僕は肉便器 ~皮をめくってなかをさわって~ 【童貞新入社員はこうして開発されました】

ヤミイ

文字の大きさ
332 / 335

332

しおりを挟む
「そろそろ行くかね」

 上座の老人が言うと、傍らに立っていた秘書らしきスーツ姿の男がテーブルの端のスイッチを押した。

 ウィーン。

 かすかな金属音とともに、U字型テーブルの中央に、ベッドがせり上がってきた。

 僕は心の中で苦笑を禁じ得なかった。

 なんだ、この設備は。

 まるで、うちの社の重役室そのものじゃないか。

 そうなのだ。

 会議用テーブルの間に浮かび上がる寝台。

 これは、わが社の重役室に密かに設えられた、肉便器用の特殊な設備なのである。

「君の雇い主から『是非に』と申し出があってね、設備費も出してくれたから、うちもこうすることにしたんだよ」

 目が合うと、白いひげを撫でながら、柔和な表情で老人が言った。

「これなら、部屋を汚さずに君の躰を思う存分堪能できる」

「ありがとうございます」

 僕は四つん這いのまま頭を下げると、這うようにして中央のベッドのほうへと進んだ。

 シーツの上に横になり、天井を向く。

 さんざん触られただけあって、ようやくペニスは勃起状態を迎えていた。

 熟れたてのバナナのひと房のように、重みで臍の穴にめり込みそうなほど、反り返っている。

 乳首も同様だった。

 ツンツンに尖った一対の肉芽は、普段から乳首吸引器で育てているせいで、痩せた胸板に不似合いなほど目立つ。

 重役たちが背広を脱ぎ始めた。

 ネクタイを外し、上はカッターシャツ一枚になると、テーブルの内側に入り、ベッドを取り囲んだ。

 10人の手が伸びる。

 100本の指が、同時に僕の裸体をまさぐり始めた。

 いくつもの顔が近づき、突き出された舌が両側から僕のむき出しの脇腹や腋の下を舐め出した。

「あああ…」

 思わず感じてしまい、腰を浮かせると、睾丸を揉まれると同時に、肛門にも別の指が侵入してきた。

 くちゅくちゅくちゅ・・・。

 ピストン運動で指に吸いつく肛門が粘膜の音を立て始める。

「くううん・・・」

 わざと唇を半開きにして甘い吐息を漏らしてやると、待ってましたとばかりにかわるがわるキスをされ、次に舌を吸われて、更に両耳の耳朶を甘噛みされた。

「ああん…」

 身も世もあらぬといった悩まし気な表情を顔に浮かべ、切なげに身悶えする僕。

 とー。

 いきなり髪をつかまれ、乱暴に横を向かされた口に、アンモニアの臭いのする熱い棒を無理やりねじ込まれた。

 ちゅばっ! ちゅばっ!

 口いっぱいに詰め込まれた固い肉の棒を、反射的にしゃぶってしまう僕。

 そのご褒美とでもいうかのようにー。

 ブリッジみたいにもたげた腰の中心からそそり立つ僕の勃起ペニスに、複数の手がいやらしくまといつく。

 きつく握られ、上下運動が始まったかと思うと、亀頭の頭を別の手のひらにこねるようにして撫で回された。

「はううっ」

 危うくイキそうになり、奥歯を食いしばって耐える。

 まだまだだ。

 この程度で逝っちゃダメ。

 なんせ僕のこの躰には、社運がかかっているのだからー。

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

機械に吊るされ男は容赦無く弄ばれる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

無慈悲な機械は逃げる穴を執拗に追いかける

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

寮生活のイジメ【社会人版】

ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説 【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】 全四話 毎週日曜日の正午に一話ずつ公開

処理中です...