62 / 64
今回エロなし
しおりを挟む
「よく頑張った」
オールバックの人が頭をなでなでしている。
「ううう、うえええん゛!」
泣き出す対戦相手。そして僕はというと…
「はぁ…」
ため息をつかれてしまった。
「す、すみませんでした!ご主人様の顔に泥を塗ってしまって…!」
「いいや、悪かった。私の見る目がないだけだ。お前はまだまだ未熟なのにこのような場に出してしまった私の責任だ」
すまない、と言っていなくなってしまった。
「あ…」
ご主人様…。
「何やってんだ?」
近づいてきたのはオールバックの男の人だった。
「ちょっとご主人様を呆れさせてしまいまして…」
「何だ、負けただけで怒ってんのか?狭いな心が」
「ご主人様は悪くない!!」
「そうだな、私は悪くない」
後ろからお酒を持って現れたご主人様。くれるのかと思いきや
「あんた、何て名前だ?」
「近藤だ」
「近藤さん、ちょっとお酒でも飲まないか?」
「いいけど、何のつもりだ?」
お互い探り合うように言葉を交わす。
「ちょっと提案があってな…」
「…わかった。お前ら、俺はこの人と話をしてくるからちょっと遊んでろ」
「「はい!」」
2人が元気よく返事をするとすぐにいなくなった。
「おい、お前呆れられてんじゃねえかよ。可哀そうな奴」
「は?だから何だよ。ご主人様は譲んねえからな」
言い合っていると
「話は終わった。行くぞ」
近藤さんが手を取ったのは…
「え、僕?」
そう、僕だったのだ。
「ど、どういうことですか?ご主人様…」
「どうもこうもない。交流会をしようと思ってな」
「交流会…?」
「そうだ。お互いペットを入れ替えることにした。お前たちにはまだまだ成長が必要だからな」
僕はもう絶望だった。まさかご主人様僕のこと捨てるつもりなのか?いやいや、そんなことない!でも…
「じゃあ行こうか、ミカミ。これから俺のことを普段は近藤さんと呼ぶんだ。躾けの最中はご主人様と呼ぶように。後細かいことは後で話そう」
「私達も行こう」
「は、はい!」
オールバックの人が頭をなでなでしている。
「ううう、うえええん゛!」
泣き出す対戦相手。そして僕はというと…
「はぁ…」
ため息をつかれてしまった。
「す、すみませんでした!ご主人様の顔に泥を塗ってしまって…!」
「いいや、悪かった。私の見る目がないだけだ。お前はまだまだ未熟なのにこのような場に出してしまった私の責任だ」
すまない、と言っていなくなってしまった。
「あ…」
ご主人様…。
「何やってんだ?」
近づいてきたのはオールバックの男の人だった。
「ちょっとご主人様を呆れさせてしまいまして…」
「何だ、負けただけで怒ってんのか?狭いな心が」
「ご主人様は悪くない!!」
「そうだな、私は悪くない」
後ろからお酒を持って現れたご主人様。くれるのかと思いきや
「あんた、何て名前だ?」
「近藤だ」
「近藤さん、ちょっとお酒でも飲まないか?」
「いいけど、何のつもりだ?」
お互い探り合うように言葉を交わす。
「ちょっと提案があってな…」
「…わかった。お前ら、俺はこの人と話をしてくるからちょっと遊んでろ」
「「はい!」」
2人が元気よく返事をするとすぐにいなくなった。
「おい、お前呆れられてんじゃねえかよ。可哀そうな奴」
「は?だから何だよ。ご主人様は譲んねえからな」
言い合っていると
「話は終わった。行くぞ」
近藤さんが手を取ったのは…
「え、僕?」
そう、僕だったのだ。
「ど、どういうことですか?ご主人様…」
「どうもこうもない。交流会をしようと思ってな」
「交流会…?」
「そうだ。お互いペットを入れ替えることにした。お前たちにはまだまだ成長が必要だからな」
僕はもう絶望だった。まさかご主人様僕のこと捨てるつもりなのか?いやいや、そんなことない!でも…
「じゃあ行こうか、ミカミ。これから俺のことを普段は近藤さんと呼ぶんだ。躾けの最中はご主人様と呼ぶように。後細かいことは後で話そう」
「私達も行こう」
「は、はい!」
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる