異端の姫君とひきこもり王子の政略(以下)結婚
身分は高いものの流浪の一族の血を引き、宮廷ではつまはじき者、おかげで愛想も人づきあいも皆無の無愛想姫ミューティアは、貴族の身分を隠して「歌姫ファルナ・フィーダ」として活躍する、下町では名の知れたナダの吟遊詩人だ。
そんな彼女の元へ「ウッジエスト国王子の元に嫁ぐべし」という寝耳に水の縁談が舞い込んできた。
相手は王位継承権を放棄した妾腹の王子で、宮廷では彼の顔を知っている人間はほとんどいないという、妙な噂ばかり流れるひきこもり人間。
ところが、彼は結婚は望まないと言い放ち、ミューティアに「職業婚」を提案してきたのだ。
相思相愛でもない政略結婚でもない、厄介者同士のおまとめ婚の行く末は……?
※「幻夜の歌姫~」改題しています。
そんな彼女の元へ「ウッジエスト国王子の元に嫁ぐべし」という寝耳に水の縁談が舞い込んできた。
相手は王位継承権を放棄した妾腹の王子で、宮廷では彼の顔を知っている人間はほとんどいないという、妙な噂ばかり流れるひきこもり人間。
ところが、彼は結婚は望まないと言い放ち、ミューティアに「職業婚」を提案してきたのだ。
相思相愛でもない政略結婚でもない、厄介者同士のおまとめ婚の行く末は……?
※「幻夜の歌姫~」改題しています。
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