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第4章
観光~アイテムボックスでハルアン蹂躙~
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「さて、観光しますか」
この国は図書館とギルドと奴隷舘ぐらいしか知らない。あと飯食うとこくらいかな? つい一週間くらい前に魔族と戦争していたこの国に魔族であるレヴと出歩く気は無く、そして従者にしたこの国の姫さんとも出歩け無い俺は一人でぶらつくことにした。
「へい! そこのにいさん! うちの店見てってよ!」
俺は今、観光ガイドブックを広げながらこの街の活気のある市場に来ている。そしてそこの一画の客引きのねーちゃんに声を掛けられた状況だ。
露店か……。まぁ、ちょっと見てくか。
「らっしゃい! うちは観光客向けのこの街近くのダンジョン産の物を扱ってるよ! もちろん武器もね。これなんかどうだい? こいつはツィオークダンジョンにあるツィオーク鉱石で作られた剥ぎ取り用ダガーだ。……お客さん、見たところ今日は武器持ってないようだけどその格好、冒険者なんでしょ? ならこいつを一本どうだい? 他にも買ってくれるんなら少しはまけたげるよ!」
ふーん。俺はいらないけどレヴとルアはいるかな? いや、どっちもいらないだろうけど観光客らしく買ってこう。
「二本くれ」
「はい、まいどー!」
「この街のオススメ観光地ってどこだ?」
「このサルス市場とコロシアムと……あ! コロシアムは今はやってないか。戦争が休戦? 停戦? 中だからねー。あと他は温泉かなー。西区にあるよー」
「ああ、ありがとう」
ふーん。温泉、温泉か……。温泉なんてあったのかー!! よし、行ってみよう。知らなかった。
それよりも魔族との戦争中つってもここ以外に逃げるとこなけりゃ街の中にいる人達には関係ないのか? いや、違う。あんまりこの国に居着くつもりはなかったからたいして気にしてなかったけどこの前までこの国の近くまで魔王軍がいたんだぞ? にも関わらず観光人がいても変に思われなければ普通に店もやってる。コロシアムは戦える人がいるなら外で魔王軍と戦ってもらうってとこかな?
で、街の人たちは結構明るい様子っておかしいな。考えられるとすれば魔王軍におされているわけではなく何か理由があってここまでおびき寄せたか、魔王軍がこの街に入れない理由か対抗手段が──……。
「さあ! ハルアン君、蹂躙したまえ。この国が元凶! この街の人が元凶! 一人残らず殺すのです!」
「ぁ、あぅ……」
俺は温泉街に向かう途中、近道かと思って入った人気の少ない裏路地になんか物騒なことを叫んでる女性とそれを聞いてるまともに言葉も発せなず目がイッてる男がいた。あ、目があった。
「ん? ちょうどいい。ハルアン君、まずは一人目です。さぁ! そこの人間をやりなさい! そしてそのまま街の人間を皆殺しにするのです!!」
「ぅ、うが……。ガッ!! ァアアガ!」
俺は飛びかかってきたハルアンと呼ばれた男をアイテムボックスで殺す。もちろん死体は瞬時に収納する。血が服に着くから。
「は?」
物騒な命令を出した女性は一瞬の出来事過ぎてどうやら理解出来なかったらしい。
この国は図書館とギルドと奴隷舘ぐらいしか知らない。あと飯食うとこくらいかな? つい一週間くらい前に魔族と戦争していたこの国に魔族であるレヴと出歩く気は無く、そして従者にしたこの国の姫さんとも出歩け無い俺は一人でぶらつくことにした。
「へい! そこのにいさん! うちの店見てってよ!」
俺は今、観光ガイドブックを広げながらこの街の活気のある市場に来ている。そしてそこの一画の客引きのねーちゃんに声を掛けられた状況だ。
露店か……。まぁ、ちょっと見てくか。
「らっしゃい! うちは観光客向けのこの街近くのダンジョン産の物を扱ってるよ! もちろん武器もね。これなんかどうだい? こいつはツィオークダンジョンにあるツィオーク鉱石で作られた剥ぎ取り用ダガーだ。……お客さん、見たところ今日は武器持ってないようだけどその格好、冒険者なんでしょ? ならこいつを一本どうだい? 他にも買ってくれるんなら少しはまけたげるよ!」
ふーん。俺はいらないけどレヴとルアはいるかな? いや、どっちもいらないだろうけど観光客らしく買ってこう。
「二本くれ」
「はい、まいどー!」
「この街のオススメ観光地ってどこだ?」
「このサルス市場とコロシアムと……あ! コロシアムは今はやってないか。戦争が休戦? 停戦? 中だからねー。あと他は温泉かなー。西区にあるよー」
「ああ、ありがとう」
ふーん。温泉、温泉か……。温泉なんてあったのかー!! よし、行ってみよう。知らなかった。
それよりも魔族との戦争中つってもここ以外に逃げるとこなけりゃ街の中にいる人達には関係ないのか? いや、違う。あんまりこの国に居着くつもりはなかったからたいして気にしてなかったけどこの前までこの国の近くまで魔王軍がいたんだぞ? にも関わらず観光人がいても変に思われなければ普通に店もやってる。コロシアムは戦える人がいるなら外で魔王軍と戦ってもらうってとこかな?
で、街の人たちは結構明るい様子っておかしいな。考えられるとすれば魔王軍におされているわけではなく何か理由があってここまでおびき寄せたか、魔王軍がこの街に入れない理由か対抗手段が──……。
「さあ! ハルアン君、蹂躙したまえ。この国が元凶! この街の人が元凶! 一人残らず殺すのです!」
「ぁ、あぅ……」
俺は温泉街に向かう途中、近道かと思って入った人気の少ない裏路地になんか物騒なことを叫んでる女性とそれを聞いてるまともに言葉も発せなず目がイッてる男がいた。あ、目があった。
「ん? ちょうどいい。ハルアン君、まずは一人目です。さぁ! そこの人間をやりなさい! そしてそのまま街の人間を皆殺しにするのです!!」
「ぅ、うが……。ガッ!! ァアアガ!」
俺は飛びかかってきたハルアンと呼ばれた男をアイテムボックスで殺す。もちろん死体は瞬時に収納する。血が服に着くから。
「は?」
物騒な命令を出した女性は一瞬の出来事過ぎてどうやら理解出来なかったらしい。
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