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「やだ、リズったらすごい顔」
「リリー、そんな、まさか……」
真っ青なイライザにリリーは軽く首を横に振ると、困ったように笑う。
「ちがうちがう! 私の好みじゃないから」
「そ、う……」
「大体、私は親友の男に手を出すほど、落ちぶれていないのよ」
「そんなつもりじゃ! ……いや、ごめんなさい」
少し怒ったような口調に、イライザは頭を下げる。リリーは本気で怒っていたわけではないようで、すぐに笑って口を開いた。
「あの人、リズのことを考えて私に気を遣ってくれたんでしょう? そこが、いい男だなって思ったのよ」
ミケルは自分の気持ちよりイライザを一番に考え、この場をゆずった。そのことがリリーの琴線に触れたようだ。
「ミケルは本当に……とても、良くしてくれる」
イライザがほんのりと頬を赤く染めてうなずくと、リリーは目に見えてにやける。その表情にぎょっとすると、リリーが一歩詰め寄った。
「あら、のろけ?」
「ちがうっ」
「いいのいいの。むしろ、リズののろけを聞いてみたいわ!」
リリーは打って変わってミケルへの好感を表し、イライザから話を聞き出そうと迫る。その興味津々といった眼差しにたじろぎ、一歩後ろに下がったイライザは視線をさまよわせた。
「結婚を約束したって言っていたわね。どんな風に申し込まれたの?」
「それは私からで……」
「えっ、リズからなの?!」
リリーの驚きように、イライザの顔が赤く染まっていく。イライザもこれまで自ら望んで結婚を考えるようなこともなかったため、自分自身でも驚きだ。
「結婚を考えるくらい好きってことよね。どんなところが好きなの?」
「えっ、それは……いざというときに頼りになる、ところとか……」
「へえ、意外。ほかには?」
「……やさしいところとか」
「うん、とてもやさしそうね! ほかにも、もっとあるでしょう?」
リリーの怒涛の質問攻めに押され、イライザはすなおに答える。リリーの猛攻は止まらず、言葉に詰まり、顔を真っ赤にして両手で覆ったイライザはか細い声でつぶやいた。
「私、なんかを……かわいいと、言って……くれるから……」
イライザはそこまで言い終えると、耳まで赤くなってうつむく。リリーは驚きに目を見開き、すぐににやにやと口元をゆるめて何度もうなずいた。
「……彼、見る目あるじゃない! うんうん。リズはかわいいものね!」
初々しいイライザの反応にリリーは同意した。両手で覆ったまま、顔を上げられないイライザは何度も首を横に振る。
「私がかわいいなんて、そんなこと……」
「あるのよ。少なくとも、彼や私にとってはかわいいんだから」
リリーが力強く言い切ると、イライザは恐る恐る顔を上げる。その表情は真面目なもので、決して冗談や嘲りではないことがわかった。
なにより、親友の言葉だ。それを疑うなど、イライザには考えられない。
「本当にいい男、連れて帰ってきたわね!」
「……うん」
満面の笑みを浮かべるリリーに、イライザも顔を赤くしたまま小さく笑った。かわいさにおいては相変わらず自分に自信のないイライザだが、好意を持つ恋人と親友の言葉は気恥ずかしくもうれしいものだ。
「それにしても、結婚を約束した……って、随分思い切ったのね」
「ミケルは王都住まいだったから。私のわがままでこちらに来てもらうから、責任は取らなきゃ」
「真面目ねぇ。……でも、それだけじゃないんでしょう?」
そう言ってにやりと笑うリリーは、家族の次に長い時間をともにした親友だ。隠しごとなどできるはずもなく、少しうつむいたイライザは小さな声で答える。
「……ミケルは、魅力的でしょう? 」
見目美しく、人当たりもよく、相手をよろこばせることに長けている。老若男女問わず、とても魅力的に見えるだろう。初めは警戒していたリリーも、いまではこの通りだ。
「結婚しておけば、しっかり捕まえていられるものね」
この国ではよほどの理由がない限り、離縁は許されていない。婚姻というつながりがあれば、少しは安心できるというものだ。
「リズにもちゃんと、独占欲があるのね!」
「……否定できない」
片手で目元を押さえるイライザと、楽しげに笑うリリー。そのまま話し込んでいた二人だが、空の色が暗くなり始めたのが見えて慌てて話を中断した。
「ごめん、リズ。つい話し込んじゃった!」
「私も、遅くまでごめんね」
リリーの自宅はさほど離れておらず、いまから帰路につけば暗くなりきる前には戻れるだろう。イライザは見送ろうとしたが、リリーは首を横に振って断り、勢いよく抱きつく。
「本当に……無事にかえってきてくれて、よかった」
「リリー……ありがとう」
イライザが抱き返すと、リリーはぎゅうぎゅうと抱きついた。満足したのか、離れたリリーは小さく笑う。
「それに、リズと恋話ができて……すっごく楽しかった!」
「……恋?」
イライザは驚いたように目を丸くし、ぽつりとつぶやいた。まるで自覚のないその様子に、リリーは腰に両手を当てて呆れたようにため息をつく。
「なに? その反応」
「言われてみれば、恋……なんだなって」
「ふふっ、リズは真面目すぎるから、責任取って結婚! って思ってばっかりだったんでしょう」
ぐうの音も出ないほどに言い当てられ、イライザは閉口する。感謝してもしきれないほどの恩を受け、ミケルの想いに応えなければ、応えるからには責任を取らなければという気持ちばかりが先行していた。
「責任とか先のこととか、しっかり考えるのはリズのいいところだけど……恋人同士の時間も、楽しみなさいね」
そう言い残し、大きく手を振ったリリーは急ぎ足で帰路についた。イライザはその場にとどまってリリーを見送る。その背が見えなくなると、イライザはゆっくりと邸宅の中に戻った。
「イライザさま」
戻ってすぐに、メイドがイライザに声をかける。イライザが屋敷を構えた時から世話になっているメイド、マーガレットだ。
「マーガレット、客人……ミケルは?」
「お部屋で休まれています。食事はイライザさまをお待ちするとのことでしたので、まだされておられません」
「では、食事の用意を。すぐに二人で向かいます」
「かしこまりました」
イライザは足早で客室に向かう。すぐに部屋の前までたどりつき、扉を軽くノックすると、返事よりも先に扉が開かれた。
「リズ、きてくれたんだね」
ミケルが笑みを浮かべて出迎える。その目が自分だけを映し、その笑みが自分だけに向けられていることに、イライザはうれしさと満足感を得ていた。
「ミケル。いきなり扉を開けるのは、無用心だと思う」
「ふふ、ちゃんとリズだってわかっていたから」
ミケルはそのまま部屋から出ると、イライザを抱き寄せて頬に軽く口づけた。
「待たせてごめんなさい」
「ううん。少し疲れていたから、休ませてくれてありがとう」
ミケルはおだやかな笑みを浮かべている。恩着せがましくすることもなく、あの場で身を引き、リリーとの時間を譲ってくれたミケルの心遣いに、イライザはとても感謝していた。
「休めたのならよかった。これから一緒に食事しましょう」
「よろこんで」
ミケルはほほ笑み、イライザの隣に立つ。そのまま腕を組むと、二人は並んで食堂へと向かった。
食事は終始和やかな雰囲気で進んでいった。王都を出てからの旅路、公爵領に入ってからの景色など、見て感じたことを楽しげに語るミケルにイライザもつられて笑い、楽しみを共有する。そうして食事を終えたところで、イライザは少し緊張した面持ちで切り出した。
「リリー、そんな、まさか……」
真っ青なイライザにリリーは軽く首を横に振ると、困ったように笑う。
「ちがうちがう! 私の好みじゃないから」
「そ、う……」
「大体、私は親友の男に手を出すほど、落ちぶれていないのよ」
「そんなつもりじゃ! ……いや、ごめんなさい」
少し怒ったような口調に、イライザは頭を下げる。リリーは本気で怒っていたわけではないようで、すぐに笑って口を開いた。
「あの人、リズのことを考えて私に気を遣ってくれたんでしょう? そこが、いい男だなって思ったのよ」
ミケルは自分の気持ちよりイライザを一番に考え、この場をゆずった。そのことがリリーの琴線に触れたようだ。
「ミケルは本当に……とても、良くしてくれる」
イライザがほんのりと頬を赤く染めてうなずくと、リリーは目に見えてにやける。その表情にぎょっとすると、リリーが一歩詰め寄った。
「あら、のろけ?」
「ちがうっ」
「いいのいいの。むしろ、リズののろけを聞いてみたいわ!」
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「結婚を約束したって言っていたわね。どんな風に申し込まれたの?」
「それは私からで……」
「えっ、リズからなの?!」
リリーの驚きように、イライザの顔が赤く染まっていく。イライザもこれまで自ら望んで結婚を考えるようなこともなかったため、自分自身でも驚きだ。
「結婚を考えるくらい好きってことよね。どんなところが好きなの?」
「えっ、それは……いざというときに頼りになる、ところとか……」
「へえ、意外。ほかには?」
「……やさしいところとか」
「うん、とてもやさしそうね! ほかにも、もっとあるでしょう?」
リリーの怒涛の質問攻めに押され、イライザはすなおに答える。リリーの猛攻は止まらず、言葉に詰まり、顔を真っ赤にして両手で覆ったイライザはか細い声でつぶやいた。
「私、なんかを……かわいいと、言って……くれるから……」
イライザはそこまで言い終えると、耳まで赤くなってうつむく。リリーは驚きに目を見開き、すぐににやにやと口元をゆるめて何度もうなずいた。
「……彼、見る目あるじゃない! うんうん。リズはかわいいものね!」
初々しいイライザの反応にリリーは同意した。両手で覆ったまま、顔を上げられないイライザは何度も首を横に振る。
「私がかわいいなんて、そんなこと……」
「あるのよ。少なくとも、彼や私にとってはかわいいんだから」
リリーが力強く言い切ると、イライザは恐る恐る顔を上げる。その表情は真面目なもので、決して冗談や嘲りではないことがわかった。
なにより、親友の言葉だ。それを疑うなど、イライザには考えられない。
「本当にいい男、連れて帰ってきたわね!」
「……うん」
満面の笑みを浮かべるリリーに、イライザも顔を赤くしたまま小さく笑った。かわいさにおいては相変わらず自分に自信のないイライザだが、好意を持つ恋人と親友の言葉は気恥ずかしくもうれしいものだ。
「それにしても、結婚を約束した……って、随分思い切ったのね」
「ミケルは王都住まいだったから。私のわがままでこちらに来てもらうから、責任は取らなきゃ」
「真面目ねぇ。……でも、それだけじゃないんでしょう?」
そう言ってにやりと笑うリリーは、家族の次に長い時間をともにした親友だ。隠しごとなどできるはずもなく、少しうつむいたイライザは小さな声で答える。
「……ミケルは、魅力的でしょう? 」
見目美しく、人当たりもよく、相手をよろこばせることに長けている。老若男女問わず、とても魅力的に見えるだろう。初めは警戒していたリリーも、いまではこの通りだ。
「結婚しておけば、しっかり捕まえていられるものね」
この国ではよほどの理由がない限り、離縁は許されていない。婚姻というつながりがあれば、少しは安心できるというものだ。
「リズにもちゃんと、独占欲があるのね!」
「……否定できない」
片手で目元を押さえるイライザと、楽しげに笑うリリー。そのまま話し込んでいた二人だが、空の色が暗くなり始めたのが見えて慌てて話を中断した。
「ごめん、リズ。つい話し込んじゃった!」
「私も、遅くまでごめんね」
リリーの自宅はさほど離れておらず、いまから帰路につけば暗くなりきる前には戻れるだろう。イライザは見送ろうとしたが、リリーは首を横に振って断り、勢いよく抱きつく。
「本当に……無事にかえってきてくれて、よかった」
「リリー……ありがとう」
イライザが抱き返すと、リリーはぎゅうぎゅうと抱きついた。満足したのか、離れたリリーは小さく笑う。
「それに、リズと恋話ができて……すっごく楽しかった!」
「……恋?」
イライザは驚いたように目を丸くし、ぽつりとつぶやいた。まるで自覚のないその様子に、リリーは腰に両手を当てて呆れたようにため息をつく。
「なに? その反応」
「言われてみれば、恋……なんだなって」
「ふふっ、リズは真面目すぎるから、責任取って結婚! って思ってばっかりだったんでしょう」
ぐうの音も出ないほどに言い当てられ、イライザは閉口する。感謝してもしきれないほどの恩を受け、ミケルの想いに応えなければ、応えるからには責任を取らなければという気持ちばかりが先行していた。
「責任とか先のこととか、しっかり考えるのはリズのいいところだけど……恋人同士の時間も、楽しみなさいね」
そう言い残し、大きく手を振ったリリーは急ぎ足で帰路についた。イライザはその場にとどまってリリーを見送る。その背が見えなくなると、イライザはゆっくりと邸宅の中に戻った。
「イライザさま」
戻ってすぐに、メイドがイライザに声をかける。イライザが屋敷を構えた時から世話になっているメイド、マーガレットだ。
「マーガレット、客人……ミケルは?」
「お部屋で休まれています。食事はイライザさまをお待ちするとのことでしたので、まだされておられません」
「では、食事の用意を。すぐに二人で向かいます」
「かしこまりました」
イライザは足早で客室に向かう。すぐに部屋の前までたどりつき、扉を軽くノックすると、返事よりも先に扉が開かれた。
「リズ、きてくれたんだね」
ミケルが笑みを浮かべて出迎える。その目が自分だけを映し、その笑みが自分だけに向けられていることに、イライザはうれしさと満足感を得ていた。
「ミケル。いきなり扉を開けるのは、無用心だと思う」
「ふふ、ちゃんとリズだってわかっていたから」
ミケルはそのまま部屋から出ると、イライザを抱き寄せて頬に軽く口づけた。
「待たせてごめんなさい」
「ううん。少し疲れていたから、休ませてくれてありがとう」
ミケルはおだやかな笑みを浮かべている。恩着せがましくすることもなく、あの場で身を引き、リリーとの時間を譲ってくれたミケルの心遣いに、イライザはとても感謝していた。
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食事は終始和やかな雰囲気で進んでいった。王都を出てからの旅路、公爵領に入ってからの景色など、見て感じたことを楽しげに語るミケルにイライザもつられて笑い、楽しみを共有する。そうして食事を終えたところで、イライザは少し緊張した面持ちで切り出した。
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