勇者パーティーの賢者、女奴隷を買って無人島でスローライフする

黒須

文字の大きさ
51 / 97
一章

第51話 奴隷にサンオイルを塗ってやる

しおりを挟む

 アストレナ達青髪のアズダール人三人にゴーグルとシュノーケルの使い方を教えて俺は海からあがる。
 先にシュノーケリングを教えた他の子らはもう沖に行ったようだ。

「姫様見てください、カメが!」
「あわわわわわ!ききき綺麗なお魚さんがたぁーくさんいますぅ~!」
「なんと美しい光景なのでしょう……!二人とも、ラウラさんのところに行きましょう」
「「 はい! 」」

 三人は並んでシュノーケルを海面に出し、バタ足でラウラの方へ向かった。今日は波も穏やかで泳ぎやすい。

 ヒオリ、モモ、ティアニーの三人は一緒に沖で潜っているようだ。この辺りは岸から2、300メートル先まで珊瑚礁の遠浅の海で、そこより沖は水深が急に50メートル以上と深くなる。そこまで行かなければ危険はない。
 フォン、タマ、ココノのお子様三人組は「魚を捕まえる」と言い鼻息を荒くしていた。網とバケツを持って浅瀬で何かとっているようだ。
 ラウラは一人、浮き輪でのんびり浮いているな。あの子は誰とでも仲良くなるが誰ともつるまない。
 俺と同じで根が陰キャなのかもしれない。

 俺は海の家の横でバーベキューの準備を始める。ここは森に面していて木陰になっている。
 既にゴロウズがパラソルやシートを用意してくれていた。

 家に引いている水道の水で、昔俺が使っていた煉瓦造りのタライを洗い水を張る。氷と飲み物とスイカを入れて冷やしておく。

 煉瓦コンロに異次元倉庫から薪を出して入れる。これも昔使っていたものだ。
 煉瓦の燻製窯にスモークチップを入れて、予め用意しておいたスパイス処理された牛肉の塊りを置いて煙を焚く。

 海の食材も欲しいな。

 俺は探知魔法を発動させて300メートル圏内の海中を探る。
 探知魔法はこのまま維持しておこう。誰かが溺れても直ぐに察知できる。

 魚介は……、たくさんいるな。

 転移魔法で海中の対象だけをクーラーボックス内に転移させる。
 サザエ等の貝類と、身の部分だけで50センチはある巨大なニシキエビを3尾。フォンの胴体くらい太い。
 あとは魚とイカか。

 俺は転移魔法で海の中を泳ぐ食材をどんどんクーラーボックスの中に入れていく。
 ドクバック城で回廊魔石をパクった時と同じ要領だ。

 生きている魚やイカ、エビをゴロウズと手分けして血抜きしたり包丁で捌いていると、シャルロットが俺のところに来た。

「ゴロウさん、さっきラウラちゃんに塗ってたやつ、シャルにも塗って欲しいな」

 前かがみで両手を後ろで組み、顔を少し横に倒して上目遣いのシャルロットに料理をしながら答える。

「テーブルの上に置いてあるから勝手に使っていいぞ。まぁ、日焼けしても後で全員、回復魔法で肌を元の状態に戻すから塗らなくてもいいけどな」

「シャル、自分じゃ塗れなーい。ゴロウさんにやって欲しいよぉー♡」

「いや、自分で塗れるでしょ……」

「ラウラちゃんに塗ってあげてたじゃんっ!贔屓は良くないよ!」

「贔屓って言うか、ラウラは買い物付き合ってくれたからお礼だよ」

「シャルぅ、背中とかぁー、届かないもぉーん」

 食材の下処理も結構終わったし、残りはゴロウズに任せるか。

「たく、しょうがないなぁー」

「やったー!いこいこぉ~」

 エプロンを脱ぐ俺の腕にシャルロットが腕を絡ませ引っ張る。

「ちょ! はぁー、じゃぁ背中だけ塗ってあげるから椅子に座ってくれ」

「シャルこっちがいい~♡」

 そう言って彼女はパラソルの下に敷いたレジャーシートに俺を引っ張りながら膝をついた。

 俺は常に探知魔法を発動させている。何故か森の木陰からウィスタシアが俺達を覗いているのだが……!
 まぁそれは無視しよう。

「おい、水着は脱がなくていいんだぞ」

「この方がやり易いでしょっ」

 白いビキニのトップを脱ぎ腕で胸を寄せるように隠すシャルロット。
 彼女は12歳(精神年齢は16歳)だが育ちかけの胸で谷間ができている。

「まぁいいか……、背中塗るから向こう向いてくれ」

「はーい♡」

 返事をしながらうつ伏せで寝転がる。
 いや、横になる必要はないんだが……!?

「……じゃぁ塗るからな」

 俺はサンオイルを両手で伸ばしシャルロットの細い腰から華奢な背中にかけて塗っていく。
 ウィスタシアと同様できめ細かい色白の肌は女の子らしく柔らかでスベスベ……。

 背中を塗っているとシャルロットは自分の手でビキニのショーツを下げて半ケツになる。
 何やってのコイツ?

「ゴロウさん、お尻も塗ってぇー♡」

 そう言いながら丸くて小さな尻をフリフリしている。

「そこは自分で届くよね?」

「とどかなーい」

「いや、今パンツ下げてたでしょ!!」

「ギク! もう!じゃぁ次は前っ!」

 クルっと仰向けになるシャルロット。胸は両手で隠している。

「あのな、前も自分で塗れるだろ。ラウラだって自分でやってたぞ。俺は料理の続きをするから、もう行くな」

 で、立ち上がろうとすると、シャルロットが俺に抱き着いてきた。

「わぁ!ちょっと!」

 俺は押し倒され、腰の上にシャルロットが馬乗りになっている。もう胸も隠していない。

「ゴロウさん冷たい!シャル可愛いでしょ!」

「まぁ……可愛いとは思うけど……」

 はっきり言ってこの子は滅茶苦茶可愛い。小顔で超美人だし、背は低いけどスタイルは抜群。

「取り敢えず降りてくれないか?」

「どうしてぇ?あ、反応しちゃう?♡」

 そう言って股間の上で腰を上下に滑らせ股を擦り付けてくる。

「いや、まぁそりゃな……」

「ゴロウさん可愛いぃ~♡……シャルのこと襲いたくなった?よわよわゴロウさんじゃ、ビビッてできないよね?クスクス♡」

「はいはい。ビビってできないから降りてくれ」

「ほーら、図星じゃん♡ゴロウさんがやりたいならぁ~、シャルやってもいいよぉ~♡まぁビビってできないと思うけどねっ♡クスクス。 ザーコ♡ザーコ♡」

 そう言いながら愉悦で頬を紅潮させ楽しそうに腰を振るシャルロット。

 確かにシャルロットは超可愛い。
 しかぁーし!さっき反応すると肯定したのはお世辞で俺は子供には全く反応しない。ロリコンじゃないから。

 たく、このメスガキ、完全に大人を舐めてるな……。
 わからせる必要がある!



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...