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昇級決闘編
第69話 初期衝動
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────どうしてこうなった?
「ぶねッ!!」
毎度おなじみの文句が脳裏に思い浮かんで、俺は眼前に迫ってきた刃を寸でのところで回避する。
今年の〈最優五騎〉の最有力候補であるカラミティ先輩の〈派閥〉に自分を売り込みに来たのは良いが、この状況は正直予想していなかった。慣例通り、試験と言う名の決闘の相手はその〈派閥〉の中で一番の下っ端が出てくると思ったら、何故か大変ご立腹な様子の〈派閥〉の主様が直々に決闘の相手に名乗り出てしまった。
────本当になんで???
いや、理由なんてのは分かっている。俺の見え透いた考えが彼は単純に気に食わなかったのだ。それもそのはずだ、いきなり現れたかと思えば「お前の仲間弱いから代わりに俺を入れてみない?」なんて言えば、「なんだこいつ」と不信感を抱く。彼の怒りは至極当然だった。
────言わなきゃよかった!!
やはり、俺の直感は正しかったというわけだ。不信感を買ってでも俺はなし崩し的にあんなことを言うべきではなかったのだ。本当にここ最近の俺はどうかしている。
「お前が俺の最高の仲間の代わりに成れるだって? ふざけたことを言うのも大概にしろ!!」
しかも人相と態度の割にメチャクチャ仲間思いとかどういうギャップだよ。
「本当にごめんなさい!!」
止む気配のない剣撃の嵐を凌ぎながら、俺はほぼ叫び声を張り上げる。悪いことをしたと思ったらすぐに謝る。人生の基本だね。
「許さん!!」
必死に誠意を見せてみるがジェイド・カラミティ先輩はそれを聞き入れてくれる様子は微塵もない。一刀両断だ、これも当然だね。
本当に、無意識に〈血流操作〉を起動させておいて正解だった。これで活性前の状態だったら確実に初撃で殺されていた。決闘なんてのは名ばかり。これは傍から見ればただの殺し合いにしか見えない。こちらにはその気はなくともお相手はそうではない。
もうこの〈派閥〉に取り入るとか、上手く交渉するとか、自分を売り込むとかはどうでもよくなってしまった。全ておじゃんだ、計画は失敗、見ればわかるね。ここからは如何にしてこの場を収めて、生き残るかの勝負となってくる。
────本当にらしくない……。
「おらぁあッ!!」
「やべ……!!」
しかも相手は事前情報が微塵もない強者。どんな戦法、魔法を使うのか、技術はどれほどのものか、全て正確なモノなんてのはない。ただこれまでの人生で培った経験を総動員して、この男が強いと分かっているだけだ。
逆にこれほど事前情報がない強者との勝負も珍しい。一度目のクソみたいな人生ではそもそもこんな血沸き肉躍る勝負なんて避けてきたし、二度目の今回もそうそうある話ではなかった。
正直、諸々の事情を度外視すれば────
「は……はは────!!」
俺はかなり興奮していた。
気が付けば無数の切り傷。彼の斬撃を躱し切ったと思っていてもあと一歩が遅れてしまう、追いつかれしまう。思考と身体の動きが切り離されていく。俺は今、我武者羅に目の前の攻撃を反射で躱しているに過ぎない。
────この攻撃はダメ。躱さなきゃ致命傷。あ、この瞬間なら反撃が通る。今、一瞬だけ動く速度が加速した……?
息をするように傷を修復して、失った血を補填するために〈血流操作〉や魔力は常に全力稼働で、忙しなく無数の思考が流れていく。端的に言ってしまえば────
「あーーーーーなんか、今日は全部らしくないな……らしくないけど、妙に楽しいや……!」
血が昂ってきた。
「────同感だな……!!」
どうやら眼前の強者も同じことを考えていたらしい。やけに弾んだ声が返ってくる。そこにはもう一切合切の無駄な感情を排除して、この一瞬の殺し合いに没頭する愚者が二人。
一気に段階を跳ね上げる。
ここからは無駄なかすり傷の修復や、魔力による小細工は不要だ。そんなことをしたところで眼前の強者はいつまでたっても倒れてくれないし、ましてや打倒なんて以ての外だ。あちらは全力で俺を殺しに来ている。ならば俺もそれ相応の態度で答えるべきだ。なし崩し的、全くの予想外から始まった勝負ではあるが、本音を言えばこの屋上に足を踏み入れて、あいつを見た時からずっと血が疼いてたんだ。
「まだまだいけるよなぁッ!!?」
「おうともさッ!!」
普段ならば絶対に起きるはずのない無性に抑えがたい衝動、俺はこの男と本気で殺り合いたいと。
目眩く剣戟の移り変わり。幾重にも分裂したような刃が俺の身を一つ、また一つと決して浅くはない切り傷を生み出す。負けじと俺もいつの間にか手にしていた血剣で奴を殺しにかかる。傷を負ったのならば、敵に倍以上の傷を与えればいい。
単純だ、先に多く傷つき、血を多く失った方が活動限界を迎えて、ただ死ぬのみ。
本当に狂っている。こういう死闘って言うのは何の気なしに始まるようなものじゃないだろう。けれども実際に今、成立してしまっている。その矛盾が、歪さが可笑しくて笑えて来る。
「……は! これじゃあまるでどこかの戦闘狂だな!?」
いつも隣で騒がしかった所為か俺も気が付かぬうちに毒されてしまったのだろうか。けれど、一度認めてしまえば心地よい。変に我慢するのも可笑しな話のようにも思えてきてしまう。歯止めが効かない。今はただ楽しくて仕方がない。生まれて初めての感覚かもしれない。
「は、はは────」
いつもの悪い癖なんかじゃない。血が昂って、馬鹿で愚かなもう一人の自分が顔をのぞかせているわけではない。
「────くはははははははははははははははッ!!!!」
これは確かに俺の────クレイム・ブラッドレイの本音だ。
「あはははははははははは!!!!」
気が付けば笑いが止まらない。それはさっきまで怒り狂っていた先輩も同様で、やはり彼は楽し気で、その実、確実にこの状況を俺と同じように楽しんでいた。
「うわー……」
「完全にスイッチが入ったな……」
それを見て彼の〈派閥〉のメンバーが呆れ果てているのが視界の端に映った。それだけで普段から彼がどのような人間なのか何となく分かった。
けれどそれすらもどうでもいい。この際、眼前の強者の為人なんてのは考えるまでもない、察するまでもない、その前に迫りくる刃が自然と教えてくれるではないか。今はそれだけを、この絶え間ない斬り結びに全神経を注ぎ、そこから全てを理解したい。
しかし、それも長くは続かないのだとお互いに悟った。
「「────」」
そもそもこの旧学舎にある屋上はこんな激しい決闘をする為の場所ではないし、これだけ好き勝手に暴れれば建物自体が相当な損傷を負っていた。
簡単に言ってしまえばあと少しでこの棟は崩れ落ちる。
たかが一生徒同士の決闘、然れどそれはただの決闘では済まされないほど異常なものだった。
「ああ、勿体ないなぁ……」
寂しい、名残惜しい。依然として幾重にも張り巡らされた死線を彷徨う中、強制終了の予兆を感じ取って思わずこぼれ出る。それは眼前の強者も同じようだ。
「全くだな……期待なんて微塵もしていなかったがお前との殺し合いは実に心地良い────やっぱりお前は俺の〈派閥〉には入れん」
「────ですよね……俺もやっぱりあなたの〈派閥〉に入れてもらうのはやめます」
もう俺の頭の中には〈派閥〉の事なんてどうでもよかった。気が変わったと言い換えてもいい。この勝負を経て俺は一つ、とても個人的な欲求が沸いて出てきてしまった。
「それじゃあ、また剣を交えよう────クレイム・ブラッドレイ」
「ええ。今度はもっと全力で────ジェイド・カラミティ」
互いに笑いあった。硬く握手を交わすように俺達は剣を構え、渾身の魔力を込める。
一瞬の静寂、それを打ち破るようにして禍々しい魔力の渦が屋上に巻き起こり、更に周囲の崩壊を加速させる。示しあわずとも、吸い込まれるように二つの刃が混じり、撃突した。
────この男に勝ちたい!!
次の瞬間には────
「おらぁああああッ!!」
「ッッッ!!」
激しい衝撃と魔力の波が俺達を飲み込んで、今は誰も足を踏み入れることのない旧学舎棟が崩壊した。
身体が吹き飛ばされる感覚。何とか着地を試みようにも、既にそこには少し前まであったはずの足場は存在せず空を切るのみ。軽い浮遊感、その数舜後には重力に従って身体が落下する。このまま無防備に堕ちれば死に────はしないだろうがそれなりの重傷を負うことは間違いなし。
────さて、どうしたものか。
結構、危険な状況なのだが思考は鮮明、酷く落ち着いている。
まあ実際、このまま落ちても何とかできるくらいには余力は残っている。後の事を考えなければ着地方法などいくらでもやりようがあった。
「……今更か」
ふと、崩れ落ちる周囲の瓦礫を見て思う。これ以上、周囲にどんな影響を及ぼそうとも変わりはしない。寧ろ、被害の拡大を抑えるなんてのは無駄な努力に思えてくる。まあ、実際に無駄なわけだが────
「もういいや」
投げやりに呟く。そろそろ地面に激突する。その前に俺は残った魔力と表面に残った血を使って無造作に着地を試みた。
翌日、学院にはこんな噂が流れた。
「〈天災雷光〉のジェイドと〈首切り〉のクレイムがたった一振りで学舎棟一つを潰した」と。
「ぶねッ!!」
毎度おなじみの文句が脳裏に思い浮かんで、俺は眼前に迫ってきた刃を寸でのところで回避する。
今年の〈最優五騎〉の最有力候補であるカラミティ先輩の〈派閥〉に自分を売り込みに来たのは良いが、この状況は正直予想していなかった。慣例通り、試験と言う名の決闘の相手はその〈派閥〉の中で一番の下っ端が出てくると思ったら、何故か大変ご立腹な様子の〈派閥〉の主様が直々に決闘の相手に名乗り出てしまった。
────本当になんで???
いや、理由なんてのは分かっている。俺の見え透いた考えが彼は単純に気に食わなかったのだ。それもそのはずだ、いきなり現れたかと思えば「お前の仲間弱いから代わりに俺を入れてみない?」なんて言えば、「なんだこいつ」と不信感を抱く。彼の怒りは至極当然だった。
────言わなきゃよかった!!
やはり、俺の直感は正しかったというわけだ。不信感を買ってでも俺はなし崩し的にあんなことを言うべきではなかったのだ。本当にここ最近の俺はどうかしている。
「お前が俺の最高の仲間の代わりに成れるだって? ふざけたことを言うのも大概にしろ!!」
しかも人相と態度の割にメチャクチャ仲間思いとかどういうギャップだよ。
「本当にごめんなさい!!」
止む気配のない剣撃の嵐を凌ぎながら、俺はほぼ叫び声を張り上げる。悪いことをしたと思ったらすぐに謝る。人生の基本だね。
「許さん!!」
必死に誠意を見せてみるがジェイド・カラミティ先輩はそれを聞き入れてくれる様子は微塵もない。一刀両断だ、これも当然だね。
本当に、無意識に〈血流操作〉を起動させておいて正解だった。これで活性前の状態だったら確実に初撃で殺されていた。決闘なんてのは名ばかり。これは傍から見ればただの殺し合いにしか見えない。こちらにはその気はなくともお相手はそうではない。
もうこの〈派閥〉に取り入るとか、上手く交渉するとか、自分を売り込むとかはどうでもよくなってしまった。全ておじゃんだ、計画は失敗、見ればわかるね。ここからは如何にしてこの場を収めて、生き残るかの勝負となってくる。
────本当にらしくない……。
「おらぁあッ!!」
「やべ……!!」
しかも相手は事前情報が微塵もない強者。どんな戦法、魔法を使うのか、技術はどれほどのものか、全て正確なモノなんてのはない。ただこれまでの人生で培った経験を総動員して、この男が強いと分かっているだけだ。
逆にこれほど事前情報がない強者との勝負も珍しい。一度目のクソみたいな人生ではそもそもこんな血沸き肉躍る勝負なんて避けてきたし、二度目の今回もそうそうある話ではなかった。
正直、諸々の事情を度外視すれば────
「は……はは────!!」
俺はかなり興奮していた。
気が付けば無数の切り傷。彼の斬撃を躱し切ったと思っていてもあと一歩が遅れてしまう、追いつかれしまう。思考と身体の動きが切り離されていく。俺は今、我武者羅に目の前の攻撃を反射で躱しているに過ぎない。
────この攻撃はダメ。躱さなきゃ致命傷。あ、この瞬間なら反撃が通る。今、一瞬だけ動く速度が加速した……?
息をするように傷を修復して、失った血を補填するために〈血流操作〉や魔力は常に全力稼働で、忙しなく無数の思考が流れていく。端的に言ってしまえば────
「あーーーーーなんか、今日は全部らしくないな……らしくないけど、妙に楽しいや……!」
血が昂ってきた。
「────同感だな……!!」
どうやら眼前の強者も同じことを考えていたらしい。やけに弾んだ声が返ってくる。そこにはもう一切合切の無駄な感情を排除して、この一瞬の殺し合いに没頭する愚者が二人。
一気に段階を跳ね上げる。
ここからは無駄なかすり傷の修復や、魔力による小細工は不要だ。そんなことをしたところで眼前の強者はいつまでたっても倒れてくれないし、ましてや打倒なんて以ての外だ。あちらは全力で俺を殺しに来ている。ならば俺もそれ相応の態度で答えるべきだ。なし崩し的、全くの予想外から始まった勝負ではあるが、本音を言えばこの屋上に足を踏み入れて、あいつを見た時からずっと血が疼いてたんだ。
「まだまだいけるよなぁッ!!?」
「おうともさッ!!」
普段ならば絶対に起きるはずのない無性に抑えがたい衝動、俺はこの男と本気で殺り合いたいと。
目眩く剣戟の移り変わり。幾重にも分裂したような刃が俺の身を一つ、また一つと決して浅くはない切り傷を生み出す。負けじと俺もいつの間にか手にしていた血剣で奴を殺しにかかる。傷を負ったのならば、敵に倍以上の傷を与えればいい。
単純だ、先に多く傷つき、血を多く失った方が活動限界を迎えて、ただ死ぬのみ。
本当に狂っている。こういう死闘って言うのは何の気なしに始まるようなものじゃないだろう。けれども実際に今、成立してしまっている。その矛盾が、歪さが可笑しくて笑えて来る。
「……は! これじゃあまるでどこかの戦闘狂だな!?」
いつも隣で騒がしかった所為か俺も気が付かぬうちに毒されてしまったのだろうか。けれど、一度認めてしまえば心地よい。変に我慢するのも可笑しな話のようにも思えてきてしまう。歯止めが効かない。今はただ楽しくて仕方がない。生まれて初めての感覚かもしれない。
「は、はは────」
いつもの悪い癖なんかじゃない。血が昂って、馬鹿で愚かなもう一人の自分が顔をのぞかせているわけではない。
「────くはははははははははははははははッ!!!!」
これは確かに俺の────クレイム・ブラッドレイの本音だ。
「あはははははははははは!!!!」
気が付けば笑いが止まらない。それはさっきまで怒り狂っていた先輩も同様で、やはり彼は楽し気で、その実、確実にこの状況を俺と同じように楽しんでいた。
「うわー……」
「完全にスイッチが入ったな……」
それを見て彼の〈派閥〉のメンバーが呆れ果てているのが視界の端に映った。それだけで普段から彼がどのような人間なのか何となく分かった。
けれどそれすらもどうでもいい。この際、眼前の強者の為人なんてのは考えるまでもない、察するまでもない、その前に迫りくる刃が自然と教えてくれるではないか。今はそれだけを、この絶え間ない斬り結びに全神経を注ぎ、そこから全てを理解したい。
しかし、それも長くは続かないのだとお互いに悟った。
「「────」」
そもそもこの旧学舎にある屋上はこんな激しい決闘をする為の場所ではないし、これだけ好き勝手に暴れれば建物自体が相当な損傷を負っていた。
簡単に言ってしまえばあと少しでこの棟は崩れ落ちる。
たかが一生徒同士の決闘、然れどそれはただの決闘では済まされないほど異常なものだった。
「ああ、勿体ないなぁ……」
寂しい、名残惜しい。依然として幾重にも張り巡らされた死線を彷徨う中、強制終了の予兆を感じ取って思わずこぼれ出る。それは眼前の強者も同じようだ。
「全くだな……期待なんて微塵もしていなかったがお前との殺し合いは実に心地良い────やっぱりお前は俺の〈派閥〉には入れん」
「────ですよね……俺もやっぱりあなたの〈派閥〉に入れてもらうのはやめます」
もう俺の頭の中には〈派閥〉の事なんてどうでもよかった。気が変わったと言い換えてもいい。この勝負を経て俺は一つ、とても個人的な欲求が沸いて出てきてしまった。
「それじゃあ、また剣を交えよう────クレイム・ブラッドレイ」
「ええ。今度はもっと全力で────ジェイド・カラミティ」
互いに笑いあった。硬く握手を交わすように俺達は剣を構え、渾身の魔力を込める。
一瞬の静寂、それを打ち破るようにして禍々しい魔力の渦が屋上に巻き起こり、更に周囲の崩壊を加速させる。示しあわずとも、吸い込まれるように二つの刃が混じり、撃突した。
────この男に勝ちたい!!
次の瞬間には────
「おらぁああああッ!!」
「ッッッ!!」
激しい衝撃と魔力の波が俺達を飲み込んで、今は誰も足を踏み入れることのない旧学舎棟が崩壊した。
身体が吹き飛ばされる感覚。何とか着地を試みようにも、既にそこには少し前まであったはずの足場は存在せず空を切るのみ。軽い浮遊感、その数舜後には重力に従って身体が落下する。このまま無防備に堕ちれば死に────はしないだろうがそれなりの重傷を負うことは間違いなし。
────さて、どうしたものか。
結構、危険な状況なのだが思考は鮮明、酷く落ち着いている。
まあ実際、このまま落ちても何とかできるくらいには余力は残っている。後の事を考えなければ着地方法などいくらでもやりようがあった。
「……今更か」
ふと、崩れ落ちる周囲の瓦礫を見て思う。これ以上、周囲にどんな影響を及ぼそうとも変わりはしない。寧ろ、被害の拡大を抑えるなんてのは無駄な努力に思えてくる。まあ、実際に無駄なわけだが────
「もういいや」
投げやりに呟く。そろそろ地面に激突する。その前に俺は残った魔力と表面に残った血を使って無造作に着地を試みた。
翌日、学院にはこんな噂が流れた。
「〈天災雷光〉のジェイドと〈首切り〉のクレイムがたった一振りで学舎棟一つを潰した」と。
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