いまは亡き公国の謳
ロレーヌ公国公爵の庶子ジェルメーヌとステファーヌは双子の公女だ。
1723年6月。公国の嫡男だったレオポール公子が病死する。
レオポールの弟であるフランソワが嫡男となるはずだったが、フランス王家の血を引くフランソワが家督を継ぐことに反対している家臣がいた。彼らは庶子であるステファーヌが男であるという秘密をジェルメーヌたちの母親から聞き出しており、フランソワとステファーヌのすり替えを目論んでいた――。
のちにハプスブルク家の全盛期を築くマリア・テレジアの夫となるフランツ・シュテファンを巡る、歴史の裏で繰り広げられるロレーヌ公国の跡継ぎ争いと、暗躍するプロイセン王国の物語。
1723年6月。公国の嫡男だったレオポール公子が病死する。
レオポールの弟であるフランソワが嫡男となるはずだったが、フランス王家の血を引くフランソワが家督を継ぐことに反対している家臣がいた。彼らは庶子であるステファーヌが男であるという秘密をジェルメーヌたちの母親から聞き出しており、フランソワとステファーヌのすり替えを目論んでいた――。
のちにハプスブルク家の全盛期を築くマリア・テレジアの夫となるフランツ・シュテファンを巡る、歴史の裏で繰り広げられるロレーヌ公国の跡継ぎ争いと、暗躍するプロイセン王国の物語。
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退会済ユーザのコメントです
ふぃるさん、感想ありがとうございます!
この作品を気に入っていただけてとても嬉しいです。
西洋史の超有名人たちが登場するものの、彼らが活躍するすこし前の時代を舞台にしていますが、欧州の国々の利権争いの裏でこんなことがあったかもしれないという物語として書きました。
史実の中に歴史に名を残していない人々の存在を想像するという作業が面白いので好きです。
最後まで楽しんでいただければ嬉しいです。
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