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「あ、う……フェルディナンドさま……」
フィオリーナが見上げると、ほほ笑むフェルディナンドが見えた。そのまま視線を視線をゆっくりと下ろしていくと、フェルディナンドのしっかりと鍛えられた体が目に映る。
割れた腹筋と、左右から下腹部に伸びる線。フィオリーナの体とはまったく違う、たくましい男の体だ。さらに視線を下ろすと、開かされた両脚の間にフェルディナンドの体が押し当てられ、ぴったりとくっついているのが見える。
(私の中に……)
自分の中におさまるフェルディナンドを認識し、フィオリーナの中が軽く締まる。フェルディナンドが短く息を吐いたのが聞こえて、フィオリーナは胸を高鳴らせた。
「フィオ……」
フェルディナンドは上体を倒すと、フィオリーナに唇にそっと口づける。唇が離れ、息がかかるほど近くで見つめ合い、フィオリーナはわずかに笑んだ。
「あ……っ」
フェルディナンドがゆっくりと腰を引き、中に納まっていたものが引いていく。すべてが抜け出てしまう前に、再び腰が押し進められた。
「あぁ……」
フェルディナンドの剛直が中を擦りながら奥を突く。何度も繰り返され、中からじわじわと快感が広がっていき、フィオリーナは恍惚と息を吐いた。
フェルディナンドが唇を重ね、舌を差し出す。快楽にとろけたフィオリーナは自分から舌を絡めた。
「んん……っ」
深い口づけはとても甘く、中を擦り、奥を突く熱に体は快感を覚える。フィオリーナの中はより多くの快感を拾おうとするかのように締まった。するとフェルディナンドが息を呑み、ゆるやかだった動きが少しずつ速くなっていく。
「……っ」
フェルディナンドは上体を起こすと、フィオリーナの腰をつかんだ。抽送は速くなり、肌がぶつかる音が部屋に響く。視界が揺さぶられ、つながったところから強い快感が体を襲い、フィオリーナは切なげに声を上げた。
「ふっ……ぁっ、フェルディナンド、さまっ」
怖いくらいの快感にフィオリーナは両手をさまよわせた。その手がフェルディナンドの固い体に触れる。
「っ、フィオ……っ」
フェルディナンドは荒い息の合間に名を呼んだ。フィオリーナの手を取って軽く口づけると、その手を自身の背に回すように促す。なにも考えられず、フィオリーナは促されるままフェルディナンドの背をつかんだ。
「ぁっ、ん、……っ、あぁっ」
フィオリーナは悲鳴のように声を上げ、フェルディナンドの体を引き寄せた。フェルディナンドはそれに逆らわず、フィオリーナの体に自身の体を寄せる。
「フィオっ」
「んっ……んんっ」
フェルディナンドはフィオリーナに口づけると、彼女の中の奥深くを突いた。くぐもった声をもらしながらフェルディナンドの体にしがみつくように抱きつき、彼の腰に両腿をすり寄せながら絶頂を迎える。びくびくと震えるフィオリーナの中で、フェルディナンドは欲を吐き出した。
フィオリーナの中にあたたかなものが広がっていき、同時に下腹部がかっと熱くなるが、すぐに冷めていく。しばらくそのままがっちりと抱き合っていたが、絶頂の余韻が少し引くと、フィオリーナは慌てて腕を離した。
「もっ、も……申し訳ございません! 私、失礼なことを……!」
フィオリーナは真っ赤になって謝罪する。いままではフェルディナンドに抱きしめられ、逃げられないような状況で絶頂を迎えていた。しかし、いまはまるで自分から求めるかのようにフェルディナンドに抱きついている。そのことが恥ずかしくて顔も合わせられないと、フィオリーナは両手で自分の顔を覆った。
「謝る必要はない。むしろ……」
フェルディナンドはそこで言葉を切り、そのまま沈黙する。気になったフィオリーナは指の合間からフェルディナンドの様子をのぞき見た。口元を片手で覆い、目をそらしているフェルディナンドの頬は赤く、照れているように見える。フィオリーナの視線に気づいたのか、フェルディナンドは少し困ったように眉尻を下げると、言葉の続きを話した。
「……きみに求められたようで、うれしかったよ」
「……うぅ……」
その言葉に、フィオリーナは照れくさくなった。ごまかすように無理やり話を変えようと口を開く。
「あ、あの、呪いは……」
「ああ、そうだったね……」
フェルディナンドはうれしそうな雰囲気から一転し、気落ちしたように小さくため息をついた。フェルディナンドが自身の下腹部に視線を落とし、フィオリーナもそこへと目を向ける。
フェルディナンドの下腹部にある呪いの痕は、欠けていた。フィオリーナが推測した通り、フェルディナンドが彼女の中で吐精することで呪いは弱まるのだろう。
「やはり、呪いはフェルディナンドさまの……」
そこまで言ったところでフィオリーナは口を閉ざした。その様子を不思議に思ったのだろうフェルディナンドが首をかしげる。
いままでまったく意識していなかったフィオリーナは、それをなんの感情もなく事実として口にできた。しかしいまは自分が女であること、フェルディナンドが男であることを意識してしまい、恥ずかしさが込み上げてくる。
「フィオリーナ?」
フィオリーナは続きを求めるようなフェルディナンドから目をそらし、顔を真っ赤に染めながら、聞き取れるか聞き取れないかくらいの小さな声で言葉を続けた。
「フェルディナンドさまの……こ、子種を、私の中に……注いで下さ……」
注いで下されば、呪いは解けるかもしれません。そういいたかったのだが、声はか細くなっていき、フィオリーナは最後まで言い切ることができなかった。中途半端なところで切れてしまったせいで、まるで求めるかのような言葉になっている。フェルディナンドは口元に手を当て、動きを止めていたがーー
「……えっ?」
フィオリーナは異変に気づいて驚きの声をもらした。まだ彼女の中に収まっていたフェルディナンドのものが、再び力を取り戻そうとしている。
「あ、あの、フェルディナンドさま……」
はじめてのことにフィオリーナはどうすればよいのかわからず、戸惑うしかなかった。フェルディナンドは真剣なまなざしでフィオリーナを見つめていて、その視線に息を呑む。
「フィオ……もう少し、つき合ってくれないか」
「へっ? あ、はい!」
その言葉の意味を理解できていないまま、フィオリーナは大きくうなずいた。それを知ってか知らないでか、フェルデイナンドはことを進め始める。
「へ……きゃっ」
フィオリーナはフェルディナンドに抱き上げられ、驚いて彼の体にしがみついた。座った状態のフェルディナンドに跨るような格好になり、その状態を理解できていないうちに揺さぶられ始める。
「あっ……んっ」
向かい合って抱きしめられ、深くまで入れられたまま体を寄せ合って交わる。唇を塞がれ、舌を絡ませ合いながら同時に下から中の奥深くを突き上げられ、フィオリーナはくぐもった声を上げた。
「ん、んぅ……っ」
すでに一度高められた体は簡単に快感を拾ってしまう。フィオリーナは必死にフェルディナンドにしがみつき、体を震わせた。
そのまま抱き合い、何度も口づけられ、奥深くを穿たれる。触れ合うフェルディナンドの引き締まった体は熱く、わずかに汗ばんでいた。
「あっ、あっ……フェルディナンド、さまっ」
フィオリーナはフェルディナンドの背に腕を絡ませ、ぴったりと体を寄せて悲鳴のように声を上げた。びくりと体を震わせながら再び絶頂を迎える。
「っう……」
フィオリーナの中は震え、固く熱い剛直に絡みつく。フェルディナンドは短く息を吐くと、彼女の最奥に剛直を擦りつけ、そのまま吐精した。
フィオリーナが見上げると、ほほ笑むフェルディナンドが見えた。そのまま視線を視線をゆっくりと下ろしていくと、フェルディナンドのしっかりと鍛えられた体が目に映る。
割れた腹筋と、左右から下腹部に伸びる線。フィオリーナの体とはまったく違う、たくましい男の体だ。さらに視線を下ろすと、開かされた両脚の間にフェルディナンドの体が押し当てられ、ぴったりとくっついているのが見える。
(私の中に……)
自分の中におさまるフェルディナンドを認識し、フィオリーナの中が軽く締まる。フェルディナンドが短く息を吐いたのが聞こえて、フィオリーナは胸を高鳴らせた。
「フィオ……」
フェルディナンドは上体を倒すと、フィオリーナに唇にそっと口づける。唇が離れ、息がかかるほど近くで見つめ合い、フィオリーナはわずかに笑んだ。
「あ……っ」
フェルディナンドがゆっくりと腰を引き、中に納まっていたものが引いていく。すべてが抜け出てしまう前に、再び腰が押し進められた。
「あぁ……」
フェルディナンドの剛直が中を擦りながら奥を突く。何度も繰り返され、中からじわじわと快感が広がっていき、フィオリーナは恍惚と息を吐いた。
フェルディナンドが唇を重ね、舌を差し出す。快楽にとろけたフィオリーナは自分から舌を絡めた。
「んん……っ」
深い口づけはとても甘く、中を擦り、奥を突く熱に体は快感を覚える。フィオリーナの中はより多くの快感を拾おうとするかのように締まった。するとフェルディナンドが息を呑み、ゆるやかだった動きが少しずつ速くなっていく。
「……っ」
フェルディナンドは上体を起こすと、フィオリーナの腰をつかんだ。抽送は速くなり、肌がぶつかる音が部屋に響く。視界が揺さぶられ、つながったところから強い快感が体を襲い、フィオリーナは切なげに声を上げた。
「ふっ……ぁっ、フェルディナンド、さまっ」
怖いくらいの快感にフィオリーナは両手をさまよわせた。その手がフェルディナンドの固い体に触れる。
「っ、フィオ……っ」
フェルディナンドは荒い息の合間に名を呼んだ。フィオリーナの手を取って軽く口づけると、その手を自身の背に回すように促す。なにも考えられず、フィオリーナは促されるままフェルディナンドの背をつかんだ。
「ぁっ、ん、……っ、あぁっ」
フィオリーナは悲鳴のように声を上げ、フェルディナンドの体を引き寄せた。フェルディナンドはそれに逆らわず、フィオリーナの体に自身の体を寄せる。
「フィオっ」
「んっ……んんっ」
フェルディナンドはフィオリーナに口づけると、彼女の中の奥深くを突いた。くぐもった声をもらしながらフェルディナンドの体にしがみつくように抱きつき、彼の腰に両腿をすり寄せながら絶頂を迎える。びくびくと震えるフィオリーナの中で、フェルディナンドは欲を吐き出した。
フィオリーナの中にあたたかなものが広がっていき、同時に下腹部がかっと熱くなるが、すぐに冷めていく。しばらくそのままがっちりと抱き合っていたが、絶頂の余韻が少し引くと、フィオリーナは慌てて腕を離した。
「もっ、も……申し訳ございません! 私、失礼なことを……!」
フィオリーナは真っ赤になって謝罪する。いままではフェルディナンドに抱きしめられ、逃げられないような状況で絶頂を迎えていた。しかし、いまはまるで自分から求めるかのようにフェルディナンドに抱きついている。そのことが恥ずかしくて顔も合わせられないと、フィオリーナは両手で自分の顔を覆った。
「謝る必要はない。むしろ……」
フェルディナンドはそこで言葉を切り、そのまま沈黙する。気になったフィオリーナは指の合間からフェルディナンドの様子をのぞき見た。口元を片手で覆い、目をそらしているフェルディナンドの頬は赤く、照れているように見える。フィオリーナの視線に気づいたのか、フェルディナンドは少し困ったように眉尻を下げると、言葉の続きを話した。
「……きみに求められたようで、うれしかったよ」
「……うぅ……」
その言葉に、フィオリーナは照れくさくなった。ごまかすように無理やり話を変えようと口を開く。
「あ、あの、呪いは……」
「ああ、そうだったね……」
フェルディナンドはうれしそうな雰囲気から一転し、気落ちしたように小さくため息をついた。フェルディナンドが自身の下腹部に視線を落とし、フィオリーナもそこへと目を向ける。
フェルディナンドの下腹部にある呪いの痕は、欠けていた。フィオリーナが推測した通り、フェルディナンドが彼女の中で吐精することで呪いは弱まるのだろう。
「やはり、呪いはフェルディナンドさまの……」
そこまで言ったところでフィオリーナは口を閉ざした。その様子を不思議に思ったのだろうフェルディナンドが首をかしげる。
いままでまったく意識していなかったフィオリーナは、それをなんの感情もなく事実として口にできた。しかしいまは自分が女であること、フェルディナンドが男であることを意識してしまい、恥ずかしさが込み上げてくる。
「フィオリーナ?」
フィオリーナは続きを求めるようなフェルディナンドから目をそらし、顔を真っ赤に染めながら、聞き取れるか聞き取れないかくらいの小さな声で言葉を続けた。
「フェルディナンドさまの……こ、子種を、私の中に……注いで下さ……」
注いで下されば、呪いは解けるかもしれません。そういいたかったのだが、声はか細くなっていき、フィオリーナは最後まで言い切ることができなかった。中途半端なところで切れてしまったせいで、まるで求めるかのような言葉になっている。フェルディナンドは口元に手を当て、動きを止めていたがーー
「……えっ?」
フィオリーナは異変に気づいて驚きの声をもらした。まだ彼女の中に収まっていたフェルディナンドのものが、再び力を取り戻そうとしている。
「あ、あの、フェルディナンドさま……」
はじめてのことにフィオリーナはどうすればよいのかわからず、戸惑うしかなかった。フェルディナンドは真剣なまなざしでフィオリーナを見つめていて、その視線に息を呑む。
「フィオ……もう少し、つき合ってくれないか」
「へっ? あ、はい!」
その言葉の意味を理解できていないまま、フィオリーナは大きくうなずいた。それを知ってか知らないでか、フェルデイナンドはことを進め始める。
「へ……きゃっ」
フィオリーナはフェルディナンドに抱き上げられ、驚いて彼の体にしがみついた。座った状態のフェルディナンドに跨るような格好になり、その状態を理解できていないうちに揺さぶられ始める。
「あっ……んっ」
向かい合って抱きしめられ、深くまで入れられたまま体を寄せ合って交わる。唇を塞がれ、舌を絡ませ合いながら同時に下から中の奥深くを突き上げられ、フィオリーナはくぐもった声を上げた。
「ん、んぅ……っ」
すでに一度高められた体は簡単に快感を拾ってしまう。フィオリーナは必死にフェルディナンドにしがみつき、体を震わせた。
そのまま抱き合い、何度も口づけられ、奥深くを穿たれる。触れ合うフェルディナンドの引き締まった体は熱く、わずかに汗ばんでいた。
「あっ、あっ……フェルディナンド、さまっ」
フィオリーナはフェルディナンドの背に腕を絡ませ、ぴったりと体を寄せて悲鳴のように声を上げた。びくりと体を震わせながら再び絶頂を迎える。
「っう……」
フィオリーナの中は震え、固く熱い剛直に絡みつく。フェルディナンドは短く息を吐くと、彼女の最奥に剛直を擦りつけ、そのまま吐精した。
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