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1章 異世界へ
『ココナツ村』での依頼
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すき焼きを食べ終え、片付けも終わる。
「すき焼き、ありがとうございました!」
「いえいえ!旅の道中は私がご飯を用意するから、食べたいものがあったら遠慮なく言ってね!」
「こ、これからもカナデさんのご飯を食べていいのですか!?」
「もちろんっ!あ、お金も取らないから安心して!私とお兄ちゃんがミナミちゃんのご飯代も出すから!」
「何から何までありがとうございます!」
ミナミが頭を下げてお礼を言う。
「じゃあ俺は見張りをするから2人は馬車で寝てていいぞ。朝になったら起こすから」
「……本当にいいの?私も見張りを手伝うけど……」
「戦場にいた頃は寝ずに走り回ってたからな。数日くらい寝なくても問題はない」
「……じゃあお言葉に甘えるね。ありがと、お兄ちゃん」
「ありがとうございます、アキトさん」
「あぁ。おやすみ」
カナデとミナミが馬車の中に入る。
「女の子に見張りをさせるなんて男がすたるからな。これくらい身体を張らないと」
そんなことを呟きながら俺は夜を過ごした。
馬車に乗ってちょうど1週間。
「お兄ちゃん、着いたよ」
「ふぁぁ~、もう着いたのか」
さすがに1週間寝ずに過ごすことは無理だったので、日中に睡眠を取るようになっており、カナデの言葉に起き上がる。
「グッスリ眠ってましたね。カナデさんの膝枕は寝心地抜群でしたか?」
「あぁ。兄をダメにするほど素晴らしい寝心地だったよ」
「お兄ちゃんならいつでも私の太ももを使っていいからね!」
そう言って嬉しそうな笑顔を見せる。
「ありがとう、カナデ」
そんなカナデを微笑ましく思い、感謝を込めて頭を撫でる。
「えへへ~」
「……この2人、恋人並みにイチャイチャしますね。もう慣れましたけど」
ミナミが小さな声で何かを呟くが、上手く聞き取れない。
「じゃあ早速挨拶に行くか。依頼主は確か……」
「シャルさんだね!」
「よし。ならまずはシャルさんのところに行こうか。ミナミはどうする?」
「ウチも一緒に行きます!まぁ、付いて行ったところで何も役には立ちませんが」
「そんなことないよ!ミナミちゃん可愛いもん!」
「邪魔にはならないから付いてきて問題ないぞ」
「ありがとうございます!」
とのことで依頼主であるシャルさんのところへ向かった。
『ココナツ村』に着いた俺たちは、熊退治の依頼を受けた冒険者であることを村人たちに伝える。
そのため必然的に冒険者カードを見せ、Eランク冒険者であることを教えることになったが、村人たちはEランクの俺たちでも丁重にもてなしてくれた。
今はシャルさんが到着するまでの間、客人用の部屋で待機している。
「優しいね!ここの人たち!」
「あぁ。本来ならEランク冒険者が来たことにガッカリしてもおかしくないのに」
優しい村人たちと交流したことで、俺たちはこの村が好きになった。
「お待たせしました。私がこの村の代表であるシャル•アンバーです」
そんな会話をしていると1人の女性が部屋に入る。
見た目からして20代前半と若く、薄い紫色の髪を腰まで伸ばした美女。
依頼主であるシャルさんが俺たちと同世代だということに驚きつつ、俺たち3人はシャルさんへ自己紹介をする。
「長旅お疲れ様でした。滞在中はこの部屋をご自由にお使いください。あ、男性と女性で別れた方がいいですよね。後でもう一部屋準備させていただきます」
「お気遣いありがとうございます」
カナデとの同部屋は問題ないがミナミとの同部屋は困るため、頭を下げて礼を言い、話を進める。
「それで現状はどうなってますか?」
「はい。熊が村を襲うことは今のところありませんが、村の周囲を熊が徘徊しています」
この情報は俺の索敵スキルで感知している。
ちなみにこの村に来る時は賢者スキルを利用し、熊が居ない道を選んだため、出会うことはなかった。
「なので村から一歩も出られず、備蓄の食材だけで食い繋いでいました」
この辺りには動物や植物、魚などが生息しており、村から出て食材を集めていたらしいが、ここ最近は外に出られず食料品が底をつきかけているようだ。
「熊の数が多すぎますね。100体以上はいますよ」
索敵スキルと賢者スキルで周囲を確認した俺がシャルさんに伝える。
「も、もしかして索敵スキルをお持ちなのですか?」
「はい。なので村から出なかったのは正解ですよ」
そう言って詳しく熊の位置を教える。
「お、多いですね」
「いつ頃から熊が増えましたか?」
「3週間前からです。何処を見ても熊が現れるようになり、怪我人も出るほどとなりました。なので3週間は村から出てません」
熊が増えてからすぐに村を出て冒険者ギルドへ依頼を行ったようだが、依頼を受けたのはシャルさんが冒険者ギルドに依頼してから1週間後。
そして1週間かけて『ココナツ村』に来たため、熊が出現してから3週間ほど時間が経っている。
(俺たちがもっと速く冒険者ランクを上げていれば、シャルさんたちが3週間も苦しむことはなかった)
そう思うと申し訳なく思ってしまう。
「ふふっ。そんな顔をしないでください。誰もアキトさんたちを責めていませんので」
どうやら俺たちは申し訳なさそうな顔をしていたようで、シャルさんが笑ってくれる。
「でも、ようやく熊からの恐怖に怯えずに済みます」
シャルさんの目にはうっすらと涙が出ており、今までの苦労が伝わってくる。
口には出してないが、冒険者ギルドに依頼を出して3週間後に冒険者が到着するとは思わなかったと思う。
そんな様子を見て俺とカナデは頷きあう。
「お兄ちゃん。一匹残らず熊肉にしてあげようね」
「そうだな」
そう言って俺たちは立ち上がる。
「ちょっと熊を100頭ほど倒してきます」
「えっ!先程到着されたばかりですよ!?今日くらいは休まれても……」
「大丈夫ですよ。熊100頭くらい30分もあれば終わりますから」
「ミナミちゃんはここで休んでてね」
「分かりました!お気をつけて!」
ミナミが俺たちを送り出す。
その様子を見て、シャルさんが俺たちに頭を下げる。
「アキトさん、カナデさん。村を守ってください」
「「任せてください!」」
そう答えて俺たちは部屋を出た。
「すき焼き、ありがとうございました!」
「いえいえ!旅の道中は私がご飯を用意するから、食べたいものがあったら遠慮なく言ってね!」
「こ、これからもカナデさんのご飯を食べていいのですか!?」
「もちろんっ!あ、お金も取らないから安心して!私とお兄ちゃんがミナミちゃんのご飯代も出すから!」
「何から何までありがとうございます!」
ミナミが頭を下げてお礼を言う。
「じゃあ俺は見張りをするから2人は馬車で寝てていいぞ。朝になったら起こすから」
「……本当にいいの?私も見張りを手伝うけど……」
「戦場にいた頃は寝ずに走り回ってたからな。数日くらい寝なくても問題はない」
「……じゃあお言葉に甘えるね。ありがと、お兄ちゃん」
「ありがとうございます、アキトさん」
「あぁ。おやすみ」
カナデとミナミが馬車の中に入る。
「女の子に見張りをさせるなんて男がすたるからな。これくらい身体を張らないと」
そんなことを呟きながら俺は夜を過ごした。
馬車に乗ってちょうど1週間。
「お兄ちゃん、着いたよ」
「ふぁぁ~、もう着いたのか」
さすがに1週間寝ずに過ごすことは無理だったので、日中に睡眠を取るようになっており、カナデの言葉に起き上がる。
「グッスリ眠ってましたね。カナデさんの膝枕は寝心地抜群でしたか?」
「あぁ。兄をダメにするほど素晴らしい寝心地だったよ」
「お兄ちゃんならいつでも私の太ももを使っていいからね!」
そう言って嬉しそうな笑顔を見せる。
「ありがとう、カナデ」
そんなカナデを微笑ましく思い、感謝を込めて頭を撫でる。
「えへへ~」
「……この2人、恋人並みにイチャイチャしますね。もう慣れましたけど」
ミナミが小さな声で何かを呟くが、上手く聞き取れない。
「じゃあ早速挨拶に行くか。依頼主は確か……」
「シャルさんだね!」
「よし。ならまずはシャルさんのところに行こうか。ミナミはどうする?」
「ウチも一緒に行きます!まぁ、付いて行ったところで何も役には立ちませんが」
「そんなことないよ!ミナミちゃん可愛いもん!」
「邪魔にはならないから付いてきて問題ないぞ」
「ありがとうございます!」
とのことで依頼主であるシャルさんのところへ向かった。
『ココナツ村』に着いた俺たちは、熊退治の依頼を受けた冒険者であることを村人たちに伝える。
そのため必然的に冒険者カードを見せ、Eランク冒険者であることを教えることになったが、村人たちはEランクの俺たちでも丁重にもてなしてくれた。
今はシャルさんが到着するまでの間、客人用の部屋で待機している。
「優しいね!ここの人たち!」
「あぁ。本来ならEランク冒険者が来たことにガッカリしてもおかしくないのに」
優しい村人たちと交流したことで、俺たちはこの村が好きになった。
「お待たせしました。私がこの村の代表であるシャル•アンバーです」
そんな会話をしていると1人の女性が部屋に入る。
見た目からして20代前半と若く、薄い紫色の髪を腰まで伸ばした美女。
依頼主であるシャルさんが俺たちと同世代だということに驚きつつ、俺たち3人はシャルさんへ自己紹介をする。
「長旅お疲れ様でした。滞在中はこの部屋をご自由にお使いください。あ、男性と女性で別れた方がいいですよね。後でもう一部屋準備させていただきます」
「お気遣いありがとうございます」
カナデとの同部屋は問題ないがミナミとの同部屋は困るため、頭を下げて礼を言い、話を進める。
「それで現状はどうなってますか?」
「はい。熊が村を襲うことは今のところありませんが、村の周囲を熊が徘徊しています」
この情報は俺の索敵スキルで感知している。
ちなみにこの村に来る時は賢者スキルを利用し、熊が居ない道を選んだため、出会うことはなかった。
「なので村から一歩も出られず、備蓄の食材だけで食い繋いでいました」
この辺りには動物や植物、魚などが生息しており、村から出て食材を集めていたらしいが、ここ最近は外に出られず食料品が底をつきかけているようだ。
「熊の数が多すぎますね。100体以上はいますよ」
索敵スキルと賢者スキルで周囲を確認した俺がシャルさんに伝える。
「も、もしかして索敵スキルをお持ちなのですか?」
「はい。なので村から出なかったのは正解ですよ」
そう言って詳しく熊の位置を教える。
「お、多いですね」
「いつ頃から熊が増えましたか?」
「3週間前からです。何処を見ても熊が現れるようになり、怪我人も出るほどとなりました。なので3週間は村から出てません」
熊が増えてからすぐに村を出て冒険者ギルドへ依頼を行ったようだが、依頼を受けたのはシャルさんが冒険者ギルドに依頼してから1週間後。
そして1週間かけて『ココナツ村』に来たため、熊が出現してから3週間ほど時間が経っている。
(俺たちがもっと速く冒険者ランクを上げていれば、シャルさんたちが3週間も苦しむことはなかった)
そう思うと申し訳なく思ってしまう。
「ふふっ。そんな顔をしないでください。誰もアキトさんたちを責めていませんので」
どうやら俺たちは申し訳なさそうな顔をしていたようで、シャルさんが笑ってくれる。
「でも、ようやく熊からの恐怖に怯えずに済みます」
シャルさんの目にはうっすらと涙が出ており、今までの苦労が伝わってくる。
口には出してないが、冒険者ギルドに依頼を出して3週間後に冒険者が到着するとは思わなかったと思う。
そんな様子を見て俺とカナデは頷きあう。
「お兄ちゃん。一匹残らず熊肉にしてあげようね」
「そうだな」
そう言って俺たちは立ち上がる。
「ちょっと熊を100頭ほど倒してきます」
「えっ!先程到着されたばかりですよ!?今日くらいは休まれても……」
「大丈夫ですよ。熊100頭くらい30分もあれば終わりますから」
「ミナミちゃんはここで休んでてね」
「分かりました!お気をつけて!」
ミナミが俺たちを送り出す。
その様子を見て、シャルさんが俺たちに頭を下げる。
「アキトさん、カナデさん。村を守ってください」
「「任せてください!」」
そう答えて俺たちは部屋を出た。
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