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19.ヤバイややこしい関係に巻き込まれてる(レイモンド視点)
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「あ、あの、辺境伯様、誤解して……」
「うるさい、ルカから愛されているヤツが、俺の欲しかったものを持っているヤツが何を言っている!!」
これはまずい。完全にヤバイ。なんとなく途中で薄っすら気付いていたけれど、このふたり俺を間に挟んで勝手に面倒な関係を形成している。
ルカ君は、何故か俺と辺境伯様が付き合っていると誤解している。その誤解を解こうとしたのに、ややこしいところを辺境伯様が目撃して、今度は辺境伯様が何故かルカ君の想い人は俺だって思っているみたい。
(最低、最悪な状況だな……)
どうあがいても俺に利点ないし、このままだと辺境伯様、俺をこの世から抹消することをマジで画策しそうだし、ルカ君、さっきさりげなく「服従の指輪」付けられたから最悪、今晩、辺境伯様に強姦されかねない。
いや、ほぼ、確定でされる。俺こういうの詳しいんっすよ。
(このまま行くと本当にややこしい、正直勝手にふたりですれ違うのは、全く構わないのだけれど俺を間に挟んで欲しくない)
「あの、ふたりとも、なんか絶対誤解してると思うんっすけど……」
とりあえず、話しかけてみた。けれど完全に大魔王に覚醒している辺境伯様は眼光だけで俺を殺しそうだし、ルカ君は涙目でうるうるしている、泣きたいのは俺の方っすよ。
(何が悲しくて、大魔王の恋愛相関図に登場しなきゃいけないんっすか!!)
「誤解??なにひとつ誤解していない、というかレイモンド、凌遅刑って知っているか」
完全に殺意と怨念めいた眼差しで恐ろしいこと聞いてきたぞ。凌遅って最悪な拷問して殺そうとしているじゃないっすか。
あ、もしどんな拷問かわからなくっても検索とかしちゃだめっすよ。これレイモンドさんとのお約束っす。とりあえずものっそう長時間かけて苦しめながら殺すタイプの拷問とだけ言っておくっす。最低っす。
「水拷問とかも良いかもな、なるべく長時間苦しめてやりたい……」
上機嫌で拷問の話はやめてほしい。大体、水拷問って発狂させる気か、この人拷問すごい得意だからなってかこれ最悪、ルカ君ものっそいエグイ犯され方しません??
全身拘束放置とか、貞操帯でオーガズム管理プレイとか、あ、辺境伯様はルカ君のこと「薔薇のような美しさ」とかいっていたからローズバッド、最悪尻に薔薇咲かされそう……だめだ、それ絶対だめだ。
「辺境伯様、俺はルカ君と関係ありませんし、ルカ君、俺と辺境伯様は何もないです、ただの上司と部下なんです」
事実を述べた。そうすれば大丈夫と思ったのだけれど。
「いいんです、レイモンドさん、何も隠さなくても」
ってルカ君が生ぬるく笑う。
(バ、バカ!!それ一番駄目なヤツ!!俺はルカ君の尻を心配していってあげたんっすよ!?その拷問狂の鬼畜男、今はかろうじて君への恋情で抑えてるけど、それ取っ払ったら君はヤバイ器具とかに拘束されて、尻の穴に薔薇咲かされて、昼夜問わずエッチな道具で責められて精神を完全に壊した後に、辺境伯様に絶対服従でドロドロの溺愛とハードSMをされるんっすよ??)
必死に俺の心を訴える、伝われ、伝わってくれ。
しかし……
「ルカ、お前はそのまま部屋に来い、お前の立場をちゃんと教えてやるよ」
オワタ。さようならルカ君。あまり親しくなかったけど正気の君と会えるのは今日が最後っぽいっす。
「えっ……」
「後、レイモンド、お前も後ほど地獄へ送ってやる」
満面の笑み。超怖い。これ自分の死亡フラグも立った予感しかない。俺は指輪の効果で辺境伯様についていくルカ君の尻を見送りながらどうやってここから逃げ出すかを考えていた。
「うるさい、ルカから愛されているヤツが、俺の欲しかったものを持っているヤツが何を言っている!!」
これはまずい。完全にヤバイ。なんとなく途中で薄っすら気付いていたけれど、このふたり俺を間に挟んで勝手に面倒な関係を形成している。
ルカ君は、何故か俺と辺境伯様が付き合っていると誤解している。その誤解を解こうとしたのに、ややこしいところを辺境伯様が目撃して、今度は辺境伯様が何故かルカ君の想い人は俺だって思っているみたい。
(最低、最悪な状況だな……)
どうあがいても俺に利点ないし、このままだと辺境伯様、俺をこの世から抹消することをマジで画策しそうだし、ルカ君、さっきさりげなく「服従の指輪」付けられたから最悪、今晩、辺境伯様に強姦されかねない。
いや、ほぼ、確定でされる。俺こういうの詳しいんっすよ。
(このまま行くと本当にややこしい、正直勝手にふたりですれ違うのは、全く構わないのだけれど俺を間に挟んで欲しくない)
「あの、ふたりとも、なんか絶対誤解してると思うんっすけど……」
とりあえず、話しかけてみた。けれど完全に大魔王に覚醒している辺境伯様は眼光だけで俺を殺しそうだし、ルカ君は涙目でうるうるしている、泣きたいのは俺の方っすよ。
(何が悲しくて、大魔王の恋愛相関図に登場しなきゃいけないんっすか!!)
「誤解??なにひとつ誤解していない、というかレイモンド、凌遅刑って知っているか」
完全に殺意と怨念めいた眼差しで恐ろしいこと聞いてきたぞ。凌遅って最悪な拷問して殺そうとしているじゃないっすか。
あ、もしどんな拷問かわからなくっても検索とかしちゃだめっすよ。これレイモンドさんとのお約束っす。とりあえずものっそう長時間かけて苦しめながら殺すタイプの拷問とだけ言っておくっす。最低っす。
「水拷問とかも良いかもな、なるべく長時間苦しめてやりたい……」
上機嫌で拷問の話はやめてほしい。大体、水拷問って発狂させる気か、この人拷問すごい得意だからなってかこれ最悪、ルカ君ものっそいエグイ犯され方しません??
全身拘束放置とか、貞操帯でオーガズム管理プレイとか、あ、辺境伯様はルカ君のこと「薔薇のような美しさ」とかいっていたからローズバッド、最悪尻に薔薇咲かされそう……だめだ、それ絶対だめだ。
「辺境伯様、俺はルカ君と関係ありませんし、ルカ君、俺と辺境伯様は何もないです、ただの上司と部下なんです」
事実を述べた。そうすれば大丈夫と思ったのだけれど。
「いいんです、レイモンドさん、何も隠さなくても」
ってルカ君が生ぬるく笑う。
(バ、バカ!!それ一番駄目なヤツ!!俺はルカ君の尻を心配していってあげたんっすよ!?その拷問狂の鬼畜男、今はかろうじて君への恋情で抑えてるけど、それ取っ払ったら君はヤバイ器具とかに拘束されて、尻の穴に薔薇咲かされて、昼夜問わずエッチな道具で責められて精神を完全に壊した後に、辺境伯様に絶対服従でドロドロの溺愛とハードSMをされるんっすよ??)
必死に俺の心を訴える、伝われ、伝わってくれ。
しかし……
「ルカ、お前はそのまま部屋に来い、お前の立場をちゃんと教えてやるよ」
オワタ。さようならルカ君。あまり親しくなかったけど正気の君と会えるのは今日が最後っぽいっす。
「えっ……」
「後、レイモンド、お前も後ほど地獄へ送ってやる」
満面の笑み。超怖い。これ自分の死亡フラグも立った予感しかない。俺は指輪の効果で辺境伯様についていくルカ君の尻を見送りながらどうやってここから逃げ出すかを考えていた。
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