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03:天使に捧ぐ笑顔が素敵な大作戦
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辺境伯領へ向かう、馬車の中でずっとまるでセルフバイブレーション機能があるようにルカは震えていた。
「……辺境伯様、僕を前線に送られるのですか?」
そう笑いながら必死に震えるのを抑えてルカが言った時、本気でびっくりしてしまい思わず目を見開いた。ルカを前線になんで送るんだ。やっと苦節15年かけてルカを手に入れることができるチャンスだというのに。
むしろ、色々言い訳して城から一歩も出さないプランで進行しているというのに。ちなみにこの話をした際に副官から
「あ、それ拉致監禁じゃないですか。辺境伯様やっちゃいましたね」と爆笑された。
まぁ、罰として現在副官は最前線で指揮をとっているのだが。
「何故そう思う??」
なるべく、表情筋を柔らかくしてそう問うが、ルカのその美しい顔が泣きそうに歪む。何故だ?
「だって、いや、あの……辺境伯様は昔から僕がお嫌いですよね?」
「はっ?」
あまりに想定外の言葉を言われて、部下や副官から柄が悪いと称される細くつり上がった目を潜めてしまった。その様子にルカがヒッと軽く声を漏らしたのが分かった。
俺の外見は、黒髪に黒目でしかも目がつり上がっているため、普通にしていても不機嫌にみられやすい。その上身長も190㎝を超えているので普通に見ているだけで「誰を殺すつもりですか?」とか「お願いです、命ばかりは助けてください魔王様」とか「魔王様、踏みつけてくださいはぁはぁ」とか号泣したり興奮したりするヤツらがいるが、まさか愛するルカにまでそんなことを言われるなんて。辛くて死にたい。
(ここは笑顔だ、そう笑顔……)
そう思い怯えるルカに練習を重ねた最高にして最大限の笑顔を見せる。これでルカも緊張を解いてくれるはずだ。と思ったが……
「ひぃいいいいいいいいいいいいい、すいません、なんでもします。なんなら靴だって舐めますから殺さないでくださいお願いします」
「なんでもするのか?」
「はい!!!お望みなら靴を舐めてピカピカにだってします、あ、足りないならケツの穴だって舐めます」
おかしい。何故笑顔を見せたのに、こんなに怯えて震える?俺はルカに対して無害だと訴えたのに……しかも靴を舐めるとか言い始めた。後、尻の穴はルカになめさせるんじゃなく俺がルカのために……あ、考えたら恥ずかしくなってきた。
しかし、ルカを長年勝手に監視してきたが、SMの趣味はなかったはずだが……。
確かに、ルカの性感帯は乳首で、つねられるのが割と好きだといのうは知っている。やはりMっ気があるのか?だとするともしかして俺の笑顔にMっけが刺激されたのか……。
しかし、俺はSじゃないし、むしろルカをお姫様のように扱い愛し、毎日愛を自然に語らうような穏やかな家庭を築きたい。そしてただルカの薔薇のような唇にキスしたり、その白い肌を毎日撫でて慈しんで……
「あの、辺境伯様?」
「靴もケツの穴も舐めないでいい。俺のことは辺境伯様でなくギルと呼べ」
「えっ、そんな恐れ多い……辺境伯様は上司ですし……」
「上司が許可している」
そういうと、とても困った顔をしながら、
「では、ギル様……」
とほほを赤らめていったルカが天使過ぎてそのまま俺は鼻血を拭いた。それを隠すために布で鼻を覆い俯いていたせいかルカが怯えて、これ以上、話が盛り上がらなかったなんて悲しい話だ。
「……辺境伯様、僕を前線に送られるのですか?」
そう笑いながら必死に震えるのを抑えてルカが言った時、本気でびっくりしてしまい思わず目を見開いた。ルカを前線になんで送るんだ。やっと苦節15年かけてルカを手に入れることができるチャンスだというのに。
むしろ、色々言い訳して城から一歩も出さないプランで進行しているというのに。ちなみにこの話をした際に副官から
「あ、それ拉致監禁じゃないですか。辺境伯様やっちゃいましたね」と爆笑された。
まぁ、罰として現在副官は最前線で指揮をとっているのだが。
「何故そう思う??」
なるべく、表情筋を柔らかくしてそう問うが、ルカのその美しい顔が泣きそうに歪む。何故だ?
「だって、いや、あの……辺境伯様は昔から僕がお嫌いですよね?」
「はっ?」
あまりに想定外の言葉を言われて、部下や副官から柄が悪いと称される細くつり上がった目を潜めてしまった。その様子にルカがヒッと軽く声を漏らしたのが分かった。
俺の外見は、黒髪に黒目でしかも目がつり上がっているため、普通にしていても不機嫌にみられやすい。その上身長も190㎝を超えているので普通に見ているだけで「誰を殺すつもりですか?」とか「お願いです、命ばかりは助けてください魔王様」とか「魔王様、踏みつけてくださいはぁはぁ」とか号泣したり興奮したりするヤツらがいるが、まさか愛するルカにまでそんなことを言われるなんて。辛くて死にたい。
(ここは笑顔だ、そう笑顔……)
そう思い怯えるルカに練習を重ねた最高にして最大限の笑顔を見せる。これでルカも緊張を解いてくれるはずだ。と思ったが……
「ひぃいいいいいいいいいいいいい、すいません、なんでもします。なんなら靴だって舐めますから殺さないでくださいお願いします」
「なんでもするのか?」
「はい!!!お望みなら靴を舐めてピカピカにだってします、あ、足りないならケツの穴だって舐めます」
おかしい。何故笑顔を見せたのに、こんなに怯えて震える?俺はルカに対して無害だと訴えたのに……しかも靴を舐めるとか言い始めた。後、尻の穴はルカになめさせるんじゃなく俺がルカのために……あ、考えたら恥ずかしくなってきた。
しかし、ルカを長年勝手に監視してきたが、SMの趣味はなかったはずだが……。
確かに、ルカの性感帯は乳首で、つねられるのが割と好きだといのうは知っている。やはりMっ気があるのか?だとするともしかして俺の笑顔にMっけが刺激されたのか……。
しかし、俺はSじゃないし、むしろルカをお姫様のように扱い愛し、毎日愛を自然に語らうような穏やかな家庭を築きたい。そしてただルカの薔薇のような唇にキスしたり、その白い肌を毎日撫でて慈しんで……
「あの、辺境伯様?」
「靴もケツの穴も舐めないでいい。俺のことは辺境伯様でなくギルと呼べ」
「えっ、そんな恐れ多い……辺境伯様は上司ですし……」
「上司が許可している」
そういうと、とても困った顔をしながら、
「では、ギル様……」
とほほを赤らめていったルカが天使過ぎてそのまま俺は鼻血を拭いた。それを隠すために布で鼻を覆い俯いていたせいかルカが怯えて、これ以上、話が盛り上がらなかったなんて悲しい話だ。
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