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三章 想いの値段
5.お忘れなんし
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昼見世が始まる前のひと時は、吉原がもっとも静かな時だろう。夜にこそ輝く花街は、何もかもが世間とは逆なのだ。
鉄漿溝と高い壁に囲まれた中、囚われる女郎の人数は変わらずとも、居続けでもなければ客の男は見世にはいない。見世の者たちは気を抜いているし、女たちもようやく起き出して文を書いたり身支度を整えたりするころだ。客の目を憚る必要がない気軽さ、それが醸す姦しさは、女郎たちには貴重なひと時らしい。この数か月の間に、清吾はそう察していた。
どの見世だろうか、禿らが戯れる高い笑い声を聞きながら、清吾は錦屋の暖簾を潜った。見知った顔の若い衆が、彼の顔を見て目を瞠る。
「あ、清さん──」
「花魁と、話がしたいんだが。繋いでもらえるか?」
単刀直入に切り出したものの、座敷に上がれるとは思っていなかった。先日のさらさの剣幕からして、塩を撒かれさえするかもしれない。土下座してでも食い下がらねばと、覚悟していたのだが──
「あ、ああ。花魁も待っていたんだ、すぐに伝える」
「……え?」
思いもかけぬ言葉を置いて、その若い衆は身を翻していた。清吾が問い返そうにも、その背はすでに階段の半ば、二階にある花魁の座敷を確かに目指して駆け上がっている。
(待っていた──俺を? 何を?)
まさか、なぜ、と戸惑ううちに、若い衆は転がり落ちるように戻ってきた。
「やっぱりすぐに来いってさ。さ、人目がないうちに上がってくれ」
まるで上客に対するような腰の低さで、清吾は唐織の座敷に通された。姉貴分に侍っていたらしいさらさは、やはり射殺さんばかりの鋭い目で彼を睨んでくる。
「さらさ、下がりなんし。わちきは清さんと話がありいす」
「……あい、姉さん」
だが、唐織の命令には逆らえないのだろう、昼見世を控えてか鮮やかな振袖をすでに纏っていた少女は、大人しく目を伏せてから退出していった。
そうして襖が閉まると、清吾は唐織とふたりきり。こちらも化粧を済ませて、髪には──花魁道中の時ほどでなくても──何本もの簪が挿されている。繊手が弄ぶ煙管も、螺鈿細工を施した精緻なもの。並みの男では釣り合わないと言わんばかりに、大見世の御職の花魁の、美と贅と格式とを見せつける姿だった。
しどけなく脇息に凭れた唐織は、借りてきた猫のように畏まる清吾を前に、ふわりと苦笑した。
「信乃を放ってわちきに浮気とは。目を離した隙に万一が会っては、悔やんでも悔やみきれぬでありんしょうに」
「あんたには、何もかも世話になったから。礼を言わなければ、と──もっと早くと、思っていたんだ」
信乃の姿を見慣れていればこそ、唐織の輝くばかりの装いはいっそう眩しく感じられた。石の裏に這う虫が、太陽のもとに引きずり出されたかのような思いで、清吾は不器用に畳に手をつき、頭を下げた。委縮して固まりそうになる舌を動かして、懐から油紙の包みを取り出す。
差し出したのは、一朱金が十六枚、一両相当の金子だった。庶民の身が、小判など手にすることはない。それでも、寝る間も惜しんで働いて、信乃の様子を横目に見ながら家でも細工の仕事をして、大工仲間に頭も提げて工面した金だった。
「金は返すと、言っただろう。ほんのはした金だが、これからも日を決めて届けに来る。迷惑だというなら、見世の者に託すから──」
唐織には、彼の努力など知ったことではないのは承知している。事実、紅く染めた眦が清吾に寄こす流し目は、どこまでも熱のこもらないものだった。花のような唇が紡ぐ声も、また。
「信乃のためにお使いなんし。さらさは大げさに申しいしたが、わちきは金子には困っておりいせん」
「長屋の連中が、何かと助けてくれてる。信乃も……正直、長くない。看取ってやった後は、俺はまた独り身だ。仕事の量も増やせる」
とはいえ、唐織の反応は予想のうちだったから、清吾は必死に言い募った。受けた恩を忘れる男だとは、思われたくなかった。信乃の余命と唐織への借りはまた別の話、この先何が起きようとも、返さなければならないのだ。
「五十両。返すのにいったい何年かかることやら。そのたびに大川を越えるのも手間でありんしょうに」
だが、唐織は優美な笑みを浮かべて清吾を嘲った。見世の者に託すなどとは口先だけで、つきまとう口実にするのではないかと言わんばかりの口調だった。先ほど唐織は、浮気と口にした。信乃が死んだ後は、身軽になったの幸いとまた吉原に通うのでは、と──清吾はそんな男だと思われているのだろうか。あるいは、己では否定したいだけで、彼は心の奥底ではそう目論んでいるのだろうか。
「それは──」
「それにわちきは、いつまでも吉原にはおりいせん。身請けが、この八月に決まりいしたゆえ。主は、和泉屋様のお屋敷にも押しかけるつもりかえ?」
続ける言葉も見つからぬまま、それでも口を開こうとした清吾は、唐織が続けた言葉に今度こそ絶句した。
「和泉屋、なのか……」
唐織が、身請けされる。誰かひとりのものになる。しかもその相手が、かねてより退屈だの無粋だのと零していた男だとは。
(それで、良いのか? 満足なのか?)
清吾は問える立場ではなく、唐織にも思い通りになることではないのだろう。だから、無言のままに口を閉ざした清吾に、唐織は醒めた眼差しのまま口の端をわずかに持ち上げた。
「主のお陰でありんすよ。生き観音の唐織をぜひとも、と──降るように身請けの話が来いしたゆえ。和泉屋様も、思うたよりもずっと張り込んでくださんした。姉さんの時よりも、ずっと──」
彼と信乃の一件は、やはり唐織の手柄として喧伝されたようだった。名を上げた花魁を手に入れようと男たちが競った結果、身請けの値は吊り上がった。勝ち残ったらしい和泉屋は、本人の趣味はともかくとして、意地と財力は見せた、ということなのだろう。
先代よりも高い値で請け出されることで、唐織は満足した。あるいは、満足しようと努めている、と見えた。
「めでたい、ことなんだろうな」
「あい。唐織の名もこれでいっそう高まりんしょう。姉さんへの面目も立つというもの」
絞り出した清吾に、唐織はにこやかに頷いた。言葉では喜んでいるのに、声の響きはなぜか寒々として、夏の陽気には似つかわしくない。
唐織は、信乃とは違う。清吾のことなど何とも思っていない。彼がいようといまいと、何を言おうと、慰めることなどできないのだ。
「ほんに、主の金はいりいせん。わちきのことなどお忘れなんし。今日はただ、それを伝えたかっただけでありんす」
まして、救うことなど思いもよらない。一両をかき集めるので精一杯の清吾には、花魁の身請けなど別の世界の話だ。
(祝わないと……幸せな話だと、言わなければ)
何もできないなら、それで済ませるほか、ない。「そういうこと」にして終わらせなければ。信乃に対してするのと同じこと、真実を嘘で覆わなければ。
良かった、さすがは花魁だ、と。上っ面の言葉を絞り出そうとした時──衣擦れの音が響いた。暗く翳った視界に、清吾は唐織が素早く立ち上がったのを知る。
(何を……?)
顔を上げようとした彼の目の前に、唐織はぐいと足を突き出した。裸足の眩さに、整えられた爪。浮き上がる踝の骨の形も美しく艶めかしく──そしてその少し上、ふくらはぎの下のほう。常は日の当たることのない箇所を見せつけられて、清吾は息を呑んだ。
「端から何もかも忘れて──気付かなんだ主だもの」
悪戯に、そして怨みの棘を含んで、唐織が嗤う。花びらの形の痣を目にして、ものも言えず身動きも取れずに固まっている、清吾のことを。
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「あ、清さん──」
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単刀直入に切り出したものの、座敷に上がれるとは思っていなかった。先日のさらさの剣幕からして、塩を撒かれさえするかもしれない。土下座してでも食い下がらねばと、覚悟していたのだが──
「あ、ああ。花魁も待っていたんだ、すぐに伝える」
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(待っていた──俺を? 何を?)
まさか、なぜ、と戸惑ううちに、若い衆は転がり落ちるように戻ってきた。
「やっぱりすぐに来いってさ。さ、人目がないうちに上がってくれ」
まるで上客に対するような腰の低さで、清吾は唐織の座敷に通された。姉貴分に侍っていたらしいさらさは、やはり射殺さんばかりの鋭い目で彼を睨んでくる。
「さらさ、下がりなんし。わちきは清さんと話がありいす」
「……あい、姉さん」
だが、唐織の命令には逆らえないのだろう、昼見世を控えてか鮮やかな振袖をすでに纏っていた少女は、大人しく目を伏せてから退出していった。
そうして襖が閉まると、清吾は唐織とふたりきり。こちらも化粧を済ませて、髪には──花魁道中の時ほどでなくても──何本もの簪が挿されている。繊手が弄ぶ煙管も、螺鈿細工を施した精緻なもの。並みの男では釣り合わないと言わんばかりに、大見世の御職の花魁の、美と贅と格式とを見せつける姿だった。
しどけなく脇息に凭れた唐織は、借りてきた猫のように畏まる清吾を前に、ふわりと苦笑した。
「信乃を放ってわちきに浮気とは。目を離した隙に万一が会っては、悔やんでも悔やみきれぬでありんしょうに」
「あんたには、何もかも世話になったから。礼を言わなければ、と──もっと早くと、思っていたんだ」
信乃の姿を見慣れていればこそ、唐織の輝くばかりの装いはいっそう眩しく感じられた。石の裏に這う虫が、太陽のもとに引きずり出されたかのような思いで、清吾は不器用に畳に手をつき、頭を下げた。委縮して固まりそうになる舌を動かして、懐から油紙の包みを取り出す。
差し出したのは、一朱金が十六枚、一両相当の金子だった。庶民の身が、小判など手にすることはない。それでも、寝る間も惜しんで働いて、信乃の様子を横目に見ながら家でも細工の仕事をして、大工仲間に頭も提げて工面した金だった。
「金は返すと、言っただろう。ほんのはした金だが、これからも日を決めて届けに来る。迷惑だというなら、見世の者に託すから──」
唐織には、彼の努力など知ったことではないのは承知している。事実、紅く染めた眦が清吾に寄こす流し目は、どこまでも熱のこもらないものだった。花のような唇が紡ぐ声も、また。
「信乃のためにお使いなんし。さらさは大げさに申しいしたが、わちきは金子には困っておりいせん」
「長屋の連中が、何かと助けてくれてる。信乃も……正直、長くない。看取ってやった後は、俺はまた独り身だ。仕事の量も増やせる」
とはいえ、唐織の反応は予想のうちだったから、清吾は必死に言い募った。受けた恩を忘れる男だとは、思われたくなかった。信乃の余命と唐織への借りはまた別の話、この先何が起きようとも、返さなければならないのだ。
「五十両。返すのにいったい何年かかることやら。そのたびに大川を越えるのも手間でありんしょうに」
だが、唐織は優美な笑みを浮かべて清吾を嘲った。見世の者に託すなどとは口先だけで、つきまとう口実にするのではないかと言わんばかりの口調だった。先ほど唐織は、浮気と口にした。信乃が死んだ後は、身軽になったの幸いとまた吉原に通うのでは、と──清吾はそんな男だと思われているのだろうか。あるいは、己では否定したいだけで、彼は心の奥底ではそう目論んでいるのだろうか。
「それは──」
「それにわちきは、いつまでも吉原にはおりいせん。身請けが、この八月に決まりいしたゆえ。主は、和泉屋様のお屋敷にも押しかけるつもりかえ?」
続ける言葉も見つからぬまま、それでも口を開こうとした清吾は、唐織が続けた言葉に今度こそ絶句した。
「和泉屋、なのか……」
唐織が、身請けされる。誰かひとりのものになる。しかもその相手が、かねてより退屈だの無粋だのと零していた男だとは。
(それで、良いのか? 満足なのか?)
清吾は問える立場ではなく、唐織にも思い通りになることではないのだろう。だから、無言のままに口を閉ざした清吾に、唐織は醒めた眼差しのまま口の端をわずかに持ち上げた。
「主のお陰でありんすよ。生き観音の唐織をぜひとも、と──降るように身請けの話が来いしたゆえ。和泉屋様も、思うたよりもずっと張り込んでくださんした。姉さんの時よりも、ずっと──」
彼と信乃の一件は、やはり唐織の手柄として喧伝されたようだった。名を上げた花魁を手に入れようと男たちが競った結果、身請けの値は吊り上がった。勝ち残ったらしい和泉屋は、本人の趣味はともかくとして、意地と財力は見せた、ということなのだろう。
先代よりも高い値で請け出されることで、唐織は満足した。あるいは、満足しようと努めている、と見えた。
「めでたい、ことなんだろうな」
「あい。唐織の名もこれでいっそう高まりんしょう。姉さんへの面目も立つというもの」
絞り出した清吾に、唐織はにこやかに頷いた。言葉では喜んでいるのに、声の響きはなぜか寒々として、夏の陽気には似つかわしくない。
唐織は、信乃とは違う。清吾のことなど何とも思っていない。彼がいようといまいと、何を言おうと、慰めることなどできないのだ。
「ほんに、主の金はいりいせん。わちきのことなどお忘れなんし。今日はただ、それを伝えたかっただけでありんす」
まして、救うことなど思いもよらない。一両をかき集めるので精一杯の清吾には、花魁の身請けなど別の世界の話だ。
(祝わないと……幸せな話だと、言わなければ)
何もできないなら、それで済ませるほか、ない。「そういうこと」にして終わらせなければ。信乃に対してするのと同じこと、真実を嘘で覆わなければ。
良かった、さすがは花魁だ、と。上っ面の言葉を絞り出そうとした時──衣擦れの音が響いた。暗く翳った視界に、清吾は唐織が素早く立ち上がったのを知る。
(何を……?)
顔を上げようとした彼の目の前に、唐織はぐいと足を突き出した。裸足の眩さに、整えられた爪。浮き上がる踝の骨の形も美しく艶めかしく──そしてその少し上、ふくらはぎの下のほう。常は日の当たることのない箇所を見せつけられて、清吾は息を呑んだ。
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