜寝泊まりさせて貰っただけだ。
「ひったくりを転ばせるなんて、魔王じゃないとできないわ!」
「いやいや、護身術の一つや二つ、学校で習うだろ」
今時義務教育の間で、護身術を習うのは普通だ。
例えば柔道や空手。ダンスが必修になっている時点で、やらないとダメだ。
「それじゃあその格好はなんだ。誰が見ても魔王だろ」
「お前、魔王を見たことがあるのか?」
俺は男性に指を指され、厳しく非難された。
真っ赤な目で訴えられるが、俺は全く気にしない。
なにせ、ベルファーのあの態度。誰も魔王城に足を運んで居ない。
「無いけどよ。如何にも怪しいだろ、お前!」
「俺だって好きでこんな格好をしている訳じゃない」
「じゃあなんでしてるんだよ! 紛らわしい」
「これしかなかったんだよ。本当は普通にTシャツを着ていたんだ」
配信の時、熱が出て服が肌にくっつかないように、Tシャツ一枚で過ごしていた。
けれどいざ異世界転移してみると、魔王の格好をさせられていた。
これが俺の異世界特権だとして、流石に服を没収するのはおかしい筈だ。
そう、俺は被害者だ。
「人のことを、格好だけで判断するなよ」
「う、うるせぇ! その赤い角、炎の魔王の動かる証拠だろ」
「はぁ? プラ板を知らないのか……いや、知らないか」
もはや唖然とするしかなかった。
この角、近くで見れば見る程、プラ板だって分かる。もちろん、この異世界にプラスチックがあるとは思えないのだが。
だが赤いからと言う理由だけで、角の質感も分からないのなら、何を言われても説得力が無い。
「とにかく俺は魔王じゃない」
「だ、黙れよ! 俺を怪我させたのはお前だろ!」
「怪我はしてないだろ?」
「うるさい、うるさいうるさい! お前は魔王だ。みんなそう思ってる筈だ」
「みんなって……少数派な……えっ?」
何故だろう。丼に俺が違うと言っても、誰も聞いてくれない。
完全に右から左に流れていて、俺の言葉を無視する。
固定観念に縛られ過ぎだ。
それになにより、人のことを見た目だけで判断している。
もはや何を言っても聞いてくれそうにないのだが、俺から手を出しても仕方が無い。
とりあえずミュシェルが戻ってくるまで黙っていようと無になるが、足下にコロンと石が転がって来た。
「はっ? なんで石が」
「魔王は出て行け!」
「お前ら、いい加減に……げっ!?」
周囲にいる人達の手には小さいが、先の尖った石が握られていた。
老若男女問わずで、俺に向かって石を投げつける。
「な、なんだよこれ!」
「魔王は殺されて当然なんだよ!」
「魔族なんて全員悪だ!」
「魔王がいるせいで、この街はいつもいつも狙われてんだよ!」
「お前が魔王じゃなくても、その格好と角だけで悪なんだよ! とっとと死ね、死ね死ね!!」
とんでもない過激な街の人達だ。
一体いつの時代の人間なのか、よっぽど切羽詰まった状況のせいか、煮詰まっていた感情が爆発している。
(ベルファーの奴、よっぽどのことをしてきたのか? いや、あの感じ、人には興味無いんだろうけどさ。クソッ、これが負の遺産か)
俺は心の中で悪態を付く。
反撃したいのだが、今攻撃すると、本当に、魔王だと言われて揶揄されかねない。
真っ赤に染まった血眼の目が俺のことを畏怖すると、次から次へと石が投げられ、俺はマントで払い落とした。
「少しくらい反撃していいよな? 正当防衛だよな?」
少しビビらせるくらいはしてもいいかもしれない。
俺は魔法を唱えようとする。
その瞬間、俺の顔目掛けて……否、俺の背後に向かって石が飛ぶ。
「ノーコンかよ!」
俺は咄嗟に手を伸ばした。
背後には後ろから俺に石を投げて来る女性がいた。
このままだと女性に当たる。実際、自分に向かって飛んで来た石に、怯えた様子を見せていた。
「きゃっ!」
「このっ、間に合った……けど痛い!」
俺の手は何とか届いた。
マントを翻し、腕を晒すと、石ころを掴む。
おかげで怪我は射せずに済んだのだが、俺の指先から赤い鮮血が飛んだ。
「いっつ、あー、痛い。異世界転移して怪我ってある?」
俺は人差し指を押さえた。
深い傷じゃないけれど、血がドパドパ出る。
絆創膏を張りたいが流石に持っていないので、俺は指を服の中に納めて隠す。
「おい、動きが鈍いぞ。今だ!」
「そうだな。今なら殺せる」
「俺達が勇者になるんだ。魔王は死あるのみ!」
「死ね、魔王は死ねぇ!」
血の気の多い、狂気に駆られた街の人達。
“いい街”だと思っていたが、前言撤回だ。
この街は豊かな分、魔王に侵されて狂っている。
俺は苦汁を舐めさせられると、苛立って皺が寄った。
真っ赤な瞳に見つめられ、鋭いナイフで刺されるよう。
何故か逃げられない雰囲気に支配されると、指を指された。
「お前、あの城に住んでる魔王なのか!」
「違うけど?」
男性に威圧的な言葉を言われた。
けれど俺は速攻で否定する。
別に俺はあの城に住んでいる訳じゃない。一夜寝泊まりさせて貰っただけだ。
「ひったくりを転ばせるなんて、魔王じゃないとできないわ!」
「いやいや、護身術の一つや二つ、学校で習うだろ」
今時義務教育の間で、護身術を習うのは普通だ。
例えば柔道や空手。ダンスが必修になっている時点で、やらないとダメだ。
「それじゃあその格好はなんだ。誰が見ても魔王だろ」
「お前、魔王を見たことがあるのか?」
俺は男性に指を指され、厳しく非難された。
真っ赤な目で訴えられるが、俺は全く気にしない。
なにせ、ベルファーのあの態度。誰も魔王城に足を運んで居ない。
「無いけどよ。如何にも怪しいだろ、お前!」
「俺だって好きでこんな格好をしている訳じゃない」
「じゃあなんでしてるんだよ! 紛らわしい」
「これしかなかったんだよ。本当は普通にTシャツを着ていたんだ」
配信の時、熱が出て服が肌にくっつかないように、Tシャツ一枚で過ごしていた。
けれどいざ異世界転移してみると、魔王の格好をさせられていた。
これが俺の異世界特権だとして、流石に服を没収するのはおかしい筈だ。
そう、俺は被害者だ。
「人のことを、格好だけで判断するなよ」
「う、うるせぇ! その赤い角、炎の魔王の動かる証拠だろ」
「はぁ? プラ板を知らないのか……いや、知らないか」
もはや唖然とするしかなかった。
この角、近くで見れば見る程、プラ板だって分かる。もちろん、この異世界にプラスチックがあるとは思えないのだが。
だが赤いからと言う理由だけで、角の質感も分からないのなら、何を言われても説得力が無い。
「とにかく俺は魔王じゃない」
「だ、黙れよ! 俺を怪我させたのはお前だろ!」
「怪我はしてないだろ?」
「うるさい、うるさいうるさい! お前は魔王だ。みんなそう思ってる筈だ」
「みんなって……少数派な……えっ?」
何故だろう。丼に俺が違うと言っても、誰も聞いてくれない。
完全に右から左に流れていて、俺の言葉を無視する。
固定観念に縛られ過ぎだ。
それになにより、人のことを見た目だけで判断している。
もはや何を言っても聞いてくれそうにないのだが、俺から手を出しても仕方が無い。
とりあえずミュシェルが戻ってくるまで黙っていようと無になるが、足下にコロンと石が転がって来た。
「はっ? なんで石が」
「魔王は出て行け!」
「お前ら、いい加減に……げっ!?」
周囲にいる人達の手には小さいが、先の尖った石が握られていた。
老若男女問わずで、俺に向かって石を投げつける。
「な、なんだよこれ!」
「魔王は殺されて当然なんだよ!」
「魔族なんて全員悪だ!」
「魔王がいるせいで、この街はいつもいつも狙われてんだよ!」
「お前が魔王じゃなくても、その格好と角だけで悪なんだよ! とっとと死ね、死ね死ね!!」
とんでもない過激な街の人達だ。
一体いつの時代の人間なのか、よっぽど切羽詰まった状況のせいか、煮詰まっていた感情が爆発している。
(ベルファーの奴、よっぽどのことをしてきたのか? いや、あの感じ、人には興味無いんだろうけどさ。クソッ、これが負の遺産か)
俺は心の中で悪態を付く。
反撃したいのだが、今攻撃すると、本当に、魔王だと言われて揶揄されかねない。
真っ赤に染まった血眼の目が俺のことを畏怖すると、次から次へと石が投げられ、俺はマントで払い落とした。
「少しくらい反撃していいよな? 正当防衛だよな?」
少しビビらせるくらいはしてもいいかもしれない。
俺は魔法を唱えようとする。
その瞬間、俺の顔目掛けて……否、俺の背後に向かって石が飛ぶ。
「ノーコンかよ!」
俺は咄嗟に手を伸ばした。
背後には後ろから俺に石を投げて来る女性がいた。
このままだと女性に当たる。実際、自分に向かって飛んで来た石に、怯えた様子を見せていた。
「きゃっ!」
「このっ、間に合った……けど痛い!」
俺の手は何とか届いた。
マントを翻し、腕を晒すと、石ころを掴む。
おかげで怪我は射せずに済んだのだが、俺の指先から赤い鮮血が飛んだ。
「いっつ、あー、痛い。異世界転移して怪我ってある?」
俺は人差し指を押さえた。
深い傷じゃないけれど、血がドパドパ出る。
絆創膏を張りたいが流石に持っていないので、俺は指を服の中に納めて隠す。
「おい、動きが鈍いぞ。今だ!」
「そうだな。今なら殺せる」
「俺達が勇者になるんだ。魔王は死あるのみ!」
「死ね、魔王は死ねぇ!」
血の気の多い、狂気に駆られた街の人達。
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この街は豊かな分、魔王に侵されて狂っている。
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